二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 幻想のインク世界【東方Project×Splatoon】 ( No.1 )
- 日時: 2016/08/19 10:59
- 名前: ノワ (ID: nXkUt35K)
一章:幻想.....スプラトゥーン入り!?
【一話:ローラーボーイのおでまし】
ポタッ、ポタ.....
汗が弱い水流の川の様に滴り落ちる。
立って居るだけだと言うのに、足元のアスファルトは汗によって濡れていた。
強く照る太陽の日射しと、熱気を帯びたアスファルトの蒸し返す熱気で包まれた
この広場はとても暑い。まるでサウナ状態だ。
「あー.....あっちぃ...」
そんなに暑いのなら室内に入れよっていう話だが、出来るならそうしたい。
ブキチの店はまず、用がないなら帰れと言われる。
アネモはまぁ....居れば居るほど気まずくなってしまう。
エチゼンは居るなら一時間だけにしろと言われる。
ロブは黙って居れば延々と話しかけて来るので行きたくない。
と、言うことだ.....。
そう考えると、この広場の癒しはシオカラーズぐらいなのだろうか。
いつもラジオしてるし...何話してるか分からないけど。
「ちぇ、ナワバリでも行くか」
どうせ此処に居たって暇だし暑いし。
いつもの様に一直線に進む。
ウィーン、と機械の音を立てて自動ドアが開く。その先は相変わらず暗めだ。
足音をわざとらしく立てながら入る。
.......と、そこで初めて違和感を覚える。
「お前......誰だ?」
いつもの様にナワバリバトルとか、ガチバトルとかの看板が掛けられている筈
なのだが、そうはいかないらしい。
どうやら、原因は目の前の背の高い女の人が原因だろう。
「私は...うぅん、妖怪とも言いましょうか」
「.......は?」
なんだこの女。
暑さのあまり、頭でも狂ったのか?
う.....仕方ねぇ..!!このカーボンローラーでぶっ叩いてくれる!!
イカれた頭が直らないかと、目の前の女に向かってカーボンローラーを振り上げる。
「え、あ.....ちょっと!?」
「......は?人が...変わってる?あれ、周りも元に...」
先程までの気味悪い目ん玉だらけの空間は何処へ....。
もしかして、さっきの女、本当に妖怪だったのか?
ううん、いやいや、あり得ねぇ!!
「それは紫さんの仕業よ。生憎、私もそれに巻き込まれたみたいだけど...。
私みたいな嫌われし妖怪が来て良いのでしょうか」
「.......は?」