二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: がっこうぐらし!wisおんどぅるぐらし! ( No.11 )
日時: 2017/01/23 06:39
名前: 通りすがりのライド (ID: NExr47x9)


【スピニングダンス】


俺たちは由紀ちゃんと悠里の元へとダッシュで向かっているが、その先にはアンデットともう二度と見ることもない、あの男がいた。


「知り合いなのか?剣崎さん。」


俺が彼の名を言ったときに胡桃ちゃんが反応した。俺は衝撃的すぎて胡桃ちゃんの声など聞こえもしなかった。
そんなときに、圧倒的な攻撃でアンデットを翻弄する仮面ライダー【カリス】はフロート、ドリル、トルネード
をラウズし、とどめをさそうとした。
アンデットはまともに攻撃することなく、カリスのスピニングダンスを繰り出し、アンデットを貫通した。



【スピリット】


カリスは封印することなく、スピリットで人間の姿に。それに反応したのか胡桃ちゃん、悠里、佐倉先生は


「「「か、変わった!?」」」


やっぱりそうだ。その見慣れたすがたはまちがいなく 俺が今まで共に戦ってきたあの相川 始であった。
そして俺の方に向いて


「剣崎、久しぶり……だな。」

「始……なんでここに……?」


一年ぶりの会話で始の声が懐かしく聞こえた、俺のその会話に三人も驚きを隠せなかった。俺の質問に始は


「いや、そんなことよりもこいつの抗体をみつけ、あの子の高熱を直す方が先月じゃないのか?」


そうか、そうだった。俺は気付き、急いで抗体を探す。でも何処だよ、抗体って。始に手伝ってもらってなんとか由紀ちゃんにワクチンを打った。これて一安心、かな。そして一段落落ち着いたので(ちなみにアンデットは始が封印した。)とりあえず始がなぜここにいるのか。そして始からアンデットの事を全て話してくれた。



「ていうか、ライダーって剣崎さんだけじゃなかったんだな……。」

胡桃ちゃんが背を伸ばして言った。
そういや、そんなことまだ言ってなかったな。それに始が

「ライダーは俺と剣崎を含め、四人いる。その内の二人は別の地区でアンデットの封印をしている最中だ。」


橘さんと睦月の事か。あの二人なら大丈夫かな。しかし始、よくここが俺がいるって分かったな。


「俺はアンデットの気配をキャッチすることが出来る。お前がいること自体は少し驚いたが……。」


始。お前いつからテレパシーを習得したんだ?そんな始の謎の能力に少し圧倒される俺に佐倉先生は

「その………アンデットってのはどれくらいいるんですか?」

「54体の内………24体が解放されている。それで俺とお前で封印したのを除いて22体だ。」

そんな佐倉先生の質問に始は冷静に答えた。22体……。結構いるな。またあの戦いが始まるのかと少し面倒だけどなったからにはするしかない。

ちなみに封印が解けた理由は始、睦月、橘さんの三人がある謎のアンデットにカードを奪われ、それが睦月の持っている【リモート】だった。
それでほとんどのアンデットは解放されたのだ。そのアンデットからして……ケルベロスか何かか?でもそれって
もう倒したはずじゃ…。もしかして何者かがそのケルベロスを利用したとか?そんな思考を頭の中に走らせている時に。悠里が


「わたし達の街が怪物がいるなんて…。」


まぁ、そりゃ混乱するよな。あんな見たこともない生物がゾンビだけではなく、アンデットも居るんだ。ここで
精神が壊れても可笑しくもない。ここでみんな正常で居られるのも場を和ませてくれる由紀ちゃんのおかげかもしれない。すると始は急に立ち上がり。


「すまないが、俺にはまだやるべきことがある。ここで行かせてもらうよ。」

「え!?危険だぞ?まだあいつらたくさん居るんだし!」


そういえばみんな始がアンデットていうことまだ知らないのか。始はすぐに出ていき瞬く間に姿を消した。


「ど、どうしよう!剣崎さん!止めに行かないと!」

「いや、そんな必要はないよ。あいつも実はアンデットだから。」


出ていく始を追いかけようとする胡桃ちゃんを俺があいつの正体を暴露した
するとみんなは


「「「ええぇ!?」」」


いうなれば俺も………って訳にはまだ行かないとけど。まだ話すときじゃないな。すると胡桃は外を見ながら

「アンデットってゾンビに感染しないかな………また、会えるといいんだけど。」

「また会えるよ。あいつ、そう簡単にやられないから。」


今まで幾度も難関という難関に立ち向かってきたからな。なにさ相手はアンデッドも恐れるジョーカーだし。
やっぱ後に言っておいてよかったな。
と思っていると急に扉が開き

「そうだ、それと剣崎。」

「わぁっ!!び、びっくりした…。」


いや、まだいたのかよ………。他のみんなも俺と同じ表情してるぞ。それとなんだ?俺に向かって始は



「ここの大きい建物、直にいくといい
みんなもな。そこにまだ生きてるやつはいるが、俺は他の生存者を守ることぜ精一杯だ。すまないが、お前らでそいつらを救出してくれないか?」

「ん、ああ。分かった。」


生存者か。そんなところにいるんだな後でみんなで確認してみよう。そ用を話したのか、始は


「また何かあれば、そっちに行くその時によろしく頼む。」


そう言いながら、彼は今度こそ去っていった。俺たちはそんな彼を


「じゃあな始!」

「また、会おうな〜〜!」

「ほんとにありがとうございました〜!」

「お元気で〜〜。」


それぞれの言葉を言い、それを聞いたのか、彼は小さく手を振った。






そんなこんなで丁度夜なので夕飯の準備をすべくみんな台所にたって準備した、そして俺は

「今日、特に色んな事があったな。」

「そうだよな。でも珍しくめぐねぇ活躍してたんだぞ?」


俺の発言に胡桃ちゃんは佐倉先生を向かって少しにやけながらそういった。
活躍してたのか。それはやっぱ俺も嬉しいな。すると恥ずかしくなったのか
佐倉先生は


「ちょ、ちょっと!私そんな大した事は……。」

「いやいや!結構あたしも助けられたし、本当に活躍したといっても良いほどだったんだぞ!?なぁ、剣崎さん!


俺に同意を求めてくるのか…。まぁでもはずれだったにしろ、二体も早く封印できたことに越したことはないし。


「ん〜そうだな。今日はよく頑張りましたよ。先生、自信持ってくださいよ!」

俺がそう言うと佐倉先生の顔が一気に少し赤くなり、


「えっ……そ、そう?でも私、結局……。」


俺が自信つけろと言ってたものの、佐倉先生はまたネガティブ思考に入ってしまう。それを察したのか悠里も


「そうですよ、めぐねぇも頑張ったんだし、今は自信持ってもいいですよ。」

「でも由紀みたいにしつこく自慢されてもあれなんだけどな。」


悠里がそう言うと、佐倉先生はぼそっと「わ、若狭さんまで…」と言った。
由紀ちゃんってそんなことあるのか…。まぁでも彼女ならありそうかもし、ない。そう思いながら、安らかに眠る由紀を少し見た。
でもそれでもまだ納得いかないらしい
。そのネガティブさえ、なければいいんだけども、出来立ての料理を俺と胡桃ちゃんで運びながら思って、いきなりピンと閃いたことがあった。それは


「佐倉先生!」

「ひゃ、ひゃい!?」


びっくりしたのか、少し裏返る佐倉先生、そして俺と佐倉先生は


「(ま、まさか告白!?ど、どしよう//まだ心の準備が…////)」

「(俺と特訓すれば、少しは強くなれるし、そうすれば自分に自信をつけれるかもしれない…果たしてやってくれるかな…?)」


二人は全く異なった思いで、その他二人も前者と同じ考えで彼の言うまで目が話せなかった。そして

「実は…。(お願い…のってくれ!)」

「は、はい…//(うぅ、来た!)」



「俺と……(特訓!)」




「……///(や、やっぱり告白だ!でも……。)」


胡桃と悠里ももはや、二人に夢中でが止まってしまった。そして



「特訓してください!!」


俺がそう言ったらみんなは目が点になり、「へ?」と呆然としてた。あれ?そんな駄目だったのか?すると胡桃ちゃんは

「あ、あちゃー、そっちだったか…。」

「き、聞いて損だったわ…。」

「うぅ、あんなこと思ってた私が恥ずかしい…。」

ん?どゆこと?辺りを見れば胡桃ちゃんは頭をすこし抱え、悠里は呆れ顔でまた作業に入り、佐倉先生は(´・ω・`)な顔で落ち込んでいる。
佐倉先生、なんかスンマセン………。

そんな中で俺たちは夕飯を過ごした
めっちゃ気まずいんだけど……。
あ、ちゃんと由紀ちゃんにもお粥を食べさせました、このあと、その建物について、俺たちは話し合うが……。
またあの空気を過ごさなきゃならないのか……?




       

    第七話
     「暴露と誤解」
おわり




あとがき

このあと、めぐねぇはケンジャキと結局
特訓に付き合わされるとさ。


Re: がっこうぐらし!wisおんどぅるぐらし! ( No.12 )
日時: 2017/01/23 20:16
名前: 通りすがりのライド (ID: Yp4ltYEW)

「とりあえずみんな準備出来たわね。」



悠里の発言により今日の朝は始まった
始の言っていた生存者、そしてみんなの私服を調達するために色々な荷物を準備している。生存者はともかく、私服についてなんだけども悠里が「私達は女の子だからこういうものも欲しくなるのよ。」と言っていた。そ、そういうものか、女の子ってのは。まぁ、たまにはそれも良いか。そして胡桃ちゃんは


「えっと、確かキーホルダーが付いてるのがめぐねぇの車だよな?」

「そうよ、それと………あんまり危なっかしく走らせちゃ駄目よ?一応私の車……なんだし。」

「大丈夫だって、あたしカーチェイスゲームなら得意だから!」

「ゲームかよ……。」

目的地であるリバーシティ・トロンに行くために車が必要なんだけれども、熊のキーホルダーが付いているのが、佐倉先生の車らしい、俺と胡桃ちゃんで駐車場に行き、見つけ次第で校内ぜ待っている由紀ちゃんと悠里と佐倉先生に向かって、そのままみんなで目的地に出発という作戦だと言う。
ちなみに運転するのは胡桃ちゃんだとか、なんか色んな意味で心配だ…。


「いやー、お天気もいいし、今日は絶好の遠足日よりだね!」

由紀ちゃんがそういう、こんな世界でも空は晴れやかなんだな。あいつらがいなかったらよかったけど。そして佐倉先生は由紀ちゃんに向かって笑顔で


「ふふっ、そうね。それじゃぁみんな行きましょうか。」


「「「「「はーい!」」」」」


無事に行けると良いんだけどな。それとなんで始は生存者がいる事を分かっていたんだろう?いや、まだそんなことは考える必要はないか。
俺たちは車を調達するために、後を去った。









由紀視点


「え〜〜!?かーくんと胡桃ちゃん
外にいっちゃうの〜?」


私はかーくんと胡桃ちゃんの事をヒーローだと思ってるんだ。悪い奴をやっつけて私のために治してくれたんだ!
特に嬉しかったのは、かーくんが購買部で買ったお菓子を全部くれたんだよ!凄く嬉しくて抱きついちゃった、えへへ。

私、お勉強とかは嫌いだけどめぐねぇと一緒にいるときは好きだ、そして最近かーくんと一緒に入るのも好きになってきた。
だってかーくんは強いし、優しいし、
まるで私のヒーローみたいな存在なんだ!あ、あと胡桃ちゃんもね!
そして私とりーさんとめぐねぇ、そしてかーくんと胡桃ちゃんで別れることになったときは少し寂しかった。でもかーくんは私に対して、「大丈夫だよ、すぐ戻ってくるから」って言っててから、胡桃ちゃんと一緒に外に出ていった。

やっぱかーくんって優しいな…。寂しいって言ってたけど、りーさんとめぐねぇがいるし、それでも嬉しいな。
そんな時にめぐねぇに対しあることを言った


「そうだ!めぐねぇはかーくんの事好き?」

「もう、丈槍さん。めぐねぇじゃなくて佐倉せん…ってえぇ!?」

私がそんなこと言うとめぐねぇは顔真っ赤にした。お〜?図星かな?もうちょっといじってみようと思ったらりーさんが


「ゆ、由紀ちゃん!そんなこと言っちゃ…。」

「え〜?でもほんとはりーさんも気になるんでしょ?」


そういうとりーさんも何だか、動揺を隠せないのか、「う、うーん…。」と呟いた。

「それで!めぐねぇはどうなの?」

「えーと、まぁ仲間としては……好きよ?でも剣崎さんがライダーだってことは本当に驚いたわ。」

なんかめぐねぇ、これ以上話したくないのか話を剃らしてきた。ライダー?
あ、仮面ライダーのことかな?


「へー、私もみてみたいなー。かーくんが格好よく変身するところ。」

「そういえば、丈槍さんだけよね。
見てないの。」

えぇ!?聞いてないよ!そんなこと!
みんな先に見ちゃって。あぁ、私も早く見たいな!

「みんなずるいよ。私だけ、抜け駆けしちゃって。」

「大丈夫よ、由紀ちゃん。今度一真君がきっと見せてくれるわ。」

私が拗ねてる時に、りーさんが微笑みながらそう言ってきた。そうだよね!
あの優しいかーくんならきっと見せてくれるよ!帰ったら、頼んでみよっかな、えへへ!






一真視点


外にでると校内以上のゾンビが群がっている、やっぱ想像してる以上に凄いな。胡桃ちゃんは髪を束ねた。
やる気みたいだ。俺は胡桃ちゃんに合図を送り、二手に別れ駐車場に佐倉先生の車を探した。キーホルダーか…
俺らは目の前に立ちはだかる奴等を吹っ飛ばしながら、車を探した、すると胡桃ちゃんは油断したのか、シャベルが遠くへ手放してしまった。あそこまで届くかどうか……間に合え!
俺は彼女を助けるために向かった

「ふん!」

近くにあった車のタイヤを突起物で破裂させ、ゾンビをおびき寄せた、これでしばらく時間が稼いだ。

「ありがとう!助かったよ!」

「まぁな!それに見つけたぞ!佐倉先生の車を!」

「ほんとか!?」

「ああ、来い!」

破裂させてるときに、丁度目線がある車のほうに向いた、それは熊のキーホルダーだった。俺は胡桃ちゃんを着いてこさせ、着いたときに佐倉先生からもらった鍵でドアが開き、助手席の方に座った、そして胡桃ちゃんは


「よ〜し!見てなよ、あたしのドライブテクニック!」

「頼むから事故る事はしないでくれよ。」ドンッ


今ひいたよな、ゾンビを


「なぁ、胡桃ちゃん……。」

「あ、あははは、まぁでもいいじゃん。車も無事取れたし。」

まぁ、そうだな。たぶん見えてないかもしれないけど、外から見たら血まみれ何だろうけど。あ、またひいた。




「あ!来たよ!めぐねぇ!りーさん!」

「ええ、そうね…ってこれ…。」

ああ、やっぱ酷いのね、今の状態、すると胡桃ちゃんは申し訳なさそうな顔になっていた。当然本人は

「わ、私の車が…うぅ。」


なんか、ほんとごめん。

「それじゃ、出発〜〜!!」

流石ふいんきブチ壊しマスター、由紀ちゃん。この先続くかと思った気まずい空間はなくなり。みんなに笑顔が戻った。こうして、俺たちは目的地に向かって走らせている。まだ無事だといいんたけどな。生存者。



あ、またひいた。







       第八話
         「出発」



Re: がっこうぐらし!wisおんどぅるぐらし! ( No.13 )
日時: 2017/01/26 21:12
名前: 通りすがりのライド (ID: NX5CCS/.)

「到着〜〜!」



目的地のリバーシティ・トロンに着いて由紀ちゃんが嬉しそうに言った。

「ちょ、由紀ちゃん!しーっ、よ!」

「あ、そだね。ごみんごみん。」


そっか、一応平日でもあいつらもたくさん要るんだな。それじゃ結構戦いを避けなくちゃいけないってことか。
喜ぶ由紀ちゃんに悠里が静めようとする。そして胡桃ちゃんが


「それにしてもいんのかな、本当に生存者が。」


まぁでも俺は始は信頼できるし、来たからには、探すしかないだろう。それに由紀ちゃんが


「でもきっといるよ!かーくんのお友だちが言ってたって言うんだし、それにもしいたら部員にしようよ!ねぇめぐねぇ!」


「え!?そ、そうね……。」

そんな由紀ちゃんに対し、めくねぇは笑顔で言い返したが、そのあと考え込むような顔になっている。何かあったのか?

「なぁ、佐倉先生。どうしたんた?
浮かない顔して。」

「だ、大丈夫よ。それにもう行きましょ?彼らが来そうだし。」

「そうですね、それじゃ行きましょうか。」

「は〜い!りーさん!」

「……ナンダカアタシモワクワクシテキタゾ。」

悠里の号令てみんなは入り口に向かう胡桃ちゃん、なんかさっき言ってなかったか?いや、気のせいか。
そして入り口に入るとやはり予想通りあいつらがうろうろと徘徊している。
俺達はばれないようにこっそりと身を潜めて、移動する。そんなときに由紀ちゃんは


「なんだか人、少ないね…。」

「え?」

俺はその言葉に同様した。一体なんてそんなことを言っているんだ?いないっていうかむしろ沢山いるのに。
俺は悠里に聞いたが

「ああ、ごめんなさい。その事は後に話すから、今は由紀ちゃんに会わせてくれないかしら?」


「あ、ああ……わかった。」

そんな俺の疑問は置いておき、ここからは2:3の割合で別れ、行くことにした。俺と胡桃ちゃん、悠里と由紀ちゃんと佐倉先生の役割分担で決められた
由紀ちゃんは嫌がっていたが、渋々認めてくれた。悠理達は、雑貨コーナー、俺達は食品コーナーに行くことにした。そして俺らが食料確保しているときに胡桃ちゃんが

「そういやさ、りーさんと剣崎さんは名字で呼びあってるよな。」

「ん、まぁね。」


そういえぱそんなこと触れてなかったな。それもそうか、色々なトラプルが度重なってきにもしなかったからな。

「じゃあ……あたしも呼んでいい?」


「ああ、そんなことか。いいよ。」


別に言われても良いしね。むしろあんましそういうのないから、新鮮でいいや。俺がそういうと胡桃ちゃんは笑顔で


「そんじゃ、よろしくな……







かずにぃ……。」


「か、かず…。」


思わず口にした。そりゃだってそんなこと言われたら、誰だって驚くだろ!?すると訳を言おうしたのか胡桃ちゃんは


「ほら、あれだよ!あたし兄ちゃんが欲しかったし、それにかずにぃは頼りになるし、兄的みたいな府陰気があんだよ……駄目か?」


「ん……いや!いいよ、別に。」


ちよっと俺は悟られないために素っ気なく返した。しかしそれでも「ありがとう!」と胡桃ちゃんは元気に返してくれた。兄、か……中々良いかも…。

一通り、食料はゲットできたので、
俺は胡桃ちゃんに悠里の所へ行こう、と言おうとしたが。せっかくなので呼び捨てで言ってみた。兄って言うんだから、ちゃん付けだと威厳がないからな


「じゃあ行くか、胡桃。」

「え!?あ、//ああ……。///」

するとほんのり赤い顔になった。あれ、駄目だったか?ちょっと気まずい空間の中、俺たちは悠里のところへ向かおうとした。すると、


「わんわん!」

「ん?」

「とうした?かずにぃ。」

俺たちに背後に現れたのは一匹の犬だった。俺たちに気付かせようとしたのか。人吠えしたのだろう。俺は犬の目の前に近寄り

「もしかしてお前、これほしいのか?」

俺はリュックにある缶詰めを犬に近付けたすると

「わん!」

たぶん、そうだ。と言ってるのかも。
俺は開けて、犬に差し出した。すると
勢いよく食べる。いいたべっぷりだ。
これなら由紀ちゃんといい勝負が……っと失礼か。胡桃は


「そいつ、どうやって生き延びたんだろう。」

「んん、飼い主がいたんじゃないか?」

するといつの間にか、食べ終え、満腹状態で腹を丸出しにしている。
そうだ、今のうちに、噛まれてないか
確認しとこ。俺は満腹になった犬を
持ち上げ確認した。



「うん、大丈夫だ。特に噛まれた形跡はないな。」

「それでどうすんの?その犬」

胡桃がそう言ってきた。う〜ん、とうするべきか……とりあえずこのままほおっておくのは可哀想だし、とりあえず俺は

「まぁ、連れていこう。このままてもいく宛無さそうだし。」

「うん、そだな。もしかして相川さんがいってた生存者がその犬の飼い主だと思うし。」



俺らはこの犬、首輪に着いていたが。
太郎丸を連れて悠里達の元へと向かう






      第九話
        「 兄 」
      おわり





あとがき
とりあえず太郎丸登場できたし、みーくんは後に出す予定です。圭は……今のところどうするかは検討中です。