二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 悪ノ王国(悪ノ娘、悪ノ召使などなど)6月29日投稿 ( No.4 )
- 日時: 2016/07/08 17:51
- 名前: 山田 花 (ID: X/p7BtY7)
歌の悪ノ娘シリーズを小説にした物です。
〜悪ノ王国〜
〜第二話〜
レンやリンがカイトと出会って一日がたった。
物語は、カイトに出会った次の日のお昼過ぎから始まる。
「レン、リン、お使いを頼みたいのだけれどもお願いできないかな?」
レンのお母さんは、台所からリビングに戻ってくるとレンとリンの方に話しかけた。
「え〜〜〜お使い?
めんどくさいよ……」
リンは、人形遊びの手を止めて不服そうにリンのお母さんを見つめた。
「もうリンたら……
レンは、お使いに行っても良いですよ」
レンは、リンの不服そうな態度を見つめながらため息を吐くと直ぐにレンのお母さんの方を向いた。
「本当に?
ありがとう、レン、姉のリンとは、大違いね」
リンのお母さんは、リンの方を向くと少しだけため息を吐いた。
「悪かったわね。
どうせリンは、できの悪い娘よ」
リンは、不機嫌そうにリンのお母さんに反論すると部屋を走って出て行った。
「待って、リン!」
レンは、リンを走って追いかけて部屋を出て行った。
リンは、リンのお母さんの態度にむしゃくしゃしてそのまま村の外まで走って出て行っていた。
そして気づくと森の中だった。
「いけない、森に一人で入るなって言われてたのに……」
リンは、不安そうに森の中を見渡しながら歩いた。
「お嬢ちゃん、こんな所でどうしたんだい?」
リンは、声がした方を振り向くと17歳くらいの痩せ細った男がうっさん臭い表情を浮かべながら立っていた。
リンは、茫然と男性を見つめた。
「森の中で女の子一人は、危ないよ。
僕が街まで送ってあげよう」
男性は、リンの手を握ろうとした。
「ッ!?」
リンは、男性の雰囲気に危機感を感じて男性の手を拒否するように振り払った。
「一人で村には、帰れるから良いです」
リンは、男性から距離をとりくるって後ろを向いて走って逃げようとした。
でも木の陰から23歳くらいの太った男性が現れた。
「何処に行くんだい?
大人の親切は、素直に受ける物だよ」
「っ!?」
リンは、太った男性を避けるように右の森の中に逃げようとした。
でも木の陰に隠れていた20歳くらいの小柄の男性がリンの腕を掴んだ。
「逃がさないよ、お嬢ちゃん」
「嫌、離して!!」
リンは、逃げようと体全体を使って暴れて逃げようとした。
「おい、口をふさげ!!」
痩せ細った男性にリンは、布で口をふさがれた
「んん……!?」
リンは、太った男性に抱き抱えられた。
でもその拍子にリンのポケットからリンのお気に入りのハンカチが地面に落ちた。
リンは、袋に詰めれて男性達のアジトに連れてこられた。
その頃レンは、リンを探して村の中を走り回っていた。
レンは、リンがよく行く噴水広場の前を通るとリンに優しくしてくれたお婆ちゃんがベンチで座っていた
「お婆ちゃん、こんばんは」
レンは、お婆ちゃんに近寄ると話しかけた。
「ええ、こんばんわ、レン君。
急いでるみたいだけれどもどうかしたのかい?」
お婆ちゃんは、顔をあげるとレンの方を向いて話しかけた。
「そうでした。
実は、リンがお母さんと喧嘩して家を飛び出したんです。
お婆ちゃん、リンを見ませんでしたか?」
「リンちゃんかい……?」
お婆ちゃんは、リンの名前を繰り返すと少し首を傾げた。
「確かリンちゃんなら東の森の方に走って行ったのを見たよ」
お婆ちゃんは、杖を掴むとリンを見かけた時の事を思い出しながら述べた。
「本当にリンを見たのですね。
教えていただいてありがとうございます」
レンは、お婆ちゃんに頭を下げてお礼を言った。
お婆ちゃんに教えてもらった東の森に向かった。
「リンは、何処に行ったのかな……?」
レンは、森に入ると周りを見渡しながら早歩きで森の中を進んだ。
森の中を進むと地面に一枚のハンカチが落ちていた。
レンは、落ちているハンカチを拾い上げるとじっくりとハンカチを見つめた。
ハンカチには、兎の顔が刺繍していた。
「これは、お母さんがリンの為に刺繍したハンカチだよね……
まさかリンの身に何かあったんじゃ!?」
レンは、-助けを呼びに村に戻った。
村に戻るとレンの家に向かおうとすると後ろから誰かに話しかけられた。
「レン、そんなに急いでどうしたんだい?」
レンは、声がした方を振り向くとカイトが立っていた。
「カイトお兄ちゃん……?」
レンは、カイトの顔を見ると安心したように目から涙が流れた。
「いきなり泣いてどうしたの?
良かったら何があったのか教えてくれるかな?」
カイトは、レンの泣き顔を見て慌ててレンに近寄るとレンを落ち着かせるように優しくレンの肩を触った。
「リンが居なくなったんです……
森の中にリンの大切にしていたハンカチが落ちていたんです。
お気に入りのハンカチをリンが落とすわけないんです。
きっとリンの身に何かあったに決まってます。
お願いします、カイトお兄ちゃん、リンを助けてください!」
レンは、哀願するように涙を流しながらカイトを見つめカイトの腕を掴んだ。
「盗賊の仕業か……」
カイトは、口元を押さえて考え込むと直ぐにレンの方を向いた・
「大丈夫だよ、レン。
リンは、必ず助け出すから僕を信じてくれないかな?」
カイトは、レンの肩を触りレンを言い聞かせるように優しくお願いをした。
「本当にリンを助けてくれるのですか?」
レンは、嬉しそうにカイトの顔を見上げた。
「うん、もちろんだよ、レン。
それに盗賊のアジトの場所の見当は、ついているからね」
「ありがとうございます、カイトお兄ちゃん」
レンは、カイトに頭を下げた。
「それでは、リンの救出作戦と行こうかね。
それには、まず僕の泊まってる宿に行こう。
話しは、それからだ」
「はい、解りました」
レンとカイトは、カイトが泊まってる宿に向かった。
それからしばらく時間が立って盗賊のアジトの小屋の中では、リンが閉じ込められていた。
「リンが居なくなってお母さんもレンも心配してるよね。
リンは、これからどうなるのかな……」
リンは、これからの事を考えて辛そうに俯いた。
リンが俯いたのと同時に部屋の扉が開くとリンを誘拐した三人組の男性が部屋に入ってきた。
「気分は、どうかな?」
小柄の男性がリンに右手を差し出してリンの腕を掴もうとした。。
「誘拐されて気分が良い訳ないでしょう。
お願いだからリンを家に帰してよ!!」
リンは、小柄の男性が差し出した右手を両手で叩いて避けると男性から距離をとり小柄の男性を睨んだ。
「相変わらず強気だね。
そんなに元気があるのならおじさんと遊んでよ」
小柄の男性は、いやらしい眼差しでリンのスカートを見つめた。
「ひっ!?
助けて、お父さん、お母さん、レン!!」
リンは、涙目になりながら男性を避けて扉の方に向かって走った。
「何処に行くつもりだい?」
小柄の男性は、後ろからリンの髪を掴んだ。
「痛っ!?
嫌、離して、誰か助けて!!」
「ここは、山奥だから誰も助けに来ないよ」
「そんな……」
リンは、絶望に打ちひさがれるとリンは、小柄の男性に押し倒された。
「きゃっ!?」
リンの頭の中にカイトの顔が浮かんだ。
「助けてよ、カイト!!」
リンは、カイトの事を思いながら大声を出してカイトに助けを呼んだ。
リンの助けに答えるように誰かが窓のガラスを割って入ってきた。
リンは、入ってきた人物を見て嬉しくて涙が流れた。
「カイト……」
「お前は、誰だよ!!」
カイトは、小柄の男性を睨んだ。
小柄の男性は、ナイフをカイトに向けた。
カイトは、剣を鞘に納めたまま小柄の男性に剣を向けた。
「死ねや〜〜〜〜〜〜!!」
小柄の男性は、ナイフでカイトの腹を刺そうとした。
でもカイトは、小柄の男性のナイフを右に避けると小柄の男性の肩を剣で殴った。
「ぐあっ!?」
小柄の男性は、苦しそうに倒れ込んだ。
「てめえ、何しやがる!!」
「たたんでしまえ!!」
痩せ細って背の高い男性は、両手に斧を握り締めた。
太った男性は、両手に大剣を握り締めた。
カイトは、気を引き締めるように剣を右手で握りしめて二人の男性を睨んだ。
