二次創作小説(映像)※倉庫ログ

dive to heart ( No.4 )
日時: 2017/04/16 10:19
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: v2BiiJyf)

オープニングは大切だ。ゲームを遊ぼうとしてる人の心を掴んでくれる。特に、このオープニングはムービーも曲も良い。巡人は2週目だが、ディクトは巡人が遊んでいるのを流して見ていただけだったので、こうやってちゃんと見るの初めてだった。

ディクト「ムービーは飛ばさなくていいの?」

ディクトが小声で聞いてきた。

巡人「飛ばせば時間は短縮できるけれど、それだとただのRTAになっちゃうでしょ?それじゃ何にも面白くない。それに、ディクトだって物語は把握しておきたいでしょ?」

ディクト「巡人……」

巡人は微笑んで、

巡人「ムービー中は黙るのが基本。オープニングが終わるよ」

ディクト「そうだね(´ω`)」

それから、テレビに目線を移した。ちょうどオープニングが終わっていた。

それからはイベントとチュートリアルだ。序盤で「求める力」と「差し出す力」を選ぶ事になり、巡人は「求める力」を「剣」に、「差し出す力」を「杖」にした。

当然、ディクトはこれが何なのか分からなかったので巡人に小声で聞いた。

ディクト「これって何の意味があるの?」

巡人「主人公……ソラの初期ステータスを決めていたんだよ。『剣』を取れば攻撃力が上がって、『盾』を取れば防御力が上がる。『杖』を取ればAP……アビリティポイントが上がるんだ。逆に差し出せば、差し出した物のステータスが下がる」

ディクト「なるほど……アビリティポイントって?」

巡人「それはまた後で」

ディクト「どうして剣を取って、杖を差し出したの?」

巡人「剣を取ったのは火力を上げたかったから。要はゴリ押しで行くつもり。杖を差し出したのは防御力を下げたくなかったから。APが下がるけど、防御力を下げてすぐに死ぬよりはマシでしょ?」

ディクト「ほう……(・ω・)」

2人は長々と会話しているが、その間にもどんどん進めていく。今度は3人の少年少女が質問してきたが、巡人は全て一番上の選択肢を選んでいた。全て答えると、天の声が「キミの旅は夜明けに始まる」と言った。「まあ、いいか」を選び、先に進む。

今度はセーブポイントが現れた。巡人はすかさずセーブポイントに向かい、セーブした。この時点で、タイムは10分と少し過ぎていた。

ディクト「ところで、さっきの男の子と女の子が質問してたのは何?」

巡人「あれはソラがどのようにレベルが上がるかを決める為のやつなんだ。説明は省くけど、全部の質問に一番上の選択肢を選ぶと『早熟型』って言って、最初はレベルが上がりやすくなる代わりに、後半になるにつれてレベルが上がりにくくなる風にした」

ディクト「後半でレベルが上がりにくくなるって、それ大丈夫なの?途中で詰んだりしない?」

巡人「大丈夫。むしろ、早めにレベルを上げていかないと早い段階で詰むかもしれない。だから早熟にしたんだよ」

ディクト「へえ……」

小声で会話しながらも、巡人はコントローラーを動かし続けた。今は黒い大きな敵……ダークサイドと戦っている。その途中、レベルが上がった。

が……

巡人「ああクソッ!頭に当てれば大ダメージなのに当たらない!」

ディクト「巡人……(´・ω・`)」

巡人はダークサイドの頭にダメージを与えようと頑張っていたが、なかなか当たらない。そのせいで、少しグダグダになってしまった。それでも、無事に倒す事は出来たが、巡人は少し不満な気持ちなまま、イベントを眺めた……。





8:53

閉園まで、あと13時間と7分。

エンディングまでの道は、遥か遠い。





その頃……

フレイ「わあ……!(*゜▽゜*)」

コール「きれいだね……!(*゜▽゜*)」

紅菜「そうだね(´ω`) フレイ君、コール君、楽しい?(・ω・)」

フレイ「うん!(^ω^)」

コール「たのしいよ!(^ω^)」

明「良かったね(´ω`) イッツアスモールワールドに乗れて。行く前から乗りたがっていたから……」

和斗「まだビックサンダーマウンテンに乗るまで時間があるし、良い時間潰しになったんじゃないか?」





蒼樹「……あのさ、匠君」

匠「なんだ?」

蒼樹「巡人君とディクト君はどうしたのかな?さっきからずっといないんだけれど……」

匠「そうだな。ここに入ってからあの2人を見ていない。何をしているんだか……」

ネリア「私も前から思っていましたが、どこにいるのでしょうか?気配を探ってみましょうか……」





to be Continued...

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