二次創作小説(映像)※倉庫ログ

ハロウィンタウン Part.1 ( No.61 )
日時: 2017/05/04 14:13
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: lQjP23yG)

【コラム】
デザイアーランプ
高い攻撃力と弾かれにくい特性を備えているキーブレード。





まずはワールドマップを開く。アグラバーから上の方のルートに、モンストロがいた。そこまでワープドライブする。モンストロに再び呑み込まれる。モンストロの中に入り、すぐ近くのセーブポイントに乗り、

巡人「あ」

キャンプメニューを開いて、アビリティの項目を選んだ。ざっと見てみると、ソラとグーフィーが新しいアビリティを覚えている。ソラには【リフレクトガード】を、グーフィーには【グーフィートルネド】を装備した。

巡人「リフレクトガードは名前の通り、防御姿勢をとって敵の攻撃をガードできる。最後まで使える必須アビリティ。グーフィートルネドは、要はグーフィーの必殺技の1つ。珍しいアイテムが出る確率が上がる【ラックアップ】を付けようかとも考えたけれど、今回はいいや」

ディクト「ふーん……('ω')」

巡人はメニューを閉じ、リフレクトガードが発動しているのを確認してから、グミシップに乗った。今度こそ、次のワールドへ向けて、ルートを選んだ。

新しいワールドへは意外とモンストロから近くにあった。

ディクト「ハロウィンタウン……名前の通り、ハロウィンをしてそうな感じがするね('ω')」

巡人「実際、その通りなんだけどね。確かここのワールドは『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』って名前の作品がモデルだった気がする('ω')」

ディクト「内容は?」

巡人「全 く 知 ら な い ('ω')」

ディクト「だ よ ね ('ω')」

ハロウィンタウンに降りた。早速おどろおどろしい雰囲気が漂う。ディクトはしかめっ面をした。グーフィーも、降りる前からこの世界は不気味だと思っていたみたいだ。こんな所に住んでいるのは、やっぱり不気味な連中なのかな、とまで言った。

ディクト「グーフィー……あれ?」

ここで、ディクトがある事に気づいた。ソラ達の服装が変わっている、と。

ディクト「みんなの服装が変わっているんだけど、何で?」

巡人「他の世界から来たって事がバレないように、変装する事があるんだ。互いの世界は干渉してはいけない、と言う決まりがあるからね」

ドナルド『平気平気!僕達も不気味な格好をしてるんだから、相手だって僕達を怖がるに決まってるさ!』

グーフィー『そうかなァ…』

ディクト「見慣れない人達がいる時点で、バレる可能性が高くなりそうな気がする('ω') むしろ、勘が鋭すぎる人がいたらバレるよ('ω')」

巡人「そこは、ほら……みんなディズニーだから……」

ディクト「納得」

行動できるようになったので、そのまま前に進む。ギロチン広場、と言う名前を見て、

ディクト「……ハロウィンって、こんなにおっかなかったけ?」

ディクトの顔色が良くなくなりつつある所で、イベントに入った。

ハートレスが現れる。ソラ達は武器を構えるが……ハートレスは襲って来なかった。

ディクト「あれ?ハートレスって、心を求めて襲って来るんじゃなかったっけ?」

ディクトは首を傾げる。試しにと、ハートレスに向けて攻撃してあげる。全て空を切った。ディクトが困惑する声を上げるが、先に進んだ。 すると、またイベントに入った。

小さな男の人がメガホンを持って、何やら叫んでいる。

小さな男『ご紹介しましょう。我が街の主役にして、恐怖と悪夢の王……ジャック・スケリントン!』

ディクト「え……え……?」

男がそう叫ぶ。ディクトは訳が分からないと言いたげな顔をする。ハートレスが息の合った動きをしだした。

ディクト「えええ……?(´゜ω゜`)」

井戸らしき場所から、徐々にひょろ長い、骸骨の、黒と白の縦ストライプ柄の服を着た者が現れ、ポーズを取る。この者が、ジャック・スケリントンだと分かったが……

ディクト「………ナニコレ?」

男の人がジャックに近づき、賞賛した。ジャックは、ありがとう。ありがとう、とお礼を言うが……

ディクト「………ナニコレ?」

ディクトはこの状況に追い付けていないようだ。

そしてこの後、彼にとってとんでもない言葉が、ジャックから出て来たのである。

ジャック『しかし、まだハートレスの動きにゾーッと来る不気味さが足りない。身も凍るほどの恐怖が欲しいんだ!フィンケルスタイン博士の所へ行ってくる』

ディクト「ハートレスが存在するだけで充分過ぎる程の恐怖だよ!不気味さが足りない?心を求める奴にこれ以上何を求めろと?大体どうしてハロウィンの演出にハートレスがいるの!?あとフィンケルスタイン博士って誰!?そもそも、どうしてこの世界のハートレスは大人しいんだよ!」

小さな男『それでは、私は街の飾り付けに』

ディクト「街の飾り付けじゃねーよ!ジャックを止めろ!」

ツッコミするだけのツッコミをして、ディクトは息を切らした。肩で呼吸をする。

巡人「ディクト……」

巡人はそんなディクトを横目に、先へ進むのであった……。





next to Part.2

ハロウィンタウン Part.2 ( No.62 )
日時: 2017/05/04 14:16
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: lQjP23yG)

巡人は小さな男に話しかける。要約すると、ここハロウィンタウンは名前の通り、常に人々を恐怖で震え上がらせるハロウィンを考えている街らしい。さらに、このハートレスの存在については偶然ジャックが見つけた本の中の記録に載っていたと。

ディクト「わあ……」

ディクトはドン引きする。巡人はこの辺りの宝箱を回収した。サンダラグミを手に入れた。その近くの家で、クモの呼び鈴を3回くらい引っ張ると扉が開き、エリクサーを手に入れた。その後、研究所前の扉を開き、研究所に入った。イベントが始まった。

研究所。実験台らしき場所にはハートレスが横たわっている。どうして上手く行かないんだろう?ジャックは問いかけた。さっきの爆発で、誘導装置が壊れたのでは?と続ける。

そう言えば、初めて広場に来た時、どこからか煙が出てたっけ?

ディクトはふと思い出した。わしの装置は常に完璧だ、と車椅子に乗った男は言った。この人がフィンケルスタイン博士だろう。ジャックが本を見て、分かったぞフィンケルスタイン博士、と叫ぶ。

まさか。ディクトは嫌な予感がした。そして、その予感は当たった。

ジャック『心だ。本物のハートレスは、心に反応するんだ。博士、あの装置に心を取り付けられるかい?』

ディクト「」

フィンケルスタイン博士『心なんて、そう複雑な仕組みではないじゃろ。早速作ってやろう』

ディクト「」

心を作るには、鍵付きの箱が必要らしい。他にもあるみたいだが、博士が取り出した鍵付きの箱は、鍵がかかっていた。鍵が開かなければ話にならない。博士は怒鳴った。

ディクト「……巡人」

巡人「何?」

ディクト「心って、作れるの?」

巡人「作れないと思う」

ディクト「そうだよね」

ここで、ソラ達の視点になった。鍵を開けるの?とドナルドが聞く。ソラは、この装置ができればハートレスと戦わなくて済むんだろ?と答えた。それにハートレスを踊らせるなんて、ちょっと面白くない?とも。

ディクト「ソラ……その考えは安直だよ……」

ディクトの虚しい声は届かない。面白くない!とドナルドは返すが、ソラは鍵付きの箱を開ける事になった。

ジャックが、すごい!と言う。ソラは自己紹介した。ジャックはお手柄だと、ソラに近寄る。今年のハロウィンにも参加して欲しいと言ってきた。

ソラはこのハートレスについて聞く。ジャック曰く、少し前からこの街に現れたが、いくら言っても自分に合わせて踊ってくれなかった。だから、博士に頼んで誘導装置を作って貰ったのだと。

当たり前だ。ディクトは呟いた。相手はハートレスだ。言葉も通じなきゃ、思考も通じないのだから。むしろ、自分の心が堕とされてハートレスになるのがオチである。

心の材料は「鼓動」、「感情」、「恐怖」、「悲鳴」、「希望」、「絶望」。

これら全てをまとめると、心の完成。

ディクト「心はそう言う物だけじゃない。色んな物が詰まっているから、心なんだと思うよ。それが、分からないのかな……?(´・ω・`)」

巡人は目を見開いた。ディクトが言ったのは、キングダムハーツⅡでソラがラスボスに向けて問いかけたセリフと似ているのである。巡人はキングダムハーツⅡを家でやっているが、まだ序盤の方だ。ロクサスと言うキャラクターを操作している段階である。狙って言える訳が無い。

巡人「……」

ディクト「どうしたの?」

巡人「……いや、何でもない」

博士は装置を動かす。ハートレスは起き上がったが、また倒れてしまった。失敗だ。材料が足りなかったのかもしれない。「記憶」を入れてみようと、博士は提案した。次の瞬間、博士は頭を開いて、脳ミソをかいた。

ディクト「」

巡人「あ、これは……(´・ω・`)」

ディクトにとっては刺激が強かったようだ。博士はサリーと言う者を呼んだが、ここにはいないみたいだ。わしが作ってやった恩を忘れおって、と言っている限り、サリーはそう言う事なのだろう、とディクトは察した。博士のインパクトを引きずったままだが。

「記憶」はサリーが持っているらしい。ソラと共に、サリーを捜しに行くと言う事で、パーティー選択画面になった。ドナルドをジャックに入れ替えて、決定した。

その後はいつも通りだ。ジャックが持っているポーション1つとエーテル2つをバックヤードへ。ジャックが装備するプロテスネックレスとファイアリングを外した。ディクトはもう何も言わなかった。

研究所の外へ出ると、あの小さな男がジャックの名を叫び、非常事態だと宣言した。

ディクト「顔が変わってる('ω')」

ハートレスが暴れ出したらしい。ジャックは、さっきの実験がまずかったのか、と頭を抱えた。が、

ジャック『大丈夫だよ町長。心配する事無いさ』

と言った。

ディクト「心配な要素しか無いんだけど」

ディクトの言葉は、画面の向こう側には届かなかった。





next to Part.3

ハロウィンタウン Part.3 ( No.63 )
日時: 2017/05/04 14:19
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: lQjP23yG)

行動できるようになったので、メニューの「カスタマイズ」からジャックの行動を「マニュアル設定」にして、攻撃系を「たまに使う」、アイテム系を「ピンチの時に使う」に設定した。広場に行くと、ハートレスが現れたので、適当に倒しながら墓地の方へ行く。墓地を調べる事にしたが、その前にハートレスを倒すようだ。ハートレスが現れるが、難なく倒した。スタンダード様様さまさまである。

ハートレスを倒しきると「ZERO」と名前が彫られたお墓から布の犬が現れる。この子がゼロなのだろう。ジャックはゼロに、サリーは見なかったか?と聞く。ゼロは向こうに行くと、「あっ!」と女の子の声が。そして、ツギハギの女の子が現れた。この子がサリーなのだろう。何かあったの?サリーは聞いた。ジャックは、全て順調で、今年のハロウィンは素晴らしい物になりそうだと言った。

ディクト「順調?」

どこが?と言おうとしたが、言葉が出て来なかった。ツッコミを入れる気力が失せてきたのだ。出て来たのは溜め息だった。

君の持っている「記憶」があれば言う事無しだよ、とジャックは言う。サリーは、これの事かしら?と、ある物を見せた。

ディクト「花だ……」

花だった。ワスレナグサと言う名前らしい。

サリーは、嫌な予感がするとジャックに忠告した。ハロウィンは他の計画にした方が、とも提案する。ご最もだ。ディクトも頷いた。が、

ジャック『これより面白いハロウィンなんてあるもんか!』

とサリーの言葉を斬る。さらに、

ジャック『完全な心を作ればハートレスも思い通り動かせる。サリー、楽しみにしてておくれ!』

とまで言う始末。ディクトは頭を抱えた。

行動できるようになったので、研究所へ戻ろうとしたら、イベントに入った。この場にいる全員がいなくなった途端、子供達の笑い声が聞こえた。奥の棺からだ。そして、ロック、ショック、バレルと順に出てくる。

ディクト「この子達、誰?('ω')」

巡人「赤い服を着てるのがロック、女の子がショック、小太りなのがバレル。それしか分からない」

ディクト「えええ……(´・ω・`)」

3人は隠れて今までの話を聞いていたらしい。ブギーに報告だ、と言って、笑った所でイベントが終わり、行動出来るようになった。

ディクト「ブギーって、誰?」

巡人「この世界の悪役」

ディクト「理解した。じゃあ、あの3人はブギーの手下って事だね('ω')」

巡人「そう言う事」

ハートレスを適当に倒しながら、研究所へ向かった。研究所へ着き、博士に話しかけようとしたが、本棚の所まで来た所で、「調べる」アイコンが出て来た。調べると、ちぎれたページを手に入れた。

ディクト「ちぎれたベージって確か、マーリン様に届けた絵本のページだっけ?」

巡人「そう。だけど今回は行かないから、手に入れても関係無いんだけどね('ω')」

博士に話しかける。が、材料はもう一つ必要らしい。「ビックリ」が。場所は町長が知っていると教えて貰った。

視点が変わり、高笑いする布と、寄せ合って震えるさっきの3人が映り出した。布は、ジャックが作っている心を奪えば、自分の心を汚さずにハートレスを操れると考えた。再び高笑いする布……ブギーに、まだあの3人は震えていた……。

ディクト「あれがブギーか……。シルエットでしか見てないけど、元々はこの世界の住人だったんだね」

巡人「そう。で、これからソラは『ビックリ』を取りに行くって訳です」

行動できるようになったので、巡人は研究所から出て行った。広場へ行き、適当にハートレスを倒していたらソラのレベルが上がった。攻撃力アップだ。墓場へ行き、特殊なハートレスが現れたせいでタイムロスをしたが、墓場から奥の棺桶を調べて、別エリアに向かった。町長がいた。

町長に話しかける。そこの墓石の幽霊が出てくる順番を当てるゲームをする事になった。順番を間違えると、「ビックリ」すると言う。

ディクト「わざと間違えるの?」

ディクトが聞く。巡人は首を横に振った。その後、あっさりと全問正解する。何かが壊れた音がした。町長は、カボチャをご覧なさい、と話す。カボチャを見ると、宝箱があった。回収。ビックリばこを手に入れた。もう一度町長に話しかけた。

町長『いかがです?さぞ「ビックリ」したのではないですかな?』

ディクト「('ω')」

巡人「ビックリしなかったの?」

ディクト「全然('ω')」

エリア移動した。間違えて別エリアに来てしまったので、ハートレスを倒して、さっきの場所に戻り、ようやく研究所へと戻って来れた。

博士に話しかけるとイベントに入った。今度こそ心が完成したらしい。怪訝そうな顔をするディクトだが、博士は心()を例の装置に持って行こうとした。その時、何かが現れて、博士がつまずきそうな場所へスライディングして来た。バレルだ。博士は躓いて、心()が弧を描いて飛んでいく。心()はバウンドして、出口にいたロックの手の元へ。そのまま逃走。

行動できるようになったので、博士に話しかける。当然、博士は怒ってた。

ディクト「取り返すんでしょ?」

巡人「そうだね」

巡人は研究所から出て行った。





next to Part.4

ハロウィンタウン Part.4 ( No.64 )
日時: 2017/05/04 14:22
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: lQjP23yG)

広場へ着くとイベント。あの3人を見失ってしまった。そこへジャックが膝を叩くと、ゼロが現れる。ジャックはゼロに、悪ガキども(あの3人組)を追え、と命令すると、ゼロは向こうへ行った。墓地へ行くとイベント。3人組は、

ディクト「何これ?動くバスタブ?」

巡人「分からない」

動くバスタブ(?)に乗って、どこかへ向かって行った。その後、ハートレスと戦闘。全て倒し、エリア移動。さらにエリア移動。特殊ハートレスを時間がかかりながら倒して、エリア移動。ハートレスの大群を相手にして、宝箱を回収。フレアグミ、 メテオグミ、苦労して手に入れたガードアップ。ブギーの屋敷への門をくぐると、イベントに入った。3人組がバスタブに乗って屋敷へ向かう。後からソラ達も駆けつけ、ジャックが、やっぱりブギーのしわざか!と怒りをあらわにした。

巡人はキャンプメニューを開き、ガードアップをソラに使う。ソラの防御力が14から15に上がった。屋敷の入口へ走る。ハートレスを倒し、宝箱を回収。エーテルを手に入れた。目の前の扉を調べると、扉が開いた。足場らしき物にファイラを当て、起動させる。その近くの宝箱を回収。エーテルを手に入れた。現れるハートレスを無視して、最上階のにある部屋へ突入。イベントが始まった。

3人組が心()をどこかへ投げ入れる。そのタイミングで、戦闘が始まった。ひたすら攻撃する。ダメージをかなり受けるが、

巡人「スライドダッシュ!」

全て倒した。イベントに入る。

あたし達、命令されただけ!

ショックが最初に言う。ジャックの計画をブギーに話したのが始まりだと。 さらに、悪いのはバレルだと、責任転嫁した。ロックも同意する。バレルは弱々しく、だってみんなが……と言い出した。ショックが、言い訳するなんて見損なったと言い出す。

ディクト「ギルティ」

画面越しに、3人に言い放つディクト。セーブポイントが現れたので、セーブした。6時間17分だった。時計を見ると、14時57分だった。このワールドに訪れてから初のセーブである。

巡人はレバーを動かし、部屋から出た。外へ出て、回収出来るだけの宝箱を回収する。メガエーテル、子犬、オリハルコンを手に入れた。

降りた先に見つけた扉を調べてエリア移動。ハートレスを倒して、緑色の扉を見つけた。入る前に、アイテムメニューを開き、準備する。準備が終わり、緑の扉……ブギーの拷問室へと突入した。

扉の中には、何やら装置がたくさん。その向こう側に、ブギーはいた。ジャックはブギーに心()を返せと叫ぶ。当然、ブギーはそれに応える訳も無く、心()を飲み込んでしまった。ジャックが驚く。ブギーは高笑いし、ハートレスを呼び出すが、集まったのは2匹だけだった。これだけ?ブギーは呟く。

ディクト「もっとたくさん来ると思ってたんだろうね('ω')」

ディクトがそう言った後に、ブギーは憤慨した。部屋の装置が動き出す。戦闘開始。ソラ達は爆発で吹き飛ばされ、装置の中に入った。





next to Part.5

ハロウィンタウン Part.5 ( No.65 )
日時: 2017/05/04 14:24
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: lQjP23yG)

巡人「この戦いはちょっと面倒でね、ブギーがサイコロを振るんだけど、そのサイコロの目で何が出てくるか決まるんだよ。どれもソラ達にとっては不利な物ばかりなんだけど、サイコロをどれだけ弾き返せるかで、この戦いは左右されるかな」

ブギーをロックオンし、サイコロを弾き返しながらもダメージを受けながら、巡人は説明した。

ディクト「無理にサイコロを弾かなくても良いんじゃない?('ω')」

ディクトは説得力が無いみたいな顔で言う。グーフィーとジャックはダウンしてしまっていた。巡人の顔に焦りが出てくる。

頑張って、ようやく足場が上がった。巡人はブギーにスラップショットでダメージを与えて行く。

ディクト「連続コンボじゃダメなの?」

巡人「コンボでも良いんだけど、ブギーに10発当てるとまた吹き飛ばされるんだよ。スラップショットなら、初撃が素早い上に、クリティカルが出る確率がある。コンボよりも、スラップショットの方がダメージの通りは良いんだ」

ディクト「そうは見えないけれど('ω')」

サイコロを弾く。装置を避けて足場を上げるが、ブギーのいる足場とズレてしまった。ファイラでダメージを与える。吹き飛ばされた。サイコロの目で出て来た装置を避ける。足場を上げる。今度はブギーと同じ足場に着いたが……

巡人「登れない……!」

ディクト「落ち着いて巡人。チャンスはいくらでもある。気持ちが急いじゃうと、逆にやられるよ!」

ディクトのフォローで、少しだけ冷静を取り戻した。サイコロを弾き返してダメージを与える。装置が起動したが、大してダメージは受けなかった。足場を上げる。

巡人「行ける!」

スラップショットでブギーにダメージを与えた。吹き飛ばされる。サイコロを振った。弾き返す。もう一度振り直した。ブギーのHPが回復した。

ディクト「くそっ……!」

巡人「ディクトが悔しがってどうするの?」

ディクト「あ、つい……(^_^;)」

巡人「これは強制で来るから、仕方が無い事なんだ。ソラが死ななきゃ問題無い」

足場を上げる。ブギーと同じ位置。スラップショットでダメージを与える。ソラのMPが大分回復した。

巡人「ここまで来ればあと一息だ!」

ディクト「頑張って!」

吹き飛ばされる。サイコロが振られる。ハートレスが現れた。ハートレスを倒した後、タイミングを見計らって足場を上げる。ジャストタイミング。スラップショットでブギーにダメージ。グーフィーが追撃。吹き飛ばされた。

ディクト「あとちょっとだったのに!」

巡人「大丈夫。このまま押し切れば……!」

巡人は距離を取り、ハイジャンプでブギーに目がけてファイラを連発する。

巡人「トドメだ!ファイラ!」

何発目かのファイラが当たり、ついにブギーを倒した。ソラのレベルが2つ上がった。最大APと最大HPが上がった。

ディクト「やったね!」

ディクトは喜ぶ。

巡人「だから言ったでしょ?このまま押し切れば勝てるって。まあ、最後のファイラは賭けに出た様な物だったけれど……」

巡人とディクトはハイタッチをした。

ブギーは悶え、布から何かが出て来た。

ディクト「え?」

ハイタッチをしたまま、ブギーから出て来た物が何だったのか理解できず、固まるディクト。

巡人「あんまり見ない方が良いよ」

巡人が苦い顔で忠告するが……

ディクト「もう見ちゃったよ……(´゜д゜`)」

手遅れだったようだ。ブギーの布は萎んで、最後には1匹の青い虫だけが、ソラの前に落ちてきて、仰向けに転んだのであった……。

ジャックは、博士の心()は失敗作だったと嘆く。ディクトのツッコミは入らず、セイクリッドを手に入れた。さらに、アンセムレポート6も手に入れた。

屋敷から去るソラ達。屋敷の範囲外から出た時、突然地面が揺れた。何事かと、屋敷の方を見ると、

ディクト「ウソでしょ……?」

屋敷を取り込み、巨大化したブギーが現れた。

ソラが驚く。どうしてあんなに大きくなったのかと。闇の力が溢れている。影の塊みたいな所から、闇の力を吸い取ろうとしているらしい。

塊を全部壊せば良い。そう決めた所で、戦闘開始。





next to Part.6

ハロウィンタウン Part.6 ( No.66 )
日時: 2017/05/04 14:26
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: lQjP23yG)

と思いきや、巡人はそのままエリア移動した。

ディクト「戦わないの!?」

ディクトが思わず叫ぶ。

巡人「戦うよ」

ディクト「じゃあどうしてブギーに突っ込まなかったの?」

ディクトは困惑した顔で問いかけた。

巡人は、ブギーと戦いながら説明する、と言って、再びブギーのいるエリアへ向かった。

巨大ブギーに纏わり付いている影の塊を壊しながら、巡人は説明した。

巡人「あの時にわざわざエリア移動したのは、万が一ソラのHPが無くなってゲームオーバーになった時の保険をかけたからだよ」

ディクト「保険?」

巡人「そう。このゲームはゲームオーバーしてコンティニューすると、コンティニューした時の復活地点が、ゲームオーバーになった場所の前に居た場所になるんだ」

ディクト「初めて知ったよ。でも、それがどうしたの?」

巡人「さっき、俺は拷問室でブギーと戦ったでしょ?その後、連戦で巨大化ブギーと戦っている。もし、巨大化ブギーでゲームオーバーになってコンティニューしたら、コンティニュー先はどこになる?」

ディクト「……まさか、拷問室の戦いからやり直すかもしれないって事?」

巡人「そう。そんな事になったらタイムロスって話じゃ済まなくなる。だからわざわざエリア移動して、例え巨大化ブギーでやられてもコンティニューした時のダメージを減らす為に、わざわざエリア移動しておいたんだ」

ディクト「なるほど……」

会話しながら、塊はあらかた壊した。残り一つだ。敵の攻撃に耐えながら、時には撃破、時には回復をして、あと一つの塊を探す。

ジャンプして、高い所まで探した所で、ついに見つけた。敵の攻撃に耐えながら、遂に全ての塊を壊した。ソラのレベルが上がった。最大MPアップと、持てるアイテムが1つ増えた。

ブギーは苦しみながら、屋敷と共に崩れて行く。跡形も無くなった時、鍵穴が現れた。ソラはキーブレードをかざして、鍵を閉じた。星の力を手に入れ【グラビデ】の魔法を覚えた。

研究所。ジャックは、ハロウィンの王失格だ、と落胆する。

ディクト「ハートレスとハロウィンしようって事自体、上手く行かなかったと思うよ('ω')」

そこへ、サリーがジャックの手に触れ、励ました。気を落とさないで。また新しいハロウィンを考えましょう、と。

サリー『今度は、私と一緒に……』

ディクト「サリーは優しいね(´ω`) 本当に良い子なんだろうなぁ……」

ディクトはしみじみと言った。

ハートレスと過ごすハロウィンは中止。せめてもの記念として、ソラは新たなキーブレード【パンプキンヘッド】を貰った。

ディクト「パンプキンヘッド……カボチャ頭って事かな?」

巡人「直訳するとそうなるね」

最後にジャックは、いつでもハロウィンタウンに来てくれと言う。今度こそ素晴らしく恐ろしいハロウィンを見せてくれる、とも。

ディクト「ジャック……」

そこへ、フィンケルスタイン博士がある事を言ってきた。

フィンケルスタイン博士『「感情」と「記憶」も、必要な物は全部入れたのに、じゃあ心には何があればいいんじゃ!?心ってのは何なんだ!?わしにはさっぱり分からん!』

ディクト「博士……心は『鼓動』や『感情』や『恐怖』や『悲鳴』や『希望』や『絶望』とか、『感情』や『記憶』だけじゃない。それ以外にも、色んな物が詰まっている。心なんて、作れないんだよ……(´・ω・`)」

巡人「……」

ディクト「どうしたの?巡人」

巡人「……ディクトがそんな事を言うなんて珍しい、て思っただけ」

ディクト「巡人は僕を何だと思ってるの?('ω')」

巡人「時々厨二っぽい事を言う魔法使い」

ディクトは巡人を引っぱたいた。会話しながら移動して、辿り着いた広場入口のセーブポイントの真上から少しズレた。

巡人「痛いよディクト!」

ディクト「失礼な事を言うからでしょ!もう!」

ディクトはそっぽを向く。が、すぐに巡人の方を向いて、

ディクト「まあ良いけどさ……」

と、少し不機嫌に言った。その様子を見て、

巡人「……素直じゃないんだから」

微笑んだ。もう一回引っぱたかれた。

巡人「(´・ω・`)」

ディクト「('ω')」

セーブした。6時間45分だった。お互い、何も語らないまま、グミシップに乗った。





15:25

閉園まで、あと6時間35分。

空の色は少しずつ、夕方色になりつつあった……。





その頃……

フレイ「すぺーすまうんてんにのろう!」

コール「のろう!」

和斗「本気で言ってるの?あんな物にもう一回乗りたいって?」

紅菜「和斗君、乗らないの?(´・ω・`)」

和斗「ごめんね紅菜ちゃん。乗りたくない」

ネリア「私も遠慮しておきます」

明「えー(´・ω・`) 匠は?蒼樹は?」

匠「俺は乗らない」

蒼樹「僕も……」

紅菜「(´・ω・`)」

蒼樹「……」

フレイ「(´・ω・`)」

コール「(´・ω・`)」

明「(´・ω・`)」

紅菜「(´・ω・`)」

蒼樹「……」

和斗「……」

匠「……」

ネリア「……」





to be continued...