二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.28 )
日時: 2016/07/31 16:09
名前: いっちゃん (ID: aVnYacR3)

幻想郷・博麗神社

博麗神社で、俺達はこの世界の異変解決を試みた。だが…

小牟「そもそも、アテはあるのか?」

そう。黒幕の手掛かりも、どこへ行けばいいかも分からない。分かるはずがない

魔理沙「それを今から探しに行くんだろ?それじゃ、行くぜ!」

そういうと魔理沙は、箒にまたがり、空を飛ぼうとした。慌てて霊夢が止める。

霊夢「やめときなさい、魔理沙。」

魔理沙「なんで止めるんだよ!?」

零児「お前な、俺達をおいて行くつもりか?」

小牟「わしらが、空飛べるわけないじゃろ!」

魔理沙「あ!そうだったっけ。」


霊夢「アテは、一応あるわ。少なくとも、こんな事件があって、黙っちゃいないヤツがいるの。」

小牟「成る程。もしそやつが犯人ならば、そのまま倒せばいいし、違っても、仲間にすればいい、というわけじゃな?」

霊夢「そういうこと。確かあそこには、白玉楼から行けたはずよ。」

零児「なら、目的地はとりあえずその『白玉楼』でいいんだな?」

魔理沙「んじゃ、早速行かないとな!案内するぜ!」

零児「徒歩で頼むぞ。」

魔理沙「分かってるって!」

二人の案内のもと、「白玉楼」という場所に向かう俺達。とある道で、誰かが駆け寄ってきた。

?「霊夢、か? いや、誰だっていい!助けてくれ! 人里が、襲われているんだ!」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.29 )
日時: 2016/07/31 16:13
名前: いっちゃん (ID: aVnYacR3)

魔理沙「慧音!? 人里が襲われてるって、ホントか!?」

慧音「ああ… 何人かが抵抗してはいるんだが、数が多くてな… このままじゃ…!」

零児「一体何があったんだ?」

魔理沙「この先にある人里が、襲撃されたっていうんだ。」

霊夢「慧音でも敵わないなんて… 相手は一体…」

慧音「…妹紅だ。」 霊夢&魔理沙「!?」

慧音という女が口にした、「妹紅」という名前。それを聞いた二人は、驚きを隠せないみたいだ。

霊夢「それ、本当なの!?」

魔理沙「あいつがそんな事するわけが…」

慧音「正確に言えば、襲撃してきた魔物の群れの中を、あいつが平然と歩いていたんだ。誰が見たって、妹紅が犯人としか思えないだろ? 私も信じたくはないが…」

小牟「何か、ただ事ではない雰囲気を感じるのぅ。」

零児「俺達に時間はあまりないが、どうせ通り道なら行こう。もしかしたら…」

霊夢「もしかしたら?」

零児「『抵抗している人』が、俺達と同じ外の世界の人間かもしれん。」

魔理沙「そっか! じゃ、そいつのためにも、早く行かないとな!」

零児「ああ。慧音、だったか。案内してくれ。」

慧音「誰だかしらないが… 礼を言う。」

幻想郷・人里

少女「いやああああああああ!!」

魔物「美味シソウ… 食べラレルカナ?」

魔物2「待ッテ〜!」

少女「助けてえええええええええ!!」

?「おらぁ!」


男「大丈夫か?」

少女「は、はい… あ、ありがとうございます!」

男「礼はいい。それより、ここは危険だ。早くあっちに逃げるんだ!」


男「まったく… どこから沸いて出てくるんだ、この魔物は? あの時、マンホールの中で見たのと同じ種類のようだが…」

男2「桐生ちゃん、こりゃキリないで! 倒しても倒しても出てくるやんけ!」

桐生「ああ。せめて、魔物達がどこから出てくるか、ぐらいは知りたいな、真島の兄さん。」

真島「せやな。それさえ分かれば早いんやけど…」


男3「これは! ひどいことになってますね〜…」

女「魔物みたいなのもいますし、一体何があったんでしょう?」

真島「なんや? 民間人かいな?」

桐生「ここは危険だ! 俺達に任せて、早く逃げるんだ!」

女「お心遣い、感謝します。ですが、避難するわけにはいきません!」

真島「なんでや! 死にたいんか!」

男3「こんな大変な時こそ、ヒーローの出番ですからね… はああっ、変身!」

女「変身!」



次回、第1章のタイトル出します!
できるだけ原作に雰囲気似せようと思って…
この先も、同じようなことがあると思うので注意して下さい!

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.30 )
日時: 2016/07/31 16:17
名前: いっちゃん (ID: aVnYacR3)

第1章
バトル・ミュージカル in 幻想郷

(※桐生視点)
男女「変身!」 桐生&真島「!?」

二人がそう叫ぶと、まばゆい光が二人を包んだ。
そして、そこには…

ベラボーマン「ベラボーマン、参上!」

ワンダーモモ「ワンダーモモ、参上!」

真島「なんや!? ホンマに変身しおった!」

桐生「まるで特撮や舞台のヒーロー… ん? アンタ今、『ワンダーモモ』って言ったか?」

ワンダーモモ「は、はい、言いましたけど…」

真島「あっ!『ワンダーモモ』言うたら、ナムコシアターのミュージカルの主役やんけ!」


そう、「ワンダーモモ」とは、ナムコシアターで上演されている、ミュージカル・ショーだ。一時期、渋谷が閉鎖されたせいで、しばらく休演していたらしいが、今はちゃんと公演再開している。

ワンダーモモ「見てくれてるんですか!?」

真島「ってことは、アンタは…」

桐生「ヒーローの正体は、そんな簡単に暴くもんじゃないぜ、真島の兄さん。」

まあ、見当はついてるがな。

ワンダーモモ「絶対バレてますよね。(小声)」

ベラボーマン「まあ、桃さんは有名人ですからね。(小声)」


ベラボーマン「それより、一刻も早く、この事件の原因をつきとめないといけませんね。」

桐生「ああ、急がないとな…!」

真島「モモちゃん、挟み撃ちされとるで!」

ワンダーモモ「おあつらえ向きにでて来ましたね!いきます! 開脚ダブルキ〜ック!」

ワンダーモモの蹴りが炸裂し、左右から挟み撃ちしようとしていた魔物2体がのけ反る。間髪入れずベラボーマンが魔物にパンチを叩き込む。

ベラボーマン「今です、桃さん!」

ワンダーモモ「はい! 必殺、ワンダータイフーン!」

ワンダーモモが独楽のように回転して竜巻を飛ばし、左右の魔物達に攻撃する。断末魔をあげながら吹っ飛んでいった魔物は、上空で爆発した。

真島「ひょ〜! ホンマのミュージカル見とる気分やったで!」

ワンダーモモ「ふふっ、どうもありがとうございます!」

桐生「さてと…それで、黒幕はあいつか?」

ベラボーマン「そのようですね。」

そこには、白い髪の、赤い服を着た女が、気の抜けたように立っていた。あの女の纏うオーラは、見覚えがある。

桐生「『サイコパワー』か。」

真島「ってことは、ベガやな。」

ワンダーモモ「え? ベガ!?」

ベラボーマン「ベガを知っているんですか?お二人とも。」

桐生「ああ、以前戦ったことがあってな。」

真島「あの時、きっちり落とし前つけたと思うてたけど、まだ懲りてへんみたいやな。」

ワンダーモモ「私達も、そのベガと戦ったんです!」

ベラボーマン「あの時死んだと思っていましたが… あ、私達がトドメをさしたわけではないですからね!」

女「帰ら… ないと… あいつの…… 所に…」

声「妹紅!」

女を挟んで向こう側から声が聞こえたと思うと、集団が走って来た。その中には、見覚えのある顔がいる。

桐生「零児! お前もこっちに来ていたのか!」

真島「ホンマに、久しぶりやのぅ! 零児。それに小牟ちゃ〜ん。」

小牟「『ちゃん』付けすな!」

ベラボーマン「やはり、来ていると思ってましたよ。二人とも。」

ワンダーモモ「ところで、その人達は、味方ですか?」

零児「ああ、俺達の仲間だ。詳しい説明は後にしよう。」

小牟「久しぶりの再会を懐かしむ時間もないんじゃのぅ。」

ワンダーモモ「あの人、洗脳されてますから、気を付けて!」

小牟「見れば分かるわ!… 洗脳がかなり弱くなっていることもな。」

零児「何があったかは知らんが、チャンスだ!このまま一気に行くぞ!」

?「あ〜! やっと見つけた。」

一同「!?」

?「こんな所で何ボサッとしてるの? とっとと行こうよ。」

桐生「はぁ… ここにきてコイツが出るか…」

真島「センセの気持ち、分かるかもしれんわ。」

零児「何しに来た、バレッタ。」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.31 )
日時: 2016/07/31 16:21
名前: いっちゃん (ID: aVnYacR3)

(※霊夢視点)

私達の前に現れた赤ずきん、バレッタは、妹紅を連れて行こうとしていた。

バレッタ「何しにって?決まってるじゃない。この子を連れ戻して… ついでにお前らもぶっ殺すんだよ!」

ワンダーモモ「え? ええ!?」

霊夢「じ、人格が変わった!?」

魔理沙「赤ずきんのキャラ崩壊してるだろ!」

零児「こういうヤツだ、コイツは。」

バレッタ「あはっ。よく分かってるじゃない。」

急なキャラの変貌に慣れているのか、全く動じない零児達、ある意味すごいわね。

霊夢「それより、妹紅をどうするつもりなのよ!」

ワンダーモモ「雇い主は、やっぱりベガなんですね!」

魔理沙「お前なんかに、連れていかせはしないぜ!」

妹紅「けい…ね……」

慧音「! 妹紅!」

バレッタ「いっけな〜い! 洗脳が解けてきちゃった!?」

ベラボーマン「チャンス、到来ですね!」

零児「ああ、一気に畳み掛けるぞ!」

バレッタ「もたもたしてられないのに〜! テメーらソッコーで殺してやるよ!」


バレッタ「来い、サイドアーム!」

バレッタがそう言うと、機械の人形のような物が2体ほど彼女のそばに来て、銃を構える。狙いは…

魔理沙「げ! あたしかよ!」

バレッタ「行くぜ、『クール・ハンティング』!」

魔理沙「負けるか!『マスタースパーク』!」

ビームとビームがぶつかり会う。威力はほぼ同じみたいだ。

零児「魔理沙には済まないが、俺達は妹紅だ!」

慧音「妹紅の洗脳さえ解ければ、こっちのものだ!」

霊夢「妹紅ごめん!『封魔陣』!」

妹紅「……!」

小牟「だ、大丈夫なんか?」

霊夢「た、多分… ちゃんと手加減したわよ!」

妹紅「うぅ…」

ベラボーマン「目が覚めましたか?」

妹紅「私は、何を…」

慧音「妹紅! 戻って良かった…」

魔理沙「へへっ、いい所ばかり持っていきやがって!」

バレッタ「…チッ。」

魔理沙「うわっ!とと… いきなりやめるなよ!」

バレッタ「必ず全員殺す! 顔は覚えたからな!」

小牟「また、あやつに付きまとわれるのか…」

零児「とんだ災難だな。」

霊夢「中村等と、神田桃ね。名前は覚えたわ。これから宜しく。」

魔理沙「桐生に真島か、よろしくな!」

中村ベラボーマン「はい、こちらこそ。」

神田ワンダーモモ「よろしくお願いします!」

桐生「ああ、こちらこそな。」

真島「これからも宜しゅうな!」

慧音「妹紅、一体何があったんだ?」

妹紅「実はな、永遠亭に向かおうと、迷いの竹林を歩いていたんだ。そしたら、赤い服の男に会って…」

真島「首掴まれて洗脳、というわけやな。」

妹紅「…確かに洗脳されていたかもしれないけど、首は掴まれてない。」

零児「とにかく、竹林で洗脳されたというわけか。」

小牟「竹林に行く必要もあるのぅ。」

霊夢「そうね。第2、第3の妹紅を出すわけにはいかないしね。」

魔理沙「んじゃ、次は竹林だな!」

零児「ちょっと待て。俺達『白玉楼』に向かっているんだぞ。」

中村「ですが、私達のように、ここに飛ばされて来た仲間に会えるかもしれませんよ。」

桐生「確かにその可能性はあるな。」

小牟「仲間がいるに越したことはないからのぅ。」

妹紅「私からも、お願いだ。ウドンゲ達に謝りたい。」

零児「ああ。寄り道はあまりしたくないが、準備が整っていない状態で黒幕の所に行っても、返り討ちになるからな。」

霊夢「それじゃ行きましょう、白玉楼の前に、永遠亭に。」

To be continued…