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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 夏祭りをしよう! ( No.5 )
- 日時: 2016/08/03 20:39
- 名前: 黒猫δ (ID: R1HrIXSx)
___それは突然だった。白黒の館の一室に声が響いた。
白兎α「ねぇ、夏祭りしない?」
MZD「いきなりなにいってるんだこいつ!?」
黒猫δ「夏祭り……ね」
MZD「おい、お前も乗り気なのかよ!?」
分霊の白兎αの発言と作者の天然ボケ(これのせいで何回騙されそうになったことか……byMZD)が重なった。ここでMZDが突っ込むのも無理はないだろう。
夏祭り。夏に各地で行われるお祭りのことだ、人がお祭り騒ぎして、盆踊りを踊ったり、縁日をやったり、花火があがったり……一種のフェスでもあるだろう。
黒猫δ「夏祭りか……面白そうだね。どうする?MZD、貴方は?」
MZD「そうだなぁ……」
MZDは内心面白そうだな、と思っていた。MZDも楽しいことが好きだし、自らパーティーを開いたりもする。
MZD「夏祭りねぇ、……面白そうじゃねえか!早速、準備するぜ!」
黒猫δ「MZDも賛成ですね。……じゃあ、何をすればよろしいでしょうか……」
白兎α「とりあえず、人を呼んで、会場を作らないとね〜」
MZD「どうせなら、大きいのがやりたいよな!少し待て、俺も何かよういするぜ!」
……こうして、夏祭りをすることになった。この話の数日後、町の人々や、彼らの知り合いなどに夏祭り開催のビラが届いたとかなんとか。
*********
- 夏祭りをしよう! ( No.6 )
- 日時: 2016/08/03 20:40
- 名前: 黒猫δ (ID: R1HrIXSx)
そして、夏祭り当日。随分と突発的に夏祭りをしようと思い付いたには相応しくない、手の込んだ造りのお祭り会場が白黒の館のイベントスペースに出来上がっていた。
黒猫δ「作るの大変でしたよ……幾ら、僕とミズキの呪文があるとしても結構掛かりましたよ?」
ミズキ(オリキャラ)「……疲れた」
MZD「いや、ごめんな?やるからには本格的にしたくてな……」
白兎α「花火も用意したよ!縁日会場には続々と出展者が集まってるし!」
お祭り会場に作られたステージの近くに四人の姿はあった。どうやら、この会場は黒猫δとミズキのもつ能力『フォーム』で作ったものらしい。
黒猫δ「それにしても……MZDは誰を呼んだのですか?……僕は会場造りとビラの配布をしていましたが……」
白兎α「私は縁日の出展者を募ってたよ!」
MZD「俺?俺はステージパフォーマンスの参加者集めてたぜ?」
MZDはそういうと、一枚のビラを取り出す。そこには、お祭り会場の地図とステージパフォーマンスの出演者と飛び入りOKの文字が書かれていた。
黒猫δ「あれ?ビラって僕が作ったのですが、これでは、なかったような気が
……確かに、この人たちは貴方でなければ集められませんね」
白兎α「すっごーい!さすが神様!」
MZD「これでも頑張って集めたんだぜ?「「おーい!MZD〜」」……と、噂をすればだな」
黒猫δがビラに違和感を感じていると後ろから声がした。
振り返るとそこには、MZDの呼んだステージパフォーマンスの参加者が集まっていた!
ユーリ「今晩は、素敵な夜ですね」
アッシュ「よろしくっス!」
スマイル「ヒヒヒ、楽しくなりそうだね」
黒猫δ「お忙しいなか、来てくださりありがとうございます」
黒猫δは軽く会釈をする。そこには妖怪バンドの面々が集まっていた。さらに……
リエちゃん「こんばんは!呼んでくれてありがとうね!」
白兎α「こんばんは!来てくれてどうもありがとう!」
サナエちゃん「……それより、美味しいカプはないですか?」
白兎α「うーん……縁日にそんな店があったよーな……無かったよーな……」
サナエちゃん「いってくる!」
リエちゃん「えっちょっと!サナエちゃん!」
白兎αはリエちゃん、サナエちゃんと話していた。こちらの世界のサナエちゃんは腐女子です……おい、サナエちゃん自重しろ……一方、MZDは
MZD「よくきたな!」
ミミ「そりゃあ面白そうだし!」
ニャミ「ねぇ、MZD。時間までは縁日を楽しんでもいい?」
MZD「いいぞ〜祭りは楽しまないと損だからな」
MZDはミミ、ニャミと話していた。ミミとニャミは縁日と聞いて時間までは遊んでくるつもりのようだ。
***********
そんなこんなしているうちに人が集まってきた。そして、お祭りの始めを告げる花火がうち上がる。
MZD「……始まったな、夏祭り」
黒猫δ「そうですね。さて、……僕は縁日を回ってからまた、此方に戻ってきます」
白兎α「私は音楽機器に着いているよ!」
まだ、人がまばらなステージ前で、三人は別れたのであった。
*出てきたオリキャラの設定は後程
- 夏祭りをしよう! ( No.7 )
- 日時: 2016/08/03 20:42
- 名前: 黒猫δ (ID: R1HrIXSx)
黒猫δは縁日の会場をぶらぶらと歩いていた。服装はいつのまにか浴衣に変わっていたが。
暫く歩いていると、見慣れたアンテナ頭とわたあめと猫耳フードの人物がいることに気がついた。
黒猫δ「やぁ、こんばんは、楽しんでいるかな?」
日向「うわっ!ビックリした……こんばんは、黒猫さん。その浴衣どうしたんだ?」
黒猫δ「白兎αにお祭りだからって、着るようにせがまれたんだよ。……似合っているかな?」
七海「うん、似合ってるよ……わたしも着てこればよかったな……」
スーダン二人組が射的屋の前で花火を見ていたのだった。日向は黒猫δの浴衣姿に驚き、七海は頬を少し膨らませている。……あれ、おかしいな?一人足りないぞ?
黒猫δ「ところで、狛枝くんは?」
日向「一人で射的やってるぞ?」
日向が指差した方には狛枝がいた。その手には、射的用の銃と大量の景品が入った袋が見受けられる。……おい、どうしたその景品。じみに射的屋のおじさん泣いてないか?
黒猫δ「……なにがあったんだ?」
七海「幸運が発動して景品が取れ過ぎたみたいだよ」
黒猫δ「狛枝くんの幸運か……このあと、なにが起こるんだろう。僕、すごく嫌な予感がするんだけど……」
日向「同じくだ……そうだ、さっきあっちで大和田たちが金魚すくいしてたぞ」
日向は大和田たちがお祭りに来ていることを教えてくれた。日向たちも夏祭りを楽しんでいるようだが、狛枝……お前の幸運のせいで些か不安なのだが……
黒猫δ「……教えてくれてありがとう。じゃあ……お祭りを楽しんでいってね」
日向「忙しいんだな、黒猫。……じゃ、また会ったらな」
七海「日向くん!こっちに飴細工のお店があるよ!」
日向「おう、わかった。すぐ行く!」
黒猫δ「……ふふ、仲良いなぁ、あの二人」
日向は七海はに誘われ、飴細工の屋台へと向かっていった。
黒猫δはにこりと微笑んでから、また、ふらりと当てもなく縁日会場を歩いていった。大和田たちがいるなら、あってもいいかなと思いながら。
……ちなみに、この暫くあと、狛枝は荷物の量からお祭りの景品を盗んだと思われ、捕まりそうになったらしいが。
続きます
- 夏祭りをしよう! ( No.8 )
- 日時: 2016/08/03 20:48
- 名前: 黒猫δ (ID: R1HrIXSx)
黒猫δが暫く歩いていると、たくさんの人混みが出来た屋台があるのに気がついた。
……っておい、人が集まりすぎていていも洗い状態になってるんだが……
黒猫δ「すごい人混みだね……ここなら誰かいるかな?」
それをものともせず、黒猫δは辺りを見渡す。すると、この人混みにはまってしまい、迷子になってしまったのであろう、ピカチュウがいた。
黒猫δ「ピカチュウじゃないか。どうしたんだ?」
ピカチュウ「ピカ一……ピカピカッ、ピカチュウ!」
黒猫δ「……うーん、確定はできないけど……誰かとはぐれたのかな?」
ピカチュウ「ピカピー……」
黒猫δ「……当たりですかね?白がいればわかるのですが……」
黒猫δにはピカチュウが何を言っているかわからなかった。『今ここにいない白兎αがいればなぁ……』と独り言を言いながら、少し考え、ピカチュウを肩に乗せた。ピカチュウは黒猫δの頭にしがみついて、はしゃいでいた。
すると、それを見ていたのだろう、人混みの中から白髪の人物が二人表れた。
見たところ、少し焦っているように見える。
敦「あ、デルタさん!こんばんは」
アレン「ピカチュウもいるんですね。こんばんは」
黒猫δ「こんばんは、たのしんでいるかい?」
ピカチュウ「ピッピカ一!」
人混みから珍しい組合せの二人組が表れたため、黒猫δは少し考える。少し目を閉じてから、二人に話しかけた。
黒猫δ「……ところで、君たちも迷子かな?」
アレン「……ええっと……」
敦「……正解……です」
白髪二人が目を見合わせ、肩を少し竦めた。
この人混みなら仕方ない、黒猫δは追求しないことにした。
黒猫δ「……ところで、この人混みってなんなのか知ってますか?」
アレン「それは……」
敦「どう揶揄していいか……」
黒猫δの問いに、二人が悩んでいると、人混みの原因となっている屋台から声が響いた。
パルテナ「さあ、いらっしゃいいらっしゃい!屋台『ラブリーはうす』へ!」
アリギュラ「ここではいろんなCPのブロマイドやイラスト、本なんかを販売しているわ!」
パルテナ「もちろん、山田大先生の本も発売しているわよ!」
白髪s、黒、ピカ ( ( ( ( ( ( °д°))ポポポポカーン
……こいつらに変わって言おう。
お ま え ら な に や っ て る
この人混みは腐女子、腐男子の人混みだったのね!つか、なにやってるのこいつら、迷惑にならなきゃいいけどさ……
パルテナ「あら黒猫さん、ごきげんよう」
アリギュラ「黒猫さんも何かほしいのですか?さあ!何にします?王道だとナエギリとかヒナナミですか?それともピk「すみません、少しまってもらえますか?」」
訂正、人に押し付けるのはどうかと思うぞ、アリギュラ。てか、女神と偏執王仕事しろよ……
ここを通る人も人混みのせいで道が通れなくなってしまっているので迷惑になるだろう(しかも、その人混みの中にいる人が一部泣いているように見えたが)。
実際、黒猫δも周り人に少し断りを入れ、屋台へと向かった。
せめて、一列にならんでほしい。
黒猫δ「すみません……で、どうされました?」
パルテナ「……そうですね、では、屋台の中にどうぞ」
*******
- 夏祭りをしよう! ( No.9 )
- 日時: 2016/08/17 19:38
- 名前: 黒猫δ (ID: R1HrIXSx)
多分、パルテナの他の人への配慮だろう。黒猫δは、お祭りに来ている人の邪魔にならないよう、断りを入れてから屋台の中に入り、屋台の中にいた腐女子二人にこう言った。
黒猫δ「とりあえず、人混みを一列に並べてもらえますか?……あれだと、『人混みで何が売っているか分からない屋台』になってしまうので」
パルテナ「……わかりました」
パルテナはイカロスを召喚して、この屋台に並んでいる人を一列に並べるよう命令した。黒猫δは「ありがとうございます」とパルテナに微笑んだ。
そして、黒猫δは「それから……」と言葉を続けた。
黒猫δ「……アリギュラさん。通りがかった人という人に同人誌を押し付けないでください。……僕はいいですが、興味のない人もいますので。それは心に止めておいてくださいね」
アリギュラ「いいじゃないの!私はただ宣伝しているだけよ!」
黒猫δ「それが迷惑になるひともいるんですよ」
アリギュラ「でも……!」
どうやら、黒猫δは先程、人混みのなかで泣いていた人の心を読んだらしい。アリギュラ、宣伝として、通った人を捕まえては同人誌をを押し付け(本人曰く、オススメしているだけ)、買わせていたようだ。
しかも、パルテナが幾ら注意しても『宣伝だからいいじゃない!』の一点張りだったようだ。
暫く、黒猫δとアリギュラは言い合っていたが、話は平行線のままだった。
******
そして、数十分後……
黒猫δ「そろそろ最後の忠告ですよ?迷惑になる行為はやめて頂けませんか?」
アリギュラ「私はただ宣伝で、オススメを教えているだけじゃない!」
……このままでは拉致があかない。この話し合いの裏ではパルテナが屋台を切り盛りしている。これでは、他の人の邪魔になるだろう。しかし、どうやってもアリギュラは止まらないので、仕方なく黒猫δは実力行使に切り替えることにし、黒猫δは浴衣の裾からロープを取り出した。
黒猫δ「……敦さんとアレンさんはこのロープを持っていてください」
アレン「どうするんですか?」
黒猫δ「僕が合図を出したらアリギュラさんをそのロープで縛って下さい」
黒猫δはそのあと「遠慮は要らないですよ」と微笑みながらアレン達を見た。その後、黒猫δはもう一度、アリギュラ向き合い、問う。
黒猫δ「これで本当に最後です。皆さんにお祭りを楽しんでほしいので迷惑になる行為はやめて頂けますか?」
アリギュラ「そんなことしてないわよ!」
……これだけ聞いたのに、アリギュラには、一切反省の色はなかった。黒猫δはため息をつくと、手のひらに小さな光球を作り出した。
黒猫δ「……最終手段ですが……アリギュラさん、常識はわきまえてくださいね?『シリウス 光術』!」
黒猫δがそう唱えると、手のひらにあった小さな光球は手から離れ、アリギュラの周りを包むように光り輝いた。
アリギュラ「キャッ!!まぶしい!」
黒猫δ「今です!アレンさん、敦さん!」
敦/アレン「「わかりました!」」
アレンと敦はアリギュラをロープで捕らえる。光が収まった頃にはアリギュラの体はロープで縛られていた。
アリギュラ「何するのよ!」
黒猫δ「何するのよ、とはなんですか。貴女はもっと周りの人に迷惑をかけていたじゃありませんか。暫く、そこでそうしていてください」
アリギュラ「今すぐに切ってよ!!」
黒猫δ「……まったく反省しないのですね……パルテナさん、彼女が反省したらロープを解いてください」
パルテナ「……わかりました」
そういうと、パルテナは申し訳無さそうにしていた。黒猫δはパルテナにきついことを言ったり、勝手に屋台に入ったこと等を詫び、それから屋台から出てきた。
その頃には人混みはなく、一つの長蛇の列ができていた。
そして、黒猫δは、敦とアレンをつれ、頭にはピカチュウを乗せて、人が集まると思われるステージへと向け、歩き出したのだった。
一旦ここまで。
次は出てきたオリキャラ紹介
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