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「突然ですが、あなた達は選ばれました。



........なんて、言われても何の事か分からないよね？
返事は聞かないわ。此方にあなた達の声は聞こえないから、一方的に話すわね。

まず、此処は夢の中。
ほら、夢特有の浮遊感とか...有るでしょう？そんな感じと思ってちょうだい。
と...安心してちょうだい。目を覚ました後もこの夢の事は忘れないわ。

ああ、えっと、“選ばれた”ってのは...何かしら特別なものを手にしたって事よ。
例えば........能力ね。空を飛べたり、瞬間移動出来る様になったりするの。面白いでしょう？
ふふ、何を手に入れるかは、目を覚ましてからのお楽しみよ。

そして....争ってもらうわ。
あら、何を言ってるか分からない？
ふふ、自分と同じ選ばれた者を見つけて...協力・裏切り......そういう感じかしらね。
言えば...醜い戦いよ。だって、勝つ手段は問わないもの。
勝ち残った者には...そうねぇ、願い事三つ叶えてあげましょう。
....どんな願い事も叶えてあげるわ」






＿＿＿＿＿＿プツッ。
何かが切れる音が微かにした。