二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: パラレルワールド-幻想郷 ( No.3 )
- 日時: 2016/06/25 16:09
- 名前: ゆるトルト (ID: Ouicm1PF)
<紅魔郷〜二話(前編)>【一章/霊夢】
「ごめん、時間掛かった!」
「....遅い」
「ごめんごめんって、霊夢」
あの話し合いとも言えない話し合いの後、魔理沙によって
連れて来られたのは『アリス邸』。
普通ならアリスは家に居る。
まぁ、THE☆インドアって所だろうか。
私達は魔理沙の野暮用により、強制的に連れて来られたのだ。
その上、約四十分、外で待たされた。
私は少々苛立ち気味に言う。
「それで、何か分かったの?」
「はぁ」と息を吐いて魔理沙に話しかける。
咲夜はキョロキョロと辺りを見回している。
咲夜曰く、「何か手掛かりが有るかもしれないから」だそうだ。
「おお!よくぞ、聞いてくれた霊夢!!」
「そういう冗談は間に合ってるので」
魔理沙が少し楽しそうに言うが、早苗が冷酷な声でつっこんだ。
...早苗って意外と冷たいよね。
まぁ、ふざけない限りは優しいし...余り関係ないか。
「つれないなぁ...」
項垂れる様に魔理沙は言うが、早苗が反論するよりも
直ぐに続けてこう言った。
「大きく分けて、二つ有るんだ。外じゃ蒸し暑いから、中に入ろうぜ」
魔理沙の声に促されるがままに、私達はアリスの家に入る。
ガチャリ、と咲夜がドアを閉めたのを確認して、
私は魔理沙に疑問を投げる。
「あら、アリス居ないわね」
キョロキョロと辺りを見回すが、アリスの姿は見当たらなかった。
私の予想からして、珍しく外出中、又は魔法で隠れてるか、だろう。
「んだろ?アリスも異変の例外じゃないって事だ。つまり、黒幕じゃない事が分かる」
「ふぅん、魔理沙にしては考えたわね」
「そうだろ〜?って、『にしては』とはどういう事だ!?咲夜!」
「そのままよ」
咲夜がいつものように魔理沙をからかう。
見慣れた光景なのに、今となっては安心感があった。
きっと、今回の異変が原因だろう。
「それで、二つ目の分かった事、とは?」
「ふふふ...聞いて驚け!異変解決のヒントだ!!」
.....は?
- Re: パラレルワールド-幻想郷 ( No.4 )
- 日時: 2016/06/22 18:11
- 名前: ゆるトルト (ID: Ouicm1PF)
<紅魔郷〜二話(後編)>【第一章】
......は、はい?
魔理沙の言葉に、フリーズしかける。
咲夜や早苗は呆気にとられている。
「とは言っても、謎を解く必要があるみたいだけどな」
「な、謎?」
魔理沙の手にはやけに大きくて分厚い辞書の様な本があった。
とても古びている。
「それ、魔法でも掛かってるんですか?」
早苗が本を指さし、冷静に言う。
見た目は普通の本だ。
普通に開けそうな本。何処に謎が有る?
「ん、大正解!!パチュリーかアリスに聞けば解ける魔法だろうけど」
「あー...パチュリー様とのご対面は無理よ。というか...魔理沙はその魔法、解けないの?」
「出来ない。私にはまだ、それほどの魔力の器が備わってないから」
「.......ふぅん」
私は魔理沙の言葉に小さな声で相槌をうった。
*****
私達は古びた分厚い、問題の本を持ち帰った。
空はいつの間にか綺麗な藍色に染まり、夜も更けようとしている。
.......何だか、眠たくなってきた。
「...今日は皆、神社に泊まって行きなさい」
「「良いの!?」」
追い払うのが面倒だし、何より、夜だから危ない。
皆に言おうとしたけど、眠たくて寝た。
*****
今日は珍しく朝寝坊。
他の三人は既に起きていた。
「霊夢さん、遅いですよ?」
「そうだぜ、いつもは早起きなのになぁ....?」
欠伸をしながら居間に行くと、早苗と魔理沙から
嫌味を朝っぱらから貰う。
「....朝から嫌ね..。....ん?」
嫌味を言うように、憎たらしげに言ってみる。
ふと気になり、咲夜の方に顔を向けた。
「……………!?」
咲夜の様子が可笑しかった。
なんて言うんだろう、何処か焦ってる感じ。
「まさ......れは........の...ざ!?」
咲夜の呟きは、上手く聞き取れなかった。
***一章クリア***
・項目[設定]が増えた!
・設定に[紅 美鈴]が追加された!
・設定に[博麗 霊夢]が追加された!
・設定に[霧雨 魔理沙]が追加された!
・設定に[十六夜 咲夜]が追加された!
・設定に[東風谷 早苗]が追加された!
・項目[持ち物]が増えた!
・持ち物に[古びた本]が追加された!
・項目[異変書]が増えた!
・異変書が更新された!
※これ等の文章は、後に反映されます。