二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.78 )
日時: 2016/08/05 18:25
名前: いっちゃん (ID: YLB79TML)

第5章
fighters never die


ピット「くそぅ…」

幸村「これは、一体…」

正邪「おいおい、どうしたんだよ。」

レイ「くっ…」

霊夢「アイツ、あんなに強かったかしら?」

何故か攻撃できない。アイツ…正邪の能力だろうな。

霊夢の話によれば、「何でもひっくり返す程度の能力」を持つらしい。

遠距離戦では「弾が進む向き」を、近距離戦では「こちらが進む向き」をひっくり返し、逆にこちらが被害を受ける。

ベガは、余裕と言わんばかりに、その場から動かず、笑みを浮かべている。

桐生「ベガのヤツ…」

魔理沙「でも、これじゃ、攻撃ができないぜ!」

鳴上「どうすれば…」

ドガァン!

正邪「なっ!?」 ベガ「ぬ!?」

突然、轟音と共に壁が砕ける。そして…

チルノ「凍符『氷結波動拳』!」

正邪「ちっ!」 ベガ「ふん!」

放たれた攻撃を、難なくかわす二人。だが、続けて何人か部屋に入って来た。

大妖精「それ、新しいスペルカード?」

絢斗「ネーミングセンス、無さすぎ。」

チルノ「い、いいじゃん! 師匠直伝だよ!」

リュウ「だが、氷の波動拳か。いいんじゃないか?」

ケン「灼熱、真空、電刃、それに氷結か。種類が増えていく一方だな。」

美鈴「レミリア様! フランドール様! ご無事でしたか!」

咲夜「美鈴!? まさかあなた、助けを呼びに?」

美鈴「え、ええ、まあ、そんな所です、はい。(本当は、この人達が、勝手に紅魔館に向かったんだけど…)」

咲夜「そ、そうなのね…(美鈴って、こんなに優秀だったかしら?)」

霊夢「チルノ!? 大妖精もいるじゃない!」

零児「リュウ! ケン! お前達も来ていたのか!」

レイ「絢斗じゃねぇか! 合流できて良かった!」

絢斗「まだいるぞ。魔理沙の知り合いだそうだ。」

魔理沙「あたしの?」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.79 )
日時: 2016/08/05 18:50
名前: いっちゃん (ID: YLB79TML)

霊夜「姉さん、大丈夫!?」

恭弥「魔理沙ぁ、無事か!?」

魔理沙「霊夜!? それに、兄さんも!」

小牟「魔理沙、お主、兄弟いたんじゃな。」

霊夢「確か、霊夜と、恭弥、だったっけ?」

霊夜「ああ。霧雨霊夜だ、よろしくな!」

恭弥「霧雨恭弥だ! 忘れたらぶっ○すぞ!」


ちょっと休憩します…

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.80 )
日時: 2016/08/06 14:16
名前: いっちゃん (ID: LHB2R4qF)

ベガ「まさか、こんな所で会えるとはな。」

リュウ「ああ。俺も思っていなかったさ、ベガ。」

ケン「何度倒されりゃ、気が済むんだかな。」

風見「あの格闘家みたいな人達は、仲間でいいんですよね?」

小牟「うむ。あやつらは、ベガの宿敵じゃからのぅ。」

リュウ「ベガは俺達にやらせてくれ。」

ケン「これは、俺達の戦いだからな。」

零児「ああ。勿論だ。」

霊夢「邪魔はしないわ。」

正邪「なめてもらっちゃ、困るな。攻撃できないの、忘れたか?」

恭弥「やってみねぇと分かんねぇだろうが! 黒刃『スペットル・ブラッティ』!」

正邪「くそっ!」

恭弥という人物が弾幕を放つ。それを正邪は、返さずに避けた。

小牟「ん? 返って来んぞ? まさか、ハッタリか?」

零児「能力を使えば、楽に返せる。それをしないということは、アイツは今、能力が使えないということか。」

恭弥「俺の能力は、『能力を停止させる程度の能力』だ! どんな能力持っていようが関係ねぇ!」

レイ「だからチルノの攻撃を返さなかったのか!」

小牟「チート過ぎるじゃろ!」

確かに、「氷結波動拳」とかいう技を、正邪はかわしていた。

魔理沙「恭弥が来てくれて、本当に助かったぜ!」

霊夢「攻撃できるなら、こっちのものね!」

正邪「うぐぐ… やられてたまるか!」

霊夢「逃がさない!『弾幕結界』!」

魔理沙「決めろ、霊夜!」

霊夜「ああ! 焔符『フレイムカリバー』!」

正邪「うわあああっ!」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.81 )
日時: 2016/08/08 18:21
名前: いっちゃん (ID: YLB79TML)

ケン「ぐっ!」

リュウ「ケン!」

ベガ「貴様に用は無い。引っ込んでいろ。」

ケン「畜生…!」

リュウ (ベガ… さらに力が増している… だが! 負けるわけにはいかない!) 「かかって来い!」

ベガ「さあ、お前の力ももらうぞ、リュウ!」

チルノ「ちょっと待った〜!」

リュウ「チルノ!?」

チルノ「師匠に手は出させないよ! 氷符『アイシクルフォール』!」

ベガ「ぬうっ!?」

チルノの攻撃はあっさり避けられるが、足が床もろとも凍り、ベガの動きが止まった。

その隙を、俺達は逃さない。

ケン「ファインプレーだぜ、チルノ! 紅蓮旋風脚!」

ベガ「ぐあっ!」

ケン「リュウ、決めろ!」

リュウ「ああ! 灼熱!」



リュウ (俺はもう、迷わない!) 「滅・波動拳!」

ベガ「ぬうあああっ!」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.82 )
日時: 2016/08/08 18:59
名前: いっちゃん (ID: YLB79TML)

正邪「ちぃ…」

ベガ「ぬう…」

リュウ達と魔理沙の兄弟に倒され、床に崩れ落ちているベガと正邪。

霊夢「観念しなさい!」

零児「それとも、まだ戦うか?」

ベガ「悪いが、まだ倒れるわけにはいかんのでな。また会おう、記憶の無い小僧。」

風見「!?」

正邪「おいおい、あたしを置いて行くなよ〜!」

魔理沙「逃がすか!」

魔理沙が突っ込むが、一瞬早く逃げられてしまった。

妹紅「くそっ!」

咲夜「ベガ…」

霊夢「まあまあ、落ち着きなさいよ。倒せはしなかったけど、退けただけ良いと思わない?」

レミリア「とりあえず、紅魔館を取り戻せたしね。」

レオン「妖精メイドとかいうヤツらの洗脳も、だんだん解けていくだろう。」

魔理沙「一件落着だな。」

ブルース「…まだ、終わってないぜ。」

霊夢「ぐっ!?」

突然、ブルースが霊夢を捕らえ、彼女に銃を突き付ける。

鳴上「ブルースさん!?」

慧音「何を…」

ブルース「動くな! 全員、抵抗せずに武器を捨てろ。弾幕も撃つな。」

恭弥「野郎!」

魔理沙「待ってくれ、兄さん! 霊夢が…」

レミリア「咲夜。」

咲夜「はい。分かっております、お嬢様。」

ブルース「おっと、待ちな、メイドさんよ。俺は軍人だ。ナイフが何本か刺さった位じゃ、この腕の力は緩めないぜ。」

咲夜「…!」

霊夜「どうすれば…」

パチェ「どうしようもない…わね。」

アリス「…何故、こんな事をするの?」

ブルース「俺の… いや、俺達の目的のためさ。おい、そろそろ出て来てもいいんじゃないか?」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.83 )
日時: 2016/08/09 10:11
名前: いっちゃん (ID: WjAAkDuu)

ブルースがそう言うと、突如、空間が裂け、目玉だらけの世界が見えた。

小牟「な、何じゃ、ありゃ!?」

魔理沙「これは…『スキマ』!」

桐生「あの空間が『スキマ』か。」

陽介「ってことは、現実世界に繋がってるってことか!」

妖夢「それより、スキマが現れたということは…」

文「予感は、していましたがね…」

霊夢「…紫ね。」

紫「ごきげんよう、霊夢。」

スキマの空間から、一人の女が出てくる。どうやら、紫という名前らしい。

魔理沙「やっぱり、この異変に関わってたんだな。」

フランク「あのレディは、何者なんだ?」(写真撮りながら)

真島「まず、撮るのをやめんかい。」

紫「私は、いくらでも構わないけどね。」

足立「そんなことやってる暇無いでしょ、紫さん。」

さらに、声と共にスキマから二人ほど出てくる。一人は、竹林で会った足立。もう一人は…

零児「お前は確か、ハン・ジュリ!」

ジュリ「へッ! 久しぶりだなぁ、アンタら。」

ケン「S.I.N.のエージェントまでいるとはな。」

足立「警察もいるよ。」

鳴上「足立さん!」

ベラボーマン「迷いの竹林以来ですね。」

足立「ああ、そうだったっけ。零児さん達、本当に強かったなぁ。」

零児「どうせ本気を出していなかったんだろう?」

足立「やっぱ、分かってました? ま、単に実力を測るための戦いでしたからね。」

ウドンゲ「…! そのスキマの中、まだ誰かの波長を感じる! 数は、二人ほど!」

ピット「隠れてないで、出て来い!」

レイ「…! この気配、まさか!」

絢斗「その『まさか』らしい。認めたくないけど…」

霊夜「奇遇だな、二人共。俺も同じような事考えてた。」

?「なら、私達も出るわ。」

?2「こんな形の再会になるとはな。」



レイ&絢斗「咲!」

霊夜「御伽傀儡!」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.84 )
日時: 2016/08/09 11:28
名前: いっちゃん (ID: WjAAkDuu)

文「探していた人は、見つかったようですね、レイさん。」

レイ「こんな形で会ったって、ちっとも嬉しくないけどな。」

絢斗「咲…」

咲「とりあえず、こんにちは、二人共。そして、久しぶりです、霊夢さん達。」

慧音「私も初対面だが…」

妹紅「誰か知り合いなのか?」

レミリア「ええ、ある異変で知り合ったの。レイ達にもね。」

恭弥「一番新しいのは、確か『闇堕ち異変』だったか?」

フラン「やめてよ、その話! 思い出したくもない…」

アリス「軽くトラウマなのよ、あの異変。」

魔理沙「竹林で微かに、アンタの魔力を感じたんだ。認めたくなかったけど、今は敵ってことでいいんだな?」

咲「…そういうことに、なりますね。」

レオン「で、もう一人は誰だ?」

霊夜「アイツは、御伽傀儡。またの名を、『霧雨霊夜』。」

小牟「霊夜はお主じゃろ。」

ウドンゲ「でも、波長が霊夜と全く同じなの! 同一人物としか、言い様が…」

魔理沙「霊夜の、未来の姿さ。つまり、未来から来た霊夜なんだ。」

霊夜「なんで、そっち側にいるんだよ、御伽。」

御伽「言っただろう。『俺は、幻想郷を崩壊させないために、この時代に来た』とな。」

恭弥「崩壊しなきゃ、人さらいも平気ってか。」

魔理沙「そんな弟にした覚えは、無いんだけどな。」

御伽「…」

咲「さて、私達に時間は無いんです。霊夢さんには、一緒に来てもらいますよ。」

霊夢「くっ…」

魔理沙「霊夢!」

御伽「助けたければ、まずは地霊殿に行け。何をすればいいかは、行けば分かる。」

咲「それと、一樹。」

風見「は、はい?」

咲「記憶を取り戻すか取り戻さないかは、あなたが決めて。まあ、取り戻さない方が身のためではあるけど。」

風見「…」

咲「それじゃあ、行きましょう、皆さん。」

ブルース「こんな心が傷つくような事、あまり頼まないでくれよ。」

咲「迷惑をかけて、すみませんでした。」

魔理沙「待てよ、咲、御伽。」

咲「何ですか、魔理沙さん?」

魔理沙「霊夢は、絶対戻って来るんだな?」

咲「その時になれば、必ず。」

御伽「約束します。魔理沙さん。」

魔理沙「…分かったぜ。」

レイ「おい、咲! 待てよ! なんでこんな事…」

零児「落ち着け、レイ!」



レイ「なんであの時、止めたんだよ!」

零児「信じられないのは分かる。だが、霊夢がどうなっても良かったのか?」

小牟「一時の感情に流されるでない、レイ。」

レイ「うう…」

妖夢「咲さんとは、いずれまた会うでしょう。今は、地霊殿に向かいましょう。」

文「妖怪の山にも向かっていいですかね? 今回の異変、かなりの規模のようですし。」

パチェ「妖怪達や守矢神社に、応援を頼むのね。」

ワンダーモモ「これだけ大人数なら、二手に別れてもいいんじゃないでしょうか?」

零児「だな。文と、それに同行するチームは妖怪の山に、残りは地霊殿に向かうぞ。」

妖夢「それでは、地霊殿で落ち合いましょう。」


To be continued…