二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.98 )
日時: 2016/08/17 09:37
名前: いっちゃん (ID: YLB79TML)

幻想郷・旧都


燐「一体、何が起こっているんだ!?」

あたいが見たもの、それは、怪物どもに襲撃される旧都だった。

怪物達の中には、動く死体のようなヤツもいたけど、あたいの力で操ることができない。

なんとか、お空と頑張っていたけど…

燐「はぁ、はぁ、これじゃ、体力が、もたない…」

空「お燐! あたしに任せて逃げて!」

燐「何言って…!」

お空の後ろには、さっき倒したはずの怪物が起き上がり、斧を振り上げている。

燐「お空! 後ろ!」

空「うにゅっ!?」

怪物「ガアアア!」

?「たあっ!」

その時、怪物の腹を一本の剣が貫いた。そして、

?「やあああっ!!」

叫びと共に、剣が怪物の上半身を切り裂く。

怪物は、動きを止めたかと思うと、黒い煙のようなものになって消えた。

?「ご無事ですか?」

燐「あ、ああ。お空を助けてくれて、ありがとう。」

空「うにゅぅ… 死ぬかと思った…」

?2「アイツらは『屍兵』というらしい。確実にトドメを刺さないと、さっきみたいに再び起き上がってくる。」

燐「なるほどね… ところで、アンタ達、名前は?」

ルキナ「ルキナ、といいます。」

斬斗「風高斬斗。よろしく!」

空「よろしくね! ルキナ! 斬斗!」

ルキナ「ところで、私の仲間を知りませんか? 一人は、私と同じ剣を持つ剣士で、もう一人は、黒い服に銀髪の男の人なのですが…」

燐「いや、あたいらは見てないね。」

ルキナ「そうですか… この近くだとは思うんですけど…」

空「あ、そうだ! 私達も、ある人を探してるんだった!」

燐「この際だ、一緒に探さないかい?」

ルキナ「そうですね。私達も同行させてもらいます。」

斬斗「人数は、多い方がいいしな。」

さとり様… こいし様… 無事だといいけど…

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.99 )
日時: 2016/08/17 13:42
名前: いっちゃん (ID: LIwDSqUz)

斬斗「とは言え、この状況じゃ、ゆっくり探せないな!」

ルキナ「どこかで、戦っているとは思いますけど…」

猫「ニャーン。」

空「あれ? いつの間にその姿になったの、お燐?」

燐「いや、あたいはここにいるけど…」

空「え!? じゃあ、この猫は?」

斬斗「単なる野良猫じゃ…」

ルキナ「待って下さい! この猫、尻尾が二本ありますよ!」

斬斗「うわ、本当だ!」

空「あ、逃げた!」

と思いきや、少し離れた所で止まり、こちらに向きなおる。

猫「ミャーオ」

燐「この猫、あたいらをどこかに連れて行きたいんじゃないか?」

ルキナ「なら、追いかけてみましょう!」

斬斗「もしかしたら、ルキナの仲間と会えるかもな。」

というわけで、その猫を追いかける事にした。

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.100 )
日時: 2016/08/17 14:11
名前: いっちゃん (ID: LIwDSqUz)

旧都内・別の場所
(※霧兎視点)


僕は、ある男の人に命を助けられて、今はその人と一緒に、身を隠している。

その人はルフレさんといって、はぐれた仲間を探しているそうだ。

ルフレ「…かなり多いね。屍兵だけじゃなく、見た事のない怪物もいる。」

霧兎「このまま隠れてるわけにもいきませんよね。どうするんですか?」

ルフレ「どうにか、助けを呼べたらいいんだけど… 無理そうなら、なんとか突破するしかない。」

霧兎「助けを… あ! そうだ!」

ルフレ「何か、思いついたのかい?」

霧兎「僕の、式神を呼ぶ能力なら、助けを呼べますよ!」

ルフレ「シキガミ? 分からないけど、やってくれ。」

霧兎「はい!」

そう言って、深く息を吸って、前髪を上げる。

霧兎「神宮寺霧兎の名において、式神を召す!」

そして、狼、兎、狐、猫の式神を具現化して呼び出す。

ルフレ「この動物達が、『シキガミ』なのかい?」

霧兎「はい。この式神達に助けを呼ばせます。」

ルフレ「なるほどね。それじゃあ、頼むよ。」

僕は、式神達に助けを呼ばせて、もう少しだけ隠れる事にした。

うまく、ルフレさんの仲間の人や、咲ちゃん達と合流できるといいけど…

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.101 )
日時: 2016/08/26 09:08
名前: いっちゃん (ID: DHvILgv3)

あたい達は敵を倒しながら、ある猫を追った。

そしてたどり着いたのは、一軒の民家だった。

避難したのか、住民の姿は見当たらないけど…

あたいらが入った時、猫はクローゼットの前に座っていた。

ルキナ「じゃあ… 1、2、3!… で開けますね。」

斬斗「フェイントかけるなよ!」

空「早く開けてよ!」

声「…そこにいるのは、ルキナかい!?」

突然、クローゼットの中から声が聞こえる。

ルキナ「! この声は…」

ルフレ「僕だ。ルフレだよ!」

クローゼットが開き、中から二人の男が現れた。

ルキナ「ルフレさん! よかった! 無事だったんですね!」

ルフレ「ああ。そっちも無事で、何よりだよ。」

霧兎「やった! 助けが来た… え!?」

燐&空&ルキナ「?」

斬斗「何だ?」

ルフレ「霧兎?」

霧兎「お、女の子!? それも、三人!? キュウ…」

ルフレ「え、ええ!? 霧兎!? どうしたんだい!?」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.102 )
日時: 2016/08/23 08:41
名前: いっちゃん (ID: YLB79TML)

霧兎「うう……ん…」

ルフレ「よかった! 気がついたみたいだね!」

斬斗「まったく… なんで急に気絶なんてしたんだ?」

霧兎「あ、その、僕、女の子が苦手で…」

空「気絶するほど!?」

ルキナ「なんだか、ロンクーさんを思い出しますね。」

ルフレ「雰囲気は、全然違うけどね。」

霧兎「?」

ルキナ「それはそうと、霧兎さん。」

斬斗「何?」

霧兎「な、何ですか?」

ルキナ「あ、えっと、ルフレさんと一緒にいた方です。」

燐「紛らわしいね。」

ルキナ「私達をここまで連れて来た猫って、あなたが飼っているのですか?」

霧兎「ああ、それは…」

(霧兎説明中…)

ルキナ「なるほど…『式神』ですか。」

燐「烏の式神とかも、いるんじゃないかい?」

空「? なんでこっち見るの、お燐?」

霧兎「烏のは… さすがに、いないです…」

斬斗「ところでさ、脱出しないの?」

ルフレ「そうだね。この人数なら、強行突破もできるかも…!」

空「それじゃあ、早く脱出しよう!」

ルキナ (屍兵が群がる街… まるで、あの絶望の未来のよう…)

ルキナ「この世界の人々を、同じ目にあわせるわけにはいきません!」

ルフレ「そうだね。行こう、ルキナ!」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.103 )
日時: 2016/08/23 19:24
名前: いっちゃん (ID: VpfXouOp)

(※魔理沙視点)

あたし達は、灼熱地獄を抜け、やっと旧都にたどり着いた。

風見「ふぅ、やっと、出口に着いたみたいですよ。」

桐生「本当に、暑かったな。」

ベラボーマン「溶けるかと思いましたよ…」

ピット「あの時の火山を思い出すよ…」

誰もが「暑い」と口にし、汗だくとなっていた。

…ある三人を除いて。

景清「…」

霊夜「…」

妹紅「…」

アリス「あなた達… あの暑さ、平気だったの?」

霊夜「炎使いが暑がってちゃ、話しにならないだろ?」

妹紅「私は、体が燃えても平気だからな。」

景清「本物と比べればあの程度、いと涼し。」

ウドンゲ「なんか、スゴい事言ってる…」

陽介「熱に対して、強過ぎだろ!」

魔理沙「それはそうと、この先が旧都だぜ。」

フラン「この先に霊夢が?」

恭弥「それは分からねぇ。だが、気を引き締めて行かねぇとな。」

レイ「…咲は、俺達に何をさせようとしているんだ? なんで俺達と…」

霊夜「レイ、そんな事は後で考えろ。今は、霊夢さんを助けるのが先だ。」

レイ「霊夜… そうだな。今、やるべき事を果たさねぇとな!」

魔理沙「それじゃあ、行くぜ!」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.104 )
日時: 2016/08/23 17:33
名前: いっちゃん (ID: VpfXouOp)

…で、今、この状況だ。

魔理沙「なんで旧都が、化け物達に襲われてるんだ!?」

フランク「おいおい、ゾンビを見るのはもうこりごりだってのによ。」

レイ「ゾンビだけじゃない。お面とか、ロボットみたいなヤツもいるぞ。」

ワンダーモモ「あ! 見た事ありますよ、あの敵! 確か、えっと…」

モリガン「『カオックス』に、『ロボディアン』。どっちも、マーベルランドのモンスターよ。」

桐生「加えて、あのゾンビ共は… 確か『屍兵』だったか?」

風見「ど、どうするんですか、これ?」

魔理沙「勿論、全部倒すんだぜ! 恋符!『マスター…」

恭弥「待ちやがれ、魔理沙! 街ごと吹き飛ばすつもりか!? 誰かが巻き添え食ったらどうする!」

霊夜「じゃあ、この化け物の群れをどうするんだよ!?」

フランク「簡単さ。一気に突っ込め!」

そう言うとフランクは、化け物の群れの中に突入して、一体にマスクのようなものを被せた。

そして、その化け物の頭を掴み、前に突き出して走って行く。

フランク「オラオラ、どけどけぇ!」

ウドンゲ「ええ!?」

レイ「はぁ!?」

風見「何やってんの、あの人!?」

フランク「ここらで決めるか! フェイスクラッシャー!」

フランクが技を決めると、周りの化け物達が吹き飛び、少しよろけた。

だが、化け物達は無事らしく、フランクに向かって行く。

フランク「来やがったな… なら、ダブルラリアット!」

陽介「ゾンビ相手に、プロレスやってやがる…」

真島「やっぱおもろいのぅ! フランクは。」

パチェ「まったく… 火符『リングオブアグニ』」

パチュリーがスペルカードを宣言すると、フランクの周りの化け物達が、炎の輪で焼かれていった。

パチェ「ゾンビは倒したらすぐ燃やす。常識よ。」

桐生「強くなって復活するわけじゃないだろ、パチュリー。」

アリス「要するに、トドメを差せってことよ。」

フラン「きゅっとしてどかーん、でもいいかな?」

パチェ「ほどほどにね、フラン。」

魔理沙「よし! フランクに続くぜ!」

風見「ん? あれは…」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.105 )
日時: 2016/08/26 09:59
名前: いっちゃん (ID: DHvILgv3)

風見「! あそこ! 何かいます!」

風見が指差す方向を見ると、赤くて大きい、四本腕の怪物がいた。

陽介「何じゃ、ありゃあ!?」

妹紅「明らかに、雑魚とは違うな。」

ウドンゲ「ええ、とても強い波長を感じるわ!」

フランク「あいつが、この化け物達のボスってとこか。」

桐生「あいつも、見覚えがあるな。」

ベラボーマン「桐生さん達も、見た事があるんですか!」

ピット「あいつは、魔人カムーズ!? 乙女の騎士に、三度も滅ぼされたんじゃ…」

モリガン「ふふっ。しつこい男も、嫌いじゃないわよ。」

風見「どういう意味ですか、それ。」



カムーズ「ったく、『妖怪や人間どもを皆殺しにしろ』って言われたからやってるけどよ… ちっともいやしねぇじゃねぇか! それとも、もう…」

?「『もう全滅しちまったってのか?』って?」

カムーズ「!?」

?「残念だったわね。旧都の住人達は全員、安全な場所に避難させたわ。」

カムーズ「なんだぁ、テメェは? いや、それより…」

?「『なんで考えてた事が分かるんだ?』」

カムーズ「テメェ…」

さとり「私はさとり… あなたの考えている事は、全てお見通し。あなたが、怪物達に旧都を襲わせているのも。」

カムーズ「ほう… じゃ、俺が今どうしたいかも、分かるよな?」

さとり「『お前をぶちのめす』と。そう思っているのね。」

カムーズ「そうだぜ。弱い者イジメは十八番なんでな!」

さとり「…仕方ないわね。争いは好まないけど、あなたが私に敵意を向けているのであれば、戦うわ。旧都を守るためにもね。」

カムーズ「テメェみてぇな小娘、ひねり潰してやるよ!」



第7章 さとりの騎行

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.106 )
日時: 2016/08/26 10:07
名前: いっちゃん (ID: DHvILgv3)

(※第三者視点)

カムーズ「オラァ!」

言い終わると同時に、カムーズが殴りかかる。

しかし、さとりは難なくかわしてみせる。

さとり「…なるほど… それが、あなたのトラウマね。」

カムーズ「トラウマだぁ?」

さとり「あなたの戦いの心象、それに苦しめられるといいわ! 想起『ファイアーボール』!」

さとりが放ったのは、一直線に飛ぶ火の玉だった。

カムーズは防御するが、驚いていた。

カムーズ「それは、サビーヌの野郎の…」

さとり「さらに、想起『竜巻の術』!」

さとりが間合いを詰めると、さとりの周りに竜巻が起こった。

カムーズ「どういう事だ、なんでテメェがアイツらの技を使えるんだよ!」

さとり「私には見える。あなたが心に思い浮かべる『技』が。弾幕とは違うので、再現しにくいけど。」

カムーズ「要するに、それが俺のトラウマだって言いたいのか。へっ、そんな弱い術で俺を倒せると思ったら…」

さとり「『大間違いだ』と言いたいのね。」

カムーズ「チッ、最後まで喋らせろ!」

さとり「確かに、こんな技ではあなたを倒せないかもね。でも、おかげであなたの最大のトラウマが分かったわ。」

カムーズ「んだとぉ!?」

さとり「さっきの攻撃を受けて、あなたはこう思ったわね。『まさか、ワルキューレの技も使えるのか?』って。」

カムーズ「!」

さとり「今の私なら使える。そのワルキューレという人の技が。」

そう言うとさとりは、剣と盾を一つずつ出現させた。

さとり「このデザイン、見覚えがあるんじゃないの?」

カムーズ「それは… ワルキューレの…!」

さとり「動揺してるわね。さあ、眠るといいわ。眠りを覚ます恐怖のトラウマで!」

カムーズ「ぐっ… どうせ猿真似だろうがぁ!」

さとりは、カムーズのパンチを盾で受け、カウンターを決める。

カムーズ「馬鹿なっ! この技は…!」

さとり「想起『ガードインパクト』。」

カムーズがよろけた隙に、さとりは間合いを詰める。そして、剣による連撃をカムーズに行う。

カムーズ「テ…メェ…!」

さとり「異界の怪物よ、在るべき世界に還りなさい! 想起!『ワルキュリアセイバー』!」

カムーズ「ぐおおぉぉぉぉっ!」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.107 )
日時: 2016/08/26 21:50
名前: いっちゃん (ID: DHvILgv3)

ベラボーマン「今、彼女が使ったのは…!」

フランク「間違いない。ワルキューレの技だ。」

ピット「で、でも、あの子、ワルキューレと会った事ないんじゃ…」

魔理沙「アイツ… さとりは、人の心を読む能力を持ってる。それで、心の中に思い浮かべた弾幕を再現できるんだ。」

パチェ「過去に、私やアリスの弾幕も真似されたしね。」

妹紅「今回のは、弾幕って言えるのか?」

霊夜「細かい所には触れるな。」


さとり「はぁ、はぁ…」

カムーズ「ちく…しょう……」

さとり「異世界の怪物。今すぐ、この化け物を連れて旧都から去りなさい。まだ動けるのでしょう?」

カムーズ「嫌なこった。完全に頭にきたぜ! 手加減した事を後悔するんだな!」

さとり「まだ戦うつもりなの? 仕方ないわね…」

立ち上がるカムーズを見て、仕方なく剣を構えるさとり。だが…

カムーズ「もう考えるのは面倒臭ぇ!」

さとり「!」

ただ乱暴に拳を振り回すカムーズ。しかし、それがさとりにとっては驚異だった。

さとりは、カムーズの心を読んで動きを予測していた。

しかし、怒りに身を任せたカムーズに、その手は通用しなかった。

さとり「くっ… ああっ!」

突然の予測不能の攻撃に対処しきれず、盾で受けたさとり。

しかしカムーズの腕力で、盾ごと吹っ飛ばされてしまう。

さとり「がっ……!」

さとりは壁に後頭部をぶつけ、気を失ってしまった。

カムーズ「まだ俺の怒りは収まってねぇんだよ! 起きるまで殴ってやるぜ!」

(※魔理沙視点)

風見「あわわわ、ヤバいですよ!」

真島「アカンで! 気失っとる!」

陽介「助けに行かねぇと!」

レイ「ダメだ、雑魚共が邪魔で近寄れねぇ!」

ウドンゲ「どうすれば…」

?「僕達に任せてくれ!」

景清「ぬっ!」

あたし達が振り向くと、そこには…

魔理沙「お燐! お空!」

空「久しぶり、魔理沙!」

燐「やっぱり来てたね。って、霊夢は?」

魔理沙「その話は、後でするぜ。」

レイ「霧兎!」
霊夜「斬斗!」

霧兎「咲忍君! よかった… やっと合流できた…」

斬斗「霊夜か! 無事だったんだな!」

魔理沙「…ぷふっ。」

アリス「魔理沙?」

魔理沙「あわわ、あからさまな殺気を放つな、アリス!」

フラン「あの事、まだ根に持ってるんだ…」

パチェ「名前ネタは地雷ね。」

ピット「ルフレ! ルキナ!」

ルフレ「もしかして、ピットかい!? 君もこっちに来ていたのか!」

ルキナ「『大乱闘』以来ですね。」

真島「久しぶりやのぅ!ルキナちゃん!」

桐生「こんな所で、また会うとはな。」

ルキナ「お久しぶりです。桐生さん、真島さん。」

ルフレ「知り合いなのかい?」

ルキナ「はい。以前、お会いした事があるんです。」

恭弥「とりあえず、自己紹介は後だ。まずはあの赤いヤツをぶっ倒すぞ!」

風見「でも、どうやってあそこまで行けば…」

魔理沙「簡単だぜ。こうするんだ!」

霊夜「姉さん! マスパはまずいって! あのさとりって人にも当たるから!」

魔理沙「安心しろ。八卦炉の出力は抑える。あたしが火力の事しか考えられないと思ったら大間違いだぜ、霊夜。」

ルフレ「要するに、あそこまでの道を作ればいいんだ。」

空「あたしも手伝うよ!」

燐「間違っても、本気出さないでよ。」

魔理沙「行くぜ! 『ナロースパーク』!」

ルフレ「トロン!」

空「爆符『プチフレア』!」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.108 )
日時: 2016/08/28 10:16
名前: いっちゃん (ID: DHvILgv3)

カムーズ「何だあ!?」

ルキナ「そこまでです! 魔人カムーズ!」

カムーズ「テメェは、イーリスで会った…!」

アリス「観念する事ね、怪物。」

空「それ以上さとり様に手を出したら、承知しないよ!」

化け物達を吹き飛ばし、カムーズとかいうヤツを追い詰めたあたし達。

けど、カムーズは余裕の笑みを浮かべている。

カムーズ「お前ら、状況が分かってんのか? 完全に戦力で劣ってんだろうがよ!」

大量の化け物達が、あたし達を囲む。だが…

真島「何や? こないな雑魚でわしらをどうにかできるとか思うてるんかいな?」

景清「所詮、我等の敵ではない。」

さとり「っ……うう…」

燐&空「さとり様!」

さとり「お燐! お空!」

カムーズ「チィ! 目ェ覚ましやがったか!」

沙夜「あら、かなりピンチじゃない?」

一同「!」

そこに沙夜が、突然現れる。

魔理沙「お前は確か… 沙夜!」

沙夜「ふふ、いつぞやの魔法使いさんね。カボチャの馬車でも用意してくれたのかしら?」

陽介「シンデレラかよ!」

霊夜「ああ、変身させてやるぜ。真っ黒焦げにな!」

カムーズ「おっと! コイツに当たってもいいのか?」

さとり「ぐうっ!」

霊夜が攻撃しようとすると、カムーズはさとりを盾代わりにする。

斬斗「くっ… 卑怯者!」

カムーズ「るせぇ! 勝ちゃいいんだよ!」

沙夜「さあ、手を挙げて。下げても撃つけどね。」

あたし達は、仕方なく手を挙げる。その時!

?「でやあああっ!」

沙夜「!?」

カムーズ「ぐおっ!?」

ある一人の男が、カムーズの背中を斬り裂く。

カムーズの腕の力が揺るんだ隙に、さとりは拘束から脱出した。

カムーズ「あっ! テメェ!」

さとり「はぁ、はぁ… 助かった…」

空「さとり様! よかった〜!」

燐「お顔、大丈夫ですか?」

さとり「ええ、大丈夫よ。心配かけてごめん。」

?「お前のおかげで上手くいった。ありがとう。」

?2「えへへ、それほどでもないよ。」

奇襲を決め、さとりを助けたのは…

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.109 )
日時: 2016/08/28 07:59
名前: いっちゃん (ID: DHvILgv3)

さとり「こ、こいし!?」

こいし「お姉ちゃん、大丈夫?」

さとり「え、ええ…」

燐「こいし様! 今まで一体どこに…」

空「心配したんですよ〜!」

こいし「ごめんね、お燐にお空。」

ルフレ「クロム!」

ルキナ「お父様! ご無事だったのですね!」

クロム「ああ。二人も無事でよかった。」

レイ「は?」

恭弥「お父様だぁ?」

斬斗「ルキナさん?」

陽介「やめとけ。 いわゆる『おおっぴらに出来ない事情』ってもんがあるんだよ。」

クロム「いや、待て! 変な誤解をしないでくれ!」

ルキナ (この光景、どこかで見たような…)

ルフレ「後で説明するよ。今は…」

風見「こっちが先ですね。」

パチェ「形勢逆転ね。」

妹紅「今度こそ、観念しろ!」

カムーズ「チィッ! ならここは…」

沙夜「撤退ね。不利な争いはしたくないから。」

ワンダーモモ「待って!」

レイ「いつも肝心な所で…!」

ウドンゲ「怪物達は置いて行ってるし…」

フラン「さっさと倒しちゃおう! 禁忌『フォーオブアカインド』!」

フランがスペルカードを宣言すると、フランが四人に分身した。

陽介「まさかの分身の術!?」

燐「なら、あたいは… ゾンビフェアリー!」

お燐は大量のゾンビフェアリーを呼び、化け物達を倒させる。

フランク「おい、やめてくれ。ゾンビVSゾンビじゃ、収拾がつかない。」

魔理沙「とにかく、さっさと終らせるぜ!」

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.110 )
日時: 2016/08/28 10:57
名前: いっちゃん (ID: DHvILgv3)

その後あたし達は、なんとか屍兵(+α)を全滅させた。

ルキナ「それにしても、一体どこにいたのですか? おと… クロムさん。」

モリガン「もう『お父様』でいいんじゃない? 皆、バッチリ聞いちゃったんだし。」

レイ「というか、なんで『お父様』なんだ?」

パチェ「年齢的におかしいわね。」

ルフレ「ルキナは、未来のクロムの娘なんだ。」

ルキナ「はい。訳あって、未来から来たんです。」

霊夜「御伽と似たような感じか。」

ピット「というか、霊夜と御伽もそうだけど、タイムパラドックスとか大丈夫なの?」

ルキナ「タイム…?」

霊夜「大丈夫だ。問題ない。」

陽介「なんでエ○シャ○イだよ!」

クロム「…そろそろ喋らせてもらえないか?」

恭弥「あ、ああ。そういえば、ルキナの質問に答えてなかったな。」

クロム「あの時…」

さとり「なるほど…」

魔理沙「さとり?」

さとり「仲間を探していた時にこいしと会い、同行していたようね。」

空「そっか。こいし様の能力で、認識されなかったんですね!」

こいし「そう! そういう事!」

クロム「……………」

ルキナ「あ……」

ウドンゲ「ク、クロムさん…」

フラン「なんか……ゴメン。」

霧兎「ところで、レ… 咲忍君。天峰君と、咲ちゃ…哀川さんは?」

レイ「絢斗は今、妖怪の山にいる。直に、こっちに来るはずだ。咲は…」

霧兎「咲忍君?」

魔理沙「咲は今回、あたし達の敵だ。」

霧兎「え…? どういう事?」

レイ「実は… っと、来たみたいだな。」

その時、妖怪の山に行っていた零児達が、旧都に到着した。

Re: プロジェクトクロスゾーンBrave Touhou World ( No.111 )
日時: 2016/08/28 18:39
名前: いっちゃん (ID: DHvILgv3)

クロム「何っ!? ファウダーだと!?」

ルフレ「そんな…! あの時確かに…」

ルキナ「なんて事…!」

ワルキューレ「カムーズがこちらに!?」

サビーヌ「懲りないヤツだな、アイツも。」

クリノ「一体、どうして…」

零児達と合流して、情報交換していると、クロム達とワルキューレ達の驚く声が聞こえた。

斬斗「御伽が…ね… ま、そうなるだろうと思ってたけど。」

霊夜「お前はあまり驚かないんだな、斬斗。」

そんな中、一番驚いていたのは…

霧兎「え…? 咲ちゃんが霊夢さんを…さらった…?」

絢斗「霧兎。驚き過ぎて呼び方変わってる。」

霧兎「ねぇ! それ、どういう事? どうして咲ちゃんが…」

レイ「俺にも分からねぇよ。咲に何の意図があるのか、なんでこんな事するのか…」

零児「で、その咲はどこだ?」

小牟「人を呼んでおいて、そっちが遅刻とはのぅ。デートの時とか大丈夫か?」

紫「ふふ、ご苦労様。」

魔理沙「紫!」

その時、紫がスキマを開いて現れた。

アリス「『ご苦労様』ってあなた、まさか怪物掃除のために、私達をここに呼んだの!?」

フラン「ひっど〜い!」

紫「まあまあ。ちゃんと霊夢も帰すわよ。ただ、アイツらと顔をあわせたくなかっただけ。」

そう言うと、紫がどこかに向かって歩き始める。

紫「ついて来て。霊夢の所に案内するから。」


To be continued…