二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: chaosdealer Crisis(登場人物募集してます) ( No.24 )
日時: 2016/09/03 21:33
名前: 黒猫δ (ID: R1HrIXSx)
参照: http://C.C. black


敦やトクマが病院の前に着いたとき、そこには大きな丸太の横に並んでいるメンバーがいた。



敦「……これは、何があったんですか?」

ミズキ「病院の扉が開かないから突っ込もうかと」

トクマ「リアルで『丸太で突っ込む』のかwwwどういうことだよwww」

桜橋「……どうしてこうなったのかねぃ」


敦の質問にミズキは真面目な表情で答える。その様子に三人は三者三様の反応をする。ふと、トクマが横を見ると、笑い転げている太宰の姿が目に入った。


敦「……ほっときますか。太宰さんは」

太宰「ひどいなぁ、敦くんは」


敦が太宰をほかっておいて、丸太の横に駆けていく。それを見習い、残っていたトクマと桜橋も後をおっていった。
ミズキの前には太宰一人が残っていた。


ミズキ「どうしましたか?」

太宰「突っ込むのは良いけどさ。どうやって突っ込むだけで扉を壊すのか気になってね」


太宰はミズキに問う。


ミズキ「虹宮さんの能力で、赤い布に『ぶつかったとたん爆破する能力』を付与してもらいました……威力は大丈夫だと思いますが」

太宰「ふーん……」


ミズキは太宰にどういった作戦か伝える。太宰は少し考え込むと、話始める。


太宰「だとすると、先頭のきみは爆発のダメージを負うことになるよね?」

ミズキ「僕は受けても平気ですからね。……突っ込む前にはバリアを張りますが」

太宰「でも、それだと彼らは悲しむんじゃないかな?」

ミズキ「……これしか、方法が思い付かなかったんです。時間が掛かって、みんなが傷つくよりも賢明だと思ったんですが」


太宰にこの作戦の欠点を突かれ、ミズキは太宰に向けていた視線を落とす。太宰は続けた。



太宰「皆を傷つけたくないのはわかるけど、自己犠牲に走ったら皆が悲しむよ。だからさ」


そういって、太宰は言葉をきり、一呼吸置いた。




太宰『私にも手伝わせてくれないかな』




ミズキはその言葉に落としていた視線を太宰に向ける。


ミズキ「……どうやって、ですか?」

太宰「私の異能力___『人間失格』はどんなものでも、能力ならば無効化することができるんだ。だから、私が先頭なら、爆発は無効化できる」

ミズキ「ガラスはどうするんですか」

太宰「それは、きみがバリアを張れば良いじゃないか」


ミズキは「結局、バリアは張るんですね」と言いながら、控えめに笑った。


☆*☆*☆


Re: chaosdealer Crisis(登場人物募集してます) ( No.25 )
日時: 2016/09/03 21:37
名前: 黒猫δ (ID: R1HrIXSx)
参照: http://C.C. black

ミズキ「それじゃ皆、丸太はもった?」

「「「おう(ああ)(うん)」」」

太宰「なら……突撃!」

敦「何で太宰さんが先頭にいるんですか……」



彼らは全員で丸太を持ち上げ病院の固く閉ざされた扉に突っ込む。最前列はミズキと太宰。最後尾はスピードを出すため、トクマがついた。
突撃の合図で皆は病院の扉目掛けて丸太を持って突っ込む。




そして……

トクマ『いっけぇぇぇぇぇぇ!!!』


トクマが丸太を持って全速力で走り……




虹宮「『赤色にぶつかったとたん爆破能力を付与します』!」


途中で虹宮が色彩の能力を発動させ……



ミズキ「『ライトバリア』!」



ミズキがバリアを掛け、ガラスが皆に掛からないようにさせ……





太宰「異能力『人間失格』」


太宰が異能力を発動させ……






そして






盛大な爆破音と爆破による炎、そして爆風が巻き起こった。



☆☆*☆☆


Re: chaosdealer Crisis(登場人物募集してます) ( No.26 )
日時: 2016/09/03 21:38
名前: 黒猫δ (ID: R1HrIXSx)
参照: http://C.C. black

???「…………ここは」

立花満は施設でラジオをつけて本を読んでいたはずだった。しかし、ラジオから突如、意味不明な言葉が聞こえてきたと思ったら、いつしかこんな殺風景な部屋にいた。


立花「……ここは、病院?」


立花の目に写るのは白く汚れのないベッド、床頭台に小さな冷蔵庫をテレビ。ほんの少しだけ開いた窓。
そう、それは病院の病室そのものだった。


立花「……」


立花は無言で病室をでる。そこには無人のガランとした病院が広がっていた。


立花「……人?」


しかし、その無人の病院の中にひとつだけ白い病院の内装に、黒く動く人形が見えた。


*☆*☆*


時を同じくして、黒いひらひらとした女神の服を纏った女神、エンドゥミナは病院をさ迷っていた。


ミナ「なんか、人がいない病院って気味が悪いわね……」


エンドゥミナも一人でラジオを聞いていると、突然、転移呪文が流れてきた。
するとどうだろう、気がつけばここにいたのだ。
そして、現在に至っている。


ミナ「全く……帰ろうと思っても何かが邪魔して帰れないし……あら?」


エンドゥミナは一人呟く。すると、少し遠い病室の前に一人の少女とも少年ともとれる人物がいるのを見つけた。


ミナ「ようやく人を見つけたわね……さて、どうしましょうか……」


そうして、エンドゥミナはその少年のもとへと向かった。



*☆*☆*

ミナ「ごきげんよう、私は多次元世界の無を司る女神エンドゥミナよ。よろしく」

立花「ご……ごきげんよう?え……えと」


立花が彼女の姿をとらえてから数秒、彼女は此方にやって来た。
そして、黒いひらひらの服の女性はエンドゥミナという人物であることがわかった。


ミナ「そちらのお名前は?」

立花「……立花、満」

ミナ「そう……じゃあミツル、よろしく」


そういって、彼女は手を差し出す。多分、握手をしようとしたのであろう。
立花も彼女の顔と手を何回も見ながら、おずおずと手を差し出す……が、



突如として無人の病院に爆発音が響く。それは、病院全体を揺るがし、立花やエンドゥミナにも伝わった。


ミナ「何かあったのかしらねミツル。いきましょ?多分、爆発が起こったのは一階よ」



立花「……わかった」


そうして、立花とエンドゥミナは一階へと向かった。
下階に、誰かがいることを祈りながら……



☆☆*☆☆


Re: chaosdealer Crisis(登場人物募集してます) ( No.27 )
日時: 2016/09/03 21:39
名前: 黒猫δ (ID: R1HrIXSx)
参照: http://C.C. black


一方、その頃病院のエントランスホールには15人の姿があった。



トクマ「病院、とうちゃーく!」

ピカチュウ「ピカピー!」

マリオ「結構前から着いてはいたがな……」

敦「ようやく、病院の中に入れましたね……」


そこでは、ある人物は病院に入れたことによろこび、ある人物はこの作戦が成功したことに安堵していた。


桜橋「お疲れ〜ミズキちゃん。怪我なかった?結構派手に突っ込んだけど」

ミズキ「……うん、大丈夫。怪我してないよ」

桜橋「それは、よかった。心配していたんだよねぃ」


桜橋はそういって微笑む。ミズキは誰かが自分に近づいていたことに気がつき、そちらに顔を向ける。



ミズキ「ルイージさん、なにかありましたか?」

ルイージ「お疲れ様。……あの……扉は……」

ミズキ「扉なら、治したけど……」


ミズキに言われて、ルイージが扉を見ると、壊れたはずの扉がなおっていた。そして、受付を物色していたレオナルドが叫ぶ。


レオナルド「パスワードも見つけました!これなら、いつでも中に入れますね」


レオナルドがパスワードの書かれたメモを発見したのだ。皆はいつでも病院に入れることに歓喜した。
そして、とりあえず、ここで休憩と、今後についてどう動くかを考えることにした。



そして、それから暫くたってから、二つの足音が聞こえてきた。




今回はここまで。

葉月さん、ハンディスさん。このような感じでいいでしょうか?
何か違うところ、こうしてほしい等がありましたら言ってください!