二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 神様が愛した世界に平凡な学生が転生してくるそうですよ? ( No.2 )
- 日時: 2016/09/22 12:58
- 名前: garba (ID: LQ6lWmHc)
- 参照: 二話 〜デジャブ〜
『ボォォォォォォォォォォォン!!!』
どこかから、大砲の爆音がする。
至る所が燃え、人の死体が重なった光景が俺の目に映る。
逃げようとしても逃げられない。
まるで、足が束縛されたように。
銃声が絶えない。地面には亀裂が走っている。
少し離れた場所にある高台には、なぜか兄がいた。
腕が束縛され、顔は下を向いている。
なぜ、兄がここにいるのか。その答えを知っている気がした。
思い出そうとしても思い出せない。じれったい感じがした。
そして、高台に角を生やした女が登ってきた。
これから何をするのか。それも知っている気がした。
ーーーまるで、物語の結末を知っているように。
『バァァァァァァァァァン!』
突然、兄に向かって発砲された。
何か、デジャブの気がする。
もう、絶対経験したくないような。
冷や汗をかいて、身体中が熱い。
怒りがこみ上げてくる気がする。
突然、視界が真っ暗になった。
力が抜けていくような気がする。
ーーー目を開けると、屋根が見えた。
「ハッ…!!、ユメ…か。」
5時45分。俺は起床した。
「ふわぁ…起きるか。」
俺が顔を洗おうと立ち上がったその時。
『グキッ』
「痛っ!!って…足を怪我してたのを忘れてた…安静って言われてたな。」
「あら、優也。おはよう。なかなか起きるの早いわね…」
挨拶をしに来た霊夢はもう服装も髪も整っていた。さすが巫女である。
「そういえば、魔理沙は起きたのかしら…お味噌汁が冷めちゃうけど…」
と言って霊夢は魔理沙を起こしに行った。
「さて…居間に向かうか。」
そう言って俺は足をひきずった。
「魔理沙!!起きなさい!!」
「あ…あと五分…」
「そのセリフは聞き飽きたわ!!はよ起きろ!!」
「わ、私の布団があああ!!」
一方その頃、紅魔館ではーーー。
「まさか……あの『支配』がもう一度行われるというの…!?」
「そのように考えられるわ。なるべくこの情報は外部に漏らさないように…」
何かが起ころうとしていた。