二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【アイカツ!SS】平和戦隊バイオレンS ( No.45 )
日時: 2017/09/20 07:38
名前: 北大路 さくら ◆ACiNmI6Dxs (ID: iqzIP66W)

>>30のつづき

サエグサンダ−「グサササッァァ!!!」
再び町を破壊しだす怪人サエグサンダ−

ユリカ「ちょっと!?復活したサエグサンダ−がまた暴れだしたわよ!?」
セイラ「きい!!やめて!!わたしよ!?!。…わから…ないの?」
あおい「復活した途端に荒らし出したか。どうやら言葉は通じないようね…」
あおい「とにかく今は動きを止めるわよ!?バイオッレン!スウィング」
サエグサンダ−「グギャアアア」

フルスイングのグギバットが怪人の足をへし折り片膝をつくサエグサンダ−
そこへさらに釘バットの連打を顔面を中心に浴びせ続ける
連打の末、怪人はついに倒れるが…

あおい「やったか!?」

そら「フフッ、ムダよ?」

すぐさま再生する怪人
戦慄の表情を浮かべる隊員たち
そこへ

PURUUUUUUU♪
「「わたしだ。しおんだ。商品催促のノルマは達成した。みんな、もうバイオライナ−を降りてもいいぞ」」
「「設定上、サエグサンダ−には物理攻撃は利かないからな」」

隊員たち「えぇ…」
そそくさとロボを降りる隊員たち

おとめ「降りたはいいですが、どうやってアレをたおすのです?」
   「すぐに再生してしまうのです」
セイラ「…そうだな。倒すことは出来ない。だが…」
あおい「…動きを止めることは。出来る。…でしょ!?」
セイラ「」無言で頷く
セイラ「動きを止めたところで私が、サエグサン…、きいを説得する」
   「スイッチを離せば変身は融けるはず…だから…」

ユリカ「でもどうやって止めるのよ?足を潰してもすぐに傷は再生してしまうのよ!?」
セイラ「大丈夫だ。これを使う」
ユリカ「そ、それは!?スコルピスピア!」

セイラ「“呼応”スコルスピア・パビルサグ(弓形態)」
セイラの持つスコルスピアが弓の姿へと変貌する

セイラ「パビルサグの猛毒は一矢即殺。当たればコンマ一秒で毒が回り、敵は即座に消滅する」
あおい「だが、サエグサンダ−もまた無限に再生する。」
   「人は死の間際になるとエンドルフィンが分泌され、高いリラックス状態になる。それをコンマ一秒の間に破壊と再生を数百数千と繰り返す。それで動きは止まるハズ」
ユリカ「そんなの!?失敗したらきいが廃人になっちゃうじゃない!?」
あおい「そうね。わたしも気は進まないのだけれど。親友きいちゃん一人の命と町に住む数千人の命。どちらが最善か…」

そら「…命の天秤は後者に大きく傾くわね」

隊員たち「「キャワワリオン!!」」

そら「でも、それしかもうないのでしょう?フフッ」
ユリカ「アンタやっぱり最低よ。外道!!また私から友を奪うの?」

セイラ「大丈夫。私は大丈夫だから」
ユリカ「セ、…イラ!?」

セイラ「ありがとう。そしてさよならだ。」
   「きい」
涙を滲ませ弓を弾くセイラ

無常なる必中滅殺の矢はサエグサンダ−の元へと飛んでいく

サエグサンダ−「グギャアァァァ!!!」
切っ先が触れると同時に断末魔をあげる怪人


つづく