二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 東方心面影 【東方×ペルソナ4】 ( No.30 )
日時: 2016/10/15 22:14
名前: いっちゃん (ID: QeRJ9Rzx)

魔法の森を抜け、博麗神社に戻る事にした一行。

その道中…

?「いただきま〜す!」

陽介「おわぁ!」

何かが草むらから飛び出してきた! 近くにいた陽介は、反射的に飛び退く。

飛び出してきたのは、黒いワンピースを着た、金髪の少女だった。

霊夢「って、ルーミアじゃない。」

鳴上「ルーミア?」

魔理沙「闇を操る人喰い妖怪だぜ。どうやら、腹を空かせてるみたいだな。」

鳴上&陽介「え?」

鳴上と陽介は一瞬で青ざめた。それもそのはず、背後で彼女…ルーミアがヨダレを垂らしながら目を輝かせているのだから。

ルーミア「安心して。あんたは私の中で生き続けるんだから。」

陽介「安心できるか! つーか『食う』ってやっぱ物理的な話か!」

鳴上「と、とりあえず、落ち着け。ルーミア。」

ルーミア「ん? あなたは、食べてもいい人類?」

鳴上「食べちゃいけない人類だ。絶対に。」

ルーミア「というか、あなた達どこから来たの?」

紫「この二人は、外の世界の住人よ。」

ルーミア「いや、そういう意味じゃなくて、どこを通ってここに来たかって事。」

魔理沙「へ? いや、普通に魔法の森から出て来たけど、それがどうかしたのか?」

ルーミア「それはおかしいわ。だって私、魔法の森に入れなかったんだもの。」

一同「!?」

一行は、ルーミアの言葉に驚きを隠せなかった。

霊夢「魔法の森に…入れなかった!?」

Re: 東方心面影 【東方×ペルソナ4】 ( No.31 )
日時: 2016/10/16 10:06
名前: いっちゃん (ID: QeRJ9Rzx)

魔理沙「入れなかったって、どういう事だ?」

ルーミア「なんかね、結界みたいな見えない壁があって、入る事ができなかったの。」

萃香「結界? そんなものあったっけ?」

紫「私は何も感じなかったけど…」

ルーミアが魔法の森に入れなかったという事実を不思議に思う霊夢達。

すると、鳴上がある事を思い出す。

鳴上「そういえば、魔法の森に入った時、何か違和感を感じたんだ。」

アリス「違和感?」

鳴上「なんか、薄い膜を通過したような、そんな感じなんですけど…」

陽介「やっぱお前もか。」

霊夢「その『薄い膜』が結界…」

アリス「でも、なんで悠達だけが、結界を通る感触を感じたのかしら?」

紫「私達が通れて、ルーミアが通れなかったっていうのも不思議ね。」

魔理沙「どういう事なんだ? 法則が全く分かんないぜ。」

不可解な現象について、考え込む一行。

霊夢「こんな道端で考えてたって仕方無いわ。まずは博麗神社に戻りましょ。」

鳴上「そうだな。」

ルーミアに別れを告げ、一行は博麗神社に戻る。

ルーミア「じゃ〜ね〜!」

陽介「もう俺達を食おうとするなよ!」