二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 神様が愛した世界に平凡な学生が転生してくるそうですよ? ( No.3 )
日時: 2016/09/28 21:42
名前: garba (ID: gQZMAxE2)

『ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!』

老人「こ、こら!!待ちなさいあんた達!!」
盗人「やったぜ兄貴!!これで金に困らないぜ!!」
盗人(兄)「まだ安心するの早いぜ…警察が追ってきてる。」
盗人「取っ払っちまいなよ!!兄貴ィ!」

『キキィィィィィィィーッ!!』

男はバイクをドリフトさせ後ろに振り向く。


盗人(兄)「光符!!【スーパーノヴァ!!】」

『ボォォォォォォォォォォォン!!!!!』

男がそう言った瞬間、光に包まれると同時に大きな爆発が起きた。

盗人(兄)「光を操る程度の能力…なかなか便利だな…」

警察「おっと、犯人発見!!」

盗人「っ!?」


警察「最近は物騒だね〜…風符!!【グランドインパクト!!】」

『ボォォォォォォォォォォォン!!!!』

女は盗人達に向けて手のひらを前に出した。
そして手の真ん中に窪みを作り、風を集めた。
その集めた風にありったけの霊力を込めて発射する。


盗人「ぐわああああ!!!」
警察「はい、強盗と能力窃盗罪で12時35分、逮捕ね。」
盗人「クソッ……!!」





霊夢「最近、パトカーが通る数が増えたけど、なんでかしら…」

この幻想郷には、『能力警察』という犯罪を防ぐのに適した能力を持った人間が警察になれるというものがある。

最近は女の新人が増えたんだとか…

俺「なあ霊夢、さっきの話の続き、ここは日本じゃないってどういうことだ?」

霊夢「ああ、その話ね。ん〜と、簡単に言うとあんたは神に導かれたの。何かここでやり遂げたいがあるんじゃない?優也。」

俺「やり遂げたいこと…でもさっきから何かが引っかかってる気がする。兄が殺される夢まで見た…」

霊夢「…………え?」


俺がそう言った瞬間、霊夢は煎餅を食べていた手を止めて、深刻そうな顔で見てきた。

俺「ん?俺変なこと言ったか?」

霊夢「変なことも何も…それって戦争みたいな…」

俺「いや…詳しくは思い出せない。」

霊夢「ああ…そう。(これはマズイわね…)」







今、紅魔館で起きていること。
俺の見た夢。
幻想郷の過去。

全てが交差している今、何が起ころうとしているのか。



それを知る奴は、






『俺』なのであることを、知らなかった。