二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 悪ノ王国(悪ノ娘、悪ノ召使などなど) ( No.1 )
- 日時: 2016/06/29 14:19
- 名前: 山田 花 (ID: YtZV6/SZ)
歌の悪ノ娘シリーズを小説にした物です。
〜悪ノ王国〜
〜第一話〜
昔々あるところに悪逆非道をつくした王国がありました。
王国の頂点に君臨しているのは、黄色の髪で背丈は150前後で14歳の女の子だった。
その王女様の片割れには、王女様と同じ顔と髪の色の召使がいました。
王女様は、贅沢し放題で国民の生活が苦しくなるばかりだった。
王女様に逆らう者は、全て殺されました。
そして国民の怒りが頂点に達して革命が起こった。
全ての国民は、革命に手を貸して王女様は、何もできないまま捕えられた。
そして捕えられた次の日の午後三時に教会の鐘が鳴り響くのと同時に処刑された。
こうして一つの国が滅んだ。
でもこの出来事の陰では、誰も知らてない物語があった。
それは、王国が滅んだ日から14年前の山奥にある小さな村から始まる。
教会から礼拝が始まる午前十時に鐘の音が鳴り響いた。
教会の鐘が鳴り響くのと同時に教会の屋根に止まっていた鳩が六羽、空に飛び上がった。
それと同時に教会から少し離れた一軒の家からは、赤ちゃんが生まれた事を知らせる泣き声が聞こえてきた。
赤ちゃんの泣き声が聞こえた家の寝室には、22歳くらいの女性がベッドの上で横になっていた。
女性が横になっていたベットの近くには、二人の男性がいた。
一人の男性は、50歳くらいで白衣を着ていて医者だと言う事が解った。
もう一人の男性は、23歳くらいで男の子と女の子の双子の赤ちゃんを抱き抱えていた。
「良くやった、お前、見ろ双子だぞ」
男性は、ベットで横になっている女性に双子の赤ちゃんを見せた。
「これが私達の赤ちゃんなのですね……
あなた、赤ちゃんの名前は、考えてくれましたか?」
「もちろん考えたよ」
男性は、女の赤ちゃんを女性に抱き抱えさせた。
「この子がお姉ちゃんのリンで……」
男性は、次に男の赤ちゃんを女性に抱き抱えさせた。
「でこの子が弟のレンだ」
「二人とも素敵な名前ですわ。
それに二人とも可愛らしいですわね……」
女性は、薄く微笑みながら双子の赤ちゃんの頬を交互に頬ずりをした。
「きっとこの子達は、将来大物になるぞ」
男性は、嬉しそうに双子の赤ちゃんの頬を突っついた。
この時に生まれた双子の赤ちゃんが滅びた国の運命に大きくかかわって来るとは、誰も思ってもなかった。
