二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: もうカオスしかないありふれた日常 ( No.1 )
日時: 2017/02/27 19:27
名前: 晴哉 (ID: jbrtekHj)


  〜 序章 〜


— ここはとある小さな養護施設。ここには6人の少年と1人のリーダーがいた。

紅髪を狼の耳の如く逆立てた少年、終ヶ炎 迅。
猫耳をつけた金髪の少年、雷閃 王牙。
ハチマキをつけた黒髪の少年、轟虎院 龍。
ヘアピンをつけた蒼髪の少年、斬夜 影無。
迷彩柄の帽子を被った緑髪の少年、創暇充人。
右目に傷がついた紫髪の少年、荒神 輝羅。

そして6人を支えてきた見た目は高校生な白髪の謎の存在、晴哉。



少年6人は、理由は様々であるとはいえ、全員小学生になる辺りの頃から孤児であった。 晴哉はそんな6人を、たった一人で経営しているまだ入居者0の養護施設に招き、彼らに愛情をもって色々と物事を教え、皆を無事に育ててきた。初めは6人全員が反発したり喧嘩したりとなかなか良い関係を築けずにいたが、月日が経つにつれてやがて互いを信頼し合えるようになっていった。6人の少年は主である晴哉に感謝と信頼の意を込めて、いつしか彼の事を『マスター』と呼ぶようになった。







…………そうして月日が経ち、6人が高校進学をどうしようかと悩んでいた頃、彼らの主である晴哉は6人にこんな話を持ちかけてきた。


晴哉「……なぁ、ちょっと引っ越ししてみねぇか?」
全員『………………引っ越しですか?』
晴哉「そう。かなり遠い所に!」


……この時6人は、予想もしていなかった提案を前に驚いていた。今まで養護施設で育ってきたのだから、いつかはココを離れる時が来るとは思っていたが、まさかこんな形で提案されるとは思ってもなかったからだった。





……そんな中、最初に沈黙を破ったのは迅だった。

迅「俺としては賛成なんですけど、何処へ引っ越すつもりなんです?」
晴哉「えっ?そうだなぁ…… 異世界、とだけは言えるかな?」

6人『あぁ、成る程!異世界ですね……







…………えっ、異世界!!??』



……6人は、主が放った突拍子もない言葉を前に一瞬思考が途切れた。いきなり異世界なんて言葉が出てきたのだ。無理もない。




……しかし数秒後、彼らは一斉に声を揃えてこう言い放ったのだった。




6人『良いじゃないですか異世界!! ぜひ行きましょうよ!!』




……その次の瞬間であった。今まで6人が座っていた床が一瞬にして『紫色の空間に包まれ』、全員がその中へと墜ちていった……



晴哉「カオスな出来事が大好きなお前達ならそう答えてくれると思ったぜ!! だったら善は急げ!もう引っ越しを始めるぜ!!」
王牙「ええっ!? 何なのこの空間!?」
龍「コレの何処が引っ越しなんだよ!?」
影無「善は急げって言ってもこんな体験…… !?」
充人「心の準備くらいさせたって良いじゃないのさーー!!??」
輝羅「オイオイ、マジかよ……!?」
迅「……アレ? ちょっと俺思ったんですけど、異世界でも俺達って一緒に暮らせるんですか?」

晴哉「ん? いや、別行動になるけど?」

6人『………………………………えっ、』

6人『マスタァァァァァァァァァ!!??』





こうして6人は、急遽異世界に引っ越して第2の人生を歩むこととなったのであった……

Re: もうカオスしかないありふれた日常 ( No.2 )
日時: 2017/02/28 23:06
名前: 晴哉 (ID: 0XWLmi6C)


晴哉「……あっ、そうそう、読者の皆さんには先に伝えておくんだけど、今回の彼らの引っ越し先は『幻想郷NEO』って場所なんだ。 ……えっ?何処がNEOなのかって? ソレはこの後の秘密!」





— 紅魔館、庭園にて


ここは、幻想郷NEOの中でも結構有名な吸血鬼の住む館、紅魔館。主であるレミリア・スカーレットを初めとし、仕えている妖精メイド達を含め、計100人余りがこの館で生活している。

さて、現在ソコの庭園では1人の少女が草木の手入れをしていた。彼女の名は十六夜 咲夜。紅魔館で働く妖精メイド達を統率し、レミリアに絶対なる忠誠を誓っているメイド長である。決してPADなどは用いていない←
そんな咲夜だが、実は今朝、レミリアから不思議な預言を授けられていた。


咲夜「今日は『素敵な出会い』がおこる…… どういう意味なのでしょうか?」


『素敵な出会い』とは言ったものの、紅魔館周辺には霧の湖もあることから、普段は人間なんてそうそう来るものではないのだ。…… いや、そもそも出逢いの相手が人間とも限らないのだ。そう考えることで咲夜は1度心を落ち着けようとした……  ……次の瞬間であった。


「うわああああああああああああ!!??」

咲夜「!? 人の声!?」


突如、何処かからか叫び声が聞こえてきた。 しかし、庭園内の何処からも助けを求めてるような気配は感じられない。そこでまさか、 と思いながらも空を見上げてみると……








…………そこには確かに1人の同年代と思われる紅髪の少年(つまり迅の事)が叫び声を上げながらこちらへと降ってきたのであった。


咲夜(見た感じ、空は飛べないようですが…… 一体何故? いや、それよりもまずはあの人を助けなければ……)


そう思い、咲夜は能力を使うことにした。ここで東方シリーズを知らない人のために補足を入れておくと(無駄かもしれないが)、東方に出てくる少女達は皆、何かしらの能力を持っているのである。そして咲夜は『時間を操る程度の能力』を持っており、時の流れを遅くしたり速めたり、或いは止めたりすることが出来るのである。

そこで咲夜は指をパァン!とならし、時を止めた。こうなると、風の流れすら止まり動くものは咲夜自身のみになる…… ……なるはずなのだ……  ……しかし…………

「わあああああああああああああ!!??」

咲夜「!? そんな…………!?」

…………少年は止まらなかった。こうなるとは咲夜も全く思っていなかったらしく、珍しく焦りに焦っていた。

咲夜「そんな…!?確かに私は時を止めたのに……!? ……って!しまっ……!!」

……この時、咲夜はあるミスを犯していた。 それは……









………少年の落下地点に思いっきり入っていたのである(爆弾投下)

となれば、このあと何が起こったのかという事も、お分かりいただけるであろう……






ドガシャアアアアァァァァァァッ!!!!

「ぐわああっ!!??」
「きゃっ!!??」


……そして2人は、思いっきり地面に倒れ混んでしまったのであった。


迅「いってー…; ……あっ!?大丈夫ですか!?」
咲夜「……あっ!?い、いえいえ!だ、大丈夫ですわ!!」

??「咲哉さん!大丈夫です……か……?」


そんな2人の前に、緑色のチャイナ服を来た女性が駆けつけてきた。彼女の名は紅美鈴。 紅魔館の門番である。寝ぼける機会は少ない(無いとは言ってない)。しかし、彼女はこちらを向いた瞬間、一気に固まってしまった。 ……えっ?理由? それは勿論……







……咲夜が見ず知らずの少年(迅)に押し倒されていたからである(爆弾投下)



美鈴「…………あっ、スミマセンでした〜」

2人『違ああああああああああう!!??』



……二人の誤解を解くのにおよそ10分はかかったんだとか;

Re: もうカオスしかないありふれた日常 ( No.3 )
日時: 2017/02/28 23:08
名前: 晴哉 (ID: 0XWLmi6C)


場所は変わって、ここは迷いの竹林。中に入ったが最後、よほどの人でない限りはまず道に迷い、二度と出られなくなりうる事で有名な竹林である。その中にあるのは幻想郷NEO1の病院である 『永遠亭』である。ここには月から来たお姫様やその付き人?として医者も兼任する方が住んでいたりする。

その中の一人であるウサ耳少女/鈴仙・優曇華院・イナバ。医療術を教わり身に付けようと、今日も師匠である八意永琳の助手として1日を過ごしていたのだが……


 \ズドォォォォォォォォォォォォンッ!!!!/

鈴仙「!? 何事!?」


突如、謎の墜落音が近くでなり響いた。


鈴仙「師匠!どうしましょうか……?」
永琳「落ち着きなさい。何が落ちたのかもまだ分からないのだから。一先ず落ち着いたら、1度様子を見に行ってくれないかしら? 仮に野放しにしておけないものだとしたら面倒な事になりかねないからね……」



……そうして彼女は一人、墜落があった場所にやってきたのだった。しかし今彼女は、目の前にある光景を見て、思わず笑わざるを得なくなってしまうのであった……

……えっ? 何故かって? それは…………





鈴仙の目の前の光景:何処かの漫画宜しく地面に向かって上半身がめり込まれて、下半身がどうにかしようと必死で足掻いている男性 (実はオウガ)の光景



……正直鈴仙は、笑いを堪えるのが精一杯だったのだが、当の本人からすれば一大事である。誰かに助けてもらえない以上、どうやっても自力で抜け出すしか無かったからである。一先ず鈴仙は声をかける。



鈴仙「あ、あの! 大丈夫ですか!? 今助けますから足を真っ直ぐにして下さい!!」


すると、オウガは声が聞こえたのか、足を止めた。ソコを鈴仙が引っ張って持ち上げることにした。


……しかしこの後、予想もしていなかった事態に二人は巻き込まれるっ!



 \ズボッ!!/

鈴仙「ふぇっ?」

 \ドゴシャアアアアアアアアアッ!?/

2人『うわああああああああああ!!??』



……なんとオウガは、『落とし穴』に向かって墜落していたのである。しかし彼は中途半端にしか嵌まることが出来ず立ち往生していたのである。そこに鈴仙がやって来たことにより、2人仲良く落ちていったのであった;

その後2人は、たまたま近くを通った不死の人間・藤原妹紅に助けてもらうまでずっと落とし穴の中で自己紹介などをしてたそうだ。

Re: もうカオスしかないありふれた日常 ( No.4 )
日時: 2017/02/28 23:10
名前: 晴哉 (ID: 0XWLmi6C)


 フラン「〜〜〜〜♪」

ココは紅魔館内のフランドールの部屋。現在はフラン一人だけである…が、何故かご機嫌な様子だった。というのも…

今日もレミリアによって行動が制限されフランは拗ねていたのだが、今日は美鈴から絵本の読み聞かせをしてもらったのだ。実は、その時に読んでもらった絵本の内容が、フランの心を鷲掴みにしたらしい。とは言うものの、その本の内容は、囚われの身になっていたお姫様を白馬に乗った王子様が助ける、という王道極まりないストーリーであった。しかし、フラン自身がかつて495年もの間幽閉されていた過去を持つため、そんなお姫様を自然と自分自身と重ね合わせていたらしい。

フラン「〜〜〜〜♪ 私の所にも、いつか白馬の王子様が来てくれないかな……?」

と、随分と子供らしい可愛い考えをしていると……

 \ズドォォォォォォォォォォォォンッ!!!!/

何かが物凄い速度で落ちてきた。…一応言うと、今のはフランの能力によるものではない。何があったのか気になったフランは、取り敢えず落ちてきたモノを取り出す。

フラン「う"ーーんっ!! よいしょっ!!!!」

能力を使わないように全力で引っ張った。そうして出てきたのは……







……黒髪にハチマキをしたフランよりちょっと背が大きいくらいの少年、すなわちドラゴであった。あっ、目が覚めた。

ドラゴ「……っんぁ? …ココ何処だ?」
フラン「じーーーーっ (`・ω・) 」

……えーっ、現在彼らはどのような状況になっているか。簡単に言いますと、『少年が自分より背の低い女の子に首下を掴まれる』というラブコメを180度回転させたようなシーンになってます(小タル爆弾投下)

フラン「……あなた誰?」
ドラゴ「ん?俺か? 俺は轟虎院龍だ。結構名前複雑だから『ドラゴ』とでも読んでくれ。しかし……」
フラン「??」
ドラゴ「ごめんな。お前の家、壊しちまって…」
フラン「ううん、気にすること無いよ。度々壊れてるし」
龍「そ、そうなのか……(大丈夫かよココ?) けどなぁ、なんかこのままじゃいけ好かないっていうか……」

そう思った彼はひたすら考えた挙げ句、ある一つの答えを思いついた。

龍「よし、俺の出来る範囲で何でもいいからお前の願いを1つだけ叶えてやる!」
フラン「!? 良いの!?」
龍「あぁ、そうでもしねぇと気が済まねぇからな」

本当は一刻も早く皆を探したかった。だが、
他人の家を壊して何もしないまま去るのを
自分のプライドが許さなかったのである。とはいえ、相手は見た感じ子供。さて、どんなお願いが来るのやら……




フラン「じゃあ、フランの白馬の王子様になって!!」
ドラゴ「…………………………はっ?;」




オイオイオイ、こっちもこっちでなんて要望を投げ掛けてるんだ。そりゃ驚くに決まってるだろ。フランのこの急な発言に、流石のドラゴも固まった… と同時に自身の首下を掴んでいたフランの手の上に自分の手を重ねた。……アレ?なんでこうなったんだっけ?


ドラゴ「……何を根拠にそう言ってるんだ?」
フラン「えっとねー! カクカクシカジカ……」


…と、フランはドラゴに向けてこれまでの自分の心情、経緯を喋った。ドラゴは、一応ソレを黙って聞いていた。…まあ、出会っていきなり告られるという超意味不明展開を前にすれば、ほぼ全員やんわりと断ってまた新しく仲を作っていくようなものだ。ドラゴもそのつもりでいた。

ドラゴ「う〜ん、フランの言う事も分からなくはねぇが、なんかな……」
フラン「え〜っ!? だって白馬の王子様になってくれれば良いだけなんだよ!? それとも………… …………『フランノ白馬ノ王子様ハイヤ?』」
ドラゴ「!!??」


……筈だった。ドラゴは何故か、この女の子から一瞬、まるで恐怖心のような強烈な反応を感じとった。記憶とか何かが作用した訳ではない。純粋に敏感に反応したのである。

ドラゴ(何…だったんだ……? 今一瞬フランから馬鹿デカイ殺気やら狂気やらが出てきたぞ!? コイツ、ただのガキじゃねぇってのか!? こんな奴に逆らえるのか……? イヤ、少なくとも今の俺じゃこの力にはまだ逆らえない! なら道は…たったひとつ!!)

ドラゴ「…良いぜ。白馬の王子様って奴にでもなって、お前を外の世界に連れ出してやるよ!」
フラン「やったァーーッ!! ドラゴォーーッ!!」
ドラゴ「えっ、ちょっと待、どわぁぁぁぁっ!!??」


フランの言葉がどういう事を意味してるのかドラゴはだいたい理解していた。しかし、あの殺気を前にしては、今ここで逆らうわけにはいかなかった。とはいえこの瞬間、1つだけ確定したことがあった。ソレは…………



ドラゴ、新たな世界に来てからわずか10分で(将来の)『嫁』が確定しました。

な に こ の 超 展 開 。

Re: もうカオスしかないありふれた日常 ( No.5 )
日時: 2017/02/28 23:11
名前: 晴哉 (ID: 0XWLmi6C)


ここは冥界、霊魂達が住まう場所である。その中にある白玉楼の庭で、また今日も黙々と木刀を振り続ける一人の少女がいた。彼女の名は魂魄 妖夢。白玉楼の庭師兼、この白玉楼の主、西行寺 幽々子の護衛役(お世話役)を務めている。今日もまた、修行に励む毎日であった。……すると突然、

   \ガサガサッ!/

妖夢「!? 何奴!」

何かが木の中に落ちてきたような音がした。 冥界、それに白玉楼に向かって何かが降ってくるということ自体がただ事ではないことを妖夢は解っていた。その為、僅かながらに震えながらも彼女は後ろを見た。するとそこにいたのは……


妖夢「…………えっ?人間!? ちょっと、 大丈夫ですか!?」


……移住してきた6人の少年のうちの一人である影無が倒れていた。妖夢はすぐに手当てをすべく、救急箱を手に彼に近づいた。

妖夢「大丈夫ですか!? 何処か怪我とかしてるんじゃ……」
影無「…………えっ? あっ、いや、大丈夫ですよ。松のお陰でだいぶ衝撃が吸収されたみt…………っ!?」
妖夢「ほら!それでも怪我してるんじゃないですか! 手当てするんで少し待ってください!」


そうして影無は、妖夢から手当てをしてもらった。本人が言ってたように、傷は大してひどいモノではなかった為、直ぐにまた元に戻った。そんな最中に2人は自己紹介をし合っていたのだが、ここで影無がふと、こんな事を聞いてきた。


影無「……それ、刀ですよね? 何処でそんなものを……?」
妖夢「えっ、この刀ですか? これは楼観剣と言いまして、妖怪によって鍛えられたとされる刀なんです。私のおじいちゃんから受け継いだんですよね」
影無「そうだったんだ…… ……てことは、 この世界には妖怪とかも居るんですね」
妖夢「ええ。普通に居ますよ? まぁ皆揃って話せば分かるような優しい人達ですけどね」
影無「えっ? そ、そうなんだ……」


1度会話が途切れそうになったが、ここで次の瞬間、影無がとんでもない言葉を口にするのであった。











影無「……すみません、無理を承知で聞きますけど、俺に剣術を教えてくれませんか?」
妖夢「うえええっ!!??」



このいきなりの発言に流石に妖夢もたじろいた。何せ妖夢自身もまだ剣術の腕前なんて人に物を教えれるほどのレベルにはまだ到達していないのである。そんな状態で、剣術に興味を持ったとはいえまだ何も知らないような少年に教えるなど……


???「あら、折角なのだから良いんじゃないかしら?」
影無「!!??」
妖夢「!? ゆっ、幽々子様!?」


ソコにはいつの間にか、白玉楼の主であり妖夢が忠誠を誓う者、西行寺幽々子が立っていた。


幽々子「初めまして。先程、自己紹介を少し盗み聞きしてたのだけれど、貴方、この世界で住む場所がまだ決まってないのよね? なら私達の所で暮らさないかしら? そうすれば妖夢と一緒に剣術を学べるんじゃないかしら? それに妖夢、あなたのおじいさんはこんな事を言ってた覚えが無いかしら?『人に物事を教えれる程の境地に達した時、初めてその知識を得たと言える』とね」
妖夢「た、確かに…………!!」
影無「えっ? じゃあ………… ……良いんですか!?」
妖夢「コレから共に暮らす事になるんですよね? なら大歓迎ですよ! 一緒に剣の使い方を覚えましょう? 最終的には、私とかと試合を交えれる程に!」
影無「…! ……宜しくお願いします!!」



こうして、影無の武者修行生活が始まったのであった。


妖夢「あっ、それと言葉遣いについては敬語要らないですよ; 同年代相手にされると何か引っ掛かりますから;」
影無「あっ、ご、ゴメン;」

Re: もうカオスしかないありふれた日常 ( No.6 )
日時: 2017/02/28 23:17
名前: 晴哉 (ID: 0XWLmi6C)


\ズドォォォォォォォォォォォォンッ!!!!/

充人「痛ってぇ…… しかし、ソファーの上にジャストで落ちたのは運が良かったな。」


充人もまた、何処かに落とされていた。一先ず、ここは何処なのかと周りを見てみたのだが、そこには知ってるようで知らない道具によって地面が埋め尽くされていた。

これではそもそも移動もままならない上に生活に必要な物資が揃いに揃っていた。下手に移動して道に迷うよりも、と考えた充人は……


充人「…周りがあらゆる物で埋め尽くされてるから、しばらくはココにいても問題ないだろ」


そう思い、暫くココに滞在することを決意した。動きたくない彼は取り敢えずソファーの上でそのまま寝ることにした……







そうして充人が眠ってから数時間後、今度は別の男がその場所に着いた。彼の名は、森近 霖之助であった。

霖之助「さて、今日も何か商品になりそうなのは幻想入りしてないかな…… ……ん?」

おかしい…… いや、絶対におかしい。よりによって人間が幻想入りなど…… それも、 博霊神社に居るのであればまだしも、物しか幻想入りしてくることはないだろう、こんな空き地に…

謎は積もるばかりであったが、一先ず行動に起こそうと思い、彼は商品になるであろう道具を二、三個持ち、その後謎の少年(充人)を連れて、店に戻ることにした。







充人「……ん? ここは…?」
霖之助「おっ、やっと起きたみたいだね」


ソファーで寝ていた筈の充人は、いつの間にかふかふかの布団の中にいた。……恐らくこの人がしてくれたのだろう。


充人「…俺をここに連れてきたのはあなたですか?」
霖之助「……? 他に誰がいるって言うんだい?」
充人「何故ここまで?」
霖之助「君があんなところで寝てたからだろう? 心配になってついつい家まで運んできたんだよ」
充人「……後でどこか家を探そうとは思ってたけど、その手間も省けちまったしな…… まぁ、いろいろとありがとうございます」
霖之助「いいよ、別に。あ、それともう外に出るのかい?止めておいた方が良いと僕は思うけどね」
充人「……? それどういう意味ですか?」
霖之助「君はこの周辺の知識を全く持ってないだろう? この辺りは森になっていて道に迷いやすい。 万が一道に迷って、妖怪にでも襲われたら、一溜まりもないだろうしね」
充人「うっ…… 確かにね…… ……えっ、 妖怪?」
霖之助「そうだよ、一応言っとくけど冗談ではないよ? 現に僕も半人半妖だからね」
充人「半人半妖ねぇ…」

暫くの間、充人は考え、やっと口を開けた。

充人「…解りました。なんか考えるのも面倒だし、忠告通り暫く世話になります。」
霖之助「そうかい、それは良かった」
充人「けど、何かしらの手伝いはちゃんとしますよ……」
霖之助「いや、家事の類いは基本的に僕に任せてもらって構わないよ。その代わり、君には店番をやってもらうよ」
充人「え?ここお店なんですか?」
霖之助「そうだよ、でもあまり心配しなくても良いよ。この店は人は愚か、妖怪すら訪れる事が少ないからね……」
充人「……それはそれで問題なのでは……?」

Re: もうカオスしかないありふれた日常 ( No.7 )
日時: 2017/02/28 23:19
名前: 晴哉 (ID: 0XWLmi6C)


そしてまた場所が移り、こちらは守谷神社。 ここは、妖怪の山という妖怪達が沢山いることで有名な山である。その山の頂上に最近引っ越してきたのがこの守谷神社である。そしてソコには、ある2人の神様と一人の巫女…… いや、正しくは現人神が住んでいた。


早苗「ふぅ…… 今日も良い信仰日和ですね!」


そして彼女こそが、その現人神、東風谷早苗である。人間界にはちゃんと家族が居るのだが、わざわざ家族を置いてきて幻想郷NEO に引っ越してきたのである。思い切りが強い彼女である。

早苗「しかし、もうこちらに来てからかなり月日が経ちますね〜 たまには元の世界の記憶でも思い返してみたいものですよ……」

そう言いながら今日も兼任してる巫女の仕事をしてたのだが、ソコへ……


\ズドォォォォォォォォォォォォンッ!!!!/

早苗「きゃっ!? 何なの!?」


……例の墜落音が響いてきた。慌ててその方向に飛び出すと、ソコには例の如く、移住してきた6人の最後の一人、荒神輝羅がソコで倒れていた。


早苗「ちょっと、そこの方! 大丈夫ですか!? うわっ、酷く怪我してるじゃないですか! 早く手当てしないと!!」
輝羅「グッ………!! ……………ん?」


輝羅は意識を保っていたが、随分と朦朧としていた。しかし、自分の事を呼ぶ声が、かつて何処かで聞いたことのあるような声に聞こえて仕方がなかった。しかし、彼はその姿を思い出すこともなく、1度意識を失うのであった…………






輝羅「…………? ここは…………?」
早苗「あっ、ようやく気がつきましたか! 看病した甲斐がありました!」

気づけば輝羅は、神社内で手当てを受けた後に看病してもらっていた。

輝羅「あっ、ありがとうな、俺の事看病してくれて」
早苗「いえいえ、良いんですよ! 人助けも信仰活動の一つですからね!」
輝羅「信仰? ってことはここは神社かお寺だってのか?」
早苗「ハイ! ここは守谷神社です!」


その後2人は自己紹介をし合い、彼の事情を知った早苗は、その後二柱と呼ばれる2人の神様を説得しに行った。



…………しかしこの時、2人はある違和感を感じていた……




2人『あれ…………? 彼女(彼)の声、何処かで聞いたことがあるような…………?』

Re: もうカオスしかないありふれた日常 ( No.8 )
日時: 2017/02/28 23:22
名前: 晴哉 (ID: 0XWLmi6C)


晴哉「…………とまぁ、こんな風に序盤は繋げておけば問題ないだろw」
迅「ありすぎでしょマスター!? なんか一部に関しては大半以上がもろ前作からのパ○りじゃないですか!?」
晴哉「細けぇこたぁ良いんだよ!」
迅「ゴリ押し!!??」


晴哉「という訳で、これから『もうカオスしかないありふれた日常』という小説全体についての確認的質問コーナーを持ってきますぜ!」




Q:現在の登場確定ジャンルはどれですか?

A:『オリキャラ』・『東方』だけでなく、 前作とほぼ同じ設定の状態で『スマブラ』& 『音ゲー組』を参加させたいと思ってます。




王牙「ここは前作とほぼ同じなんだね!」
晴哉「まぁな。ちょっと悩んだところはあるんだけど、やっぱりネタを生み出す時に要ると動かしやすいな、って思えたのはこのグループだったからな!」



Q:その他にも登場予定のジャンルはありますか?

A:ほぼ確実なのは『モンスト』と『ポケモン』になってます。他のジャンルに関しては現時点では未定です。




晴哉「実のところ、2ジャンル位には目をつけてるんですけどね……」
充人「それを実行に移せるのは果たしていつになるやら……」




まずは自己紹介編をここまでとさせて頂きます。ちなみにオリキャラ6人に関しては、前作をかなり基準とさせて頂いてます。その為 『晴哉の世界の愉快な仲間の紹介・設定集』 を読んで頂けると、設定がいくつか分かるかと思います!(露骨な宣伝申し訳ないです;)

もしあれば感想をどうぞ!!