二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】《リクエストください!!》 ( No.219 )
日時: 2018/01/25 18:54
名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)

第……何話だっけ?(((【次回までには調べときます…】 「メカクシ団で10日間の温泉旅行!!」


Said /メカクシ団No.1

「あ、ねえねえキドー!温泉旅行だって!しかも、10日間の!」

食材、マリーが割ったコップ、絆創膏、生活用品、裁縫用具、日用品、造花の材料…etc

とりあえず、1ヶ月に1回はあるかどうかの、大きな買い出し。
大規模なデパートにて。前に、テロ事件のあったデパートに来ていたとき、くじ引きの景品を目敏く見つけたカノは、俺のパーカーの袖をぐいぐいと引っ張る。

疎ましくも思えたが、この寒い時期。
温泉というワードは、気になるもんでもある。なので、チラリと景品の紹介の部分を見てみる。

「さあさあ、そこの奥様にお嬢ちゃんお坊ちゃん寄ってらっしゃい!!なんとなんと、1等をあてると10日間の温泉旅行だよー!2等は40インチの大型テレビ!3等は10,000円の図書カード!それからあとは、このデパート名物食材をランダムで5つあげちゃうよーーっ!!こんなに豪華なのに、おみくじ1枚200円!さあさあ、ハズレなしのおみくじ!ぜひぜひどうぞー!」

へー、ハズレなしのおみくじか…。
しかも、1等じゃなくてもなかなか豪華だな。なのに、値段もお手頃だし、引いてみる価値はありそうだな。

「温泉っすか〜、いってみたいっすね!」
「温泉行ってみたい〜!編み物とかしたいな〜。」
「でもでも、40インチのテレビもなかなか魅力てきじゃなーい?」
「だな。画質も綺麗らしいし、オレも1台は欲しいな。」
『40インチで画質も綺麗って、私のために作られたも当然じゃないですか〜!』
「図書カード10,000円だって。これで、本でも買って頭良くしたら?おばさん。」
「はぁっ?!私だって、少しはできるもんっ!ていうか、おばさんじゃないっ!」
「食べ物……ねぎま、欲しい…なぁ。」

他の団員も、景品に興味あるみたいだし、引いてもいいか。
まあ、3等以下でも、いいものあたるからいいか。

丁度、そこまで混んでないみたいなので、荷物をカノに全て持たし、くじ引きの場所へ近寄る。

「すみません。引かせてください。」
「おおっ、姉ちゃん可愛いからおまけしよっかな?200円だよ〜!」
「あ、あはは…。はい、200円。」
「まいどっ!はい!くじ引いてね!」

目の前にドーンと箱が置かれる。
普通なら、ガラガラとかだろうけど、ここは紙のくじを箱の中から取り出すぽかった。
豪華なわりには、なかなか質素で驚いたが、箱の中に手を突っ込んでみると、たくさん入っていて、引き当てるのは難しそうだなと苦笑した。

後ろからは、他の団員の応援の声が聞こえる。
なんとなく、プレッシャーを感じながら、1枚を決めて引き抜く。

引いたくじは黄色い紙。
2つ折りに折ってあった。

後ろの団員が、自分たちの欲しいものを、口々に言ってるが、とりあえずいいものが当たれと紙を開く。







そこには、金色の文字で「おめでとう!1等!!」とでかでかと書いてあった。


…え?

「おおっ!?大当たりーーーっ!!1等の温泉旅行だよーーーっ!」

目の前のおじさんが、カランカランとベルを鳴らして1等なのを告げる。
マジか。

本当の事なのか分からないが、手に握っているくじにはしっかりと1等と書いてあって。
夢見心地な俺に顔を近づけて、おじさんが笑いながらこそりと言う。

「お姉さん可愛いから、つれさん合わせて、9人分あげるね♪」

そういって、握らせてくれた温泉旅行の切符。
バスも貸しきりで、温泉のある大きな旅館は、ご飯までもが無料で提供されると書いてある。

ま、マジか。


「おめでとーっ!キド!さぁさ!!ボーッとしてないで、早く準備しようよ!!」
「あ、ああ…。」

まだ、頭がふわふわとしている俺を、ピョンピョンと喜ぶカノは引きずるようにして、デパートを後にしていった。