二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【キャラ募集中】血と恐怖の戦闘中【リアル戦闘中】【R-15】 ( No.16 )
日時: 2016/10/21 18:38
名前: 春眠暁 ◆VyTjIX2e5Q (ID: fIcU8FL5)

ふと頭上から声が聞こえた。
ミクと少女は声の聞こえた方向を向くが、そこには何もない、夜空が広がっているだけだった。

ミク「あれ?夜だったんだ?」

確か、寝る前(?)の最後の記憶は確か昼だったんだけどなぁと、ミクが疑問に思っていると、

少女「いや、そこですか?」

と、少女に突っ込まれた。確かに今考える事では無かったと言うためにミクが口を開いたところで、先程と同じ声が聞こえた。

GSA『『私の名前はGSA。よろしくお願いします。』』

GSA『『ようこそ【ハグルマシティ】へ。これよりゲーム【リアル戦闘中】を開始したいと思います。』』

少女「リアル戦闘中?」

リアル戦闘中・・・?戦闘中は聞いたことあるけど、リアル戦闘中ってなんだろう?と少女が首を傾げていると、また、同じ声で、

GSA『『【リアル戦闘中】とは、他の参加者を【殺す】ことが、通常の戦闘中でいう撃破となる戦闘中でございます。』』

こ・・・殺す?!

ミクと少女は同時に声を上げた。

GSA『『参加者はこの【ハグルマシティ】に居る全員。拒否権はありません。』』

ミク「拒否権って何?」

少女「・・・」

ミクの疑問に対して少女は半目を送るだけだった。

GSA『『その他の詳しい説明は支給されているルール説明書を読んでください。それではゲームをはじめ・・・』』

と、謎の声がそこまで言ったところでふと、声が止まった。

GSA『『ふむ・・・そうですね。そうした方がいいかもしれませんね。』』

何者かに指摘されたような謎の声は、納得したように呟くと、

GSA『『どうやら、参加者の方の中には、まだ、貴殿方の置かれている状況がわかっていない方が多いようですね。それでは・・・』』

謎の声がそこまで言うと夜空に映像が浮かび上がった。メリーゴーランドが映っているのを見ると遊園地を録っているらしい。

ミク「あ、あれ?」

ふとミクは声を上げる。その映像の中に見覚えのある人物が映っていたのだ。

ミク「あれって・・・テトさん?でもなんで・・・」

そう、映像に映っていたのはミクの知り合いである【重音テト】であった。

GSA『『今映っている人物はこのゲームの参加者の一人です。いまからこの参加者を【見せしめ】の材料にしたいと思います。』』

ミク「見せしめ?」

【見せしめ】とは何か、ミクが思考していると、

テト『キャアァァァァァアァァ?!』

左手首が光ったかと思うと、次の瞬間テトは金切り声のような大きな悲鳴を上げながら発光しはじめた。

ミク「て、テトさん?!」

ミクが声を発した時には、テトは、既に人とは呼べない(まぁ、もともと人じゃなくてキメラだが、その辺は置いておくとして)黒い塊になっていた。

GSA『『このように、参加者の左手首には、高圧電流を流す腕輪を仕込ませていただきました。このゲームが殺し合いのゲームであることは紛れもない事実ですので、その辺りはお忘れの無いように。』』

ミク「あ、あぁ・・・あぁあ・・・あ」

知り合いが死んでしまったショックが大きかったのか、そんな声を最後にミクは気を失ったように倒れた。

少女「だ、大丈夫ですか?!」

慌てて少女が駆け寄ってミクの体を支える。
命に別状は無いようで、少女はほっとした。

GSA『『おやおや・・・今ので精神の弱い何人かが気絶してしまったみたいですね・・・。今すぐゲームを始めるのは最善策ではないようですね・・・。では今から10分後にゲームを開始したいと思います。それまでは皆さんじっとしてくださいね。』』

そう言い残すと、謎の声はプツリと途絶えてしまった・・・。

Re: 【キャラ募集中】血と恐怖の戦闘中【リアル戦闘中】 ( No.17 )
日時: 2016/10/22 18:02
名前: 春眠暁 ◆VyTjIX2e5Q (ID: gdK5hR0W)

【エリアC6住宅街:とある住宅のリビング】

少女「起きてくださーい!」

起きろという声を聞いて目が覚めた。ミクは眠そうに目を擦りながら起き上がる

ミク「う・・・変な夢だった・・・」

少女「いや、夢じゃ無いですからね!」

ミクの(もしかしたら夢かもしれない)という希望をあっけなく潰す少女であった。

ミク「ううう・・・夢であって欲しかった・・・。」

少女「まあ、気持ちはわからないでもないですからね・・・。」

知り合いが死んでしまったのである。ミクとしては夢で処理したいところであった。
まあ、先程の少女が居る時点で夢で無いことは確定なのだが・・・

ミク「テトさん・・・。」

少女「・・・。」

二人がしんみりしていると突然リビングのドアが開いて誰かが入ってきた。

???「ん?起きた?」

少し不機嫌そうな、小学生ぐらいの少年だ。

ミク「た、ヒビヤくん?!」

ヒビヤ「おう、おばさん、久しぶり。」

ミク「お、おば・・・」

少女「え?知ってるんですか?」

【雨宮響也】、カゲロウデイズというボカロ曲に出てくる少女である。ミクはその曲を歌っているのでお互いに知り合いだったのである。

少女「近くにいたこの子とボクで、気絶したキミをここまで運んだんだよ・・・大変だったなぁ・・・」

ミク「な、なんかすみません・・・」

そういえば、いつの間にか屋内に移動しているのはそういう理由らしかった。

ヒビヤ「で、起きたばかりで悪いけど、どう思う?この状況・・・。」

この状況とは、【リアル戦闘中】に無理やり参加させられたことを言っているのだろう。ミクは少し考えた後、

ミク「このままだと、テトさんだけでなく、他の人や僕達も命の危険がありますよね・・・。」

そう呟いた。

少女「ゲーム終了のルールは、一定人数以下になったらってかなり曖昧ですしね・・・。ん?」

少女は、考えている途中で何か見つけたかのように、ルール説明書を見つめた。

ヒビヤ「ん?どうしたのおばさん?」

少女「お、おば・・・それよりも、ありましたよ!この状況を打破する方法!」

少女はそう声を上げるとルール説明書のとある部分を指差した。

ミク「え?何?」

少女「ここですよここ!」

・制限時間は無し。参加者が一定以下になる。もしくは【ゲームが続行不能になることで】ゲームは終了します。

ヒビヤ・ミク「!」

少女「ゲームが続行不能になればゲーム終了・・・これを上手く使えば、ゲームを終わらせられるかもしれません!」

確かに、ルール通りなら続行不能にできればゲームは終了する。これはルールの抜け穴と言っていい。しかし・・・

ヒビヤ「でも、ゲームを続行不能にするって・・・具体的にどうすればいいのかな?」

少女「う・・・・・・。」

そう、この巨大な殺戮ゲームを続行不能にすることは容易な事ではない。それがこの作戦の穴である。

ミク「でも・・・ルールに書いてあるってことは・・・。続行不能にできる何かがあるんじゃ無いかな?」

ヒビヤ「確かに・・・。できるかどうかわからないけど、これしか方法が無いんだから、やってみるしかないね・・・。」

不安を数えれば限りないが、やるしかない。そう考える一同であった。

少女「そうと決まれば一緒に行動する以上、自己紹介する必要があるね。ボクは【アルル】よろしくね!」

長らく、少女と表記されていた少女、【アルル】はそう言った。


【ゲーム開始まで、後3分】
・今回の犠牲者
【重音テト】

Re: 【キャラ募集中】血と恐怖の戦闘中【リアル戦闘中】 ( No.18 )
日時: 2016/10/24 22:19
名前: 春眠暁 ◆VyTjIX2e5Q (ID: Ya3klDgh)

【現在のパラメータ】

名前【初音ミク】
体調【安定】
ケガ【無し】
精神【やや不安定】
所持品【無し】
スタンス【ゲームを続行不能にする】
思考【不安だけど・・・やるしかない!】
  【テトさん・・・。】
  【他のボーカロイドの皆も居るのかな?】
所在エリア【C6:住宅街】
走力【4】体力【3】知力【3】器用【5】

名前【アルル】
体調【ほぼ安定】
ケガ【無し】
精神【ほぼ安定】
所持品【無し】
スタンス【ゲームを続行不能にする】
思考【不安だけど・・・やるしかない!】
  【やっと名前言えた・・・。】
  【ジェゾとかも参加してるのかな?】
所在エリア【C6:住宅街】
走力【4】体力【6】知力【6】器用【5】

名前【雨宮響也】
体調【ほぼ安定】
ケガ【無し】
精神【ほぼ安定】
所持品【無し】
スタンス【ゲームを続行不能にする】
思考【正直賭博な気もするけど、これしか方法が無いもんな・・・。】
  【そういえば、メカクシ団の皆はどこ行ったんだろう・・・。】
所在エリア【C6:住宅街】
走力【4】体力【3】知力【5】器用【10】