二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: がっこうぐらし!isゲーマーぐらし!! ( No.31 )
- 日時: 2017/02/15 19:30
- 名前: 通りすがりのライド (ID: Xhss9HRk)
『闘真くーん?どこー?』
私は闘真君を探していた。それはシンプルに遊びたいだけ。闘真君といるといつも安心する。ぽわぽわした気持ちにもなるし、闘真君と過ごす時間は凄く私にとって大切な物だった。
そして闘真君を探していると。人影があった。するとそこにはライダーの姿をした闘真君がいた。こんなところで悪者さんをやっつけてるのかな?
するとその悪者さんは私に気づいて。目線をうつしかえ、そして私の方にビームみたいなのを撃ってきた。
『きゃぁぁ!』
『ゆ、由紀!』
くるはずの痛みが来なかった。顔をあげると、そこには闘真君が目の前にいた。わ、私を庇ったの?そして闘真君は苦しそうに声を挙げ、するともとの姿に戻った。
『と、闘真君?』
『…………由…………………紀…。』
闘真君は傷だらけで、私の名前を呼んだ。その時悪者さんはもうどこかへ行ってしまった。闘真君の方に近づき
『ね、ねぇ闘真君。大丈夫…?』
こんな状態で大丈夫な筈がない。でも認めたくなかった。でも闘真君は力を振り絞るように
『ごめん……もう無理だ………ごめんな………由紀………。』
『や…ヤダよ、闘真君……し…しな……うぐっ…死なないで……嫌だ…いや………。』
駄目だ。闘真君の姿は涙で見えなくなる。すると闘真君はいつもの優しい表示で
『ほら、泣くなよ………死んでも……いつも見てるからさ…………。』
『ひぐっ……うっ、ぐっ……うぅ………やだぁ……。』
なんでこんな目に…逢わなくちゃいけないの?酷いよ…酷すぎるよ………神様…。もう置いてかないで……。すると闘真君の体がどんどん薄くなって消えていく。もう、会えないの?
優しい闘真君に……もっと……思い出作りたいのに…。闘真君は
『じゃあな………由紀………お前らに会えて………本当に…………よかった
………。』
『……あ、あぁ………。』
闘真君は消えかける体に対して、力が無くなり、そしてついに。
【ゲームオーバー】
完全に、消滅した。
『 あ、あ……あ……いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
闘真視点
王様ゲームでやっと俺が王様になれたので、とりあえず一番の人が俺に膝枕されろという命令を出し、一番は由紀だったので。すると由紀は気持ち良さそうにしていた。すると由紀はなんとぐっすり寝てしまった。まぁとりあえずいったん片付けようとするが
「闘真君はそのまま由紀ちゃんを寝かせて置いてくれるかしら?私達がやるから。」
「そうだぜ、歓迎お前に片付けさせるのもあれだしな。」
「私もそう思います。」
「も、申し訳ない……。」
そして片付けが終わり、なんやかんやで時間を潰してると。由紀がうなりはじめる。どうしたんだ?
「やだ………置いてかないで……。」
「?どうしたんだ?由紀。」
「分からない……悪夢でも見てるのか?」
胡桃もその事に気付き、他のメンバーも由紀を心配する。うなりつづける由紀はついに
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」
「!!!由紀!」
「由紀ちゃん!?」
「由紀先輩!?」
「……………あ、ゆ、夢?」
「どうしたんだ?お前、凄くうなされてたぞ?」
「大丈夫?ゆきねぇ。」
「よ、良かった………。」
その叫びにみんなは驚き、目覚めた由に問いかける。しかし彼女は夢とは認識してなかったらしい。次第に理解し、俺に抱きつく。それに強く。よっぽど酷い夢見てたんだな………まぁこんな世界だから、当然か。由紀は大丈夫と言っていて。
とりあえずこの事は置いとくことにそして就寝の時間。俺はいつものように椅子で座ろうとしたが、由紀が俺の袖を引っ張り
「今日だけ…一緒に寝よ?」
「え、一緒?俺と?」
そう言うと由紀はコクンと顔を縦に傾ける。しかし由紀もちゃんとした女の子だ。男の俺と一緒に寝るなんて…。
「私、闘真君が何処か行っちゃう夢を見てたの…もうあんな夢見たくない……だから、だめ?」
「…………………う、分かった。」
そうだよな…。こんな子が苦しい夢見てたんだ。ここで断ったら最低な男だ。俺は由紀と一緒に寝ることとなり。まぁ少し窮屈だったが。由紀はぐっすりすやすや寝ていたから。良しとした
午前6:30
俺らは次の朝、朝食をとり、これからの事について考えた
「次のどこにいこうかしら……。」
「私は物資もまだありますし、補給はする必要はないと思います。」
「そんじゃどこに行こっかな…。」
いつものように、瑠里と由紀は遊んでいて、俺たちが作戦を練っているときだった。俺はこんなことをいった。
「じゃあよ、ここ行ってみないか?」
俺がゆび指したのは地図にある、小さく載っているホテルのような所だった
「なんで?」
「ここ、結構有名なホテルでな。もしかしたら生存者がいるんじゃないかってな。まだ入れるだろ?このキャンピングカーなら。」
幸いこのキャンピングカーは結構でかく、七人はすめられるほどの車だ。まだ一人入れるし、見つけても最低一人は助けられる。多分そう生き残ってるやつはいないと思うけどな。
そして悠里は
「そうね……………………分かったわ、そうしましょう。」
「あたしもそれでいいかな。可能性はありそうだし。」
「私もです。」
「んじゃあ決まりだな!今日の目的地はこのホテルだ!」
「よし!おーい!由紀!瑠里!もうそろそろいくぞー!」
胡桃がそう声を掛けると二人ははーいと言って車内に入る。全員の確認をして、目的地へと向かい出発する。
そのホテルには生存者がいるのだろうか………俺らはその可能性を胸に抱き生き続ける。しかしそれが今後の運命が変わる発端に過ぎなかった……。
第5話
「一緒」