二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: chaosdealer Crisis(登場人物募集してます) ( No.21 )
- 日時: 2016/09/03 21:29
- 名前: 黒猫δ (ID: R1HrIXSx)
- 参照: http://C.C. black
さて、投稿します。
桜橋達は病院の目の前まで移動していた。するとそこに、先程までぼんやりと病院の前に流れている川を見ていた敦の叫び声が聞こえた。
桜橋「……何かあったかねぃ?」
ピカチュウ「ピカピー……」
レイ「『特に何もないと思うけど』だって」
芥川「あいつは何をしているんだ……急いでいると言うのに」
芥川は我関せずと言ったように先へ進む。桜橋は皆に一度戻って確認してくる、と行って敦とトクマが川を見下ろしている病院前にある橋へ向かった。
**☆**
敦「何やってるんですかぁぁぁぁ!?」
トクマ「あれ、知り合い?」
敦が砂色のコートを見て叫んでから少し経ったときのこと。敦はいまだに叫び続け、トクマは、その砂色がコートであることを確認した。
桜橋「一旦落ち着きんしゃい。どしたの?アツシくん」
敦「あ、あそこに太宰さんが……多分、いつものことだけど」
叫んだことにより、桜橋が戻ってきて敦を落ち着かせる。そして、落ち着いてから、敦はそういって川に浮かぶ砂色を指差した。
桜橋「……うーん、とりあえず……引っ張りあげてみるかねぃ……」
そう言うと、桜橋は手から細い闇でできた糸を、器用にその砂色に絡ませ橋の上に上げた。上がってきたのは紛れもなく人間で、橋に上がって数秒と経たずに、彼は起き上がった。
???「おや、敦くんおはよう。まさか、こんなところで会うなんてね」
敦「何いってるんですか太宰さん!?また、入水してたんですか!?」
トクマ「え?またって……えっ?」
川で浮かんでいた人物……太宰治は何事もなかったかのようにヘラリと笑う。敦はそれを見て呆れたように、それでもほっとしたようにため息をつく。トクマは敦が『また』といったことを疑問に思った。
トクマ「ねぇ敦。さっき『また』っていってたけどさ、何回もこんなことしてるの?この人」
敦「ええ、かれこれ数十回以上です……」
太宰「いや〜、良い川があるとついつい飛び込みたくなるんだよね〜」
桜橋「ならないと思うけどねぃ、普通」
トクマの質問に敦はどよーん……とした重たい雰囲気を発しながら答える。対して、太宰はにこやかに答えた。桜橋はそれに突っ込んでいたが。
太宰「しかし……また助けられてしまったか……チッ」
トクマ(なにいってんのこの人!?)
太宰「……で、この状況は一体どうしたのかな?」
敦「どうやら、月宮財閥の実験に巻き込まれたみたいです……」
太宰は敦にこの状況について尋ねた。太宰は敦の説明を聞き終えたあと、「とりあえず、解決策を探すしかないみたいだね」と言って立ち上がり、人が集まっていた病院の方へ向かう。
しかし、トクマは敦に質問する前に太宰が発した小声に(あ、こいつヤバイやつだ)と思ったのだった。
**☆**
- Re: chaosdealer Crisis(登場人物募集してます) ( No.22 )
- 日時: 2016/09/03 21:30
- 名前: 黒猫δ (ID: R1HrIXSx)
- 参照: http://C.C. black
敦達が太宰を川から引っ張りあげている頃、他のメンバーは病院の入り口付近に集まっていた。
マリオ「どうする?病院の扉が開かないぞ?」
室井「確か……この病院の扉は毎日警備員の人が時間になったらセキュリティパスワードで開けるんだよな……」
しかし、病院に着いたは良いものの、中に入ることが出来ず、中に入る方法を模索していた。
花咲「ピカチュウと私の電流でショートさせればいけないかな?」
レオナルド「多分、ショートさせるのに時間がかかるはずだよ。その間に人工カオスディーラーが来るとも限らない……さっき倒したやつらがいつ復活して来るかもわからないし……」
花咲の提案に、レオナルドが反論する。確かに、さっき倒した人工カオスディーラーがいつ復活して来るか分からないのだ。花咲は「そうだね……」と言って引き下がる。そこでミズキが口を開く。
ミズキ「……なら、扉を壊せば良いじゃん。見た目防弾ガラスの強化版みたいだし」
ルイージ「いや、どうやって壊すのさ……」
ミズキの突拍子もない提案に、ルイージがツッコむ。しかし、ミズキは真面目なようだった。
ミズキ「ガラスなら、壊せるかもしれないって思ったんだよ。……方法を思い付かないけど」
アレン「その前に、どうやって壊すんですか……どこかの映画みたいに、丸太を持って突っ込む訳にはいきませんし……」
ミズキ「それだ」
アレン「えっ?」
ミズキが方法を思案していると、アレンからのツッコミが入る。しかし、それはミズキにイメージを生ませてしまったようだ。
……結果
ミズキ「じゃあ、みんなでこの丸太を持って前頭の人……僕の合図で扉に突っ込む。それで良い?」
そこにはゆうに20メートルを越える丸太が転がっていた。その丸太には病院側を向いた切れ端の方に赤色の布が被せられていた。
アレン「実際に丸太を作って突っ込むって……何考えてるんですか……」
芥川「僕(それがし)にはわからぬ」
マリオ「壊れた所からアイツら入ってこないよな……?」
ミズキ「直しておくから、大丈夫」
リナリー「その布はどうするんですか?」
虹宮「それは、僕が能力を使って力を付与した布なんだ。……見れば、わかると思うけど……」
レオナルド「あ、敦くんたち来ましたよ!!」
レオナルドが指差す方には敦達が走っているのが見えた。
**☆**