二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】《リクエストください!!》 ( No.145 )
日時: 2017/05/31 21:39
名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)

「ねえ、ちょっと。おじさん達。邪魔なんだけど?」
「ネギマ…」

何故かわからないけど、ヒビヤとコノハがやって来た。
ここの廊下、入り口から遠いし、結構奥の方なのに…なんでここに?
しかし、ヒビヤはいつも以上にムスッとした顔つきしてんなぁ。あ、コノハのお世話役で大変なのか。お疲れー…

流石の俺達も、冗談として返す元気はなく、カノが表情だけ変えてヒビヤに詰め寄った。

「ごめんね〜。僕ら、ちょっと大事な話してるからね?暫くは、通らないでくれる?」

カノの声がなんの抑揚もなくて、正直怖いんだけど…
なにこれ…こわ〜い…

しかし、当のヒビヤは表情一つ変えず、少しだけ眉を上げただけだった。

「ふーん。知ってるよ、あのマリーって子の対処法でしょ?」
「は!?なんで知ってるんだよ!?」

俺ら3人は驚きの目でヒビヤを見て、俺だけが声を荒げた。
今になって、なんか恥ずい……

すると、コノハが眠たそうなのんびり口調で言った。

「うん…、団長さんから無能な3人のために…手伝えって」
「「「……」」」

無能…か。
少なくとも、俺は有能な気がするんだけど?←
なんたって、IQ168ですし?←
周りのやつと同じとか、マジないわー←

まあ、いいか。
少しは手助けになるかもしれない。まあ、思ったほどの収穫はなさそう…
ヒビヤは怪訝そうな顔つきをしながらも、不機嫌そうな態度で言った。

「で?なんか思いついたの?無能組」
「はいっす…一応、別の事で気を変えさせるってのは出たっす。その、別のものを今、考えてるっす」

ヒビヤの''無能組''に腹立ったけど、こんなクソガキに惑わされるほど、俺は子供じゃない!これが、大人だ!よく覚えとけ、クソガキ!!

しかし、そんな事も頭にない。というか、考えてないヒビヤは、はぁ〜…と溜め息をついた。

「ねぇ…、本当無能で呆れたんだけど?本当に、僕より年上なの?」

うるせー!
大人だからこそ、幼稚な考えが持てなくなるんだよ!この野郎!
分かるかこのクソ!お前だって、この歳になったら分かるから!そんな先輩を馬鹿にすんな!バーカ!

そう思っていたけど、グッとそこは堪える。
これが…、大人だから…(シャランララ)←効果音的な何か
しかし、そんなこと御構い無しなヒビヤ。普通に淡々と話し出した。

「人形作りとか、アクセサリー作り…あとは、造花とかさ?なんか…女の子が興味持ちそうな可愛くて、小物で、作れるものなら、気が散るでしょ?」
「「「それだ!!!!」」」

ヒビヤの提案に、俺ら3人は同意して大きな声を出した。
ヒビヤは「うるさい…」と毒づき、顔をしかめた。やっぱり、ヒビヤは小学生なことだけあって、女の子の気持ちとか分かるのか!なるほどなるほど、そんな簡単に思い当たるのか!いや…、流石だなぁ!

俺らはヒビヤを尊敬の眼差しで見て、「すごい!」とか「よくやった!」と褒めちぎった。そうすると、不機嫌そうだったヒビヤの顔が和らいできた。
やっぱり、そこは小学生だ。少し、単純なようだ。

「じゃ、さっさと実行しようよ。おじさん」
「「「りょうかい!!」」」
「じゃあ…、まず先に〜…ってうわあああ!」
「「「!?!!?」」」

ヒビヤは足元を見て、固まってしまっている。
俺らはヒビヤの肩越しから、ひょいと覗いてみた。
そこに居たのは………





























コノハだった。
スヨスヨと「ネギマ…」とかぶつぶつ言いながら、心地よさそうに''廊下''で寝ている。恐ろしや…
ヒビヤはコノハを揺り起こし、すぐに実行へと移っていった。
これから、マリーを止める作戦が…始まる。

* * *