二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: もうカオスしかないありふれた日常 ( No.14 )
- 日時: 2017/03/16 19:24
- 名前: 晴哉 (ID: RnkmdEze)
『神社de情報交換会』
さて、何とか無事に移住に成功したオリキャラ6人は、新世界の事を理解していこうとしながらそれぞれ毎日を生き抜いていた。そんな生活を続けて、もう3ヶ月が経とうとしてた頃…………
充人「ちょっと待てや、3ヶ月って随分飛ばすなオイ!?」
晴哉「細けぇこたぁ(ry」
ドラゴ「えっと?今日のスケジュールは…」
迅「オイ、ドラゴ! どういう訳か俺達に手紙が届いてるぞ!!」
ドラゴ「はぁ? 手紙!?」
鈴仙「…………あら? 王牙!あなた宛の手紙が来てるみたいなんだけど!」
王牙「えっ? 俺宛て?」
影無「…………? 手紙?」
妖夢「それも影無宛てみたいですね。誰が送ったんでしょう…………?」
霖之助「充人君、君宛ての手紙が届いてるんだけど…………」
充人「えっ?俺宛て? なんでまた俺なんかに…………」
早苗「ちょっと、輝羅君! 起きてってば! あなた宛の手紙が届いてるみたいなのよ!」
輝羅「………んんぁ? 俺宛て…………?」
それぞれの生活を始めたオリキャラ6人の元に、こんな手紙が届いたのである。
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伝言
幻想郷NEOへの移住から3ヶ月、みんな無事に生活出来てるようで良かった。そこで、こんな無茶ぶりを言うのもアレなのだけれど、以下の期日に『博麗神社』という場所に集合してもらいたい。みんなの生存報告や近況報告、あと渡したいものと聞きたいこともあるから、出来ることなら全員が揃うのを願う。
集合期日:○月△△日(□) A.M.10:00
晴哉
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3ヶ月ぶりに見る送り主の名を前に、6人の意思は1つになったのであった。
—博麗神社というのは、この幻想郷NEOの結界を管理し、外界との関係をほぼほぼ断ち切っている重要な場所である。そしてソコを治める者として博麗の巫女、現在は博麗霊夢が存在する。しかし、道中が危険であったりそもそも神社内に妖怪が入り浸るようになったなどの理由で博麗神社自体の信仰頻度は若干右肩下がり気味になっていて本人も問題視してるんだとか。
レミリア「あなた達が幻想入りした当時の話を聞くからして、霊夢が事前に用意していた結界の隙間ではなく、八雲紫によるスキマから幻想入りしたみたいね」
迅「八雲紫? その方はどんな方なんです?」
レミリア「確か、幻想郷NEOに住む全ての妖怪の長みたいな存在だった筈だわ。境界を操る程度の能力の持ち主で、恐らくあなた達を幻想入りさせた張本人だと思われるわ」
迅「成る程…… φ(..)」
レミリア「ただ、もしそうなると違法入国扱いになるのよね; 紫が霊夢にこの話を伝えてれば話は別かもしれないけど、それが済んでなかったから今回集合させようとしたのでしょうけど」
迅「……むしろソレ、3ヶ月も放置していい問題だったんですかね?;」
…………そしていよいよ、約束の時が訪れたのだった!
晴哉「という事で早速始めるぞ!『立ちトーク』!!」
6人『イェェェェェェェェェイ!!!!』
霊夢「イヤ何よこの急展開!?」
ってオイイイイイイイイイイイイ!!??
なんか急に『○メトーク』みたいな雰囲気になったんだけど!? ていうかオリキャラ6人組も揃ってノリノリだなオイ!? 連いていけてないの霊夢だけじゃん!?
霊夢「ちょっと待ちなさいよ! アンタらはこの神社を何だと思ってるのよ!? これでも神聖な場所だってのにまるでどっかのバラエティ番組の撮影現場みたいになってるじゃないの!! どうしてくれるのよ!」
晴哉「えっ? けどここに来た以上は全員お賽銭払っていくし、この会議の様子は外の世界の人達が視聴するからその印税も入って良い事尽くしなんじゃ……?」
霊夢「OK、続けなさい(キリッ)」
輝羅「物凄い手のひら返しwww」
…………まぁ無事に霊夢の許可も得た訳ですし、次回から3ヶ月分の彼らの軌跡について語っていくことに!
- Re: もうカオスしかないありふれた日常 ( No.15 )
- 日時: 2017/03/05 21:13
- 名前: 晴哉 (ID: m1/rt.pA)
晴哉「いやぁ、取り敢えずみんな無事に過ごせてるみたいで良かったわ! 自分であんな事言っちゃった訳なんだけど、内心結構心配してたからな…………;」
ドラゴ「よく言うぜ; けどよ、だとしたらマスターだってどっかに住んでるんじゃねぇのか!?」
晴哉「まぁな。現在はマヨヒガって場所で生活してるんだ。大方の事情は紫から聞いてたりするから生活に関しては問題ないな」
迅「えっ? でも俺が知ってる話だと八雲紫さんって普段滅多に顔出さない人らしいんですけど…………?」
立ちトーク、最初の話題の的となったのは作者からであった。しかしここで、話に引っ掛かる所があると迅から指摘が入る。それに対し作者はと言うと…………
晴哉「あっ、そっか、そういえばお前達にはまだこの事情を話してなかったな;」
影無「えっ、事情?」
充人「なんか裏でこそこそと行動してたってのか?」
晴哉「そう、そのまさかだ。実は引っ越しをするには、まず色々と手続きをする必要があるんだ。異世界にってんなら尚更だろ? そこで俺が仲介役としてコンタクトを取ったのがちょうど紫だったって訳。移住の件について話し合ってる内にすっかり意気投合しちまってな。幻想入りした後も彼女の敷地の一角に家を建ててもらって3ヶ月間生活してたのさ」
輝羅「…………なんか話のスケールがでかくてよく分かんねぇな;」
要は作者は移住の際にお世話になった八雲紫の所で生活をしていた、という事が明らかになった。
迅「しかしマスター、マスターは3ヶ月の間に何か仕事をしたり働いたりはしなかったんですか?」
晴哉「仕事? あぁ、主だった仕事に関しては本当にしてねぇなぁ…… その代わりに八雲家の家事なんかやらされたかな?」
王牙「えっ、八雲家の!? 自分の家じゃないのに!?」
晴哉「そうか、お前達は知らないのか……; 実はだな、八雲紫ってのは超が付くほどに朝に弱く、おまけにずぼらなもんだから家事をほぼ全部式神として使役している八雲藍に任せているんだ」
影無「えっ、朝に弱い上にずぼら?w」
充人「家事スキル全くねぇじゃんかよwww 」
晴哉「そうなんだよな……; だから時々まるでどっかのヘルパーのように呼び出されて駆り出されるようになったんだよ; 一人で家事全般ってのは慣れていてもやっぱりキツいんだろうな…………」
八雲家の意外な真実を聞けたところで、晴哉は話題を別の人間に振った。
晴哉「んじゃあそろそろ話変えるけどよ、迅の方はどうなんだよ? どっかの燕尾服着てるってことは、相当な所に飛ばされたんだろうけどよw」
輝羅「確かになw あの迅が燕尾服とか予想だにしねぇもんなwww」
王牙「事情を知らない人から見ればかなり似合ってるんだろうけどなぁ…………」
迅「おうおう、色々と言ってくれてるみたいじゃないの?(###^ω^)」
ドラゴ「オイ、迅。一旦落ち着け」(腹パン)
\ドゴッ!/
迅 \バタッ!/ (ヤムチャポーズで倒れる)
……ってオイイイイイイイイイ!!??
いきなり腹パン喰らわせるとかドラゴ、アンタ何様だよ!? それと迅も腹パン1発で気絶するって体弱くねぇか!?
充人「本当にドラゴは容赦ねぇなwww」
影無「……それ、充人も同じ事言えるの?」
ドラゴ「で、まぁ今迅が気絶してるから俺が代わりに話すんだけどよ」
王牙「気絶させたのはドラゴだよね?」
ドラゴ「うっせ、テメェも同じ目に合わせてやろうか?」
王牙「勘弁ですOTL」
ドラゴ「俺と迅は運良く落ちた先が一緒だったんだ。紅魔館って場所なんだが……」
充人「あっ、ソコってアレだろ?あの吸血鬼とかが住んでる館で有名な……」
ドラゴ「そうそう、ソコソコ。結構広いんだぜ? どっかのホテルみたいに空き部屋が沢山あるし、地下に図書館もあるし、庭もあるしで……」
王牙「何ソレ超行きたい! 今度暇なときに遊びにいっても良い!?」
ドラゴ「どうだろうなぁ……? レミリアの許可のねぇ奴は基本的に入れないって一応話は聞かされてるんだが…………」
迅「で、3ヶ月間俺達は何をしていたのかというと……」
他6人『うわあああっ!? ビックリしたああっ!? Σ(;; ゜Д゜)』
迅「えっ、そんなに驚く?」
輝羅「驚くわ!w 不意を突かれるんだからよぉ!w」
迅、急遽復活(ぇ 若干な混乱が落ち着いた辺りに、迅は会話を再開した。
迅「まずは俺の事情から話すんだけどよ、俺の服見れば、今俺がどういう仕事してるか分かるよな……?」
王牙「えっ? ポ○モンコンテストに出てるんじゃないの?」
影無「……サーカスの団長?」
充人「工場経営?」
輝羅「アレだろ?某夢の国まで行ってから出稼ぎしてるんだろ?」
迅「お前ら絶対答える気無ぇよな!?ww」
ドラゴ「wwwwwwwww」
ここに来てボケの濁流が発生← この展開を前にドラゴも爆笑していた……
迅「あのなぁ……; 普通に考えたら『執事』って答え出てこないか?」
充人「え、だって迅みたいなgoing my wayな奴が誰かに奉仕してる姿ってなかなか考えないし……」
迅「まぁ確かにそこはあるかもしれんが;」
影無「あっ、認めてるんだ;」
迅「コレが俺なりの恩返しの仕方かな……って思ってたりするんだよね」
王牙「……つくづく思うんだけど、迅って変な所で真面目なんだよね;」
1度区切ります!
- Re: もうカオスしかないありふれた日常 ( No.16 )
- 日時: 2017/03/05 21:20
- 名前: 晴哉 (ID: m1/rt.pA)
晴哉「ん?ちょっと待て。 ならなんでドラゴは燕尾服着てねぇんだよ? まさか与えられた仕事が二人して違うってのか?」
ここでふと疑問に思った作者が声を上げる。 言われてみれば確かに、同じ場で生活してるにも関わらず、ドラゴは迅とは違い普通の私服を着ていたのだ。この理由について尋ねた所…………
迅「ドラゴは俺とは違って専属の付き人なんだもんな〜w」
ドラゴ「うっせぇ、俺だって好きでこうなった訳じゃねぇよ…………」
輝羅「へぇ〜、専属の付き人ねぇ〜♪」
王牙「えっ、誰誰誰誰誰!? 教えてよ!」
充人「二人とも如何にも下で働きそうにない奴らだってのにねぇ〜」
影無「逆に捉えれば、そうでもないと生き残れなかった、って訳だよね」
思った以上に全員が話に食いついてきた。
ドラゴ「で、俺が仕えてる奴の話だよな? 紅魔館の主がレミリアだってのはさっき話したろ? 実はソイツには妹がいてな。名をフランドール・スカーレットって言うんだ。ソイツに俺は仕えてる」
迅「で、コレが紅魔館メンバー全員で撮った記念写真な。ドラゴに乗っかってるのが妹様だ」
ドラゴ「なっ!? テメェいつの間に!?」
ドラゴの説明の間に、迅はさらっと記念写真を取りだし他5人に見せた。コレにドラゴは恥ずかしがって取り上げようとするが、時既に遅し。 ……えっ?なんでドラゴは写真を見せたくなかったか? それはフランの体型にあった……
王牙「…………なぁ、ドラゴ?」
他5人『お前ってまさかロリコン??』
ドラゴ「こうなるに決まってるから俺は見せたくなかったんだあああああ!!!!」
……その後、無事にドラゴのロリコン疑惑は晴れたのだが、それと同時に次の話題に移ろうとしてた。
ドラゴ「だったら聞くけどよ王牙、テメェは何処で生活してたんだよ!?」
王牙「あっ、俺? 俺は永遠亭って場所で生活してたんだけど……」
輝羅「あっ、聞いた事あるぜ? 幻想郷NE O1の病院として知られてる所だろ?」
充人「けど可笑しいなぁ……? 俺の知ってる限りじゃ永遠亭ってのは、迷いの竹林の中に居を構えてるって話だった気がするんだけど……」
王牙「うん、そうだよ。その迷いの竹林に俺落ちたんだもん;」
迅「……よく生き残れたな、お前;」
次の話題は王牙についてだった。彼は落とし穴から救出してもらって以降、怪我の治療などの理由も含めて、鈴仙に連れられて永遠亭までやって来たのだという。
影無「けど、なんで病院で生活しようと思ったの?」
王牙「えっ?そんなの簡単な理由だよ。ここで生活の輪に入れてもらえるよう説得しなかったら、次は何処で安定した生活を保障してくれるのかなんて分からない訳じゃん? それに…………」
王牙「皆忘れたの? 俺の将来の夢は『薬剤師』だよ? こんな機会を失うもんか!ってんだよ!」
迅「成る程ねぇ…………」
ドラゴ「まっ、確かにそうだわな」
影無「……うん、やっぱり王牙らしいよ」
充人「ふ〜ん……」
輝羅「おう、それでこその王牙だな!」
一刻も早く安定した生活を手にしたい、そして自分の夢を叶えたい。王牙にとって永遠亭は、色々な意味で自分に合っていた生活の場だったのだった。
晴哉「てことは、王牙は3ヶ月間薬剤師としての勉強・研修とかしてたのか?」
王牙「ハイ!まぁそんな感じです! ただ、 やっぱり頭に入りづらい所もちらほら;」
迅「大丈夫だろ。王牙って中学の成績結構上位だったろ? 何とかなるだろ!」
影無「……学年主席だった迅に言われてもあまり嬉しくないんじゃ…………?」
そうして王牙の話を色々と聞いたところで、 次の話題に移ろうとしていた。
王牙「ところで俺気になってたんだけどさ、 影無ってなんで袴着てるのさ?」
影無「……えっ? あぁ、コレね。移住先の替えの服がコレしか無かったからさ;」
充人「……てことは、随分と和風な家に住み着いたっぽいな」
影無「うん。俺が落ちたのは冥界にある白玉楼って場所なんだけど…………」
迅「冥界!? 随分と難儀な場所に落ちたもんだな……;」
影無「そう? 無数の幽霊が静かに漂ってる所以外は四季折々に姿を変える美しい風景な場所なんだけどな…………」
王牙「影無、ゴメン。一行目の時点でアウトだわOTL」
次の話題の的は影無。冥界在住ということで早速メンバーを驚かせた。そして作者がここである事に気づく。
晴哉「…………? 影無、それって木刀か? なんでそんなもん持ってんだよ?」
影無「……? あっ、コレですか? ハイ、 そうですけど…… 修行に欠かせないものですからね」
輝羅「修行って…… 何?お前剣術でも教わってんの?マジメだなぁ……」
影無「うん、この世界には妖怪もいるみたいだからね。いつ襲われても問題ないようにしておきたいから」
迅・ドラゴ『はぁ!? 妖怪!?』
充人「おめぇら二人だって似てるような存在に会ってるだろうが!?」
王牙「剣術か〜 俺もやっぱり憧れるなぁ〜!!」
ここで影無が剣術を教わっている事を皆に話した。ひたむきに強くなろうとするその姿勢に、全員ただただ感心するのであった。
影無「あっ、それと副業で庭師の仕事もやるようになったんだ。今度庭の手入れしたい時があったら何時でも頼ってね」
他6人『いや影無、それ副業じゃない、本業だ;』
まだまだ続く!
- Re: もうカオスしかないありふれた日常 ( No.17 )
- 日時: 2017/03/09 20:19
- 名前: 晴哉 (ID: OLpT7hrD)
もう話し始めてから一時間は経過するのだが、まだまだ彼らの『立ちトーク』は終わる気配を見せない。
影無「あっ、そうそう、充人のその服装について聞きたかったんだけど…… ……何処の店番でもやってるの?」
充人「ん?あぁコレか? その通りだぜ? 香霖堂って場所に居候兼店番やってんだよ」
王牙「店番かぁ…… てことは結構忙しくなるんじゃないの?」
充人「いいや、ところが客が全くって言っていい程に入ってこねぇんだ。お陰で3ヶ月間ずっと店長と駄弁ってばかりだったぜ; まぁその代わりに、こっちの世界の色々な話は聞けたけどな」
次の話題は充人。空き地に落ちて霖之助に拾われてから3ヶ月間、ほとんど人が来ない香霖堂の店番をやっていた。
充人「強いて来た奴っていえば、店長が若い頃に世話をしてたっていう霧雨魔理沙くらいじゃねぇかな?」
王牙「霧雨魔理沙?誰だソイツ?」
輝羅「俺も聞き覚えがねぇな……」
影無「俺もよく分からないな……」
ドラゴ「あぁ、時々フランと遊んでくれる白黒魔法使いの事か」
迅「あぁ、あの本泥棒か」
充人「おい最後」
彼らの手にかかれば、どんなほのぼの展開にも笑いを添えることが出来る。だから彼らは話し続けられるのだ。
迅「なぁ充人、香霖堂って何処にあるんだ? 今度買い物しに行きたいんだけど……」
充人「ん?場所か? 魔法の森の入り口付近に建ててるんだけど……」
他6人『いや客が来ない一番の原因って絶対ソコだよな!?』
※ここで補足説明を入れると、魔法の森には化け物茸が放つ瘴気が蔓延しており、幻覚作用を患わされる事で知られている。その為、人間は愚か妖怪すらもあまり立ち入らないらしい。
充人「まぁここまで来たわけなんだし? 最後に輝羅の話でも聞かせてくれよ」
輝羅「ようやく俺の話題に移るか…… 待つのも長かったもんだぜ;」
迅「って割りには他人の話聞いて笑いまくってたよな?w」
輝羅「あっ、バレテーラ?w」
ようやく最後の一人、輝羅に話題が移ろうとしていた。
輝羅「俺が落ちたのはさ、妖怪の山の頂上にある守谷神社って場所だったんだけとさ」
ドラゴ「守谷神社? 博麗神社とはどういう違いがあるんだよ?」
輝羅「博麗神社はマスターが言ってたように外の世界との結界の管理を任されてる由緒正しき神社だろ? 対してこっちは神社ごと幻想入りしてきたらしいんだ」
影無「神社ごと? 随分とスケールが大きい話だね」
まずは輝羅の現在の生活空間、守谷神社についての話を皆にした。しかし、輝羅は彼女との謎の違和感については話をしなかった。というのも、彼はこの謎の答えを導くものを彼らは持っていない、と断定していたからである。
王牙「けどさ、神社で生活してるってことはやっぱり神主の仕事とかやってるの?」
輝羅「いや、それが違うんだよな。俺、テレビ局で働くことになったんだよ」
他6人『へぇ…成る程ねぇ………… …………はぁぁぁぁぁぁあ!!?? テレビ局!?』
驚愕の新事実発覚。なんと輝羅は神社で生活してるにも関わらず、職種はテレビ関係なのだという(爆弾投下)
迅「オイ!?どういう出身経歴辿ったらそうなるんだよ!?」
輝羅「えっ?まぁ俺の場合は成り行きに任せてる所があるからな…… 取り敢えずお前らさ、文々。TV観てる?」
他6人『まぁ観るときはあるな、うん』
輝羅「今はあそこでカメラマンの仕事してるんだよ。その内アナウンサーに抜擢されるみたいなんだけど;」
王牙「へぇ! なら絶対見なきゃだよね!」
晴哉「けどよ、文々。って確か天狗の管轄だよな? なんでTVは人間メインにしてるんだよ?」
輝羅「あっ?そんなの人員補充に決まってんだろ? 天狗ってのは本来は戦闘民族だぜ? 修行の方を優先させたい天狗が多くて人間の手でも借りないとTVなんか作れないんだとよ; 面倒な話だぜ;」
影無「けど新聞の方はちゃんと作ってるんだよね;」
輝羅「そりゃあ文さんだからな。あの人はたった一人で今までも、そしてコレからも新聞を作っては渡すんだろうよ。俺をTVの仕事にスカウトしに来たのもあの人だったわけだし」
他6人『文さん働きスギィ!!??』
こうして、7人全員の近況報告も無事に終わり、そろそろお開きになるかと思われたその時、作者はふとこんな事を聞いてきた。
晴哉「…………なぁ、お前ら」
6人『…………? どうしました?』
晴哉「この世界は楽しいか? 元の世界よりも?」
——晴哉は少し心配だったのだ。もしも皆がこの世界に満足しなかったら?と。
……まぁそんな心配は結局杞憂に終わるのだが。
6人『何言ってんですかマスター! こっちの世界の方が断然面白いに決まってるじゃないですか!!』
……その言葉を聞いて安心したのか、晴哉の口元は完全に緩んでいた。
……ハイ! コレで近況報告編は終了となります! ぶっちゃけここまでが自己紹介みたいな感じです! ラストの方に7人の能力を載せておきます! 本当はここも小説風にしようかと思いましたが面倒になったのでカットしました;
6人『オイ!!??』
それでは今回はこの辺で!!
- Re: もうカオスしかないありふれた日常 ( No.18 )
- 日時: 2017/03/05 21:22
- 名前: 晴哉 (ID: m1/rt.pA)
<作者&オリキャラの所持能力一覧>
晴哉の特殊能力:『あらゆる状況を分析する程度の能力』
・その名の通り、自分の視界に入ったモノの全ての情報を知る事が出来る。しかし、人の心だけは読めないんだとか。また、能力発動時には『<○><○> \ガンッ!/』というアクションが起こる。
・八雲藍に初めて会った時に、出会い頭に名前と経歴を当て、その後も様々な物に対しても同様の反応を示し、その際に目の色が変わっている、と藍に指摘されたことをきっかけに能力が備わった事を自覚している。
迅の特殊能力:『あらゆる能力を打ち消す程度の能力』
・相手が持つ能力を無効にする能力を持つ。空間全体に効果のある能力の場合は、迅だけが通用しなくなる。この能力は炎状なのだが、氷点下まで温度調節可能な上、透明にも出来たりと超有能。
・初めて咲夜に会った時に時を止めても止まらなかった事を筆頭に、次々と紅魔組メンバーに理解できない現象が起こり、迅はどういう奴なのかが判らなかったのだが、レミリアが迅の運命を見ることが出来ない・フランが迅を壊そうとしたのに壊れなかった事から、迅共々紅魔組全員がようやく能力を理解出来たのだった。
王牙の特殊能力:『空間を入れ替える程度の能力』
・自分の左手に触れた物を、触れてから24時間の間、好きな物と何処からでも位置を入れ替える事が出来る。交換対象両方ともに触れる必要はない為、非常に扱いが良い。
・研修中に何度か薬剤提供などを手伝っていた時があったのだが、その際に何度か能力を知らず知らず発動し、その旅に永琳に指摘されていた。当時は原因が解らなかったが故に一時ふて腐れたのだが、原因が分かって以降は細心の注意を払って行動するようになった。
ドラゴの特殊能力:『加減を操る程度の能力』
・能力を発動させれば、どんなに強く撃ったつもりでも全然痛くなかったり、逆に軽くデコピンするだけで山すら吹き飛ばす力にする事も出来るようになる。ドラゴ自身は無意識の内にこの能力を制御出来てたりする。またこの能力、大自然と相性が良いらしいのだが……!?
・フランに1度弾幕の撃ち方を教わっただけで本当に弾幕を撃てるようになった辺りから能力を疑い始め、デコピン1発で紅魔館の外の塀に大穴を開けてしまった事で完全に認識。その後実験を重ねることで能力を完全に把握した。
影無の特殊能力:『陰影を操る程度の能力』
・自分の体の陰や影を自由に操る事が出来る。自分以外の影の中に潜る事で、影に隠れる事が出来る様になる。また、自分の影を利用して相手の攻撃を封じることも出来る。しかしこの行為は「剣士としてあるまじき行為」と考えており、剣士相手の時だけは絶対に使おうとはしない。また、陰を使って物を作る事が出来、影無愛用の刀・斬影剣はコレによって作られている。
※ちなみに『影』は自分の体以外の部分に出来た影の事を指し、『陰』は自分の身体の所に出来た陰の事を指す。中学・高校で習う 『影と陰』の性質を理解してると分かりやすいと思われる。
・修行中に妖夢の影を踏んだ際に、影に足が持ってかれてしまうというホラゲー的光景を前に自覚する。しかしこの時、妖夢はあまりの現象に気絶してしまった;
充人の特殊能力:『描いた物を現実にする程度の能力』
・自身の持つ不思議なペンで絵を描くと、ソレが現実のものになる名前通りの能力。魔力の消費は、描いた物の大きさによる。空中に描くことも可能な上、本人にしかソレを消すことが出来ない。(ただし再起不能にする位に壊すことは可能)
・店番中の暇な時間に絵を描こうとしたら、描いた絵が本物になってしまった事から能力を自覚した。
輝羅の特殊能力:『制限をかける程度の能力』
・相手の行動や能力に制限をかけてしまう事が出来る強力な能力。1度に掛けることが出来る制限は三種類まで。組み合わせ次第では相手の動きを完封することも可能。ただし、 あくまでも制限をかけるのであって、禁止する事は出来ない。
・早苗が過労で熱を出した際に、それでも動こうとした早苗を相手に初めて能力が発動。 早苗の手足を殆ど動けなくする事でその場は何とかなったが、その後は晴哉に指摘されるまで本当に気づかなかったらしい
〜 オマケ 〜
晴哉「おい!お前ら! 帰る前に渡したいものがあるからちょっと残っててくれ!!」
6人『????』
あの手紙には、確かに『渡したいものがある』という記述があった。恐らく引っ越し祝いとして何か生活物資をくれるのだろう。そう6人は思っていた。思っていたのだが……
晴哉「よし!持ってきたぞ!! コレをお前達にあげるから、大事に使えよ!!」
そう言って晴哉が6人にそれぞれ与えたのは…………
…………下着類や歯ブラシなどの生活必需品と『スマートフォン』と『ニンテンドー3DS』であった。
6人『イヤ、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええええ!!??』
王牙「ちょっ、待ってくださいよ!? コレ全部俺達にくれるんですか!?」
晴哉「あぁ! お前らだってもう独立だろ? こんぐらいは持ってなきゃ!!」
迅「そもそもそれ以前に幻想郷でこんなハイテクな物使えるんですか!?」
晴哉「なんと使えるんだなぁ、コレが」
充人「どういう経緯を持ってそうなったんです!? 幻想郷って確か『忘れ去られたモノのみが流れ着く』場所だったんじゃないんですか!!??」
……実はオリキャラ6人、全員揃って未だにスマホデビューしていなかったのである。その為、この思わぬ引っ越し祝いにかなり混乱していたのである。そして充人が混乱の核心を突く質問をしてきた。その質問に対し晴哉は…………
晴哉「……あのな、紫の手によって意図的にこの世界に来た俺達ならまだしも、普通幻想入りしてくるものというのは、皆から忘れ去られたモノしか来ないんだ。人間に関してはこの流れはまだ受け継がれてるんだけど、どうも最近、物の流れが変わってきてるみたいなんだ。最新鋭のスマホやタブレット、果てにはパソコンや液晶テレビまで幻想入りする始末だ。1度起きた運命の輪が止まることを知らないように、この現象が戻ることも多分ない。このままでは幻想郷の形が崩れ去ってしまう…… ……恐らく紫はそう考えたんだろうな」
6人『………………』
晴哉「……だから紫は悩みまくった挙げ句、 ある苦渋の決断を出したんだ。それが『幻想郷の体裁を変える』事だったんだ。全てが忘れ去られてしまったもので出来上がったこの空間を、忘れ去られた人・忘れ去られた環境・現代的物資によって構成される空間へとね…… その際に地名もリニューアルして 『幻想郷NEO』という名になったんだとさ」
幻想郷NEO、その名に込められた本当の意味を前に、6人はただ立ち尽くすしかなかった……
……そして帰路において、7人は同じ事を考えていた。このムチャクチャに変わり果てた世界を、死に物狂いで面白オカしく生きていくことこそが、幻想郷NEOで生きていく者として相応しい生き方なのだ、と…………
それでは感想をどうぞ!