二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 逃走中G14〜呪われた遊園地arrival〜 完結? ( No.604 )
日時: 2017/05/17 23:45
名前: sorutymata (ID: pbINZGZ2)
参照: http://sorutyhorse.seesaa.net

ドラマパート⑩。・・・この人たち、なんだかイラついてます。

〜エリア・牢獄〜
ハルキX「なあ、なーんか嫌な予感がしないかね?」
ハルキ?「偽物・・・察しがいいな、俺もだ。」
葉月「・・・。」

ゲームが終わりに近づくにつれ、その雰囲気が近づいてくる。それもそのはず、その気配の正体は・・・。

霊夢「くそっ、なんで私の攻撃についてきてるのよ!しかも木偶の木槌ごときで!」
soruty「確かにこれは木偶かもしれません。しかし、正邪曰くかつては彼女が追手を退治するために使った程ですし、・・・ねぇ?」
霊夢「このっ!(懐に潜り込もうとする)」
soruty「おっと、その手には。(クレバーに通り過ぎてみせる)」

・・・状況は、依然としてsorutyが有利であった。なぜか。そして、2人はいつの間にか牢獄付近にまで来ていた。

葉月「お、お坊さん!?なんでこんなところで苦戦してるんだ!?」
霊夢「もうその呼び方はいいでしょ!それよりも、こいつが・・・!」
soruty「御誂え向き・・・ですかね。そろそろこちらから!」

sorutyは小槌を構え、いま一度霊夢と向かい合う。・・・その刹那!


ハルキ?「・・・茶番だったらそろそろ打ち止めだ。(透明のノーエネガンを牢獄を挟んで2人照準)」
葉月「何をする気だ?」
ハルキ?「・・・(あれが本当にsorutymataなら、ここで落としておくのは愚策じゃないはず。だがなぁ!俺達(クラファ)はあの紫を打ち倒せたんだ、不可能は・・・ない!食らえ、そして恐怖しやがれ!!!)。」

ハルキ?は、ガンから音を発した。そして銃弾が・・・2人の眼の前を寸分違わず通過した。

soruty「!?牢獄から!?」
霊夢「何よ!邪魔するのかしら、この修羅場を。」
ハルキ?「・・・ごめんなぁ。そして、お前に主導権は握れんのだよ。」
soruty「・・・!」
霊夢(あの本性・・・紫をしてやったのは間違い無く!)
ハルキ?「俺はこの世界が欲しい。こいつ(葉月)を含めたすべてを消した先で、俺は覇を握り、お前にも負けない力を見せつける。・・・この俺を止めてみるか?まあ性質上俺は無理だがな!」


〜パート間CM〜

霊夢「今度の私たちは」
魔理沙「競馬で歴史巡りだぜ!」

さあ、日ノ本を、世界を驚かせ!「winning post8 2017〜東方の馬主物語〜」7月、本格連載!

正邪「私も戦おう。こいつらのためにな。」
謎の勢力も登場!?


〜八雲神社〜
さとり「ハルキ?・・・。クラファ・・・危険!」
文「記憶がよみがえります・・・あの時の惨劇、今も忘れていませんよ!」

・・・G8。ハルキ?は、ミッションの妨害のため、クラファの員に列車を乗っ取らせ、対応しようとした紫を半殺し、能力の略奪までして見せた。それにより幻想郷の結界事情は一時的に崩壊。さらには略奪された能力をスージーが一つ使用し、エリアにまでダメージ。ハルキ?は『これが力だ』と誇示して見せた。この状況を知るもの、七武罪の2人は・・・。

響「クラファのこと、まだ忘れられませんか・・・。」
御伽「そういえばあの時は『列車』にやられてたんだっけな。俺たちの全力がかなわない相手もいたものだ。」
響「先日の白蓮との戦いでさえ人間と妖怪の差を思い知らされて、結局はsorutyのやることに下る・・・人間の敗北を、このままむざむざとみていいのでしょうか。」
御伽「わからねぇ。だが、俺たちは世界を平和に導けるだろうところにつくだけだろう?」
響「それこそ傭兵みたいな。まぁ・・・もうちょっと慎重に考えないといけなさそうですね。」


・・・残念ながらスージーはあれ以来消息を絶ってしまった。ハルキ?はハルキXとの協力をG10にて固め、葉月にあたる姿勢を示している。しかし、それだけで飽き足らなくなった彼らに、今の幻想郷の相手は務まるだろうか。


霊夢「・・・。厄介事は2つも来るものじゃないのに。」
ハルキ?「すまないな・・・ま、葉月を殺した後の余暇潰しとしてやらせてもらうさ。」
soruty「・・・そうですか。だったらその願いは叶いませんね。何せ、こっちにはまだ十分な妖怪達がスタンバイしていますから。それらが本気を出せば、あなたなんて・・・。」
霊夢「2人ともそれを狙うなんて物騒な!sorutyー!(お祓い棒を突き立てる)」
soruty「おっと、もうわかるでしょう、この状況を。(小槌を正面に立てる)」
霊夢「それでも!私は!『今を守る』!!!(お祓い棒で小槌を弾き、そのままそれでsorutyを叩く!)」
soruty「!?がっ!?」

霊夢「そしてー!(ここは・・・対象範囲が狭いこっちよ!)博麗のスペルカード!!!」
soruty「し、しまっ、ああっ!?」

霊夢が、陣にsorutyを閉じ込める。身動きの取れないsorutyの背後を取り、蹴り上げる!そして!!!

霊夢「これで、落ちなさい!『封魔陣』!!!」


お札が置かれた地面から、直上のsorutyを、その天をめがけた一筋の光の柱。sorutyに対し、まともに直撃したっ!!!

soruty「な、なにーっ!?あ、ああああああああああああああああ」

言葉を吐き出し切った。そのあと、私は地面に蹲った・・・。

霊夢「・・・これで一件落着かしら?いや、まだだったわね。」
ハルキ?「いやあお見事なものだ。さすがにあいつを倒せないほど軟じゃないか。」
正邪「ちっ、マミゾウ!sorutyを担ぎ、この場を離れろ。
霊夢!まだ勝負をつかせるわけにはいかねぇ。それにハルキ?とか言ったか、お前も許せぬ敵だ。侵略の目的が被るなら後で叩く必要が出てくるな。」
ハルキ?「挑発か?へっ、今お前は攻撃できる状態じゃ
正邪(無言で矢型の弾を1発打ち込む)
ハルキ?「!?(すぐに体を傾けて躱す。それも葉月がいる方向に。)」
葉月(・・・やっぱり、こいつはまだイかれているな。こっちの犠牲も覚悟しなきゃならないか・・・。)

霊夢(・・・そういえば・・・。)


〜八雲神社(パステル社にもわかりやすい八雲神社の変移)〜
ここで、話の軸を八雲神社に移そう。こちらではエリアでの茶番をよそに、他のメンバーに一つの計画の詳細説明を行っていた。
紫「それじゃ、まずは私がここに来た頃を説明するわね。」
「私は月村サトシが開催していた逃走中『アルティメット』の様子を見に行っていたわ。(現実では打ちきりらしいけど、この世界線では無事に完了した扱いにしています。)それでいろいろデータを取っていたわけだけど、こちらじゃまだアンドロイドの技術がやってきてない。実践でより確実に取るにはどうするか考えていたのよ。」
早苗「そうして思いついた案が、まずは私たちに簡易兵装(サングラスとシューズのこと)を取り付けて、『人間をハンター化させる』というものだったのですよね。」
紫「その通り、あのときはソラやリクといったところにも助けを求めていたかしらね。そうしてサングラスとシューズに量産されたデータを分解し、数をそろえて配布することでハンターの量産を果たす計画、それこそ『ハンターZ計画』だったのよ。
ただ、G3でひとつ欠格をつかんでしまい、G5にて真実まで見破られかけた。結果的に、にとりに作業を急がせてできたのが、G9以降のもの(正式なアンドロイド。技術が幻想入りしてないのならば自分の手で作ればいいじゃない理論)ね。」
さとり「しかし、G10にて外部からの操作跡。情報を洗いざらいした結果、当回より姿を現したsorutymataを筆頭とする『新・幻想郷同盟』の一角である月兎『鈴仙・優曇華院・イナバ』の仕業と発覚。向こうも、結成時に捕虜化していたにとりとの交換を行ったことで一応の解決を見たはいいものの・・・。」
咲夜「その直後の迎撃戦。あれは忘れろというほうが難しいほどな回だったわね。」

紫「さて、話を戻すわよ。とりあえずアンドロイドの体勢はもはや良好。ただ、それで必ず余りが出るサングラスとシューズをどう処理するかというところに行きついたのよ。」
文「『『ハンターZ計画』再利用計画』というのは、今一度初期の体勢を決行して、安全にリサイクルするために行うもの・・・ということでしょうか?」
紫「まあそういうことね。それと、今回の計画でひとつ新たなデータ採りを行うことにするわ。そのキーマンは・・・。」


こうして、紫によって計画の詳細はすべて話された。さて、盤上はまたエリアに戻る。


〜エリア〜
(BGM:リバースイデオロギー)
一向に戻らぬ静寂。正邪の攻撃は、半ば奇襲の格好で放たれる。それによる影響力はなかなかのものである。
正邪「ふん、お前なんかの方が器は小さいな。そんなお前に私を倒す?できるのか?」
ハルキ?「ハッ、抜かせ!お前は所詮天邪鬼の妖怪!格下なんじゃないのか!?(静かに透明無音銃を構える)」
正邪「そうかな!志を共にする同志の分、しっかりもらいな!『天壌夢弓』!!!」


ハルキ?が銃弾を打ち出す。それを正邪はきっちりと見切り、矢型と相殺。そのまま矢型はハルキ?をすりぬける。

ハルキ?「ハッ、どこを狙って
正邪「当然、お前自身だよ!!!」

正邪が手の甲をひっくり返す。すると・・・牢獄の後方から、数を増やした矢型の弾幕が、速度もバラバラに襲い掛かってきた!!!

ハルキ?(なにっ、後ろだと!?しかも増えている・・・こいつ、容赦という言葉を知らないのか!?)
葉月(これ、遠回しにこっちも狙われている!?こんな中で避けろとか難題が過ぎるぞ!?)
正邪(安心しろ。ハルキ?だけを狙っている。それ以外は・・・。)

・・・。


ハルキ?「お、おい!?な、なんだこれは!?なんで俺だけが!(一応攻撃を食らいながら言っています。)
葉月(大方の弾が牢獄の柱に当たって止まっている!?こ、こいつ・・・なめている?)
正邪「ハッハハハハ、愉悦愉悦!どうだ、この世界の流儀は?」
ハルキ?「小癪な!!!(ノーテンポで透明無音銃から射出)」
正邪「ハッ!(サイドステップだけでかわす)」

ハルキX「なぁ、これ以上怒るのはよそう、な?」
正邪「わかったろう、これでも抗うか?」
ハルキ?「ちっ、いいだろう。葉月!お前を討つのも後にしてやる!!!」
葉月(果たして本当にできるのだろうか?こいつに。)


正邪「さ、もう十分だ。こっちの流儀は見せた、お前らも吐きたいことは吐いたろう?葉月を殺すことも、この私たちを倒すことも、ひとつの戦いに勝ってからじっくりと愉悦するといい!お前らには!時期尚早なんだよ!!!」


正邪はそう言うと、空の上でsorutyを抱えて待機していたマミゾウと、針妙丸とともに、遠くへと撤退した。

ハルキ?(俺の行動が時期尚早だと!?ひとつの戦いに勝ってからやれだと!?本気でこっちを足止めする気か!?)
ハルキX(・・・錯乱してるのか?まあいい。ケリがいつつくかもわからない茶番には、最後まで付き合うのが主義なんでね。)
葉月(ふぅ・・・今は生き残った・・・のかな?だが、もううかうかしてはいられないか。)

葉月だって悪だくみは忘れない。互いの悪の流を見せつけ、エリアでの戦いはひとまずの終わりを迎えた。そして、それを見守っていたある社は・・・。


〜ヘリオス社〜
有明「ちっ、余計なことをしおって。sorutyの本領が見られたのはなによりだが。」
朱月「そういえば有明様。例の物は?」
有明「無事に届いてると思うぞ。ここに。」


大妖精「・・・。」


朱月「・・・実験台、ですか。」
有明「ああ。地上に部隊を送り込んだところ、ちょうどいいものが見つかったらしく、テレポートでこっちに連れてきたわけだ。」
朱月「これをどうするつもりで?」
有明「・・・『洗脳試験』といったところか。」


有明はそういうと、ヘリオスジャマーの変形ユニットを取り出し、大妖精の服に差し込んだ。そして朦朧とした意識の大妖精が、目を覚ます。

大妖精「・・・ここは?」
有明「ふっ、目を覚ましたようだな。安心しろ、すぐに終わる。」
大妖精「え? !?」


ジャマーは自立し、大妖精から離れないようになった。これも一種のハンターの機能をもじったものである。

有明「よし、帰せ。そして・・・お前の望むところに合流し、次のゲームに出場しろ。さもなくば・・・。」

有明の手元には、怪しいスイッチがあった。まさか・・・。
精神に脆い妖精の中でも影響力の大きさがあった大妖精であったが、結果的にG15にてチルノと合流し、ゲームに出ることになってしまった。そう、ヘリオス社には、まだ重要な目的が残っていたのだ。(G15エピローグにリンク。)

有明「さて、そういえばハルキ?って奴、地上侵略を目的にしてるとかなんとかだったな。」
朱月「未確認情報ですが、あの八雲紫に致命傷を負わせた張本人であるという噂も。」
有明「それは壊しがいのある男だな。そうだ、奴の流れに従ってみるのも一興ではないか!!!」(ここもG15に重要!)
朱月「これで八雲はほぼ落ちる。あとは有明様が月村を倒せば、我々の天下は揺るぎないものに!」
有明「いい協力者を見つけたかもしれないぞ!さあ、次のゲームの日時を確認しろ!」
朱月「ハッ・・・『12月9日』です。」
有明「地上よ、八雲よ!Xデーを楽しみに待っているがいい!!」


・・・こうして、様々な情が渦巻いたG14の日は、とうとう幕を閉じた。ヘリオス社の現状目的、新・幻想郷同盟の決意表明、クラファが見せた一つの闇、そして八雲神社の計画詳細。それぞれの情は、はたしてこれからどう交わっていくのか。この夢の続きは・・・G15の『X day』へと繋がっていく。(G14、真完。)