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<紅魔郷〜五話>【二章/早苗】

紫さんによると、この異変は特別らしい。
どの様に特別かと言うと、ゲーム構成だから、らしい。

「ゲーム構成...ね」

霊夢さんが考えるような仕草で呟く。
何か引っ掛かる事があるのだろうか.....?
ジーっと霊夢さんを見つめていると、口を開いた。

「確かに、そんな感じはあるわ」
「.........霊夢?」

疑い深く、魔理沙さんが霊夢さんに声を掛ける。
霊夢さんは魔理沙さんを無視し、再び話し始める。
「むっ......」魔理沙さんが不機嫌そうに言うが、ドンマイとしか
言いようが無かった。

「そう言えば、魔理沙が見つけたこの本。...紫なら解けるんじゃないかしら?」
「へぇ〜...強力な魔法が掛かってる。ええ、解けるわ」

興味深そうに本を見つめ、奪い取る様に紫さんは本を取る。
おお....これは、もしかして....解いてくれる感じですかね?
紫さんも大分頼りになるんですねぇ...。

「今、誰か余計な事を思ったでしょう?」
「「.........」」

紫さんの発言で、皆が一斉に目を逸らす。
そんな行動にショックを受けたのか、紫さんが涙目になった。
......なんか罪悪感が生まれる。

「ん〜...まぁ、魔法無力化は時間掛かるから、妖精狩りでもしといたら良いんじゃないかしら?」

又もや紫さんは言うだけ言って、スキマの中へと消えて行った。
はぁ...紫さんって何考えてるか分からないから、
あんまり好きじゃないんですよねぇ.........。

「っと、紫は妖精狩りって言っていたっけ?」
「ああ...。咲夜、妖精狩りするのか?」
「ええ......腕試しに丁度良いじゃない」

咲夜さんはニヤリとしてそう言った。

＊＊＊二章クリア＊＊＊
・設定に［ルーミア］が追加された!
・設定に［八雲　紫］が追加された!
・異変書が更新された!