二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 終焉の楽園【東方】 ( No.4 )
- 日時: 2016/06/19 15:33
- 名前: ゆるトルト (ID: Ouicm1PF)
<第一話〜霊夢>
チュンチュン、と小鳥の囀りが聞こえる。
カーテンの隙間から射し込む光が眩しい。
・・・・どうやらいつの間にか朝になっていたらしい。
私は机へと俯したまま寝ていた。
書きかけの課題が下敷きになっている。
霊夢:んん〜、今は何時よ・・・。
のそのそと鈍りのある動きで起き上がる。
寝起きのせいか、体が重く感じる。
霊夢:・・・・・・・6:21分、か。・・・3時間しか寝てない訳か、そりゃあ眠たくなるわ・・・。
「あー」と唸りながら背伸びをする。
*
此所は『幻想学園』。
幼少中高大と、貫通している学校・・・・・・・だ。
いや、学校では無いかもしれない。
この幻想学園では、<スペルカードルール>という謎のルールがある。
正式には『弾幕ごっこ』だ。
んまぁ、そんな特殊な学校だけど、これといった事は無い。
普通に寮生活だし・・・。
一部は都合でマイホーム暮らしだけどね。
早苗:あの〜、霊夢さん?
霊夢:何?早苗。
訝しげそうに早苗が声を掛ける。
全く、何だって言うんだ。
もっと自信を持って言えば良いのに。
早苗:いえ、ボーっとしてたので。
真顔で早苗が答える。
早苗の真顔は何故か笑えてくる。何故だろう。
魔理沙:ぶっははは!!
早苗:な、ななんですか!?
突然、私の隣に居た魔理沙が笑い出した。
とうとう頭でも狂ったのか。・・・おめでたいわね。
魔理沙:いや〜、早苗の真顔が面白いもんでさぁ〜。
霊夢:何よ、それ・・・・・。
くっくっく、とまだ笑いが収まらないのか、魔理沙は口元を押さえた。
あ〜あ、これは・・・・・・・後で魔理沙怒られるパターンね・・・。
早苗:もぉ〜、何ですかその理由!人の顔で笑わないで下さいよ!!
あ、ごめん早苗。
私も時々・・・早苗の顔を見て笑ってしまうのよ。
*
そんなこんなで、私たちは授業を終えた。
放課後、クラスメイト達は各々の部室へと向かっているようだ。
・・・・・・・・・あ、部活にも特殊なルールがあったわね。
まぁ、小学生も必ず入部すること、らしいけど。
・・・そんな事はどうだって良いわね。
あとは、此所でみんなが来るのを待っているか・・・。
じゃないと、部活が始まらないし・・・ね。
???:おぉい、来たよ〜!!
元気な声を合図に、教室の扉が開かれた。
- Re: 終焉の楽園【東方】 ( No.5 )
- 日時: 2016/06/19 18:03
- 名前: ゆるトルト (ID: Ouicm1PF)
<第一話〜霊夢>
元気な声がした方へと私達三人が顔を向ける。
そこには小さな4人が。
ああ・・・・なんだ、こいし達か。
魔理沙がいつものように明るい声でこう言った。
魔理沙:んなぁ、フラン。なんか言えよ。
フラン:・・・・・。
レミリアやさとりは和気あいあいと楽しそうに勝手に会話をしている。
そんな楽しそうな小学生組だが、一際目立つのがフランだ。
こいしやさとりと喋ることなく、姉であるレミリアの背後に
隠れているだけだ。
・・・・・どうやら彼女は人見知りらしい。
よく見るのは楽しそうにレミリアと話す姿だけだ。
*****
咲夜:失礼します。
アリス:お、お邪魔します・・・・。
霊夢:あら、いらっしゃい。・・・・・あら、幽香は?
見慣れたさんに・・・・二人がやって来た。
一人居ないだけでガラッと雰囲気が変わった様に見える。
咲夜:ミスちゃん、チルノと遊びに行ったわよ?
幽香:誰が遊びに行った、って?
咲夜:あ、イチャイチャか。
*
霊夢:はい、では・・・・・今から探偵部を始めたいと思います。
イエーイ、と誰かが言う。
結局、ミスティア抜きのまま部活を始めることとなった。
霊夢:誰か意見や案はありますか?
毎回思うんだけどさ、小学校で執り行われる学級会みたいなんだけど。
何この低レベルな部活動。
咲夜:はいはーい、七不思議を調べてみたいでーす。
咲夜が満面の笑みで楽しそうに言う。
ふむ、確かに七不思議は良いかも・・・。
結構メジャーだしね。
早苗:確かに良いとは思いますが・・・。七不思議を全部ご存知ですか?
ふむふむ、と書記の早苗が頷きながら質問を投げ掛ける。
なんかマジの学級会みたいなんだけど。
マジなんなのこの部活。
*****
魔理沙:んじゃーさ、七不思議を調べるグループを分けたら決めたらいいんじゃないか?
さとり:例えばどんな感じにですか?
*
そんな感じで順調に会議は進んでいった。
結果的に、魔理沙の案は採用となり、七不思議を調べることになった。
どんなグループになったか、はまだ知らない。
どうやらまだ決まっていないみたい。
七不思議を調べる日は今夜だ。
・・・・あっ、ミスティアに連絡しとかなきゃ。
ーーーーーーーーー
うーん、上手く書けてるかが心配。
二話はホラー回だから、一気に書く量が増えるしね。