二次創作小説(映像)※倉庫ログ

dive to heart ( No.4 )
日時: 2017/04/16 10:19
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: v2BiiJyf)

オープニングは大切だ。ゲームを遊ぼうとしてる人の心を掴んでくれる。特に、このオープニングはムービーも曲も良い。巡人は2週目だが、ディクトは巡人が遊んでいるのを流して見ていただけだったので、こうやってちゃんと見るの初めてだった。

ディクト「ムービーは飛ばさなくていいの?」

ディクトが小声で聞いてきた。

巡人「飛ばせば時間は短縮できるけれど、それだとただのRTAになっちゃうでしょ?それじゃ何にも面白くない。それに、ディクトだって物語は把握しておきたいでしょ?」

ディクト「巡人……」

巡人は微笑んで、

巡人「ムービー中は黙るのが基本。オープニングが終わるよ」

ディクト「そうだね(´ω`)」

それから、テレビに目線を移した。ちょうどオープニングが終わっていた。

それからはイベントとチュートリアルだ。序盤で「求める力」と「差し出す力」を選ぶ事になり、巡人は「求める力」を「剣」に、「差し出す力」を「杖」にした。

当然、ディクトはこれが何なのか分からなかったので巡人に小声で聞いた。

ディクト「これって何の意味があるの?」

巡人「主人公……ソラの初期ステータスを決めていたんだよ。『剣』を取れば攻撃力が上がって、『盾』を取れば防御力が上がる。『杖』を取ればAP……アビリティポイントが上がるんだ。逆に差し出せば、差し出した物のステータスが下がる」

ディクト「なるほど……アビリティポイントって?」

巡人「それはまた後で」

ディクト「どうして剣を取って、杖を差し出したの?」

巡人「剣を取ったのは火力を上げたかったから。要はゴリ押しで行くつもり。杖を差し出したのは防御力を下げたくなかったから。APが下がるけど、防御力を下げてすぐに死ぬよりはマシでしょ?」

ディクト「ほう……(・ω・)」

2人は長々と会話しているが、その間にもどんどん進めていく。今度は3人の少年少女が質問してきたが、巡人は全て一番上の選択肢を選んでいた。全て答えると、天の声が「キミの旅は夜明けに始まる」と言った。「まあ、いいか」を選び、先に進む。

今度はセーブポイントが現れた。巡人はすかさずセーブポイントに向かい、セーブした。この時点で、タイムは10分と少し過ぎていた。

ディクト「ところで、さっきの男の子と女の子が質問してたのは何?」

巡人「あれはソラがどのようにレベルが上がるかを決める為のやつなんだ。説明は省くけど、全部の質問に一番上の選択肢を選ぶと『早熟型』って言って、最初はレベルが上がりやすくなる代わりに、後半になるにつれてレベルが上がりにくくなる風にした」

ディクト「後半でレベルが上がりにくくなるって、それ大丈夫なの?途中で詰んだりしない?」

巡人「大丈夫。むしろ、早めにレベルを上げていかないと早い段階で詰むかもしれない。だから早熟にしたんだよ」

ディクト「へえ……」

小声で会話しながらも、巡人はコントローラーを動かし続けた。今は黒い大きな敵……ダークサイドと戦っている。その途中、レベルが上がった。

が……

巡人「ああクソッ!頭に当てれば大ダメージなのに当たらない!」

ディクト「巡人……(´・ω・`)」

巡人はダークサイドの頭にダメージを与えようと頑張っていたが、なかなか当たらない。そのせいで、少しグダグダになってしまった。それでも、無事に倒す事は出来たが、巡人は少し不満な気持ちなまま、イベントを眺めた……。





8:53

閉園まで、あと13時間と7分。

エンディングまでの道は、遥か遠い。





その頃……

フレイ「わあ……!(*゜▽゜*)」

コール「きれいだね……!(*゜▽゜*)」

紅菜「そうだね(´ω`) フレイ君、コール君、楽しい?(・ω・)」

フレイ「うん!(^ω^)」

コール「たのしいよ!(^ω^)」

明「良かったね(´ω`) イッツアスモールワールドに乗れて。行く前から乗りたがっていたから……」

和斗「まだビックサンダーマウンテンに乗るまで時間があるし、良い時間潰しになったんじゃないか?」





蒼樹「……あのさ、匠君」

匠「なんだ?」

蒼樹「巡人君とディクト君はどうしたのかな?さっきからずっといないんだけれど……」

匠「そうだな。ここに入ってからあの2人を見ていない。何をしているんだか……」

ネリア「私も前から思っていましたが、どこにいるのでしょうか?気配を探ってみましょうか……」





to be Continued...

感想をどうぞ(^∀^)ノ

デスティニーアイランド Part.1 ( No.5 )
日時: 2017/04/17 10:32
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: fE.voQXi)

今までのは夢だったのか。

ディクトはソラがヒロインみたいな女の子、カイリと話しているシーンを見ながら思った。夢としてはあまりにも予知夢みたいだからだ。まるで……

ディクト「近い将来、冒険に旅立つみたいな気がする('ω')」

巡人「『気がする』じゃなくて、旅立つんだよ。旅立つのは確定」

巡人はカイリに頼まれた物をサクサクと集めながら会話する。途中、ティーダ、ワッカ、セルフィーとすれ違うが、お構い無しだ。

そして、小屋の中にあるセーブポイントに乗ってセーブした。この時点で、タイムは18分だった。

その後、小屋の中にある階段を昇り、橋を渡ってリクがいる小島に落ちている丸太を拾う。頼まれた物は全て取ったので、すかさず来た道をショートカットして戻り、カイリに話し掛ける。ハイポーションを貰った。そして、そのままイベントに突入した。

夕暮れの島で、語り合う3人。外の世界に行ったら何したいかと話していた。

リクの話を聞いている途中、ディクトが話しかけてきた。

ディクト「リクって、ソラとカイリと違って、ちょっと大人ぶってるね(・ω・)」

巡人「そう言う年頃なんだよ。ディクトならリクみたいな人の気持ちが分かると思っていたんだけれど、意外だね('ω')」

ディクト「全部が全部分かる訳じゃないんだけれど('ω')」

巡人「こりゃ失礼」

ディクト「言うようになったね」

小声でそんな事を会話していたら、場面が変わり、どこかのお城の様子が映った。その瞬間、巡人の顔がマズいような表情になった。ディクトはどうしたのかと声をかけようとしたが、次に映った物で、巡人と同じ顔になる。

テレビには、魔法使いの格好をしたドナルドが、王様の部屋の部屋を叩いている様子が映っていた。

それと同時に、巡人はポーズ画面にして、周りを見回した。ギャラリーはポロポロといるが、おかしい様子は無い。コントローラーを持ったまま立ち上がり、周りの様子を窺うが、特に目立った物は無い。大丈夫だと判断して、ポーズを解除して、イベントの続きを見た。

ドナルドが王様の部屋に入る。誰もいない。プルートが王様が書いた手紙を口にくわえながら登場。ドナルドが手紙を読む。慌てて外へ飛び出す。場面が変わって、グーフィーが昼寝をしているのが映った。ドナルドがグーフィーを起こす。が、彼は起きない。

ディクト「まずいよ巡人!グリーティングが始まった!」

突然、ディクトが叫んだ。

巡人「こんな時に!?誰が出てきてるの!?」

ディクト「ドナルドとグーフィー。それ以外は分からない。でも、両端からキャラクターが出て来てる!」

巡人「ウ ソ だ ろ」

イベントが進む中、立ち上がって急いで辺りを見る。

ドナルドとグーフィーだけではない。プルートとミニー、デイジーとチップとデールもいた。

巡人「」

無言のまま、ソファーに座り、テレビに視線を固定する。

ディクト「巡人?」

巡人「………」

イベントは淡々と進む。

巡人「………」

ディクト「もしもし?巡人?」

巡人「………」

イベントか終わり、場面はデスティニーアイランドに戻る。ここで巡人が口を開いた。





Next to Part.2

デスティニーアイランド Part.2 ( No.6 )
日時: 2017/04/17 10:36
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: fE.voQXi)

巡人「ディクト」

ディクト「何?」

巡人「今、俺は後ろから視線を感じる。プレッシャーも感じる」

ディクトは後ろを向いた。ドナルドとグーフィーがソファーに手をかけて、こっちを見ていた。その後、巡人も後ろを向いた。ニッコリして、テレビに視線を戻した。

ディクト「大丈夫?(´・ω・`)」

巡人「大丈夫。さっきよりは落ち着いた」

それだけ言うと、コントローラーを握り直し、イカダに載せる食料集めに集中した。海辺で魚を2匹拾い、奥にある茂みの中……秘密の場所に行き、キノコを拾う。同時に、イベントが始まった。ソラが岩の落書きを見て、幼い頃を思い出し、落書きに手を加える。その途中、茶色いローブを着た男と出会い、男は意味深な事を言ってきた。

ディクト「何も知らない者が何を見ても、何も理解できない、か……」

巡人「……」

イベントが終わり、さっさと外へ出た。その後、小屋の上に登り近くの木に登り、海ドリのタマゴを手に入れる。そして、小屋の中に入ってセーブした。この時点でタイムは29分だった。

そして小屋を出て、橋向こうの島に泳いで行って、

巡人「あ、ガバった」

ここでタイムロスしてしまったと気づいた巡人は、そのまま島の周りをぐるりと泳ぎ、岸に戻った。そのまま、イカダの材料集めの時にカイリがいた扉に向かい、入り江へ直行する。

入り江へ入り、近くにいたリクに話しかけた。船の名前をどうするか。リクは「ハイウィンド」はどうかと提案した。

ディクト「ハイウィンド……悪くは無いね('ω')」

その後、ソラはどうだと聞かれ、文字の入力画面になったが、巡人はそんなのを気にもせず、デフォルトの名前で決定した。「エクスカリバー」だった。

ディクト「エクスカリバー……聖剣かな?('ω')」

ディクトのツッコミは置いといて、その後、リクとかけっこをする事になったが……

ソラ『俺が勝ったら、船長な!お前が勝ったら……』

リク『カイリとパオプの実、食べる』

ソラ『は!?』

ディクト「は?」

リク『いいだろ?勝った方が、カイリとパオプの実を食べさせ合うんだ』

ソラ『な、何言って……』

ディクト「何を言ってるのこいつ?もしかして、リクはカイリに気があるの?それとも、ソラの事をからかってるの?('ω')」

巡人「まあまあ落ち着いて(^_^;)」

そして、リクと勝負が始まった。巡人は慣れた操作であっという間にリクとの差を広げていく。そしてそのまま、リクとのかけっこに圧勝した。

ソラ『これで1勝0敗だ!』

ディクト「えええ……(´・ω・`)」

巡人「リクとの勝負はこれが初めてだからね。当然だよ(^_^;)」

巡人が苦笑いした。そう言う事かと、ディクトは納得した。

が、

リク『イカダの名前でムキになるなんて、ソラらしいな』

ディクト「何なんだよお前は!!訳が分かんないよ!!(゜Д゜)」

リクのセリフを見た瞬間、ディクトは叫びだした。無理もない。リクが勝ったらカイリとパオプの実を食べると言い出した時から、顔をしかめていたのだから。まだその時は我慢できたが、ここでリクのこの発言を見て、堪え切れなかったようだ。ソラは膨れっ面になっているが。

そんなディクトを横目に、巡人は食料集めの続きを始めた。岩に隠れていたキノコを手に入れ、その後に飲み水を手に入れようとしたが、何もアクションが無い。なぜなのかと頭の中で考え、すぐに原因が分かった。それと同時に、巡人の顔が苦くなった。

巡人「フラグ建てるのを忘れた……」

ディクト「ありら。ドンマイ」

イカダの近くにいたカイリに話しかけた。

海ドリのタマゴを1個、キノコを3個、魚を3匹、木の実を2個、飲み水を空きビンで1杯……

と言うメッセージを巡人は適当に読み飛ばした。これが後に、タイムロスを引き起こす事になるのだが、当の本人は気づくよしも無かった。

フラグを建てて空きビンを手に入れ、飲み水が手に入る場所に向かい、飲み水を手に入れる。巡人はメニュー画面を開き、アイテムからバックヤードを確認した。魚が1匹足りない。

巡人「くそっ……」

ディクト「そんな時もあるよ」

仕方が無いので、浜辺に戻り、取り逃した魚を手に入れた。そのまま入り江に戻り、木で出来た足場を渡ったが、

バキッ!

巡人「あっ!」

途中の足場が壊れてしまい、落ちてしまった。忘れてた、と巡人は内心冷や汗をかいた。

その後、思い出したように、カイリの近くにある木を木剣ぼっけんで叩き始めた。

ディクト「何してるの?」

巡人「木の実を取ろうとしてるの。食料に必要だから」

ディクト「ふーん。」

木剣で木を叩いて、木の実を1個手に入れた。その後、途中で気になっていた宝箱らしき物を取ろうとしてグダり、やっと手に入れた。

巡人「プロテスネックレス。防御力が上がるアクセサリー」

ディクト「装備以外にも、アクセサリーも付けられるんだね」

巡人「そう。無いよりはマシでしょ?」

ディクト「まあね」

やる事は1通り済んだ。カイリの所へ行き、話しかけると、会話イベントが発生、サラサ貝と言う物でお守りを作っていたらしい。イベントが済み、もう一度話しかける。

カイリ『それそれ!ソラ、ごくろうさま』

巡人「これで……」

カイリ『あと必要な食料は……』

巡人「ゑ?」





カイリ『木の実を1個』

巡人「」

ディクト「あっはっはっはっははは!!」

巡人「笑うな!」

巡人は素早く木に近づき、さっきと同じ事をした。木の実を手に入れて、もう一度カイリに話しかけて、今度こそ食料集めが終わった。ハイポーションを貰った。かなりタイムロスしてしまったが、この後からどう立て直そうか。

イベントを見ながら、巡人は考えた。ディクトはイベントに見入っている。夕暮れに、ソラとカイリが2人きりて話していた。





Next to Part.3

デスティニーアイランド Part.3 ( No.7 )
日時: 2017/04/17 10:50
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: fE.voQXi)

カイリ『ねえ、このままイカダに乗ってさ、』

ディクト「……」

カイリ『2人だけで行っちゃおうか』

ディクト「さらっと凄い事を言うねこの子('ω')」

ソラ『え?』

カイリ『なんてね』

ディクト「冗談かよ('ω')」

巡人「ディクト……(^_^;)」

その後、場面は変わり、再びディズニーの仲間達が現れた。ディクトはさり気なく辺りを見回すが、キャラクターはいない。いつの間にか、グリーティングは終わっていたみたいだ。

イベントはキッチリと見る。お互いに無言のまま、ムービーを見ていたが……

王妃が旅の記録係も連れて行こうと提案した辺りで、ディクトの目が丸くなった。

ディクト「ジミニー・クリケットって誰?」

突然に新しいキャラクターが出て来たので、巡人に聞いた。

巡人「えっと……『ピノキオ』って知ってる?」

ディクト「知ってる。ゼペットじいさんが作った人形が女神様のおかげで命が宿って、人形が人間になる為に頑張る話でしょ?」

巡人「大体合ってる。それに出て来るキャラクター」

ディクト「へ?」

巡人「だから、『キノピオ』に出て来るキャラクター。もっと言うと、命が宿った人形……ピノキオの『良心』として女神様に役割を与えられたんだけれどね」

ディクト「わあ……マジか……(゜д゜)」

ここでディクトが後ろを向いた。巡人もつられて後ろを向く。ちょうど話していたジミニーがいた。ピノキオもいる。ゼペットじいさんもいる。

巡人「」

ディクト「」

あまりに突然だったので、2人は固まった。イベントは流れたままだ。キノピオが手を振る。我に返った2人は「ごめんごめん」と笑顔で手を振り、テレビの方に向いた。ちょうど、船みたいな物が異空間みたいな所へ飛んで行くシーンだった。

場面は変わった。ソラの視点に戻ったみたいだ。ソラは自宅の自分の部屋らしき所にいた。

ディクト「そう言えばさ」

巡人「何?」

ディクト「『ピノキオ』に出て来るキャラクターって、さっき見たので全員だったっけ?」

巡人「いや違う。他にもいるけど、グリーティングに出て来るのはファウルフェローとギデオンがいる」

ディクト「そっか。で、その2人はこのゲームに出て来るの?」

巡人「……」

ディクト「巡人?」

巡人「……」

場面は再びあの島。空には禍々しいブラックホールみたいな物があった。

ディクト「ねえ巡人。このゲームにファウルフェローとギデオンは出て来るの?」

巡人「……」

巡人はディクトの方を向く。

巡人「……察して」

テレビから、ソラが「うっ」とうめき声を出している。巡人は何も言わず、テレビの方を向き、コントローラーを動かした。

ディクト「……」

ディクトは後ろを向く。今度は話題になっていた2人がいた。ファウルフェローは巡人の事を指さして怒っているが、ギデオンは寂しそうに巡人を見ていた。無言で仕草だけだが、何が言いたいか分かる。他のギャラリーがファウルフェローをなだめるが、腑に落ちない様子であった。

ディクト「ああ……」

何かを察して、何度も頷き、前を向いた。ちょうど、ソラとリクのイベントシーンだった。カイリはどうしたとか、扉が開いたとか言っている。何を言っているんだ?と言うツッコミをする間も無いまま、これで外の世界に行けるだの、恐れていては何も始まらないだの、挙句の果てには……

リク『闇を恐れることは無いんだ!』

あっ。こりゃもうダメだ。

心の底から、そう思った。

その後は、リクが手を伸ばして、黒い物がリクを呑み込もうとして、ソラも手を伸ばして、一緒に黒い物に呑み込まれそうになって……

真っ暗になってから一つの光が現れ、黒い物から解放されたソラの手には、テレビの横にある、台座に飾られた鍵と同じ物を握っていた。

ディクト「……なるほど。これでやっと戦えるようになったんだね」

巡人「そう言う事。ソラはキーブレードを手に入れて、敵と戦う事ができるようになった」

ディクト「敵って言うのは何なの?それに、リクを覆っていたあの黒いやつ……どこまでも暗い……闇みたいな物を感じた」

巡人「さすがディクト。鋭いね。敵の正体は物語を進めれば分かるよ。だけど今は……」

巡人は近くに現れた敵をスルーし、小屋の中に入った。そしてセーブ。タイムは45分。

ディクト「……」

巡人「よし、先に行こう」

ディクト「知ってた('ω')」

小屋を出て、秘密の場所へ向かった。少し進んでイベント。カイリがあの扉の前に立っていて、ソラが呼んだ。カイリは絞る様な声でソラの事を呼ぶが、扉が開き、ソラに向かって吹き飛ばされる。ソラはカイリの事を受け止めようとするが、カイリの姿は消えてしまった。そして、ソラも吹き飛ばされまった……。

ディクト「消えた……?」

巡人「消えちゃったね」

ディクト「カイリはどうなったの?」

巡人「分からない」

ディクト「そんな!?知ってるんでしょ?教えてよ」

巡人「ネタバレになるけど、いいの?」

ディクト「あっ……やめておく」

場面は変わって……

ディクト「もう何も無いじゃん!しかも最初に出て来たあの黒いのがいるし!まさか、もう1回戦うの……?」

巡人「戦うよ。ボス戦だもの」

ディクト「わあ……」

島の面影が殆ど無い、まっさらな平地で最初のボス戦が始まった。胸から気合い玉みたいな物を出し、放った。巡人はそれを気にもせず、ひたすら攻撃する。最初に当てたがっていた頭も、的確に当てていった。ディクトはその様子に思わず見とれていた。途中、レベルが上がり、あっさりとボスを倒した。

ディクト「早いね('ω')」

巡人「まあね('ω')」

その後はイベント。倒したボスがブラックホールに飲み込まれる。ソラは木の板に掴まって、しばらく耐えていたが、長くは持たず、ブラックホールに飲み込まれてしまった……。

巡人「これでデスティニーアイランドは終わり。ソラは訳が分からないまま、望まぬ形で故郷から旅立つ事になりましたとさ」

ディクト「うわあ……可哀想に……(´'ω'`)」

巡人「ソラの冒険はここからだよ。ここからなんだから」

とある場所で、星が消えたのを目撃したドナルドとグーフィーを見ながら、巡人はニヤリとした。





9:30

閉園まで、あと12時間30分。

巡人がキングダムハーツを始めてから、ちょうど50分が経った……。





その頃……

明「ファストパスのおかげでスイスイ行けるよ(´ω`) ありがとう匠」

フレイ「ありがとう(´ω`)」

コール「ありがとう(´ω`)」

蒼樹「紅菜大丈夫?疲れてない?」

紅菜「大丈夫だよお兄ちゃん。心配してくれてありがとう(´ω`)」

蒼樹「紅菜……///」

和斗「うわぁ……相変わらず蒼樹のシスコンぶりが(蒼樹「和斗君。何か言った?('ω')」いや、何でもない。ビックサンダーマウンテン、楽しみだね、紅菜ちゃん(震え声)」

紅菜「そうだね(´ω`)」

蒼樹「か ず と く ん ?」

和斗「ヒイッ……!(´゜д゜`)」



ネリア「……」

匠「内村とディネクト(※ディクトの事)の居場所は分かったのか?」

ネリア「さっきから何度も探っていますが……同じです。まだエントランスにいます」

匠「まだエントランスに?あいつら、何をしているんだか……(-.-;)」

ネリア「分かりません。それと……」

匠「?」

ネリア「……確証が持てないのですが、巡人さんとディクトさんの周りの気配が不安定なのです。人間の気配なのは間違い無いのですが、強くなったり弱くなったりとして……」





to be continued...

【後書き】
これでデスティニーアイランドが終わりました(´ω`) ソラの冒険が本格的に始まると同時に、巡人達もまた、次なるエリアに向け、気を引き締めて行く事になります。ソラと巡人達の運命は、そして、パークを楽しんでいる和斗達はどうするのか……?

続きを楽しみに待っていてください(´ω`)

それでは(^∀^)ノ 感想をどうぞ!

トラヴァースタウン Part.1 ( No.8 )
日時: 2017/04/17 21:26
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: rBo/LDwv)

一通りイベントが終わって、ソラを動かせるようになった。路地裏から走り出し、街の様子を眺める。その後、近くのアクセサリーショップに入り、シドと言う男と出会った。何かあったら力を貸してやると言うシドの言葉に、ディクトは少しだけ、頼もしいと思ってしまった。

シドとのイベントが終わり、すかさずすぐ傍にあったセーブポイントでセーブした。この時点で、タイムは51分。もうすぐ1時間になる。

ディクト「ムービーを飛ばせばもっと短く出来そうだね('ω')」

巡人「そうだね。でも、それだとやっている事がRTAと変わらない。時間との戦いはしているけれどね」

ディクト「RTA?」

ディクトが不思議そうに聞いた。

巡人「リアルタイムアタックの略称。ゲームを始めてから現実時間で何分で終わらせられるかって言う……まあ、ゲームの遊び方の一つだよ」

ディクト「ふうん……」

アクセサリーショップを出て、ニ番街へと向かった。男性が急に倒れ、何かを抜き出され、抜き出された物が魔物になり。魔物が消えて、ソラが駆け付けたら、島に出て来たあの魔物が現れると言うイベントに遭遇した。

ディクト「!?」

巡人「ビックリするような物かこれ?」

ディクト「だって……」

巡人「そっか。ディクトはこの物語は把握してないんだったっけ?」

ディクト「うん……」

巡人「ちょうどいい機会じゃん(´ω`) まあくつろぎながら見ててよ」

巡人は慣れた操作で、魔物を倒していく。レベルが上がり、スライドダッシュを覚えた。魔物を倒しきり、メニュー画面を開き、アビリティでスライドダッシュを装備した後、一番街へとった。

ディクト「スライドダッシュ?」

巡人「遠くにターゲットした敵に一気に近づいて攻撃するアビリティ。アビリティっで言うのは、スキルみたいな物で、付けると戦いが有利になったりするんだ。でも無限に付けられる訳じゃない。アビリティを付けるには、アビリティポイントが必要になる。ここで一番最初の『求める力と差し出す力』に関係してくるんだけれど……」

ディクト「そう言う事か!やっと分かったよ(´ω`)」

ディクトは納得して、満足そうな顔を浮かべた。





next to Part.2

トラヴァースタウン Part.2 ( No.9 )
日時: 2017/04/17 21:29
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: rBo/LDwv)

その後、一番街にも敵が現れたのでパパッと倒し、アクセサリーショップに入り、すぐに出た。ここでイベントに突入。大きな剣を持った男と遭遇し、ソラが『あいつらの仲間なのか?』と疑う。男は『仕方ないな』と言い、戦いになった。

ディクト「どうするの?」

巡人「決まってるでしょ。倒すんだよ!」

巡人はさも当然のように、男に攻撃を仕掛ける。ダメージを与える事が出来ているが、こっちも手痛い一撃を何度も喰らっている。HPが危なくなってきたので、ポーションを使った。

ディクト「本当に勝てるの?見た限り、さっき使ったポーションが最後の1個みたいだったけれど?」

巡人「勝つよ!とっておきを浴びせてやる!」

そう言って、巡人は男にロックオンした。ある程度距離をとり、

巡人「スライドダッシュ!!」

と叫び、ソラは滑るように、素早く男に近づき、一撃を与えた。

ディクト「………('ω')」

巡人「………」

そのはずみで、お互いに狭い路地へ入ってしまう。ここでは不利だと判断し、男の隙をついて、広い場所へと移動した。男もソラを追ってきた。男に攻撃するが、ダメージを喰らう。ついに、あと一撃でやられてしまう程に体力を減らされてしまった。

ディクト「……」

巡人「……」

勝つ為には手段を選んでられない。どんな手を使ってでも……!

巡人は男に一撃与え、すぐに離れた。男が攻撃する。近づいて一撃与えて、逃げる。男が攻撃。近づいて一撃与えて、男が攻撃。

巡人「ああっ……!!(´゜д゜`)」

ディクト「負けてんじゃんwww勝つって言ってたくせにwww」

巡人「こんなはずじゃ無かったのに……!」

巡人の悲痛な叫びと悔しがる声に、ディクトは大笑いした。後ろからも叫びと落胆と、笑い声が聞こえた。

勝てば良い物が貰えるんだろうなとディクトは察していたが、こうも負けたら時間の無駄じゃないか。そう思った。

負けイベントがただ流れていく。悔しがる巡人を横に、ディクトは楽しみな気持ちでイベントを見ていた。

場面が変わり、知らない場所で身に覚えのある人物が出て来た。リクだ。倒れていたが、目を覚まして起き上がった。「どこだ?ここは……?」と無言のセリフが流れる。ソラとカイリの名前を呼ぶび、項垂れるリクの様子を、誰かが見ていた。

再び場面は変わり、トラヴァースタウン。ドナルドとグーフィーがいた。後ろから何者かに肩を叩かれ、驚いて飛び上がるドナルド。後ろを振り返ると、不思議な雰囲気をかもしだした女性がいた。

場面は変わり、ソラの視点に。目が覚めたソラに、カイリがいた。

ディクト「カイリ!?消えたんじゃなかったの?」

驚くディクトをよそに、イベントは淡々と進む。あいつらはソラの心を狙うと説明するカイリに、無事で良かったと安堵するソラ。が、

カイリ『カイリ?誰それ?私はかわいいユフィちゃん!』

ソラ『へ?』

ディクト「へ?」

巡人「ふふっw」

その瞬間、カイリが忍者みたいな服を着ている女の子になった。

ディクト「( ゜д゜)」

巡人「そう言う事。ソラは寝ぼけていたんだよ今まで話していたのはユフィって名前の女の子」

ディクト「えええ……(´・ω・`)」

その後、ユフィやさっき戦った男……レオンが現れ、別の部屋ではドナルドとグーフィーが女性から色々と、それぞれ解説してくれた。この世界の仕組み。キーブレードの事。戦っていた敵、ハートレスの事。そして、賢者アンセムと言う人物に、彼が纏めたレポート……。

ディクト「ハートレス、か。そいつらが今回の敵なんだね」

巡人「そう。闇に生き、心を糧とし、心を求めて彷徨う魔物。ハートレスはここだけじゃなくて、色んな世界にいるからね。これからも戦っていくことになる」

ディクト「そうだね。それと、アンセムって言う人も重要みたいだけれど……」

巡人「それは……ね(・ω<)」

イベントが終わり、宝箱を回収しようとしたが、回収できなかったので、セーブした。1時間1分だった。

巡人「これで1時間か……レオンと戦って負けたのが痛かったな……」

ディクト「レオンに勝つと良い物が貰えたりするの?」

巡人「する。エリクサー」

ディクト「わあ……ドンマイ」

その後、近くのドアから出ようとしたが、レオンに止められてしまった。仕方が無いので、レオンに話しかけると、キーブレードで宝箱を開けられると教えてくれた。もう一度宝箱を調べると、ちゃんと開き、エリクサーを手にいれた。

ディクト「良かったじゃん」

巡人「うん……」

さらにもう一度、レオンに話しかけると、戦う準備は出来たかと聞かれた。巡人は躊躇いもなく「ああ!」と答えた。





next to Part.3

トラヴァースタウン Part.3 ( No.10 )
日時: 2017/04/17 21:36
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: rBo/LDwv)

ドナルドとグーフィーのいた女性はエアリスと言う名前らしい。会話イベントで、レオンが彼女と合流すると言った。その時、ユフィが何かに気付いて向こうを指さす。ハートレスが現れた。先に行けとユフィに促すレオン。ユフィは扉を勢いよく開ける。が、扉の先にドナルドがいて、ドアに勢いよくぶつかり、壁に叩きつけられたのか、ペシャンコになってしまった。

ディクト「ドナルドwww」

巡人「ツッコまないであげて。多分、ドナルドはいつもそう言う役目だから……」

巡人が笑いながら言った瞬間、後ろから強い力で揺さぶられた。驚いて声をあげる。ディクトが後ろを向く。ドナルドのしわざだった。

ディクト「ドナルドが後ろから揺さぶってる」

巡人「ごめん!ごめんドナルド!ごめんってば!!」

さっきの会話がまずかったらしい。揺すられるが、それでもコントローラーを操作する巡人に、ドナルドが目隠しをしだした。

巡人「ダメ!それだけは絶対にダメだって!(゜Д゜)」

慌ててポーズ画面を開き、目隠ししてる手をどかして、改めてドナルドの方に向いた。ドナルドは怒っていた。

巡人「……ごめんなさい。だから、もう目隠ししないで。本当に。お願いだから」

ドナルドはどうしようかと考え込み、さらに後ろにいる人達……ギャラリーにどうすればいいか聞く。この間にも、時間が過ぎていくが、ここでソファーに座ったりなんかしたら、また目隠しするだろう。

結論から言うと……一応、許してくれた。まだ怒っているような雰囲気があるが、仲良く握手して、この場は収まった。時間を見ると、1時間8分だった。

巡人「………」

ディクト「……」

ため息をついて、ソラを動かす。イベントに突入。ドナルドとグーフィーがソラとは近い場所でハートレスに遭遇していた。が、吹き飛ばされて、ソラにぶつかる。2匹が探していた「鍵」が見つかり、喜んだ。その直後、通路に壁が生えて、閉じ込められてしまう。ハートレスが現れ、戦闘開始。ハートレスをドナルドとグーフィーと共に倒していく。ある程度倒して、すぐにイベントになった。今まで出会ったハートレスとは段違いの、大きなハートレスが現れた。

ディクト「ボスキャラかな?('ω')」

巡人「正解。ガードアーマーだよ。バラバラになれる手足と胴体で攻撃するんだ」

短い解説をしながら、巡人はガードアーマーの足を攻撃した。途中、腕の回転攻撃を喰らうが、ゴリ押しで決めるつもりみたいだ。途中、ガードアーマーがジャンプして、着地で衝撃波を出して来たが、タイミング良くジャンプして回避した。

ディクト「さすが巡人。レオンの時もそんな感じで戦えてれば……」

巡人「集中させて」

ディクト「はい(´・ω・`)」

その後、敵の攻撃でソラのHPが危なくなってきたが、足や腕を破壊した時に出て来る緑の丸い物……HPプライズを回収して回復した。両足、両腕を破壊し、後は胴体のみ。ひたすら攻撃して、ガードアーマーを倒したと同時に、レベルが上がった。

ディクト「わお。レベルが2つ上がったよ('ω') これは『早熟型』のお陰なのかな?」

巡人「そう。でも、こんなにレベルが上がるのは最初のうちだからね」

倒したガードアーマーから、心が現れた。スピルブレイヴを手に入れた。

イベントで、2匹が自分を捜していた事に驚くソラ。自分の達の船に乗って色んな世界に行こうと誘うグーフィー。リクやカイリに会えるか不安なソラに、会えると答えたドナルド。

ディクト「確証はあるの?('ω')」

グーフィー『本当かい?』

ドナルド『知らないよ』

ディクト「おい('ω')」

ドナルド『でも、あの子がいないと王様に会えないだろ』

ディクト「おい('ω')」

レオンが後押しする。友達を捜すなら尚更だ、と。しかし、ドナルドから今のソラじゃ船には乗せなれないと言った。笑顔が船のエネルギーらしい。

グーフィー『どうりで僕らの顔が面白いと思った』

ディクト「ブッw」

ソラがとっておきの笑顔を見せる。

ディクト「ブハッwwwww」

ドナルドもグーフィーも笑った。

ソラ『行こう!俺も。会いに行く!』

ドナルド『ドナルドだ』

グーフィー『僕、グーフィー』

ソラ『俺ソラ』

グーフィー『僕達は仲間だ!』

そう言って、3人は手を合わせた。

ディクト「いい話だね。ただ……」

巡人「ん?」

散々笑っていたディクトが、急に真面目な顔になり、巡人に向かって話し始めた。





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トラヴァースタウン Part.4 ( No.11 )
日時: 2017/04/17 21:38
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: rBo/LDwv)

ディクト「ドナルドがソラを誘ったのは、王様の命令でソラが必要だったから。ソラがドナルドの誘いに乗ったのは、レオンの後押しと、リクとカイリを探す為。お互いの目的が一致しているだけなんだ。今はこれで良いかもしれないけれど、こんなんで『仲間』なんて言ってたらボロが出るかもしれないなぁ……」

巡人「ディクト……それは考え過ぎだよ(^_^;)」

ディクト「いや、ハッキリ言える。今のソラとドナルドとグーフィーじゃ、どこかしらで仲間割れを起こすかもしれないよ。ケンカだけならまだしも、状況が変わったりしたら……それこそ、ソラがキーブレードを使えなくなったりなんてしたら……」

巡人「……」

巡人は、あえて何も言わなかった。代わりに、心の中だけで言ってやった。

場面が変わり、どこかの場所で、謎の人物がソラの事を何者だと言った。キーブレードの強さであって、ソラの力では無いと、別の男が言う。ソラをハートレスにすれば話は早いと、女は言った。ドナルドとグーフィーは王の家来だと、また別の男が言った。間抜け面だとも。お前の顔も負けちゃいないとまた別の男が言った。笑い声を添えて。黙れと言い返す。ちなみに、全員シルエットの状態で、姿はハッキリとは見えない。

ディクト「……('ω')」

おやめと、さっきの女とは別の声の女が言った。意味深な事を言ったその人は……

ディクト「リクを遠くから見ていた人と同じだ……!」

さっきの顔とは一転、目を見開いた。

場面は変わりトラヴァースタウン。旅立つ前に準備はしておけと、レオンが言ってくれた。ユフィが必要な物はお店で買えると教えてくれた。エアリスが500マニーくれた。心を強く持てと、最後にレオンは言ってくれた。

ドナルドが船……グミシップに乗る時はあそこのゲートから行くと教えてくれた。補足として、セーブポイントからでもグミシップに乗れるとも。

ディクト「('ω')」

早速見に行こうと言うグーフィーにドナルドが待ったをかける。炎の力「ファイア」をくれた。

ディクト「やっと魔法が使えるようになるんだね!」

嬉しそうにディクトが言う。

今度はドナルドがグーフィーに「例のアレを渡して」と促した。

ディクト「『例のアレ』?('ω') 何だろう?ナ(巡人「言わせねーよ」(´・ω・`)」

ドッジロールを手に入れた。

その横で、「彼らの冒険には様々な事が起こるだろう。メモにしっかり書いておかなければ」と言ってる人がいた。ジミニーだった。

ディクト「そう言えばジミニーっていたね。忘れてたよ('ω')」

巡人「それ、口が裂けても本人に言うなよ(・_・;) 姿が見えないから大丈夫だろうけれど……」

巡人は小声で注意した。

やっと動けるようになったので、世界の扉……に行かずに、アクセサリーショップへと向かった。中に入った瞬間、グーフィーが「この模様、気にならない?」と聞いてきた。トリニティマークだと、チュートリアルが教えてくれた。

その後、買い物をしようとしたが、

巡人「アビリティピアス……1マニー足りない……!!(´;ω;`)」

ディクト「くっそwwwwくっそwwwwww」

諦めて、すぐ近くのセーブポイントでセーブした。1時間17分だった。

巡人「これでトラヴァースタウンはおしまい……」

ディクト「まだアビリティピアスの事を引きずってるの?お金を貯めれば買えるんだから我慢しなよ……」

巡人「そうだけと……そうだけれど……!」

泣きそうな声で悔しさを惜しみなくだすが、こればかりはどうにもならないので、泣く泣くセーブポイントからグミシップに乗ったのであった……。





10:00

閉園まで、あと12時間。

タイムリミットは巡人とディクトの知らない所で、少しずつ迫っていた……。





その頃……

ネリア「巡人さんの様子を見に行きましょう」

匠「ああ。俺も同じ事を考えていた。ずっとエントランスにいるんだろ?あいつらの事だ。同じ場所に居続ける理由が絶対にある」

蒼樹「匠君。何の話をしてるの?」

匠「蒼樹か。これから俺とネリアでいつまで経っても来ない二人の様子を見に行く。その間、崎本達の事を頼んだ。坂下達にも話しておいてくれ」

蒼樹「え?二人って……巡人君とディクト君?」

ネリア「その通りです。私達がいない間の事、頼みます」

蒼樹「……分かった。気をつけてね」

紅菜「お兄ちゃん!早く早く!」

蒼樹「紅菜!今行くよ!」





蒼樹(巡人君とディクト君、エントランスで何してるんだろう?匠君とネリアさんの事は後で紅菜と和斗君達にも話しておかないと……)





to be continued...

1st World's 後書き ( No.12 )
日時: 2017/04/17 21:53
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: rBo/LDwv)

やっとこさっとこ、一区切りできました(´ω`) ここまで書くのにかなりの努力を要しました。

話は変わりますが、「クロスオーバー」と言うと、皆さんはどう言う風に思い浮かべますか?普通なら、「異なる作品のキャラクター達が出会い、直接交流する」事を思い浮かべますよね?

ですが、自分は今回、「直接交流するクロスオーバー」ではなく、「オリキャラがいる『現実世界』と、ソラやリク達がいる『ゲームの世界』で、『ゲームを通じて交流する』クロスオーバー」作品にしました。この方が、少なくともクロスオーバー先のキャラクター崩壊が起きず、執筆する難易度はある程度低くなるだろう。そう判断したからです。

ですが、もちろんこのやり方にはとてつもなく大きなリスクが伴います。どんなリスクかは皆さんのお察しに任せますが、自分も伴うリスクを背負う覚悟があるか、充分に考えました。考えた末、覚悟を決めて、この作品を書く事にしました。

やるからには、絶対に完結させるつもりです。この「1st World's」を書き切れただけ、完結までの目標を一つ達成しました。

次回は巡人達も、ソラ達の冒険も、和斗達の様子も新たな展開を迎えていきます。

楽しみに待っていてください。

それでは!(^∀^)ノ 感想をどうぞ!