二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 神様が愛した世界に平凡な学生が転生してくるそうですよ? ( No.5 )
日時: 2016/11/06 19:24
名前: garba (ID: GIbjwVb1)

フラン「はあっ…はあ…グハッ…」
警察「フランさん!?…っ、畜生!!血が…!!おまけに霊力まで…治療…!!」

警察がフランの胸元に手を当てたかと思うと、今度は風の力で血管に固まった血を吹き飛ばした。そうすると、血管と血管同士をバッグからあった特殊な器具から取り出し繋いだ。最後に体を縫い合わせて、治療を終えた。

警察「後は永遠亭で…!」
レミリア「フラン……どうしちゃったのよ…!」



ーーーーーーーーーーーーーー


霊夢「あんたに…能力が出来てるわ…!」
俺「………は?能力って…霊夢みたいな?」
霊夢「そうよ!まさしくそれ!!『支配』の夢を見てから薄々気づいてたけど…
その能力で、二回目の支配を防ぐの!!」

俺「…二回目の…支配?」
霊夢「ハッ…しまった!」

霊夢は口に手を合わせて何か諦めた顔をした。

俺「支配…紫苑…あ…」

霊夢「ちょっと!?優也!?」



「俺は…」
「あんたは…」

『努矢 紫苑の弟!!』


俺「あっ…」
霊夢「やっぱり…!」

俺「詳しく…話してもらおうか。」

霊夢「はあ…わかったわよ。まずね、信じられなくてもよく聞いて。」

俺は黙ったまま頷いた。

霊夢「この幻想郷では昔、支配という戦争が行われていたの。その支配が終わった時あんたの兄は殺された。その支配を行ったのは、『星熊 勇儀』。
勇儀は戦争の終わり際に、『この支配はもう一度行う。その支配の実態を知っているものがこと幻想郷に来た時、もう一度支配が行われるだろう。』と。

俺「んで、その実態を知る人物が…」
霊夢「ええ、まさしくあんたね。」
俺「なんか…厄介ごとに巻き込まれたのか…」
霊夢「厄介どころじゃないわよ!?あんたがこの世界を救わないと…地球もどうなるか、わからないのよ。」

俺「っ…」

その時、頭の中で金属音が響いた。
『地球』という言葉がリピートする。


俺「…、地球…」


その言葉に、何か強い意味が込められているような気がした。




ーーーーーーーーーーーーーー永遠亭ーーーーーーーーー


『ピッ、ピッ、ピッ、ピッ……』

永林「ふぃー……フラン、大出血ね。おまけに霊力も空っぽ。回復まで時間がかかるかなー。」

レミリア「…そっか。」

永林「…どうしたのよ、そんなそっぽ向いて。」

レミリア「え?…ううん、なんでもない。ちょっと昔のことを思い出してただけ。」


永林「そういや、ここら辺に人間が来たんだって?」

レミリア「ええ、そうみたいね。なんか『支配』を防ぐ用途で来たんだとか。」

永林「なんか…………幻想郷もいつ消えてもおかしくないわね。」

レミリア「…真顔で不吉なこと言わないで。怖い。」

永林「ごめんごめん。…でも、本当に油断できない状況だし…」

レミリア「ええ…腹括んなきゃ。」

永林「直々あいつが動くわよ…」










「はあ…あいつがねえ…」



二人は声を揃えて、そういった。