二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: メカクシ団の日常【カゲプロ】 ( No.65 )
日時: 2017/05/05 08:42
名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)

「ま、いろいろ試してみるか。なんか案があるやつ」
「はい」
「よし、ヒビヤ!……来てたのか」

キドの言う通り、その後ろにはコノハとヒビヤがいた。
どうやらまだ来たばっかりらしく、後ろのドアが開いている。

ヒビヤは特に変な行動も取らず、冷静な口調で言った。

「除去手術」
「金がかかる、却下だ」

除去手術が、最初に出てきたのもそうだけど、何故に金がかかるからと言って却下したキド!?
キドはため息をつくと、ホワイトボードに「予算ゼロ円でできるもの」と書き加えた。その後しばらく考えたあと、「最終手段 除去手術」と書いて、丸で囲った。
あ…、何もなかったら俺痴態晒しに、病院行くのか…
でも、変な研究機関に連れてかれたらいやだな〜…俺、もう人間として生きてけなくなる…

すると、コノハが俺に近寄って行き、頭を撫でた。
何だか心地よくて、コノハに擦り寄って行った。

「シンタロー、気持ち良い?」
「うん…みょの凄く(物凄く)…はっ!」

俺はバッとみんなの方を振り返った。あの天然コンビ(セトとマリー)以外、引きつった顔でこっちを見ている…
しかし、ヒビヤだけは興味深そうに近寄って行った。

「へー…、なんか猫に動きそっくりだね…ふーん…」

ジロジロと上から下まで、見てくる。
な…なんか、恥ずかしい…

次はあの天然コンビも近寄ってきた。

「私もシンタロー触る〜!」
「俺も良いっすかね?」

そう言って頭を大きな手と、それより小さな手で撫でられた。
よく分からないけど、何だか気持ち良いんだよな…
なんか、ふわふわしてほんわかしてて…なんか夢見心地に…

いつの間にか俺は天然コンビに近寄って行って、擦り寄っていた。
それにビクッと体が動いたが、嬉しそうに笑うと、お腹とか背中も撫で出した。
ああ…きもちいいな…

すると、その場を正すような咳払いが聞こえた。

「お取込み中、申し訳ないが…案を考えてくれないか?」

キドの呆れたような声が聞こえた。

「あ…はい」

俺は顔を赤くして、答えた。
そして、まだ足りない顔つきをしている、天然トリオ(セトとマリーとコノハ)から離れ、その場に座った。

キドは満足そうに頷くと、また話に戻った。

「じゃ、案があるやつ」
「はいはーい!!」
「お。誰だ?」

高々と手を挙げたのは…