二次創作小説(映像)※倉庫ログ

イナギャラで銀魂パロ ( No.155 )
日時: 2017/08/16 17:08
名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)


今考えているオリマー主役の短編がなかなか筆が進まなくて掲載のめどがたたないので、今回は短編完成までのお茶濁しと生存報告を兼ねて前々からやってみたかった銀魂の無人島遭難パロをイナギャラメンバーでやってみました。このネタは多くの作者さんがパロっているのでネタがあちこちn番煎じになっているかと思いますが、そこは気にしない方向でお願いします。なお、配役は

新八=鉄角
マダオ=九坂
銀さん=剣城
お妙=神童
九兵衛=真名部
神楽=天馬
ヅラ=皆帆

となっております。当然ながら元ネタが元ネタなのでみんなのキャラが盛大にぶっ壊れているので注意。特に鉄角と皆帆のファンの皆さんには先に謝らせてください、マジですみませんでしたOTL

おK?







〈簡単なあらすじ〉

黒岩監督の命令で、強化合宿にやってきた新生イナズマジャパン。しかし、無人島行きのフェリーで島に向かっている最中、突如として一行は大嵐に見舞われてしまった。そのうち船は転覆してしまい、波に拐われて散り散りになるメンバー。そして、その中の一人であるイナズマジャパンのDFこと鉄角真が次に意識を取り戻した時、そこは人気のない砂浜であった。
「もしかしたら、もう助からないかもしれない」…そんな後ろ向きな考えが頭をよぎる鉄角だが…




鉄角「…だーー!らしくねぇな俺!ポジティブだろうが!こういう時こそポジティブに考えなきゃだろうが…きっとキャプテンや監督、マネージャー達も無事でいてくれる…俺一人がしょげてたら格好がつかねーぞ…!」

鉄角は脳裏を過ぎる最悪な考えを振り払い気持ちを明るく切り替えようと、パンっと両手で頬を叩いた。その気合いのまますくっと立ち上がると、近くにあった大きめの木の枝で砂浜に大きく「SOS」と書く。


鉄角「世界ってのは己の心を映す鏡だ…そう、どんなに絶望的な状況に置かれたとしても心のあり方次第で世界はどんな色にだって変えられる…あのグランドセレスタ・ギャラクシーでも、そうやって心を強くして数多の奇跡を起こしてきたはずだ!!むしろ、この状況を楽しんでみせろ鉄角真!」

そしてそのまま木の枝を放り投げ、うぉぉぉぉーー!!と、雄叫びを上げながら勢いよく砂浜を走り出したではないか。その勢いたるや、あまりの勢いに履いていたスパイクが脱げて軽やかに宙を舞う程で有り、まさに彼の持つバッファローの力のようだ。しかし、走りながらも一体何を思ってしまったのか、今度は走りながら靴下へと手を掛け始めた…。


鉄角「徹さんも言っていたじゃねーか!人生に立ちふさがる物全てに立ち向かってこそ真の強さを手に入れられると!!それにここは無人島…ここまでの完璧な孤独はそう味わえるものじゃねーぞ!!」

靴下を脱ぎ捨てた鉄角は、そのままユニフォーム、ズボン、インナー、ミサンガ、ボクサーパンツ…と着ている物を次々に脱ぎ捨てていく。全ての衣服を脱ぎ捨てて生まれたままの姿になった頃には、彼の心は青空のようにどこまでも澄み渡っていた。

鉄角「…そうか、そういうことだったんだな…!俺が脱ぎ捨てたのはユニフォームじゃねぇ、心の鎧だ…!心を擦り減らす日常の中で、いつの間にか自分の心に重い鎧を着せていたんだ!傷つかないようにうまく生きるために…そうして俺は、その鎧を言い訳にしてボクシングからも逃げちまってたんじゃねーか…!今まで何を恐れていたんだろうな俺は…鎧という壁を取り払った今、全てをさらけ出した今、裸の心、何もかもが優しく包んでいく…!」

裸になったことと無人島で一人きりというダブルの解放感で鉄角はひたすら砂浜を走る。その顔は数多くのストレスから解放されたことでこれ以上はないくらいに穏やかになっていた。

鉄角「心が風に溶けていく…身体が自然に溶けていく…木が!水が!太陽が!全てが俺の中に存在している…!きっと、あの白竜とかっつー変態も、こうして全てを解放して強さを手に入れたんだろうな…。そうだ!俺はこの星の一部であり、星は俺の一部だったんだ!イナギャラの主題歌でかのTPKさんも言っていたじゃないか!「世界は一つ、魂で繋がるファミリー」だと…俺達は星々と絆で繋がっているんだ…!! 」

サンドリアス、サザナーラ、ガートン、ラトニーク、ファラムオービアス…銀河を股に掛けるサッカー大会で出会った星々の戦友達と魂で繋がっていることに喜びを馳せ…おい、お前はイナギャラの主題歌をこんなネタに使うんじゃねぇよ。
そして鉄角は、自分を包み込む大自然の力を全身で受け止めるべく、太陽をバックに大きくジャンプした!!



鉄角「いつの間にか、孤独感はどこかに消えていた。恐れるものなんて、何もない!もう何も怖くない…!そう、俺は………!!!」
 





鉄角&九坂「「一人じゃない!!!!」」
 






照りつける太陽。輝く砂浜。力強い波の音。そして、全てをさらけ出して太陽の光をめいいっぱい浴び、大自然と一体化する喜びを全身で受け止める鉄角と九坂………ん?九坂…?

鉄角「……ん?今のってまさか…;」

目の前の光景に一瞬違和感を覚えて我に返った鉄角が見たもの…それは、照りつける太陽、輝く砂浜、力強い波の音…そして、自分と同じく全裸のフルチン姿で宙を舞うイナズマジャパンのMF、九坂隆二の姿であった…。

鉄角「…………;」
九坂「…………;」

お互いの姿を視界に捉えてしまった二人の間に、なんとも言えない気まずさが漂う…。目と目があってしまった直後にスタッと二人ほぼ同時に砂浜に着地すると、重々しい沈黙の中で一言も発することなく、黙々とユニフォームを着たのであった…;


感想まだ。これはひどいwww

イナギャラで銀魂パロ ( No.156 )
日時: 2017/08/16 17:48
名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)

鉄角&九坂(やべぇ本当に一人じゃなかったとかどんなオチだよ無人島の解放感があったとはいえやっちまったよオイ何で合宿所の風呂でさえじっくり見たことの無いチームメイトの真っ裸を晒し会わなくちゃならねーんだよOTL)


周りに二人しかいなかったのがせめてもの救いだが、まさか無人島に漂着したという危機的状況で呑気に太陽をバックにしながら、しかも裸族よろしくマッパのフルチン姿で男二人が清々しい笑顔で浜辺を駆けずり回っていたなんて知れたら、それこそイナズマジャパン全員に白い目で見られるのは間違いないだろう。特に九坂は恋人である森村に知られたら、それこそ卒倒ものである…;

鉄角「あ、あのよ九坂……今のはお互いに見なかったことにしねーか…だから、皆にはこのことは内緒で頼むわマジで…」
九坂「そ、そうだな……俺もそう言おうと思ってた;俺だって、あんなことやってたって知られて森村に嫌われたくないしな……;」

このことは誰にも明かさずに墓まで持っていこうと心に決めた二人は、気まずいことこの上ない空気の中、会話もほどほどに服を着直すと森の中をとぼとぼと歩き進む。



???「俺の友達!!!」
鉄角「…ん?」


と、森の奥から誰かの声が聞こえてきたではないか。急に沈黙を破ったその謎の声にそれまでの気まずい空気はどこへやら、鉄角と九坂ははて、とお互いに顔を見合わせた。
「俺の友達」とは一体何の事だろうかと一瞬考えるも、もしかしたら自分達以外にもこの島に流れ着いたチームメイトがいて、友達を呼んでいるのかもしれない…そうだとしたら、すぐにその友達とやらも無事を確認しなくては。そう考えた二人は声のする方へと向かう。


鉄角「おーい、そこにいるのは誰なんd……」






剣城「出てこいジバニャァァゥン!!妖怪メデェル!!セットゥ、ウォォォォーーーーン!!!」
鉄角&九坂「「(゜Д゜)」」




すいません、泣く子も黙るイナズマジャパンのエースストライカー様が普段の寡黙さはどこへやら、めっちゃノリノリで妖怪を召喚しようとしていました(爆)。 ……ってよくよく妖怪召喚のくだり見たらお前滑舌めっちゃ悪いな!!?


剣城「ふむ、やはりメダルを指で弾いてキャッチする所が一番の見せ場みたいだな。後は、妖怪ウォッチにメダルをセットした後の流れも……」
鉄角&九坂「「…………;」」

先程の声の正体が、普段はクールな彼が繰り広げる小学生低学年レベルの一人芝居のものだったとは夢にも思わなかった鉄角と九坂は、目の前の衝撃的な映像にひたすらポカーンとするばかり…;だが剣城は、まさか背後にチームメイトがいるとも知らずにジバニャンの妖怪メダルを握りしめながら決めポーズについて冷静に分析をするという、無駄なこだわりようを見せていた。すいません、色々言いたいことはあるけど書いてるけどまずお前そんなキャラじゃねーだろ!?いやまあ確かにイナイレも妖怪ウォッチもレベルファイブの代表作だけど!?


剣城「よし、もう一度最初の流れからやってみるか……ん?後ろから何か視線を感じr……(チラッ)」





剣城「OTL」
九坂「えっと……;」
鉄角「なんだ、その…俺達……何も見ていないし言いふらしたりもしないからさ;」
剣城「……すまない;ララヤから妖怪ウォッチと大量の妖怪メダルを押し付けられたものだからつい気になっちまって……周り誰もいなかったし、あそこなら気兼ねなく妖怪を召喚出来ると思ったんだ…;」


雷門イレブンメンバーや兄の優一には死んでも見せられない姿をチームメイトに見られた剣城は、キノコやカビが生えんばかりの勢いでへこみまくりながらとぼとぼと森の中を歩いていた。そこに鉄角と九坂が必死にフォローを入れながら後に続く。まあ、彼らからしてみれば自分達も数分前には彼に負けず劣らずの醜態を曝していたので剣城の気持ちは痛いほどわかるのだろう。てか、そもそもファラムオービアスの女王様は何でそんなもんを押し付けたんだ?


九坂「まあ、妖怪ウォッチは今や誰もが知ってるレベルファイブの代表作ですもんね…まだあんな醜態をさらした俺らよりは救いはあるっすよ」
鉄角「はぁ…もうそれはいいだろうがよ;さっさと他のみんなを探そうぜ…「〜…♪」…ん?なんだ今のは」
九坂「崖の方から聞こえてくるっすよ?」


今度はどこからか歌声らしき声が聞こえてきた。よくよく耳をすませて歌声の出所を探してみれば、どうやら少し離れた所にある崖の方から聞こえてくるようだ。もしかしてまだ仲間が流れ着いてたのか…?声に導かれるようにして三人は崖に向かって歩く。するとそこには…





神童「謎は力!beautyクエスチョン!!壁を敗れ!whybabyアクション!!この世に美しさがある限り〜!!♪ 」
鉄角&九坂&剣城「」



はい、そこにはその昔ちびっ子達の間で圧倒的人気を誇っていた某朝の番組に出演していた「麗人サイガー」のキャラソンである「BeautyQuestion?〜雨のような拍手を〜」を宝塚ばりに声を張り上げて熱唱するイナズマジャパンのゲームメイカーの姿がありました。…って神童お前まさかの中の人ネタかよ!!?しかもネタがくっそ古いな!?

神童「…じゃあ次は僕、サイガーからのBeautyな問題だ!魚はみんな浮き袋を持っている…YESかNOか?さあみんなわかるかな?♪」

神童はよほど歌に夢中になっているのか、背後に佇むチームメイトに気づかずに台詞入りで熱唱し続ける。その歌声は流石ピアノをするだけあって思わず聞き惚れそうな美声だが、如何せん曲のチョイスがマニアックすぎるので雰囲気は台無しであり、予想の斜め上すぎる中の人ネタに三人の口からも思わず容赦ないツッコミが漏れる始末…。あぁ、そういえば神童さんの中の人ってサイガーだったっけか?;(麗人サイガーを演じていたのは神童の声優である斎賀みつきさん&補足すると彼と対になる怪人ゾナーは森久保祥太郎さんが演じていた)


剣城「神童さん……中の人ネタならせめてそこは「君のハートにプラグイン!」ぐらいにわかりやすいものにしときましょうよ;」
九坂「いや、それもそれで分かる人いるんすかね?」
剣城「ロックマンエクゼに詳しい人ならきっと分かるんじゃないか?」
鉄角「というか、作者はそろそろ年齢バレても文句言えねーぞオイOTLかなりきわどいネタをぶちこんできたじゃねーかこれOTL」
神童「Thank you!!……ん?そこに誰かいるのか…(チラッ)」





神童「OTL」
九坂「…そりゃあ普段はクラシックをたしなむ神童さんだって、そういう系の曲を聴きたい時くらいあるっすよね…;」
鉄角「ピアノのコンクールとか練習とかって、肩こりとかストレスたまりそうだしな……;」
神童「…すまない、みんなの前でやって迂闊に俺のイメージを壊したくなくてな……;」


数分後、海岸沿いには人目も気にせずに中の人ネタをやらかしてがっくりとへこむ神童を例によって鉄角と九坂がフォローしている姿があった。でもそりゃあ、雷門で麗人サイガーの真似なぞしたら霧野や三国あたりがショックで卒倒しそうだわな。下手したら彼のファンである山菜も…いや、こっちの彼女は動じない組だから案外平気かも;
まあそれはともかくとして、三人の必死のフォローによって神童のテンションがある程度元に戻った後、別の場所を探してみようという剣城の提案で今度は海の方へ方向を変えて残りの仲間を探すことに。


鉄角「…ん?ありゃあ真名部じゃねーか?」


すると、浜辺に近づいた時にまた新しい人影が見えてきた。そう、イナズマジャパンのDFである真名部陣一郎だ。鉄角が指さした先には、どうやら波打ち際で海を眺めていたらしい真名部の姿があり、彼は浜辺に体操座りをしてぼんやりと海を眺めている。傍らには、数分前の鉄角同様に助けを呼ぶために砂浜に書いたらしい「SOS」の文字もあった。


麗人サイガー、分かる人いる?

イナギャラで銀魂パロ ( No.157 )
日時: 2017/08/16 17:47
名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)

真名部「……はぁ…」

なんとなく声がかけづらかった一同がしばらく彼の様子を見ていると、暑さにまいってきたのかそれともだた単に暇なのか、砂浜に絵を書き始めた。真名部は意外に絵心があるのか、ほんの数十秒もすればあっという間に絵は完成。どうやら、コーンに乗ったソフトクリームを書いたようだ。と、そこに波がザザー、と静かな音を立てながら打ち寄せてきた。


真名部「…なっ!ソフトクリームのコーンが消えてウンコに!?こんなの僕は計算していませんでしたよ!?」


すると、何とソフトクリームのコーン部分が波にさらわれてアイスの部分のみが残り、まるでウンコのようになったではないか!まさかのミラクルに今の状況も忘れて一人わたわたと慌てる真名部。と、海を見れば先ほどよりも一回り大きな波が押し寄せてきた。

真名部「…あっ!波が!」

このままだと、せっかく奇跡的に残ったウンコ…もといアイス部分も波にさらわれてしまう…焦った真名部は考えた末に、ウンコを守ろうととっさに海とウンコの間に立った!



ザッパァァーーーン!!

真名部「はぁっ!!!」



自分を盾にしてウンコの部分を波から守りぬいたのと引き換えに、全身びしょ濡れになった真名部。…しかし、一安心した彼がふと顔を上げると、目の前には当然ながら一連の流れを何とも言えない表情で見ていた一同の姿があった…;





真名部「OTL」
剣城「まあ確かにあれはもう二度とお目にかかれない奇跡だったな、あれは守りたくもなる」


普段の知的でお堅いイメージからかけ離れた、ウンコ一つにムキになった姿を思いっきり仲間に見られた真名部はOTL状態に。普段は下ネタ系、特に裸族関連だと即気絶してしまう程にそういう系のネタを苦手とする彼だが、あのソフトクリームからウンコになる流れはあまりにも奇跡的だった。思わず冷静さを失って守ってしまうのも無理はないだろう。


神童「ん?あれは…天馬じゃないか!」


神童が指さした先を見ると、そこには浜辺に書かれたSOSの文字の傍らで、大きな葉をパラソルがわりにして浜辺に寝そべりながら空を見上げている天馬がいた。我らがキャプテンが無事だったことに一同はほっと安堵し、早速声を掛けようと駆け寄った。
 
真名部「おーい、キャプテーン!無事で何よりで…」



天馬「あの大きな雲……きっとあの奥はエンジェラントみたいにきらきらした国があるんだよ!宇宙人も未来人もいたんだから、きっとイナイレにだって天使はいる…おれもいつかあの雲の上に言って天使ともサッカーできたらいいな!!」





天馬「ぐすっ、えぐぅっ……////;」
神童「お前のその純粋さ、俺は好きだぞ天馬……だからそろそろ元気を出してくれ;」


一同が天馬を見つけたその数分後、いい年した中学生が見るにはメルヘンちっくすぎる妄想を思いっきり仲間に聞かれた天馬は涙目になりながら神童に慰められていた…。まあ、天馬が知らないだけで円堂世代に天使が登場したから、あながち夢見がちな妄想とも言い切れないのだが…;
なお余談だが、イナズマジャパンのキャプテンのあまりにも純粋で夢のある想像力に、つい数分前に下ネタ的な意味で恥ずかしいことをしでかした鉄角と九坂と真名部が自分の醜態との落差にひっそりとOTLしたことは本人達のみぞ知るところである。


じょろろろろろろ〜…


神童「…ん?水の音か?」
九坂「ほんとっすか!丁度喉が渇いてきたところだからいいっすね」

だいぶ大人数になったイナズマジャパン一同はしばらく浜辺を探索してると、水が落ちるような音が近くの浜辺から聞こえたのを神童は聞き逃さなかった。歩き疲れてそろそろ喉が渇いてきた一同が、期待をこめて音のする方向へ向かう。




皆帆「テレレーテテテ、テテテ、テテテ、テテテ、テテテ、テレレテレテテテー♪」



そこには、イナイレ屈指のネタ曲である「Bad Boys Brother's Blues〜海と漢と侠とモヒカン〜」の鼻歌を歌いながら砂浜に立ちションで「HELP ME」の文字を書くイナズマジャパンのDF、皆帆和人の姿があった。妙に上機嫌で文字を書く皆帆だが、ふと空に浮かぶ雲を見上げる。

皆帆「…ん?あの雲…きっとウィスパーがあの中で動く城を建造して妖怪執事帝国を築いているんだね〜」

相変わらず立ちションで文字を書きながら意味がこれぽっちも分からない呟きを漏らす皆帆。おい、本日二度目の妖怪ウォッチネタ以前に、妖怪執事帝国って何だ?

皆帆「あっ、どうしよう…もう出そうにないや……あっ波が!」

だが、丁度「HELP ME」の「M」の文字に差し掛かったところで皆帆の尿意がなくなってしまったのか、文字が中途半端に途切れてしまった。さらにタイミングが悪いことにそこに波が打ち寄せ、せっかく書いた文字が波に半分さらわれてしまった!
せっかくの文字が消えたことに戸惑う皆帆が海を見ると、先程より強い波が近づいてくる…。

皆帆「…あわわ…!!こうなったら…!!」



皆帆「はぁっ!!!!(ザパーーーン!!!)」
剣城「いや何でだよぉぉぉぉぉ!!テメーは一体何がしたいんだ皆帆!!?」
神童「1ミリたりともお前の行動に共感できないぞ!?どういうことだ!?何でそのヘルプミーを守ろうとしていたんだ!?」



波で消された「HELP ME」の文字を先ほどの真名部同様に波から守らんとする皆帆に神童と剣城が思わずシャウト。他のメンバーも、これまで合流してきたほぼ全員の行動パターンを凄まじいアレンジ入りで再現した日本代表のDFの奇行にひたすらツッコミを浴びせる。すいません、皆帆の行動パターンが何一つとして理解できないんですが?


皆帆「あ、みんな。無事だったんだね?それより見てよこの文字。どこからどう見てもシャーロック・ホームズの暗号じゃないかい?」
鉄角「むしろお前のその頭が無事か聞きてぇよ俺は!!その文字がホームズの暗号とか意味わかんねーしこれぽっちも共感出来ねーよコナンドイルに謝ってこい!!奇跡的なのはあんたの滅茶苦茶な推理脳だ!!」
皆帆「でもせっかく書いてたのに尿が切れちゃってさぁ。そうだ、誰か続きを書いてくれないかい?立ちションで」
真名部「そこ尿にこだわる必要ありますかね!?というか尿で文字を書くのは100歩譲っていいとして、何でわざわざ「HELP ME」なんて明らかに面倒くさい文字にしたんですか!?普通に「SOS」じゃあダメだったんですか!?」
皆帆「いやぁー、キャプテンの知り合いだっていうクマ型アンドロイド君に「尿に含まれるDNAがアーティファクトになって時空を超えられる」って聞いたからさ。本当なのかなーって思って」
剣城「あんの蛍光ツートンカラークソアンドロイドクマがぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!」



…この後一同は無事に他のメンバーと合流したのち、無人島にヘリで捜索に来た円堂と豪炎寺によって無事に救出されることとなった。なお、救出された後で皆帆に変な嘘を教えたワンダバがオシオキ組によって容赦なくフルボッコされたことを追記しておく。


おーわれ



我ながらひっでぇものを書いてしまった自覚はありますハイ。とりあえずイナギャラファンの皆さんや妖怪ウォッチファンの皆さん、重ね重ねになりますがすみませんでしたOTL
今回は短いですがここまで。感想あればどうぞー