二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.19 )
日時: 2016/07/18 23:11
名前: いっちゃん (ID: vlOajkQO)

プロローグ5
乙女の神と騎士

神界・イシターの神殿

ワルキューレ「イシター様、乙女の騎士ワルキューレ、ただいま到着しました。クリノとサビーヌも一緒です。」
イシター「よく来てくれました、ワルキューレ。そしてクリノとサビーヌも。」
クリノ「オイラ達は、ワルキューレ様のお供ですから。」
サビーヌ「ま、イシター様に呼ばれたら逆らえないしな。」

ワルキューレ「それで、用件は一体…」
イシター「実は、何者かの手によって、再び次元の壁が崩壊しかけているのです。」
ク&サ「!」ワルキューレ「では、また…」
イシター「はい、世界が再び、融合してしまう危機に瀕しています。」
クリノ「一体、何の為に…」
サビーヌ「理由なんてどうだっていいさ。俺達で食い止めればいいんだ。」
ワルキューレ「その通りですね、サビーヌ。それで、私達はどこに向かえばいいのですか?」

イシター「あなた達には、これから『幻想郷』という世界に行ってもらいます。」
サビーヌ「『幻想郷』?聞いたことないな…」
クリノ「『幻想界』と何か違うのですか?」
ワルキューレ「確か…『全てに忘れられた者達が集う世界』と、聞いたことがありますが…」
イシター「はい、そしてその幻想郷に、何かの『力』が集まっているのです。」

ワルキューレ「力?」
イシター「何か、とてつもなく邪悪な…『あの時』と同じような力が…」
クリノ「まさか…!」
サビーヌ「ちょっと待て、『あいつ』は、零児達が、『時の狭間』に封印したよな?」
ワルキューレ「ええ。そして今まで、その封印は弱まっていません。」
クリノ「なら、その『力』とは一体…」
イシター「それを確かめる為にあなた達に、幻想郷に行ってもらいたいのです、ワルキューレ。」
ワルキューレ「はい。必ずや、その『力』の正体つきとめてみせます。」
イシター「よろしく頼みます。幻想郷には、私の名を知る者が二人います。今からそこに送るので、その二人に協力してもらうといいでしょう。」

サビーヌ「『幻想郷』…はじめてて行くところだろうな。」
クリノ「どんなところなんだろう…少し、楽しみだよ。」
ワルキューレ「それでは、行って参ります。」
イシター「どうか、お気をつけて…」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.20 )
日時: 2016/07/19 00:47
名前: いっちゃん (ID: vlOajkQO)

幻想郷・守矢神社

?「神奈子様、諏訪子様、どうしたんですか、その方々は…」
諏訪子「おー、ちょうどいいところに来たね。」
神奈子「ワルキューレ、こいつが幻想入りしてここに来た、東風谷早苗だ。」
ワルキューレ「早苗さん、ですか。初めまして。女神イシターの遣い、ワルキューレと申します。こちらは、お供のクリノとサビーヌです。」
早苗「女神…イシター?」
神奈子「早苗が知らないのも無理はないか。」
諏訪子「簡単に言うと、こことも外の世界とも違う、異世界の女神だよ。」

どうやら、この人達は、二人の客人らしい。私が住んでた世界や、幻想郷とは違う世界があるなんて、びっくりした。でも、私の視線は、常に一方向に向いていた。

クリノ「えっと、早苗さん…だっけ、なんでオイラの方ばかり見てるの?」
早苗「え?あぁ、えっと、なんか、常識にとらわれちゃいけないなって思って…」
サビーヌ「そういうことか。」
ワルキューレ「無理もない…のでしょうか?」
クリノ「まさか…オイラの姿がみんなと全く違うからってこと!?」
神奈子&諏訪子「そういうこと。」
早苗「まず人間じゃないですよね…」
クリノ「うぅ…久しぶりに傷ついた…」

神奈子「なるほど、それで私達のところに来たってことね。」
諏訪子「まあ、前から何か感じてはいたけどね。幻想郷と外の世界の間の結界も弱くなってたし。」
早苗「あなた達の言う謎の『力』…興味深いですね。」
ワルキューレ「では…」
早苗「ええ。守矢神社総出で協力させて頂きます。いいですよね、神奈子様、諏訪子様。」
神奈子「異論はないよ。」
諏訪子「いつの間にあんたが仕切ってるのさ。」
ワルキューレ「とはいえ、感謝します、早苗さん。」

?「あ〜ら、随分といい雰囲気になってるじゃない?」
一同「!?」
クリノ「この声は…!」
サビーヌ「ああ、間違いないな。」
ワルキューレ「あなたが何故、ここにいるのですか…沙夜さん!」

すると、どこからともなく現れたのは、あられもない格好をした、白髪の女の人だった。

沙夜「ふふ、坊やみたいなことを言うのねぇ、乙女の騎士さん。」
早苗「ワルキューレさん、知り合いなんですか?」
ワルキューレ「はい。以前戦ったことがあります。」
サビーヌ「この件、やっぱりお前らが絡んでたみたいだな。
クリノ「『逢魔』…一体何を企んでいるんだ!」
沙夜「それを、簡単に教えると思う?」

沙夜という人は、しきりにこちらを挑発してくる。

神奈子「要するに、力ずくってことか。」
諏訪子「あたし達に挑もうっての?」
沙夜「そうね、これじゃ足りなかったかしら?」

沙夜が指を鳴らすと、とんでもない数の軍勢がどこからか、集まって来た。

サビーヌ「十分多いだろ」
クリノ「多勢に無勢はこっちだったのか。…くっ」
ワルキューレ「クリノ、サビーヌ、下がってください、ここは私が!」
早苗「私も、一緒に戦います、ワルキューレさん!」
沙夜「やるのかしら?じゃ、始めましょうか。」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.21 )
日時: 2016/07/26 20:04
名前: いっちゃん (ID: vlOajkQO)

あの沙夜とかいう人、なんて強さなの!?ワルキューレさんが積極的に攻めていってるのに、私の弾幕まで全部、軽くあしらってる!
ワルキューレ「はぁ、はぁ…そんな…」
早苗「ぜ、全然、当たらない…」
沙夜「あん、二人がかりでその程度なのかしら?」
早苗「くぅ…『白昼の客星』!」

沙夜「はい、全部ハズレ。」
ワルキューレ「あれだけ濃い弾幕なのに、当たらないなんて…」
沙夜「それじゃあ、そろそろこっちからしかけましょうか。」
早苗&ワル「!」

すぐさま、何が起こってもいいよう、警戒する。だけど…

沙夜「案外、隙だらけなのよねぇ、あなた。」
早苗「え!?」
沙夜「ちょいなっ!」早苗「きゃああっ!」
沙夜「ふふ、『居合三連』。」
ワルキューレ「そんな…!早苗さん!」
諏訪子「早苗!しっかりして!」
早苗「うぅ…皆さん…」
神奈子「よくも早苗を…」
沙夜「まぁ、恐い。敵討ちでもされない内に逃げましょうか。」
クリノ「待てっ!」
サビーヌ「クリノ、深追いするな!」
諏訪子「そうだよ!まずは周りの敵を!」
神奈子「…クッ!」

結局、周りの敵は倒し終わったけど、沙夜という女性は逃がしてしまった。

この異変の黒幕の候補として挙がった、沙夜という女性は、とてつもない実力者だった。彼女の目的は、狙いは、一体何なんだろう…

To be continued…