二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: がっこうぐらし!wisおんどぅるぐらし! ( No.18 )
- 日時: 2017/02/02 06:24
- 名前: 通りすがりのライド (ID: abkT6QGo)
二人、俺と始だけがいる世界、ここは何処だ?なぜここにいる?どうして?
そんな空虚の中始は呟いた。
「剣崎……俺らはやはり、戦う事でしかわかりあえない。」
「始……ここはどこだ?」
「地球だ……人類は滅亡し、そしてアンデットである俺達だけだ。」
地球……?じゃあみんなは?由紀ちゃん、胡桃、悠里、美紀ちゃん、圭ちゃん、紀村さん、そして……。みんなはどこに居るんだ?俺は始の突然の出来事に頭が回らない。理解すら出来なかった。でも……戦うしかないのか?
始と……しかし…。
「言ったろ?始。俺達は戦わない…。
運命にもいずれ勝ってみせるって………。」
「剣崎……。」
そして俺は目が覚めた。夢…か…。なんだか、悪夢…というより寂しくも虚しい夢だった…。
とりあえず着替えて部室に行こう。今日は悠里に聞きたいこともある。今日は忙しくなるな。
「かーくん!おはよう!」
「おっと、由紀ちゃん…おはよう!
でも急に飛び付かないでくれよ。」
「えへへ〜。」
俺が部室に入ると由紀ちゃんがとびかかった。なんだか、最近こういうのが多くなったな。こういうのあんまり経験しなかったからまだ慣れていない。
でも嫌じゃないんだけどね。すると胡桃が
「それにしてもかずにぃ、今日は起きるの遅かったな、由紀よりも遅いってかなり重大だぞ?」
「むっ、それってなんか酷くない?胡桃ちゃん。」
そんな胡桃の発言に由紀ちゃんは拗ねてしまう。そんな時に佐倉先生が
「ほらみんな、早く食べますから席についてね?」
「…は〜い。あっ、かーくんはここね。」
由紀ちゃんが指した席にすわり悠里の作った料理を食べる。うん、やっぱり美味しい。そしてみんなの雑談を交えた朝食は終わり、片付けにはいる。
悠里は屋上の菜園の作業に入るため屋上に向かう。そして残りは食器の片付けを始めた。そて美紀ちゃんが
「剣崎さん、ちょっと悠里先輩のところに行ってきます。」
「ん…あぁ、分かったよ…。」
そしてなんとなく察知して、美紀ちゃんに承知する。あの事を聞くのか…なんとかうまくいってくれると良いんだけど。そして、片付けにの途中に俺は紀村さんについにあれについて尋ねた
「紀村さん、少し良いですか?」
「え?何?」
「あのさ、紀村さん前に言ったことなんだけど。」
「ああ、それね。あれだよあの時悠里ちゃんの近くに「そうじゃない、本当の事を聞きたいんだ。」」
俺がそういうと、さっきまでの顔付きが変わった…やはり何か裏かあるみたいだ…。すると紀村さんは
「いや、これが本当のことなんだよ……。」
「……胡桃、由紀ちゃん。ここで虫止せスプレーって使ってる?」
俺がそう尋ねると、由紀ちゃんが
「うん、やっぱ部室くらいは清潔にしないとね!」
それに続き胡桃も
「ああ、特に“キッチン”は蚊取り線香とか置いてるぞ。まぁ料理中は流石にしないけど、虫除けならまんべんなくやってるし。」
そんな答えを聞いた紀村さんは少し戸惑う。やはり何か隠しているな。すると言い訳するようにこう言った
「で、でもあれじゃないか?そうだとしたら悠里ちゃん、僕の言ってたことに賛成してたよ?」
確かにそうだ。でも…。
「悠里はあの時、何かに怯えていた。
あれは、普通の悠里じゃなかった。それと関係してんじゃないんですか?」
そんなこと言うと佐倉先生が俺の言葉に同情するように
「そういえば若狭さん…私がその事言ったときも少し怖がるような表情してたわ。」
そして隣にいた圭ちゃんが
「あっ、そういえば美紀が部室前で何か話してたって言ってたよ。」
「ッ……。」
だんだん紀村さんの顔が険しくなる。
美紀ちゃんの推理どうやら当たっているみたいだ。
「圭ちゃん、それは聞いたよ。確か紀村さんは「話すな」って言ったんですよね?美紀ちゃんはそういってたよ。」
「それは認めるけど、なんでそんなに僕のことを疑うんだい?何か恨みでもあんの?」
段々口調がきつくなる。だがそんなのは気にしない、俺はその発言に対し
「違う、俺は真実を聞きたいだけだ。
正直に話してくれれば、俺はこの話はやめたい。そう思ってるんだ。」
俺がそういうと紀村さんは諦めるようは顔をして、俺たちに
「分かったよ……僕は悠里ちゃんが好きなんだよ。全部僕の好みなんだ。」
「ほんのちょっとだけなんだけど触ろうとしたんだ。でもあえて皿を割って
みんなを気づかせようとした。そんなときに僕は悠里ちゃんに「このことは喋るな」って脅した。それだけだよ。」
そしてしばらくの沈黙の中それを破ったのは胡桃だった。胡桃はこれに対して怒り
「 そんなことって…!それでどれだけりーさんが嫌な思いをしたかわかってんのかよ……!!」
そんな胡桃をあざ笑うかのように紀村さんは
「 はっ、そんなこと知らないよ。第一結果的に僕は彼女に被害は出てないし、まだ大丈夫だよ。」
あきらかにみんなを挑発するような発言を佐倉先生と由紀ちゃんは
「だからあなたのやったことが許されるとは限りません。あなたは若狭さんに精神的なダメージを負わせたのですから。」
「そうだよ!ちゃんと謝らないと駄目だよ?」
流石にイライラしてきたのかついに紀村さんは
「はぁ、もう………何なのみんな?なんで僕が謝らないといけないのさ。それに由紀ちゃんも首突っ込まないでよ
なんにも出来ない癖にさ。」
そんな由紀ちゃんに対しての言葉にムカついた胡桃が言おうとしたが
「…!お前、いい加減に「ふざけんな!!!!!」…!」
もう腹が立ってしょうがない。俺は紀村さんにたいして怒鳴る。
「お前こそ、人のこと言えねえだろうが!!!あの言葉取り消せよ!!あぁ!!!??」
俺は紀村さんに怒鳴り付けながら襟を鷲掴みする。遠くにいた圭ちゃんと佐倉先生はただ見てるだけしかなかった。
「さ、佐倉先生…。」
「大丈夫よ、剣崎さんは…大丈夫。」
そんな取っ組み合いが始まり、耐えられなくなったのか胡桃と由紀ちゃんは
「なぁもうやめろよ、かずにぃ!」
「かーくんのそんなところ見たくないよ…!」
「うるさい!!!!」
止めようとしたが俺は止めるつもりはない。そういうと二人ビクッとして大人しくなった。それに隙が出来たのか、紀村さんは逃げ出し何処かに行ってしまった
「あっ!くそっ待てよ!おい!」
「かずにぃ!あたしらもあとを追うぞ!」
「うん!」
「わ、私も行くわ!」
「私も!」
そうして一同は彼を追い、後を去った
「おい!あいつ、屋上のところに向かったぞ!」
「まさか、野郎っ!」
まさかとは思うが…。俺たちは階段を登り、その先は。
第十一話
「 怒 」
おわり
あとがき
剣崎くんが一番怒ると怖い(泣)
- Re: がっこうぐらし!wisおんどぅるぐらし! ( No.19 )
- 日時: 2017/02/04 08:45
- 名前: 通りすがりのライド (ID: JLwNROZ9)
前書き
ちょっと胸くそ悪いところあるから苦手なひとはブラウザ推奨です
屋上のドアを開け、そこにいたのは悠里の首にナイフを向けている、紀村さんとがいた、その向こうに美紀ちゃんが倒れている。すると紀村さんは
「へへへ…やぁ、みんな。どうしたの?」
「ッ……。」
「け、剣崎さん!」
「み、美紀ちゃん!大丈夫か?」
「み、美紀!あの野郎ッ…!」
俺と胡桃が三人の元へ向かおうとしたが、途中に紀村さんが悠里によりナイフを近付けてこう言った。
「待てっ!こっから動くな。美紀ちゃんもね?……もしそれ以上動いたら……分かるでしょ?」
「「うッ……!」」
糞ッ、不利だな。これじゃあ。どうやつて救えばいいんだ?そしたら佐倉先生と由紀ちゃんは
「ねぇ、紀村さん!もうやめましょう?貴方は何も悠里さんに恨みはないでしょう?」
「そうだよ!いつもみたいに皆と仲良くしようよ!」
和解を求めさせようと試みたが、紀村さんは揺るぐなくことなく、
「言ったでしょ?僕は悠里ちゃんのことが好きなんだ。僕、こういう子はこの世界じゃ滅多に見られないからねぇ…前から欲しくてたまらなかったんだ…」
「……変態ッ…。」
そして俺は
「おい!悠里はお前の玩具じゃねぇぞ!代わりに何かやるから、悠里を離してくれ!」
俺がそういうと、紀村さんは考え込むような顔をして、こう言った
「ん〜そうだな〜、んじゃぁ君のベルトが欲しいな。あれも気になってたし。」
「……!!」
「え!?か、かずにぃ!渡しちゃ駄目だ!あれはいくらなんでも…。」
「……………………わかった。」
俺は渋々答え、懐にブレイバックルとカテゴリーAのカードを地面に紀村さんに届くように投げた。
「かずにぃ……!」
すると俺の行動が予想外だったのか、驚愕している。しかし俺はある作戦を思い付いた。しかしこれはたぶんリスクが大きすぎる、自分自身の運命を左右するほどの事だ。
それは「ジョーカー」として紀村さんから悠里を救い出すことだ。みんなはまだ俺がアンデットとは明かしていない。だから俺がアンデットになれば皆は困惑する。もし紀村さんがアンデットだとしてもジョーカーほどの力に敵はない。みんながどれほどのショックを受けるのかは……分からない。でも今は彼女を助けることが優先だ。そしてバックルを手にした紀村さんは、にやりと浮かべ、悠里の体をゆっくりと触っていく
「ふふ……これがライダーシステムね……結構よく作られてるね…。」
「ちょっと、やめて……!」
悠里が抵抗しようとすると、紀村さんは睨みながらこう言った
「…切りつけるよ。」
「………は、はい…………。」
大人しくなったのを計り、紀村さんは腹部を撫で回し、さらにその上に忍ばせようとするとみんなが耐えられなくなったのか
「て、てめえ…!」
「あなた…いい加減にしなさいよ…!」
「紀村さん!ベルトはもう手にはいったんですから、いい加減に返してください!」
胡桃と佐倉先生と圭ちゃんがそういって前に出ようとしたその瞬間、紀村さんは、悠里の首に小さな切り傷を負わせた。
「!……いた…!」
「「「「「「!!!」」」」」」
「言ったでしょ?近づいたらとうなるかって、もっと近づいたら今度はこれ以上の傷を付けるよ。」
「お前…お前が言ってた欲しいものをそんな簡単に傷つけていいのかよ!!」
胡桃がそう怒鳴ったが、彼は迷うことなくこう断言した。しかしそれは彼にとって重大なミスを犯すことになった
「君らが近づいたのがいけないんだよ
それに要らなくなったら捨てるだけだし、それならゾンビにして、君らに返すよ。はははははは!!!」
笑い声を上げ、そんなことを言った。そしてそれに耐えられなくなったのか悠里から涙がぽろぽろと流れ落ちている。俺ももう我慢の限界を迎えている
「あれ〜?もしかして泣いちゃってるの?意外と泣き虫なんだね、悠里ちゃんって、そんなに嫌だった?」
「ひぐっ…やめて…彼らには……なりたくない……えぐっ…。」
彼らとは、恐らくゾンビの事を言っているのだろう。怒りの頂点に達したのか胡桃は
「殺してやる…!絶対に許さねぇ…!!」
シャベルを強く握りしめながら、そういう、俺も同じ気持ちだがこれ以上奴を追い詰められる術はない。どうすればいいんだ……!
「もう……嫌ぁ!!」
「うッ!!」
すると我慢か出来なくなってしまったのか悠里は抵抗して、肘が紀村さんの顔面にヒットした。
それにより悶えてナイフを離してしまう、そしてそれを取ろうとしたが、美紀ちゃんに取られてしまう
「そうはさせないですよ、胡桃先輩!」
「ああ、分かってるっての!りーさん離れて!」
すると悠里は由紀ちゃんの元へと逃げる、胡桃は、もがいている紀村さんにシャベルで脇腹を殴打する。みねうちでもかなり堪えている。そして紀村さんは
「くっ、最悪だ…何でこんなことに……。」
「こんなことになって当然だ!!今まで散々ふざけやがって……!まだこれくらいじゃすまされないぞ…!」
胡桃はまだ怒りがあるのか、シャベルを紀村さんの方へ向けた。そして悠里は
「みんな…ごめんなさい…心配かけて…。」
「大丈夫だよ、りーさん!りーさんならきっと戻ってくるって信じてたから」
「そうよ、若狭さんが戻ってくれて凄く嬉しいわ。」
「そうですよ!もとはといえば、あの人が悪いんですから…!」
自分を追い詰める悠里を由紀ちゃんと佐倉先生と圭ちゃんは慰める。これでまた一安心……かな。と思っていたが
俺は見逃してはいけない物に気づいた。シャベルで食らわした紀村さんにかすり傷がある。そこにかすかだが血が見える
「!!!まさか……。」
そうだ、俺の勘は当たってしまった。
あの血は何度も見た、アンデット特有の緑色のした血液だった。となれば……。
「胡桃、離れろ!!!」
「えっ?」
「いいから速く!!!!」
遅かったが、紀村さんはアンデットへと変化して胡桃を吹っ飛ばす
「…え!?うっ…がっ…!」
「胡桃!」
「胡桃先輩…!剣崎さん!これを!」
美紀ちゃんが投げたのはバックルだった、俺はそれを手にして、カードをセットし
「変身!!」
【TERN UP】
オリハルコンから抜け出しブレイドとなって、紀村いや、ライノセラアンデットに向かう、俺は胡桃を攻撃しようとするライノセラにラウザーを投げた。、腹部の方に刺さり、もがいている
飛び蹴りをして、なんとか胡桃から離れるようにライノセラを前に押し出す
そして佐倉先生に
「先生!胡桃を出来るだけ離れさせてください!」
「え、ええ!恵比須沢さん、しっかりして!」
「胡桃ちゃん大丈夫!?」
「胡桃!」
「ああ、大丈夫、ちょっと腹が痛いだけだ……痛っ…。」
よし、みんなは出来るだけ離れたか
俺はライノセラを切りつけるが、奴は剣先を掴み、キックを繰りだす。
「うぐっ!」
しかし俺は、そんな奴に顔面から、ぶん殴る。そしてライノセラは
「ウッ、ガァ!」
蹴られては殴り、蹴られては殴り…………………を続けて、耐えられなくなったのか、ライノセラはラウザーを離す、こちらに殴りかかろうとするが
「ガァッ!」
「おっと、なんの!らぁ!」
右ストレートを俺は左手で防いで、振り払い、右、左とストレートを喰らわす、そしてライノセラは蹴りを喰らわす俺に掴みとり、その怪力で俺を向こうに投げる。なんて力だ…!
「うぐっ……!」
ライノセラは、俺に向かって突進するがローリングして、回避する。そしてライノセラにラウザーで切り払うが
「おらっ!」
「……フンッ!」
ライノセラも攻撃を喰らわそうとして、俺に殴りかかってくるが、同時に切りつける。そして両方とも喰らい、転びながら、吹っ飛んでいく、こうなったら……!俺はラウズアブゾーバーを手に出し、QとKを出す。そんなとき
「ウガァァア!」
「うっ!!ぐあっ!」
ライノセラに飛び蹴りを喰らわせようとし、その衝撃で、アブゾーバーがショートしてしまう。しまった……!俺の予想外な出来事に困惑し、さらにライノセラはアッパーも喰らわせられた。それによりラウザーが遠くに吹っ飛んでしまったのだ。
「おい、やばいぞこれ…!うぐつ!」
まだおれに攻撃しようとするライノセラをギリギリで防いだが、この絶対絶命をどうすればいいんだ……??
何か手はないのか、俺はライノセラの攻撃を避けるばかりだった
第十二話
「ピンチ」
あとがき
このあとめぐねぇが大活躍!乞うご期待!
- Re: がっこうぐらし!wisおんどぅるぐらし! ( No.20 )
- 日時: 2017/02/04 14:35
- 名前: 通りすがりのライド (ID: JLwNROZ9)
慈視点
「どうしよう……。」
今、剣崎さんがアンデットという怪物と戦っていて、どうやら剣崎さんが不利的状況になっているみたい…。
一体どうすれば……?
そして近くにあった、剣崎さんが戦う時に使っている剣を見てこう思った
「(まだそんな遠くはないし、もしかしたら隙を見て、あれを渡せれば…。)」
私は幾度もなく剣崎さんに助けられた
本人はそんなに気にしてないけれどもこんなに頑張ってるのに私達がなにも出来ないなんて、悔しくてしょうがなかった、ドジな私でもちょっとでも役に立てられれば……と思い、私は決意を固め今はいる直樹さんと嗣堂さんに
「二人共、ここは任せて。」
「先生…?駄目ですよ!今行けば巻き沿いになってしまいます!」
「そうです先生!」
二人が私を止めようとするが私はあえて無視して、剣崎さんの武器を持って
「お、重……よいしょ!!」
剣崎さんのように軽々と片手では振り回せないけども、両手で怪物を縦に切った、予想外だったのか怪物は思う以上にのけぞった、そして私は
「剣崎さん!これ!」
「!佐倉先生…サンキュー!」
重かったので、そんなに遠くはなく精一杯剣崎さんの方に投げた。
すると怪物は私の方に向いた、唸り声を上げてこっちに来る。こ、怖い………!すると
【サンダー】
【キック】
「ほら、こっちだ!ライノセラアンデット!!!」
剣崎かんは怪物に剣を投げつけたけど
それを防がれてしまう、が
【ライトニングブラスト】
「らぁぁぁあぁぁあぁ!!」
一回転して跳び蹴りを喰らわせて、怪物の方はかなりのダメージがあったのか、遠くに吹っ飛んだ後、立とうとしても立てなくなり腰のバックル(?)のようなものが開き、剣崎さんはカードを怪物のほうに突き刺した。そしてカードに吸い込まれ、また剣崎さんの方に戻った。こうやって剣崎さんは毎回怪物と戦っているんだ…。やっぱりすごい……と思っている最中に剣崎さんが元の姿に戻り、こちらに向かう
「大丈夫ですか!?佐倉先生!」
「え!?え、ええ。少しかすり傷ですんだけど……。」
実は剣を投げる時に丁度強く何かに当たって、切り傷と足に捻挫してしまった。すると剣崎さんは私をお姫様抱っこをして、
「ふえ!?////け、剣崎さん!?///」
「捻挫してるんでしょ?なら俺が部室まで運ぶよ。」
すると直樹さんと嗣堂さんは
「な、何やってるんですか、二人共……。」
「わぁーいいなー私もされてみたいー
お姫様抱っこ!」
うぅ、なんでよりによってお姫様抱っこなんだろう///ただの抱っこでもいいのに……//それでも恥ずかしいかな。
そうして私達は部室へと戻ることにした
「(あのアンデット……人間になり変わっていたから、恐らく襲った人間をコピーしたんだろう……記憶もコピーできるから、実際本当に優しいひとだったのかもしれない………。)」
剣崎さんは何か考え込むような顔をしている、どうしたのだろう?
一真視点
俺らはアンデットを倒し、部室に向かっている、時々佐倉先生が顔を赤らめているのと、二人の視線が妙に痛いのは気のせいだろうか。そして部室に到着して、みんなは
「あ、お帰りな…って、え!?」
「お〜……。」
悠里と由紀ちゃんは俺の方をみて驚いている。すると由紀ちゃんは
「もう二人、そんな関係に……。」
「な、なってません!///」
顔真っ赤にしながら佐倉先生はそういった。先生、それじゃ説得力ないよ。
そして俺は
「ああ、佐倉先生は捻挫してるから運んでるだけだよ。」
「なんだ〜残念だったねめぐねぇ。」
「ざ、残念って……まぁそうだけども……。」
認めちゃうんだ、そこは。そして俺はソファーのところへ運び、悠里にシップを渡され、先生が捻挫した部分に貼った。あとはかすり傷か……。
「そういえば胡桃は?」
「胡桃は、向こうで休んでいるわ幸い軽傷ですんだけど。まだ動けないから……。」
そうか……でも命が無事ならまだいい方か。と、俺はほっとひと安心する。そしてあることに気づく。
「そういや、太郎丸は?」
「太郎丸なら、胡桃ちゃんの所にいるよ。ずっとね。」
由紀ちゃんがそう言った。あいつ見なかったから、何処にいったんだとおもえば……。そして美紀ちゃんは
「じゃあ私達は、もうそろそろ時間ですし、お昼ご飯の準備でもしましょっか。」
「そうね。」
「じゃあ私もやる「丈槍さんは授業あるでしょ?さぁ、早くいきましょ。」うぅ……。」
由紀ちゃん……ドンマイ。ていうかなんで授業うける必要があるんだろう……。そういえばそんなことまだ聞いてなかったっけ。あとでいってみようっかな。渋々教室に向かう由紀ちゃんとそして佐倉先生を見送り、俺らは悠里にあの事と、胡桃の所に行こうと決めた。
続く
- Re: がっこうぐらし!wisおんどぅるぐらし! ( No.21 )
- 日時: 2017/02/05 10:57
- 名前: 通りすがりのライド (ID: h/hwr32G)
一真視点
「胡桃〜?」
今胡桃が眠っている部屋に俺は足を運んでいる。どうやらまだ寝てるみたいだ。悠里は軽い傷だけどまだ安静にしないとっていってたから。ただの様子見で来た訳なのだ。太郎丸も横で寝ているし……特に以上はないな。
俺がゆっくりとドアを閉じようとしたときに。
「かずにぃ……?」
胡桃が目を擦ってそういった。どうやら起こしてしまったみたいだ。悪いことしたな。そして俺は
「まだ寝てていいよ。ご飯はこっちで持ってくるから。」
「あ、うん……ちょっと待って。」
「何?」
俺がまたドアを閉じようととしたときに、胡桃が俺を再び呼び掛けた。どうしたんだ?目を剃らしながら
「なんかさ…今…一人じゃ怖いんだ……ちょっとでいいからここに居座ってくれないか……?」
「…………そんなに長くは居られないけど、いいよ。」
怖い…か……。そうだよな。彼女も女の子なんだ、怖い時もある。俺は胡桃の横に座った。すると胡桃は俺に向かって何か話してきた
「あのさ、あたし前に好きな先輩がいてさ……。」
「うん。」
「それで、この事件が起きたとき先輩怪我して、それで感染してあいつらになったんだ。戸惑ったあたしは近くにあったシャベル……で……。」
すると胡桃はすすりながら話続けようとした。そうか……だから胡桃はあのシャベルを使っていたんだ…俺は泣きそうな胡桃を
「もういいよ、よく頑張ったな、胡桃ここまで耐えられて。でももう耐える必要はない。俺達がいるんだから、お前の傷は俺の傷だよ。」
ついでに胡桃の頭を優しく撫でる。すると胡桃は俺とは反対向きの方向に体ごと剃らす。あれ?もしかして、嫌だったのか?撫でられたこと…。
「ん//あ、ありがと……//」
顔が見えないから、嬉しいのか嫌なのかがよくわからないな…俺って直ぐ余計なことをする悪い癖があるからな…
治さないと、早く。
否、しかし彼とは正反対の結果だった
「(ど、どうしよ///今あたし見てなくてもわかるぐらい顔真っ赤だ/////こんなんじゃまともに顔見せられないぞ……//と、とりあえず別の話をしなきゃ。)」
「あ、あのさ、それにしてもあれ渡したのか?」
「あれ?」
「とぼけんなよ、めぐねぇに渡そうとするプレゼントだよ。」
「あ!やっべ、すっかり忘れてた……。」
しょうがないじゃん。今日も度重なる事件の連続であまりブライベートの事なんて頭に入らなかったんだよ。んだよ、その「なにやってんだよ…。」的な顔は、とりあえず早く渡さなきゃ
「ん、早く渡しに行けよ。あたしはもういいからさ、すっかり元通りになったから。」
「そ、そうか…じゃあいってくるよ。
あまり動かないようにね。」
今の発言からして、やっぱ気にしてんだな、さっきの行為。そりゃそうか。
対して好きでもない俺に撫でられたんだ。嫌になるわ。はぁ……どうしよ。
しかし、それもまた正反対の結果である。
「(と、とりあえず。顔見られずに済んだ…かずにぃに撫でられるの心地いいけど、結構恥ずかしいからな…//でもそれがまた……っていやいや!!あたしなんでそんなこと考えてんだよ!//)」
この二人の気持ちが分かり合うのも時間の問題である。
そのあと、佐倉先生にプレゼントを上げたら、物凄く号泣した。そんなに嬉しいのかな…?なんだか嬉しいやらそうでないやら…。そして昼ご飯ではやっぱ胡桃がいないと寂しいので、部室で食べることに。怪我してるからやたら俺にあーんしてほしいと要求するんだけど何だ……?するたびに満足そうな顔するけど、そしてその時に佐倉先生の視線が怖いのも何故……?
そしてまたまた時が過ぎ、夕食後で、悠里にあの事を尋ねた。
「なぁ、悠里。」
「ん?何かしら?」
「由紀ちゃんのことなんだけどさ……。」
俺がそう尋ねると悠里はさっきのほんわかな顔が、一気に変わった。すると
「ああ…あのことね。それじゃあ場所を変えましょう?あと美紀さんと嗣堂さんも………ね?」
「え…?私もですか…?」
「そうみたい…じゃあ、行こ?」
「うん……。」
そうして俺らは別の部屋に移動した。
部屋に着くと悠里は早速話を始める
「確か……美紀さんと嗣堂さんって由紀ちゃんのことあんまり知らないのよね?」
「え、あ……はい。特にあまり。」
「私もです。」
「じゃあ、最初から話すわね?実は………。」
どうやら由ちゃんはこの事件が起きたとき、その事実に耐えられなくなり今では由紀ちゃんにとって「いつも」通りの生活らしい、つまり由紀ちゃんは幻覚を見ているとういうことだ。それも無理はない、あんな子がいきなり悲惨な事件に出くわしたら平気なはずもない。今では授業を受けるのも由紀ちゃんが生活していることに合わせているらしい。すると美紀ちゃんは
「早く……治るといいですね。」
そんな美紀ちゃんの言葉に悠里は
「治るとか治らないとか……そういう問題じゃないのよ?」
「ッ………どう違うっていうんですか……。」
すると、辺りの空気が重くなる。このままじゃまずいな……俺は二人を鎮めようとする
「もうそこら辺にしよう。遅かれ早かれ、由紀ちゃんの夢が覚めることに変わりはないんだ。その時まで、合わせればいいんだよな?悠里。」
「………え、ええ。ごめんなさい。」
「…………分かりました、とりあえず合わせておくようにしておきます。」
な、なんとか押さえられたけど、これでいいのかな?でもとりあえず俺のもやもやしこの気持ちを取り除けてよかったかもしれない。
「(す、すごい………。)」
……なんだか圭ちゃんがさっきからこっち見ているんだけど、どうしたのかな?まぁいいか。とりあえず悠里からのお願いを承知して、そのあとシャワーに入ることにした。
「(ふと思ったけど、いつまでもここに居座る訳にはいかないよな……いつかここを出なくちゃいけないし…この先の事も考えなくっちゃな。)」
そうして俺はシャワーに入ったあと、皆におやすみと言い残し、布団に潜り込んだ瞬間すぐにストンと眠気に落ちた
十三話
「気持ち」
あとがき
前に書いたライダー小説のコラボ
しようと思い、その話がピークだと思います(笑)
- Re: がっこうぐらし!wisおんどぅるぐらし! ( No.22 )
- 日時: 2017/02/08 05:25
- 名前: 通りすがりのライド (ID: q9qYGNqH)
慈視点
「お母さん!私、格好いい王子様にお姫様抱っこされるのが夢なんだ!」
これって……私?子供の頃の?
「へぇ、そうなんだ。じゃあ慈ちゃん、まずは慈ちゃんがお姫様にならなきゃね。そうじゃなきゃ、王子様は来ないのよ?」
この人は…お母さんかな…。そういえば私こんなこといってたな…そんな人いないけど。
「そうなの!?お姫様になれるように頑張るよ!」
「ふふふ、楽しみにしてるわ。」
「佐倉先生?起きて、もうすっかり朝だよ。」
「う、うぅん……?」
すると目が覚めてまだ視界がうっすらとしていたが、やがてはっきり見えるようになり気づいたら私が掴んでいたのは、ちょっとごつごつしてでも凄く温もりがある…誰かの手だった。
この声って……け、剣崎さん?え、じゃあ……。
「え?あ、あ!!///ごごごご、ごめんなさい!よだれとかついてない!?」
それは剣崎さんの手だった…もうちょっと触りたかったけどそれを少し抑え、剣崎さんの手を離す。でも剣崎さんは気にしてない。私は布団から起き上がり、洗面だいに向かって髪型を整えようとしたとき、
「佐倉先生、まだ顔によだれついてますよ。」
「あ、ごめんなさい…。ちょっとまってて。」
はぁ、これじゃ先生の威厳がまるでないじゃない……。
洗い終わったあと、剣崎さんと部室に向かう。朝食を食べるために。今度若狭さんからあまりカロリーの少ない物を頼んだはずだから今日は大丈夫なはず。すると部室に着いて開けると。
「あ、めぐねぇ、おはよー!」
「おはよう、丈槍さん。あとめぐねぇじゃなくて、佐倉先生でしょ。」
「はーい、めぐねぇ。」
「分かってないじゃない…もーう。」
いつみんなが佐倉先生っていうのだろうか……。あ、でも剣崎さんはちゃんと言ってくれるからいいのよね。
「あ、かーくんもおはよ!!」
すると丈槍さんは剣崎かんに抱きついた。え!?も、もうそんな所まで…。
「じゃあ私もー!」
「け、圭も抱きつかない!」
なんだか乗りにのるようで嗣堂さんも抱きつく、なんだか最初はまだ笑顔だった剣崎さんも二人目になると流石にきついのか、ちょっと顔に出てる。
ちょっと羨ましい……じゃなくて!
「もう、丈槍さんに嗣堂さん?もう抱きつくのは……。」
「「いやだ!(です!)」」
するとそんなときに若狭さんがすごい剣幕に
「二人共?いい加減にしなさい?」
「「は、はいぃ……。」」
それに怯えてすぐに剣崎さんから離れる。す、すごい……私も自分の席にすわろうとし、みんな席につくとあることに気づく
「あれ?そういえば太郎丸は?」
と恵比須沢さんがそういった。確かに太郎丸だけがいない。すると待っていたかのように剣崎さんの服のなかからスポンと
「わん!」
一同「そ、そんなところに!」
「ぜ、全然気づかなかった……。」
気に入ったのか、剣崎さんの服の中にいつの間にか入っていた。何時かは知らないけど、どうやら剣崎さんは気づいてないよう。わんちゃんって潜伏スキルあるのかしら……?そしてみんなで頂きますをして、早速食べることに
あぁ、ここまで何も気にせず食べられるって何日ぶりかしら…。すると恵比須沢さんが
「ても、めぐねぇの着けてる指輪、結構高そうだな。」
「え?あ、これかしら?……うーん、別に高くても安くてもいいわ。だって相手は…………剣崎さんだもの…。」
あの人の貰ったものならなんだっていいのよ。そういう物よ、それほと人から貰う気持ちって案外左右されるのよね。すると丈槍さんが
「おぅおぅ、お似合いだねぇ。もういつくっついても可笑しくないのに。」
「由紀先輩ニヤニヤしないでください…。気持ち悪いです。」
「はうっ。」
「じゃあ私が取っちゃおうかな〜。」
「由紀先輩ならまだしも、圭まで!?」
「わん!」
「た、太郎丸も取っちゃうの!?」
「さ、流石に太郎丸は無理だろ!」
丈槍さんと嗣堂さん、新しいライバルね。………っていやいや!どうしてそう考えるのよ!もしかして……あぁ考えるだけでなんだか恥ずかしくなってきた。そうしてみんなと仲良く食事をして食べ終わり、そんなときに丈槍さんがいきなり
「みんな!!肝試し、しよう!」
一同「肝試し?」
け、結構季節外れだけれどもまた新しい行事をやるというのも結構いいのかもしれない。すると恵比須沢さんが
「てかなんで急に?」
「だって、私達まだこれといった大きなイベントってやってないでしょ?」
いや、遠足も充分大きなイベントだったような……。まぁそれはあえて突っ込まないようにしておこう
「でも、良いんじゃない?そういうのあって、最近そういうのないから。」
と若狭さんが賛成している。他のみんなは
「私もいいと思います。圭は?」
「私も…いいかな。剣崎さんと二人っきりになれるし。」
最後聞き取れなかったけど、凄いききのがしてはならない用な気がする。恵比須沢さんもいいと言うので、夕方でやることになった。
「えへへ、早く夕方にならないかなー。」
丈槍さんが楽しそうな顔をしる。楽しみで仕方がないのだろう。でも
「それじゃあ丈槍さん?その間まで授業する?」
「え!?うー、今日もやるのー?」
「当たり前でしょ、今日はまだ平日なのよ?」
「うー。」
丈槍さんはなんだか嫌な顔をする。そこに剣崎さんが来て
「じゃあ、俺と一緒にやる?」
と、剣崎さんが言うと丈槍さんの顔が心機一転して、一気に
「え!?ほんと!?やったぁ!じゃあやる〜!」
うぅ、私と剣崎さんの差って…。そんなことも少し思いつつも、私と丈槍さんと剣崎さんは、部室から後を去る
「じゃあ、行ってくるね!」
「行ってらー。」
「行ってらっしゃい。」
「わん!」
「ていうか太郎丸、まだ剣崎さんの中にいるんだ…。」←美紀
「あはは…。」←圭
「ねぇ、剣崎さん。私ね、小さい頃王子様に憧れてたのよ?昨日そういう夢見てたの、懐かしかったわ。」
「へぇ、そうたんだ。今もそうなの?」
私達は移動中にそんなことを言う。まぁ本当はそんなの架空の事なんだけど
「ううん、こんな歳になって流石にもう……ていうかそんなのどうせ居るわけないのよね。」
「じゃあ俺がなってあげましょうか?」
「え!?//け、剣崎さんが!?///」
た、確かに優しいし格好いいし、とても素敵な人だけれども、こんな私でもいいのかな?
「二人共仲が良いね!私もお姫様抱っこされたい〜!」
と、丈槍さんがいう…来たわね、ライバル。そう思ってると、剣崎さんは
「由紀ちゃんがお姫様だったら毎日が大変だな。」
「にゃ、にゃにを〜〜!」
「フフフ。そうね。」
「えぇ!?めぐねぇも!?」
そうして私達は、こんな話をしなから歩いていました。もし、剣崎さんが王子様、か………。でもなんなんだろう。この気持ち、なんで剣崎さんといると、こんなに胸が苦しくなるんだろう?これって………。ま、いいかしら。
続く
あとがき
めぐねぇ、ヒロイン確定だなこりゃ。
- Re: がっこうぐらし!wisおんどぅるぐらし! ( No.23 )
- 日時: 2017/02/09 07:02
- 名前: 通りすがりのライド (ID: wtNNRlal)
胡桃視点
「肝試し!(ワン!)肝試し!(ワンワン!)肝試し!(ワン!)肝試し!(ワンワン!)」
「丈槍さん?あんまり声出しちゃ…。」
「肝試し!肝試し!」
「た、丈槍さーん?」
あたし達は由紀の提案した肝試しのために購買部と図書室に向かうため、今は購買部に向かって廊下を歩いている。あたしはあまり肝試しは好きな類ではない。かといってそこまで嫌いという訳ではない。ちょっとだけお化けが苦手なだけだ。まぁお化けに近い奴等と戦ってるからなんともないけど…。
するとかずにぃが
「前言っていた生前の記憶があるから
あんまりやつらがいないんだな。」
「そうだな。全員、とは限らないけど……。」
すると由紀はあるこんなことを言った
「かーくんって、お化けとか苦手?」
「ううん、苦手じゃないよ。(むしろそいつらと戦ってるよ)」
「へぇ、じゃあみんなは?」
「私はそういうの信じないんで。」
「私は苦手、かな。 でももうなれちゃった。」
「私はあまり苦手ではないわ、今はみんながいるから。」
「私は…苦手かな…というより怖いわ、暗い所が。」
美紀、圭、りーさん、めぐねぇと順番に言う。どうやら苦手なのはあたしとめぐねぇだ。割りと大丈夫そうだと思ったんだけど…。そして由紀が
「胡桃ちゃんは……まぁ聞かなくてもいいよね。」
「いやいや!ちょっと待てよ!あたしはこう見えても、苦手だぞ!そういうのは!」
一同「え」
あたしがそう言うとみんなは凍り付いた。え?そんなに意外だったのか?なんかそれはそれで……。もっと女子力上げようかな。するとまた由紀が
「あっもしかして、そういっちゃってかーくんに抱きつこうとしてるでしょ?」
「え?そうなの?」
「え?バッバカ///そうじゃないよ!///あたしゃただホントに怖いだけで…。」
あたしが誤解を解こうとするときにもうついたのか、りーさんが
「ほら、胡桃。もう着いたからあまり声出しちゃダメよ?」
「え、あ………うん。」
くっそ〜。由紀め、あとで覚えていろよ。そんなことを思いながら。向こうであたしをみながらニヤニヤしてる由紀を見ながらそう思った。
慈視点
購買部で必要なものは全部回収できたので、私達は本題の図書室に向かっている。図書室では分担して行くことが決まって次のようになった。
1班 二班
胡桃 慈
美紀 由紀(太郎丸)
一真 圭
悠里
という風になった。剣崎さんとは別の班かぁ……。そういえば恵美須沢さん
やたらと。ガッツポーズしてたけど、どうしたんだろう……。そして図書室に到着し、ふたてに別れ、行動する。
「ねぇ、めぐねぇ。私漫画コーナーに行きたい!」
「めぐねぇじゃなく佐倉先生よ、ここから先はあまり遠くないし、ここから見える所までは行っていいわよ。」
そう言うと丈槍さんは嬉しそうに
「わーい!じゃあ行ってくるね!」
「あっ丈槍さん!そんな走っちゃ……行っちゃった。」
「めぐねぇ、由紀ちゃん向こうに言ったけど…。」
私にたいして、若狭さんは心配そうな顔でそう尋ねた。説明をするとさっきの表情と変わり安堵を浮かべる。すると嗣堂さんが。
「あれ?悠里先輩、そんなに教科書もってるんですか?」
「ああ、これ?これは由紀ちゃんの分よ、この間数学分からないっていってたから。」
「これ、由紀先輩知ったら落ち込みますね。たぶん。」
「ははは……。」
一応、授業は丈槍さんに合わせてやっているのだけれども…。まぁそれは置いといて、若狭さんがこんなことを言う
「じゃあ私、一応由紀ちゃんの所に行ってきますね…。」
「え、ええ。お願いね?」
無事だといいんだけれども……。そしてしばらくの間、嗣堂さんが
「せ、先生…あれ………。」
「え?………!」
それはあいつらとは違う、
不気味で
恐怖を感じる
本当の
化け物がいた
「嗣堂さん、こっち…。」
「!」コクッ
そして私達はなるべく遠く離れようと
近くの棚に隠れる、そのまま通り過ぎるといいのだけれども……。
そしてその怪物は向こうに行ってしまった……。よかったのもつかの間、その向こうにはまだもう一体の怪物がこっちに寄ってきた。
「先生…!」
「大丈夫、私が着いてるから。」
一人も守れない先生なんて教師どころか人間として失格だ。私は自分を奮い立たせながら、嗣堂さんの前で怪物を守ろうとしたが………
後ろにも前通りすぎた怪物がこちらに来ている。どうしよう…。また震えがます、二体の怪物こちらに向かってきた、私は震えている嗣堂さんを抱きしめ、守ろうとした。そして二体がこちらに襲ってくる瞬間
由紀視点
「めぐねぇとけーちゃん…来ないね。」
「そうだな、一体どうしたんだ…。」
私達は欲しいものを借りて、戻ろうおもいたいんだけど…めぐねぇとけーちゃんだけが帰ってこない。なんか心配だな……。もしかしお化けに…でもそれはないかな。そう思っていると
「あ!みんな!」
「「「めぐねぇ!」」」
「圭!」
「どうしよう…あっちにアンデットが……。」
めぐねぇが震えながらそう言った。あんでっと?何それ?とめぐねぇに尋ねようとしたけど、その時に
「!そうか、かずにぃ…ってあれ?」
「剣崎さんは?」
「さっきまでここにいたのたけれども……。」←悠里
「もしかして一人で行ったんじゃないですか!?」
みーくんがそう言うと向こうに人影が移る。そしてそれは
「あ……!」
「ッ!みんな、下がってろ!」
「胡桃!」
目の前から、怪物みたいなのがが現れた、胡桃ちゃんは私達の前に行き、怪物と戦おうとしている。そんなときだつたこっちにくる怪物が、苦しそうに叫んでいる。でもそれが逆に不気味だった。
「グッ、ウガッ…コゲッ…カッ……!!!!」
「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」
「な、なんだ……!?」
「うぅ……!」
私は怖くて、目を伏せた、耳も塞いで。他のみんなは怖そうにしている。
すると叫びが止み、怪物はゆっくりと倒れ。
「た、倒れた……ッッ!?」
「「「「「!?」」」」」
その怪物はやがて………人になって倒れたけど……その人は。
かーくんだった。
十四話
「衝撃」
おわり
あとがき
なんってこった………次からはちょっとコラボ要素がでます。
- Re: がっこうぐらし!wisおんどぅるぐらし! ( No.24 )
- 日時: 2017/02/10 21:39
- 名前: 通りすがりのライド (ID: ru6kJfJs)
「ん、ここは…………。俺の部屋か……いてて。」
俺は眠りから目覚め、起きようとしたが頭痛がした。しかしそれよりもさっきまでの記憶がないんだ。確か由紀ちゃんが肝試しがしたいっていって、購買部、図書室に行って……そこからあまり覚えていない。どうしたんだっけ?とりあえず、自室から出て部室に向かう、扉を開けるとみんな椅子に座っている。そして由紀ちゃんが
「あ、かーくん、おはよう……。」
いつもの明るくて笑顔な由紀ちゃんは今日に限って暗い表情だ。すると胡桃が資料のようなものを俺に差し出した
「かずにぃ、早速で悪いんだけど、これ見てみてよ…。」
「ん?わかった……。」
由紀ちゃんならず胡桃もなぜか暗い表情だ。よく見るとみんなそうだった。
特に佐倉先生はすごく落ち込んでいた……その原因がこれにあるってのか?
俺はその資料のようなものをみた。よく見るとこれは【緊急避難用マニュアル】という資料だ。するとそれはこの事件(後に言うパンデミック)は事故ではなく、ランダルという研究所の意図的な行為であることが記されていた。その他に避難区画、備蓄倉庫もきっちりと書いてある。
そしてその隅っこに書いてあるのは
【幻夢コーポレーション】という会社だった。おそらく関係性があるのだろう。
しかしどんな会社であれ、これ起こしたパンデミックの容疑者には変わりはない。そして胡桃は怒りを押さえながら、こんなことを言った
「かずにぃ、これであたしらの大切な人達を奪ってきたんだ…!かずにぃはどう思う?」
「そりゃあ……許されることではないけど、今はとりあえず生きることだけを考えよう。それに備蓄倉庫と、避難区画ってやつも気になるし。」
「ッ!!………そ、そうだよな。こんなこといってごめん。」
俺の言葉により、胡桃は前よりも落ち着いた表情をする。やっぱあの事についてが許されないんだな……。気持ちは分からなくはないけど、現在じゃ生きることが精一杯だ。そして美紀ちゃんが
「それはそうとして……今聞きたいのは、剣崎さんがあんな姿になったことが気になります。」
「あんな姿……?」
「そうよ。一真君、図書室であなたの姿見たけど…いつもとは違う、まるでアンデットのような……。」
俺はその言葉で一気に立ち上がった。まさか………俺が………。ジョーカーに?そうだとすると、説明せざる終えないだろう。俺はしょうがなく、俺がジョーカーになった過去を説明した。
すると圭ちゃんが圧巻の表情をみせ
「そんなことがあったんだ……。でも、そのジョーカーってなんで今になっ出てきたんだろう?」
「わからない…。俺は自分の力は押さえられる…けど……。」
まさかこんな時になって目覚めるとはな……。そして佐倉先生は口を開け
「………………ねぇ、剣崎さん。」
「何?佐倉先生。」
「…………剣崎さんって私とどこかで会ったりしなかった…………?」
予想外の質問で少し同様した。どこかで会ったか?佐倉先生とはあのときとは初対面だったけど、前に会ったって記憶はないな…。首を横に動かすと佐倉先生は「そ、そう…。」と、言った
すると悠里が話を切るように
「……まぁ、これでこの話は一旦切りましょう?もうすぐご飯になるし、とりあえず、ね…?」
「そうだな、あ〜あ!あたしなんかお腹すいたよ。今日何?」
「今日は確か…ハンバーグよ。」
「え!?ハンバーグ!?やったぁ!」
そう言うと由紀ちゃんが大喜びしている。そんな彼女の笑顔に一同はふいんきが穏やかになった。
やっぱり由紀ちゃんはこの世界で必要だ。今は現実逃避してるけど、こうゆうふいんき作りが上手いことに必要不可欠だ。なにせ、一番必要なのは精神の安定だからな。そして俺らは朝ごはんの準備をすることにした。
食後のあと、由紀ちゃんは佐倉先生と授業を受けていて、胡桃と圭ちゃんは見回りをしに、悠里と美紀は部室にいる。俺もだけど。すると悠里はこんなことを言った
「ねぇ、一真くん。みんなバーベキューしない?」
「バー、ベキュー?」
「はい、屋上でやるんですけど…悠里先輩がいつも育てている野菜を使ってバーベキューしようと思ってるんですが……。」
うーん…確かにそれもいいかもしれない、屋外で食べるのは新鮮だ。俺はそれに賛成することにした。そして見回りを終えた二人と授業が終わった二人にそのことを言うと、賛成してくれたので、早速することに。火は、この間モールで見つけたライターで代用することにバーベキューセットは……なんか偶然あった。どうやら悠里はあのモールに来たときから計画していたらしく、事前に用意していたらしい。計画性ばっちりだな…。そして今に
「お〜〜〜、すごい焼けてるね!」
「ふふ、そうね。ちゃんと野菜も食べるのよ?」
「うっ!分かったよ〜めぐねぇ…。」
「おっ!結構焼けてるな!」
「胡桃、由紀ちゃんと同じこと言ってるわよ?」
「え!?」
みんな、たのしそうに会話している。
それにしても……美味しそうだな。しかしこれ、店で売ってるわけじゃない。悠里が一つ一つ籠めて育てた野菜だ
俺は
「でも、悠里って女子力高いよな。こうやって家事もできるし…。俺、嫁にもらいたいくらいだよ。」
一同「!!??」
するとみんなは石のように固まった。あれ?どうしたんだ?佐倉先生もなんか涙目でぶつぶつなにか呟いてる。
すると悠里は
「え、ええ///なんかありがとう///そんなこと言ってくれて…///」
少し顔がほんのり赤くなっている、うーん、みんなまだ固まっている。すると由紀ちゃんは
「そ、そういえばかーくんってどんな女の子のタイプなの?」
「え?んータイプ、かぁ………まぁ、ちょっとおっちょこちょいな感じの女の子かな?」
「!?」
あれ?佐倉先生なんか動いた?いや、気のせいか。そして圭ちゃんが急に
「おっちょこちょい、ですか…なら佐倉先生なんてどうなんですか?」
『(圭ナイス!)』
「さ、佐倉先生か……。でもいまんところ、みたら凄い頼りになるお姉さんって感じするからなぁ……。」
「う!?」
『(あちゃー!)』
なんか俺が答えるみんな大げさに反応するんだけど…もう佐倉先生声出しちゃってるけど……なんなんだ?
そしてこんな感じで話たりして、俺は悠里の作った野菜なども食べ、そしてソーセージを食べようと箸を伸ばしたけども、由紀ちゃんも欲しかったのか箸と箸が重なってしまった、
「「あっ……。」」
なんだよ。この少女漫画でよくありそうな展開。そして由紀ちゃんはちょっと顔を赤くしながら
「え、えへへ…なんか少女漫画とかでよくありそうなシーンだったよね。」
「あ、それ俺も思った。」
「あはは!じゃあいいよ。ソーセージ私別なの「いいよ、半分こにして食べよう。そうすればいいだろ?」」
「え……?いいの…?」
「うん、俺はさすがにそんな欲張りじゃないから。ほら、はい。」
俺は同様する由紀ちゃんに、半分にしたソーセージを皿に乗せる。俺もそこまで強欲ではないからな。すると由紀ちゃんは笑顔で
「……うん、ありがとう!」
「お、おう………。」
つ、ついキョドってしまった……。なんだか、由紀ちゃんの笑顔見てると少し安心感があるな。いや、それ以上か…。始や橘さんの気持ちが少しだけわかったかもしれない……。そんなかんやで、バーベキューは楽しくやって。そろそろお開きにして、火を消しているときに佐倉先生が
「ごめんなさいね、まだ疲れているのにこんなことさせちゃって……。」
「いや、いいんだ。俺、こういうの慣れてるから。」
とれだけ苦しくてもやっぱみんながいるから、頑張れるんだよな……。すると佐倉先生は
「やっぱ凄いな……私、ドジだから剣崎さんみたいに多くの物を背負ってもこうやって戦うことは出来ないわ…。」
「……………睦月っいう俺の仲間がいるんだけど。」
「え?」
俺の突然の発言で同様した佐倉先生をむしして、話続ける
「ライダーになりたくて…自分はアンデットの力にぶつかったんだけど…アンデットの力が強くて自分の心ごと支配されたんだ。」
「そしてあいつは最強のライダーになるために独りで戦ってきたんだ。でもそんな強くはなれなかった……それって独りだったから。そうじゃないのか?」
「……………。」
佐倉先生は俺の話を黙って聞いた
「睦月はそのあとみんなと力を合わせて、そのアンデットの呪縛からうちかったんだ。これはみんながいたから」
「俺もみんながいなかったらこんなに強くはなっていないよ。俺も昔それに気づけなかったんですけど、ある優しい心を持ったアンデットがそれを導いてくれたんだ。ちなみに、睦月の呪縛を解き放てようとしたのもその人なんだよ。
やっぱ人ってのは一人じゃ何もできないんだよ。佐倉先生はなんでみんなを守ろうと思ったの?」
「え?それはだって、みんなといると楽しいし、一緒にいたいから…。」
「そう、それなんだよ。俺も人を愛するから本当に頑張れると思ったんだ。
睦月もそうだった。凄く強い人ってのはそれほど頼もしい仲間がいるんじゃないのかな?佐倉先生も、胡桃や美紀ちゃんや圭ちゃんを守ったのはそうなんじゃないんてすか?あのとき必死になって守ってくれたって言ってたよ」
「あ…………。」
そうだ、俺もそうだ。さっもそうだったけど、みんながいるから頑張れる。無理でも頑張れる。それが本当に強い人間なんだ。橘さんも始も睦月も、どれたけ弱い人間でも、勇気が強く、それにうちかった人だっているはずだ。
やるかやらないか。それが一番大切なことなんだと思う。佐倉先生も気づいたのか、思わず口に出してしまう。
「だから、佐倉先生はドジじゃない。
やるときはやってくれる。頼もしいよ。みんなそう思ってるはずた。」
「で、でも……私……。」
これだけいってもまだ同様せず、俺は
しょうがなく、佐倉先生に抱きつき
「大丈夫!俺、信じてるから。あなたは絶対に強い人だって。」
「!?////え、あ、う、うん…////」
すると佐倉先生は顔を真っ赤にした。ちょっとやり過ぎたな…。こりゃ。
でもいっか。多分夕日で照らされただけだろうし。すると佐倉先生は顔を剃らしながら
「そ、そろそろ抱きつきのやめましょう?//恥ずかしいから……。」
「え?あ、ああ!ご、ごめん。」
なんか気まずいな……なんとか俺は話を持ち込もうとして、こんなことを言った。
「あ、あのさ…。そろそろ名字で呼び合わないか?」
「え?え、ええ…………じゃあ、私のことは慈って読んでくれる?私は一真君って呼ぶからね……。」
「ああ、分かったよ!慈…!」
「〜〜〜〜ッ!/////」
すると、慈は顔を伏せた。また顔真っ赤だ。今日はどうしたんだ?すると慈は
「え、ええ……か、一真君…?//」
「うん、これでいいな。」
なんだかな…….このあと、慈と呼びあってることにみんなは驚いて、根掘り葉掘り聞かされた。
慈視点
なんだろう。この気持ち。
一真君と一緒にいるとドキドキする。
胸が苦しくなる。いないと少し寂しくかんじる。これはなんだろう?触れたい……話したい……見たい……こんな感情がわき出てくる。これは………………
一真君が…………………………………
第十五話
「紅色の心」
おわり
あとがき
どんどんめぐねぇにたいしての好感度がアップしている……そろそろ高校生編も終わりに近づいてきな…。