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＿＿＿＿第10話＿＿＿＿

ウソップ「大事故って、、、なんだよ、、？」
サガ「車にはねられたんだ、、、子供を庇って、、、しかもトラックに、、、」
ナミ「子供を庇って、、、トラックに、、、？」
サガ「ああ、ゾロの運動神経なら子供を庇ったままよけることだってできたさ」
ナミ「じゃあなんで、、、ゾロは、、、」
サガ「ゾロが事故にあったのは高1の時だ、、、ゾロはもうその時から剣道で全国1位を取るぐらいの実力があったんだ、、、」
ナミ「そのゾロの実力に事故の事が関係あるの？」
サガ「ああ、大ありだ、、、その実力に恨みを持った奴がゾロに襲い掛かってきてたんだそのせいでゾロは足に怪我をしてた」
ウソップ「怪我？」
サガ「ああ、立ってるのだって辛いくらいのな、、、」
ナミ「え、、、それなのに子供を守ろうとしてトラックの所に飛び込んだの？」
サガ「ああ、ありえないよな、、、怪我してたのに、、、死ぬかもしれないのに、、、ゾロはなんの躊躇もなく子供を庇ったんだ、、、バカだよな、、、」

サガは手を真っ赤になるぐらい握りしめていた
そこにずっと黙って話を聞いていたルフィが口を開いた

ルフィ「それがゾロだ、、、」
ナミ「ルフィ、、、」
ルフィ「どんなに自分が危ない状況でもゾロは罪の無い人の命を見捨てたりしない、、、」
サガ「ああ、そうだ、、、ゾロはそういう奴だ その後ゾロがはねられて血を流してんのに俺は立ち尽くすことしかできなかった、、、」

他の奴は救急車呼んだりなんなりしてたのに、、、とサガは悔しがりながら話していた

ウソップ「サガ、、、」
サガ「ゾロが病院に送られたあと医者には今はとても危ない状態だと言われた
生きられるかどうかわからないと、そう言われた だか、さすがゾロって感じだよ、奇跡的に一命を取り留めた、、、」
ナミ「そうだったの、、、」
ウソップ「じゃあ、ゾロが記憶を無くしたのは、、、」
サガ「ゾロが目覚めたあとに言ったんだよ、、、
これじゃルフィたちに会える前に死んじまうぞ ってな
そしたらあいつなんて言ったと思う？」

サガがナミたちに悲しい笑顔で聞いた
ナミがおそるおそる聞いた

ナミ「なんて、、、言ったの？」

サガは笑顔を無くしうつむきながら言った

サガ「その時ゾロはこう言ったんだよ
＿＿＿＿＿＿＿＿ルフィって誰だ ってな、、、