二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: パラレルワールド-幻想郷 ( No.22 )
- 日時: 2016/06/26 13:54
- 名前: ゆるトルト (ID: Ouicm1PF)
<紅魔郷〜六話>【三章/チルノ】
「あたいは最強なのです!!」
「はぁ?...黙れよクソが」
いつもの様なやり取りを交わす。
あたいはチルノ。最強の妖精だ!!
そして、この口悪いのがあたいを越える強さを誇る!!
大ちゃんだっ!!!
大ちゃんは言葉通り口が悪い。
だけど、その分とっても強くて、頭もいいんだ。
正に、妖精たちの神様!
だから、大ちゃんを敵に回しちゃいけない。
「大ちゃんは強いですよね〜」
「単にチルノが弱いだけだろ?」
あたいはいつしか、敬語キャラになっていた。
...多分、大ちゃんに出会ってからだろう。
そんな気がする、うん。
「んぁ?......向こうから人間達が来てるぞ?」
「え?.......あ、ほ、本当ですね!!」
よくよく目を凝らすと、人間の形が見える。
まだ、誰かは特定出来ない。
もう、湖の霧ってのは、こういう時に迷惑だよね。
「げっ!!逃げるぞ!」
大ちゃんが気まずそうに言う。
え?誰が来たの?そんな事を質問する暇は無く、
大ちゃんが直ぐ様あたいの手を引っ張り、逃げようとした。
しかし、どれだけ足を動かしても前に進めない。
......どうなってんのよ!
一気に頭が混乱。?が頭の中で渦巻く。
「逃がしなんて、するわけ無いでしょう?」
「げ!紅魔館のメイド長!?」
大ちゃんが驚くように言う。
え?何で此処に咲夜が?
疑問が次々と浮かび上がる。
「二匹の妖精狩りかぁ!!興奮するぜ!」
「魔理沙さん、煩いです」
早苗はこんな喋り方だったっけ?
もっと厳つくなかった?
あたいの...記憶違い?
「さぁ、やるわよ!」
「何で博麗の巫女まで居るんですか〜!?」
*****
あたい達妖精は、為す術もなく一生を終えた。
んまぁ、あたい達は妖精だから、復活するんだけどね!!
「流石ね、霊夢達。....チルノ達もそろそろ戻る事でしょう」
「何で紫が居るんです?」
「それに、戻る、とはどういう事だ?」
「ふふ、それは知らなくても_____」
紫さんの回答を聞きながら、あたいは意識を手放した。
否、あたいは聞けてなかったかもしれない。
何だか記憶が曖昧だ、目の前も真っ暗になっ__.......。