二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 悪ノ王国(悪ノ娘、悪ノ召使などなど)7月13日投稿 ( No.11 )
- 日時: 2016/08/21 19:18
- 名前: 山田 花 (ID: 7uAf8sm0)
リンが気晴らしに何処かに行きたいと我儘を言われたから隣国の緑の国に旅行に行く事になった。
街中を歩いていたらカイトお兄ちゃんを見かけた。
カイトお兄ちゃんは、緑の髪で後ろ髪を二つに束ねていてツインテールをしている18歳くらいの女の子が一緒に歩いていた。
緑の髪の女の子は、僕の視線に気が付くと僕の方を向いて優しく微笑みました。
僕は、緑の髪の女の子の優しげな瞳と笑顔に一目で恋に落ちた。
僕は、緑の髪の女の子から目が離せなくなりました。
「ねえ、レン、あの青髪の男性は、誰かしら……?」
リンは、カイトお兄ちゃんの方を向きながら述べた。
「確か青の国の王子で名前は、カイト様とおっしゃったと思います」
僕は、リンの方を向きながら緑の髪の女の子に見とれていた事を隠すように淡々と話した。
「そう青の国の王子なのね……」
リンは、小さく小声で呟いた。
「レン、カイト王子を私のお城に招待しなさい」
リンは、僕の方を向いてりんと僕を見つめながら僕に命令をした。
「はっ、王女様の仰せのままに」
僕は、右手を自分の胸を触りリンに向かって頭を下げた。
「私は、先に城に戻ってるわよ」
リンは、宿に待たせてる馬車に乗って先に城に戻った。
僕は、リンを馬車の所まで送るとそのままカイトお兄ちゃんを探した。
街の人にカイトお兄ちゃんの居場所を聞き回ってやっとカイトお兄ちゃんの居場所が解った。
カイトお兄ちゃんが宿に戻る夜を見計らってカイトお兄ちゃんが泊まっている宿に向かった。
カイトお兄ちゃんが泊まってる部屋のドアを三回叩いた。
「どうぞ入って良いよ」
「失礼します」
部屋に入るとカイトお兄ちゃんが椅子に座って本を読んでいた。
「久しぶりだね、レン。
黄色の髪の男の子が僕の事を探してるて聞いていたから来ると思っていたよ」
カイトお兄ちゃんが本を机に置いて僕の方を向いた。
「お久しぶりです、カイト様」
僕は、右手を軽く胸で触りカイトお兄ちゃんを見つめた。
「元気そうで何よりだよ。
それで今日は、どんな用事かね?」
「実は、黄色の国のリン王女様がカイト様に会いたがっています。
カイト様、一緒に来ていただけませんか?」
「一緒に行っても構わないよ」
カイトお兄ちゃんは、立つと壁にかかっている時計の方を向いた。
「でも今日は、夜遅いから明日でも構わないかな?」
「解りました、では明日の午前九時にお迎え上がります」
僕は、右手で胸を触りカイトお兄ちゃんに向かって頭を下げてお辞儀をした。
僕は、それから直ぐに部屋を出て行った。
次の日、時間通りにカイトお兄ちゃんを向かいに行った。
そしてカイトお兄ちゃんと一緒に王宮に戻った。
王宮に戻るとリンの待っている王女の間に向かった。
王女の間に入るとリンが王女様が座る椅子に座っていた。
僕とカイトお兄ちゃんは、リンが座っている椅子のそばに近寄った。
「王女様、カイト王子様をお連れてまいりした」
僕は、右手で自分の胸を触りリンに向かって頭を軽く下げてお辞儀をした。
「レン、待ってたわよ」
リンは、嬉しそうに立ち上がるとカイトお兄ちゃんの方に近寄った。
「リン王女様、お招きありがとうございます。
これは、そのお礼です、王女様」
カイトお兄ちゃんは、やんわり微笑みリンの右手の人差し指と中指の爪の方に軽くキスをした。
リンは、キスをされるとほんのり顔を赤くした。
「それで今日は、どのような要件ですか?」
カイトお兄ちゃんは、リンの方に甘いスマイルで優しく微笑みました。
「カイト様に婚約を申し込むわ。
私は、王女ですもの。
カイト様は、王子様で私とつりあいがとれているはずよ」
リンは、顔を赤くして右手をカイトお兄ちゃんの方に向けながら述べた。
「リン王女様、ありがとうございます。
でもすいません、僕には、思い人がいるからリン王女様の思いには、答えられません」
カイトお兄ちゃんは、リンの右手を一瞬触ると直ぐに手を離して少しだけ首を横に振った。
「何ですて!?
この私よりもふさわしい奴って誰よ!!」
リンは、怒ったように自分の腕を組んでカイトお兄ちゃんを睨んだ。
「すいません、誰が好きかリン王女様に教える事は、できません」
カイトお兄ちゃんは、軽く頭を下げると直ぐに頭を上げてすまなそうに述べた。
「もしかして街で一緒に歩いていた緑髪でツインテールをしていたあの女かしら?」
リンは、悔しそうに自分の両手を握り締めて鋭い瞳でカイトお兄ちゃんを睨んだ。
「その質問に答える事は、出来ません。
要件がそれだけでしたら僕は、これで失礼します」
「待ちなさい、カイト王子!」
カイトお兄ちゃんは、頭を下げるとリンの呼び止める声を無視して部屋を出て行った。
「き〜〜〜〜〜〜あの女、許さないわよ!」
リンは、ハンカチを噛んで悔しがるとレンの方を向いた。
「レン、命令よ。
あの女を殺しなさい。
殺すまで王宮に戻る事を許さないわよ。
良いわね、レン!」
リンは、僕に奴当たりするように僕を睨んで述べた。
あまりにも馬鹿げた命令だったから僕は、反論しようとした。
でもリンが辛そうに僕から一瞬視線を逸らした。
それを見てリンが本当は、辛いのだと解って何も言えなくなった。
リンは、子供の時からカイトお兄ちゃんの事が好きでそれなのに再会したら他の女性が好きになっていたんだから当たり前だと思った。
僕は、リンの苦しみが少しでも和らげるならリンの願いを叶える事にした。