二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】《リクエストください!!》 ( No.166 )
日時: 2017/06/30 22:09
名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)

【………】
【……コホン。……とりあえず…妾から名乗ればいいのだな?】
『…え、…うん』

急に和風の女の子が黙ったと思えば、急に大人しくなった。その声からは、とんだ醜態を晒したという恥じらいがあった。
急なことに戸惑った、セーラー女子は、面食らいながらも肯定した。

やっと名前がわかる…。
なんだか、この瞬間はドキドキする。分かるかな?なんか、こういう、緊迫した感じ…。
…わからないか。

カチリとマウスを押す。

【妾は、紫苑魏 鍾愛(しおんぎ しょうあ)じゃ。さて、お主の名前は?】
『えっと…柴白 佳衣(しばしら かえ)…です。』

「可愛い名前だなぁ…」

先程の和風女子は紫苑魏 鍾愛ちゃん。セーラー女子は柴白 佳衣ちゃんというらしい。可愛らしい名前で、この二人にぴったりだと思った。

それにしても…私は小桜 茉莉…。ちょっと平凡過ぎるかな…。
小桜っていう苗字は気に入ってる。だって、桜ってピンクでふわふわしてて可愛いから!でも…茉莉って…響き自体があんまり好きじゃない…。
佳衣ちゃんと交換して欲しい…。

柴白 茉莉…小桜 佳衣…。
…やっぱりないな。

頭を振ってそんな考えを追い出してから、もう一度カチリ。

【佳衣…か、いい名じゃな…】
『あ、ありがとう…』

「だよね!鍾愛ちゃん、さすが〜」

ゲーム内のキャラであろうと、自分と共感出来る人がいると、なんだか嬉しい。よく知らないくせに、さすがって…なんかおかしいかな…?

鍾愛ちゃんは、一瞬目を伏せ何かを考えていたが、すぐに顔を上げて褒めた。突然褒められた、佳衣ちゃんは顔を軽く赤面セサながらも、素直に受け取っていた。
そこも、可愛らしい…。
というか、これって本当にホラーゲーム?←
本当に可愛いらしいゲームにしか見えないんだけど…

『…っていうか、あんた…あの夢見せたんでしょー!!』
【妾はあんたではない。鍾愛じゃ】
『もう!なんでもいいじゃない!!』

急に本題に入り、さっきの事がフラッシュバックする。
耳に残ったあの忘れかけていた声が、鮮明に蘇ってきた。

すると、また急にゾゾゾッ!と何かが背中を走る。カタカタと体が小刻みに震え、目の前の視界が涙で滲む。
やっぱり…怖いよぉ〜……

でも、またカチリと押す。
そんな自分の神経すら疑い始めていた。


* * *



お久です!皆さん!
しばらく留守にしていました!すみませんでした!
今日でテストは終わったので、バンバン更新します!

…と言いたいのですが、部活関連でまたもや更新がまばらになる可能性が……
頑張って更新しますが、文章が少なくなるかもです!

すみません!!