二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: chaosdealer Crisis(登場人物募集してます) ( No.53 )
日時: 2016/09/17 18:43
名前: 黒猫δ (ID: yAGaFXYp)
参照: http://C.C. black

さて、投稿していきます



白衣を着た青年__灯炉は誰もいない町を探索していた。
幸いにも、彼は何にも会うこともなかったので、白衣は汚れていなかった。しかし、季節は初夏。



「……暑い……どこもクーラー効いてなかったからな……」

『うるさい、とりあえず誰かいないか探さないとな、どうにもならねぇ』

「……はいはい」



白衣の青年は、不可視の青年__マオと話しながら歩いていた。

ふと、T字路に差し掛かる。そのT字路をフラりと左手に曲がった。



灯炉「___っ!!」



すると、そこに広がっていたのはは数え切れない人型の骸と、赤に塗りつぶされた路面。そして



____そこに立つ藍髪の少年の姿だった。


*☆*☆*



白衣の青年(灯炉)と藍髪の少年(立花)が人工カオスディーラーを挟んで対峙する。
暫し、膠着状態が続く。そして、それを破ったのは灯炉だった。


灯炉は一歩、後退り、そして……



灯炉「……あ、ごめんなさい!?すみませんが助けて下さい!ここどこですか!?すみません、お願いします、教えてください!動く肉塊だらけに二人だけだと本当にキツいですお願いします!」



そういって、思いっきり土下座した。



☆*☆*☆


立花は突然土下座した白衣の青年を呆然と見ていた。それもそうだろう。目の前にいた人物が突然土下座したら、誰でもそうなる。

そうしていると、いつのまにか後ろに人工カオスディーラーが迫っていたようだ。エンドゥミナの声が飛ぶ。


ミナ「立花、危ないわよ」


そういって、エンドゥミナは、立花の後ろにいた人工カオスディーラーを、無から作り出した槍で凪ぎ払った。



*☆*☆*

Re: chaosdealer Crisis(登場人物募集してます) ( No.54 )
日時: 2016/09/17 18:44
名前: 黒猫δ (ID: yAGaFXYp)
参照: http://C.C. black




一方で、伏せていたメンバー達も動き始める。



マリオ「助かったぞ。レイ」

太宰「敦くんは先に行っちゃったみたいだね」

リナリー「あら、エンドゥミナさんもいませんね」

桜橋「立花くんもだねぃ……」



そして彼らも、わらわらと集まってくる人工カオスディーラーを倒す。
しかし、人工カオスディーラー達が前回戦ったとき、使わなかったはずの魔法を使っていることに疑問を持った。



マリオ「しかし、なぜ魔法をつかっているのだ……?確か、昨日は使っていなかったはずだが……」

レイ「たぶん、昨日戦ったことによって知識を得たのかもしれないね……」



レイが戻ってきて、マリオの質問に答える。レイは続ける。



レイ「……そうだとしたら、少し厄介だね……倒す度に強くなるなんてね……」



レイはそういって、少し目線を下げる。メンバーの一人が「まるでチートだ……」と呟いたことも付け加えておこう。



虹宮「それなら……倒さずに足止めができればいいんですよね」

マリオ「……?そうだな」



唐突に虹宮が言う。確かに、倒さずに足止めができれば、苦労することはないが、方法がない。
しかし、虹宮には何か作戦があるようだ。



虹宮「……一つ提案があります。ここは、僕に任せてもらえませんか?」

太宰「いいけど、どうするんだい?」



そうして、虹宮は方法を話し始める。



虹宮「……まず、今ここにいるメンバーはここで待っていてください。いないメンバーはそのままで大丈夫です」

マリオ「なぜだ?」

桜橋「それは俺から説明するねぃ」



そういって、桜橋が口を挟む。



桜橋「それは、俺が遠距離でも張れるバリアを張るから、大丈夫なんよ。場所も自分で調節できるしねぃ」



そういって桜橋は、手に黒い炎を灯し、適当な位置に放り投げる。その炎は地面に触れたとたん膨れ上がり、黒いドームを作り上げる。



桜橋「……ね?これなら大丈夫っしょ?」



満足げにふわりと笑って桜橋はマリオ達の方を向いた。
マリオ達は、それならと承諾した。虹宮はその光景を見て、話を続ける。



虹宮「そのドームでここにいないメンバーを包んでから、僕がこれで人工カオスディーラー達にペイントします」



そういって、虹宮は某イカゲームの武器のような水鉄砲(?)を取り出した。



虹宮「……これで、ペイントしてから丸太のときみたいに色に能力を付与します」



メンバー達は小さく頷いた。



☆*☆*☆

Re: chaosdealer Crisis(登場人物募集してます) ( No.55 )
日時: 2016/09/17 18:45
名前: 黒猫δ (ID: yAGaFXYp)
参照: http://C.C. black




桜橋「作戦開始だねぃ」

虹宮「そうだね。……じゃあ、桜橋。お願いね……」

桜橋「あれ?ソラちゃん。少し俺たちにもなれてきた?……なら、嬉いねぃ」



二人は、他のここで待っているメンバー達の前に立っていた。
カオスディーラーがいるため、それを狙う人工カオスディーラー達は、当然こちらに向かってくる。
しかし、彼らは顔を見合わせた、一言二言声をかけたあと、桜橋は唱えはじめた。



桜橋「それじゃいくよぃ『闇の防円陣』!」



そういって、桜橋は皆に見せたのと同様に黒い炎を手に灯し、放り投げた。
その炎は、途中で4つに分裂し、立花、エンドゥミナ、敦の方へと向かっていく。
残りの一つは二人の前に壁となって立ちはだかった。



桜橋「……張れたみたいだねぃ。準備OKだよぃ」



桜橋が目視でバリアが張れたことを確認すると、虹宮に準備が完了したことを告げる。
虹宮はそれを聞いて小さく頷くと、水鉄砲を構えた。



虹宮「……行きます!」



虹宮はそういうと、バリアを越えて2〜3メートル走ったあと、小さく踏み込み、ふわりと跳躍した。人工カオスディーラー達がわらわらと虹宮に集まり始める。そこに虹宮は水鉄砲を向けた。



虹宮「『カラーペイント:青』!」



そういって、水鉄砲のトリガーを引くと、何も入っていなかったはずの水鉄砲から青色の絵の具が吹き出す。それは、絵の具切れも起こさず、辺りを青色に染め上げる。

辺りが青一色に染まりあがると、虹宮は青色に能力を付与するために魔法を唱えた。


虹宮「『青色に時間停止の能力を付与します』!」



虹宮がそう唱えると、人工カオスディーラー達の動きがピタリと止まった。


☆*☆*☆


Re: chaosdealer Crisis(登場人物募集してます) ( No.56 )
日時: 2016/09/17 18:47
名前: 黒猫δ (ID: yAGaFXYp)
参照: http://C.C. black

虹宮「……やりました!」

桜橋「うんうん、助かったよぃソラちゃん」

リナリー「すごい……こんなこともできるのね……」



皆が驚きの余り辺りを見回していると、戦っていたメンバー達が戻ってきた。そこには、立花が発見した白衣の青年、灯炉もいた。



マリオ「……誰だ?」

灯炉「あ、ごめんなさい!……えっと、僕は……」


虹宮「……あの」



灯炉が名前をいいかけたとき、虹宮が慌てたように口を挟んだ。


虹宮「……早くここを離れましょう?……いい忘れてましたが僕が掛けた魔法は5分しか持たないんです……」

メンバー達「「速くいってよ(下さい)!!」」

桜橋「……重要なこといい忘れてたねぃ……それも、ソラちゃんらしいか」



虹宮はしょんぼりと肩をすくめて、制限時間があることを告げる。メンバー達はそれを聞いて急いでこの場を離れ、市役所を目指し始めた。

桜橋は、虹宮が自分から提案したことや、勇気を持って自ら敵に攻め込むところを見て、「成長したなぁ」と心で思いながら、市役所に向け、走っていった。





彼らが市役所につくまであと少し……

Re: chaosdealer Crisis(登場人物募集してます) ( No.57 )
日時: 2016/09/17 18:49
名前: 黒猫δ (ID: yAGaFXYp)
参照: http://C.C. black






















この戦いを、とある人物はビルの屋上から眺めていた。
とある人物は彼らに見つからなかったことに胸を撫で下ろした。しかし、とある人物は彼らがいなくなった、青一色に染め上げられた路面の眺めながら、小さく呟く。


???「……ごめんね、助けてあげられなくて……」


そういって、とある人物はビルの屋上にある落下防止用フェンスに背を向ける。



???「……でも、出来る限りの協力はするね」



とある人物がそのビルのから出て、少ししたところで、その人物の持っていた無線機が反応する。



???「……わかりました。彼らを見張ればいいんですね。……それから、取締役と警護の人物に……はい、わかりました」



その人物は青一色に染まった道と人工カオスディーラー達で埋め尽くされた道を進んでいった。





次回は警察署組です。さて、彼らの運命やいかに……


残り登場人物
enemy ??
my help member 4人
chaosdealer 2人
other help member ??(今現在出ていないのはタタラさんの一人)



次は技等を説明します