二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: がっこうぐらし!isゲーマーぐらし!! ( No.37 )
- 日時: 2017/02/20 06:51
- 名前: 通りすがりのライド (ID: 4.2P0hz.)
前書き
多分これは原作での後のお話。
なんだかんだで楽しかったパーティも終わり。そろそろ就寝の時間になるので、各それぞれの自室に入り、眠ろうとする人達も多くなって来た
俺も眠くなってきたので、自室で布団に被さり眠りに落ちろうとしたときだった。コンコンと扉から聞こえ。開けると。
「胡桃…?」
「………あのさ。」
そこにいたのは胡桃だった。パジャマ姿で、両手で枕を抱き締めている。可愛いからやめろ。そして胡桃は恥ずかしげに
「あ、あのさ……今日、一緒に寝ていい?」
「…………………………んー、いいよ。」
それは案外予想外な発言だったが、俺は承知した。そりゃ心配するだろうな、こんなところにいると。こいつも一応女の子だ。怖い物だってある。そして胡桃は自室へと足を踏み入れる
「それじゃ………お、おじゃまします。」
すると胡桃は恐る恐る入る。いや、何もないから安心しろ。そして俺はベットの方に指を指す
「あそこ、二段式だからあれで寝る?」
「二段式なんだ………あたし、一度寝てみたかったんだよな。」
「じゃあ、上でいいよ。」
そう言うと、胡桃は何でわかったっていいたげな顔をする。図星だな。やっぱりこいつはガキっぽい所があるみたいだ。まぁ嫌いじゃないけど。そして二段式のベットに入り、そして電気を消す。すると胡桃が
「なぁ!闘真!これやろうぜ!」
「ん?あぁ、それね。ちょっと待って………。」
俺と胡桃が取り出したのは3DSだ。つまり一緒にモンハンしよって意味なんだ。実は前にこっそり俺と胡桃だけでゲームコーナーに行って、持ってきたものなのだ。いつかやろうとは言ってたが………まぁいっか。そしてマルチで、なんとかリオレウスまで狩猟してる時だった。
「ちょ、さっきからボウガン当たってんだけど。」
「え?あ、ごめん。」
さっきから俺に向かってボウガンを打たれているのである。そして次のクエストの時には
「あ、回復薬と間違えて解毒薬飲んじまった。」
「いや、どうすれば解毒薬と回復薬を間違うんだよ…。」
すると今度はゲリョス狩猟の時にもミスをしゅうちゅうすることが起きた。
胡桃、もしかして疲れてるんじゃないか?やっぱあれだけプレイすれば疲れも出るだろ。
「なぁ胡桃、無理しなくてもいいんだぞ?明日もあるんだしさ。」
「え、あ…………うん、じゃあそろそろ寝るかな。」
そういったのでDSを一旦閉じることに。すると胡桃が
「おやすみ。」
「…おやすみ、胡桃。」
そういって瞼を閉じた瞬間一気に眠りに落ちた。
胡桃視点
最近なんだかあいつの事が気になってきた。何故かは知らない。いつの間にかそんな事があった。
あいつが他のやつと喋っているときにチクリと胸にささるような感覚が起きる。でも逆にあいつと喋っていると。心が暖かくなる。顔を見合わせるだけで胸が苦しくなる。ドクンドクンと次第に心臓の音が加速していくのが分かる。でもこの感覚は前に体験したことのあるような感じがした。もしかして………。そんなことをモンハンしてるときに度々思ってしまっている自分はなんなんだろう……。それで変なミスしたけど。すると闘真は
「なぁ胡桃、無理しなくてもいいんだぞ?明日もあるんだからさ。」
「え、あ…………うん、じゃあそろそろ寝るかな。」
やっぱり、闘真って優しいな……。こういうときにいつも理解が早くて他人を心配する。あたしはその通りにDSを閉じて眠りに落ちようとしたときに
「おやすみ。」
「おやすみ、胡桃。」
あたしは最後に闘真に向かっておやすみと言って眠ろうとした。闘真が返してくれた「おやすみ」に少しドキッとしたのは別の話。
「トイレいきたくなってきた。」
あのあとすぐに起きてしまい、トイレに行きたくなってしまった。流石に闘真を起こして一緒に行くのもあれなので、シャベルを持って一応行くことに。トイレってどこだ………?そういえばトーコ先輩がこれ渡されたんだっけ
あたしは見取り図を手に伸ばす。
結構遠くはないけど、少し急ぎ足で行く。
「はぁ〜、なんかちょっと怖かった。」
無事トイレから帰って、そんなことを言った。一人だとこんなに怖いんだな………すると闘真が寝てるとこに目が入った。
「…………………………まだ寝てるよな。」
そしてあたしはついつい、闘真の布団に潜り込んでしまった。すると中は暖かかった、とても心地よい。それで闘真の横顔が目の前にあった。よく見ると、闘真って結構顔立ちが整っていて格好いいの部類に入りそうな顔立ちだった。そして、闘真はこっちの方にもたれかかってくるように寝相を変えた。
「!!」
丁度あたしが闘真に抱きしめられてるような感じになっていた。心臓の音がさらに加速する。自分でも分かるくらい。あたしの視界には闘真の胸で覆い被さっている。
「え、えへ……おやすみ…闘真。」
思わずニヤけてしまい、おやすみと静かにそう言った。その時に瞼を閉じるとさっきよりも早く眠りに落ちたような気がした。
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〜朝〜
「……………ん、ん〜?」
なんだか違和感がある。朝の日射しに起きて、なにかあるような感じした。
すぅすぅと規則正しい寝息を立てている、しかもすぐ近くに。布団をめくると
「く、胡桃………?」
まさか上からここまで……はないか、本人は幸せそうに寝てるし、別に起こさなくてもいいか。そして俺も二度寝に入った。
そのあとトーコにばれてさんざんにからかわれたけどな。
第九話
「辺境」