二次創作小説(映像)※倉庫ログ

トラヴァースタウン Part.1 ( No.8 )
日時: 2017/04/17 21:26
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: rBo/LDwv)

一通りイベントが終わって、ソラを動かせるようになった。路地裏から走り出し、街の様子を眺める。その後、近くのアクセサリーショップに入り、シドと言う男と出会った。何かあったら力を貸してやると言うシドの言葉に、ディクトは少しだけ、頼もしいと思ってしまった。

シドとのイベントが終わり、すかさずすぐ傍にあったセーブポイントでセーブした。この時点で、タイムは51分。もうすぐ1時間になる。

ディクト「ムービーを飛ばせばもっと短く出来そうだね('ω')」

巡人「そうだね。でも、それだとやっている事がRTAと変わらない。時間との戦いはしているけれどね」

ディクト「RTA?」

ディクトが不思議そうに聞いた。

巡人「リアルタイムアタックの略称。ゲームを始めてから現実時間で何分で終わらせられるかって言う……まあ、ゲームの遊び方の一つだよ」

ディクト「ふうん……」

アクセサリーショップを出て、ニ番街へと向かった。男性が急に倒れ、何かを抜き出され、抜き出された物が魔物になり。魔物が消えて、ソラが駆け付けたら、島に出て来たあの魔物が現れると言うイベントに遭遇した。

ディクト「!?」

巡人「ビックリするような物かこれ?」

ディクト「だって……」

巡人「そっか。ディクトはこの物語は把握してないんだったっけ?」

ディクト「うん……」

巡人「ちょうどいい機会じゃん(´ω`) まあくつろぎながら見ててよ」

巡人は慣れた操作で、魔物を倒していく。レベルが上がり、スライドダッシュを覚えた。魔物を倒しきり、メニュー画面を開き、アビリティでスライドダッシュを装備した後、一番街へとった。

ディクト「スライドダッシュ?」

巡人「遠くにターゲットした敵に一気に近づいて攻撃するアビリティ。アビリティっで言うのは、スキルみたいな物で、付けると戦いが有利になったりするんだ。でも無限に付けられる訳じゃない。アビリティを付けるには、アビリティポイントが必要になる。ここで一番最初の『求める力と差し出す力』に関係してくるんだけれど……」

ディクト「そう言う事か!やっと分かったよ(´ω`)」

ディクトは納得して、満足そうな顔を浮かべた。





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トラヴァースタウン Part.2 ( No.9 )
日時: 2017/04/17 21:29
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: rBo/LDwv)

その後、一番街にも敵が現れたのでパパッと倒し、アクセサリーショップに入り、すぐに出た。ここでイベントに突入。大きな剣を持った男と遭遇し、ソラが『あいつらの仲間なのか?』と疑う。男は『仕方ないな』と言い、戦いになった。

ディクト「どうするの?」

巡人「決まってるでしょ。倒すんだよ!」

巡人はさも当然のように、男に攻撃を仕掛ける。ダメージを与える事が出来ているが、こっちも手痛い一撃を何度も喰らっている。HPが危なくなってきたので、ポーションを使った。

ディクト「本当に勝てるの?見た限り、さっき使ったポーションが最後の1個みたいだったけれど?」

巡人「勝つよ!とっておきを浴びせてやる!」

そう言って、巡人は男にロックオンした。ある程度距離をとり、

巡人「スライドダッシュ!!」

と叫び、ソラは滑るように、素早く男に近づき、一撃を与えた。

ディクト「………('ω')」

巡人「………」

そのはずみで、お互いに狭い路地へ入ってしまう。ここでは不利だと判断し、男の隙をついて、広い場所へと移動した。男もソラを追ってきた。男に攻撃するが、ダメージを喰らう。ついに、あと一撃でやられてしまう程に体力を減らされてしまった。

ディクト「……」

巡人「……」

勝つ為には手段を選んでられない。どんな手を使ってでも……!

巡人は男に一撃与え、すぐに離れた。男が攻撃する。近づいて一撃与えて、逃げる。男が攻撃。近づいて一撃与えて、男が攻撃。

巡人「ああっ……!!(´゜д゜`)」

ディクト「負けてんじゃんwww勝つって言ってたくせにwww」

巡人「こんなはずじゃ無かったのに……!」

巡人の悲痛な叫びと悔しがる声に、ディクトは大笑いした。後ろからも叫びと落胆と、笑い声が聞こえた。

勝てば良い物が貰えるんだろうなとディクトは察していたが、こうも負けたら時間の無駄じゃないか。そう思った。

負けイベントがただ流れていく。悔しがる巡人を横に、ディクトは楽しみな気持ちでイベントを見ていた。

場面が変わり、知らない場所で身に覚えのある人物が出て来た。リクだ。倒れていたが、目を覚まして起き上がった。「どこだ?ここは……?」と無言のセリフが流れる。ソラとカイリの名前を呼ぶび、項垂れるリクの様子を、誰かが見ていた。

再び場面は変わり、トラヴァースタウン。ドナルドとグーフィーがいた。後ろから何者かに肩を叩かれ、驚いて飛び上がるドナルド。後ろを振り返ると、不思議な雰囲気をかもしだした女性がいた。

場面は変わり、ソラの視点に。目が覚めたソラに、カイリがいた。

ディクト「カイリ!?消えたんじゃなかったの?」

驚くディクトをよそに、イベントは淡々と進む。あいつらはソラの心を狙うと説明するカイリに、無事で良かったと安堵するソラ。が、

カイリ『カイリ?誰それ?私はかわいいユフィちゃん!』

ソラ『へ?』

ディクト「へ?」

巡人「ふふっw」

その瞬間、カイリが忍者みたいな服を着ている女の子になった。

ディクト「( ゜д゜)」

巡人「そう言う事。ソラは寝ぼけていたんだよ今まで話していたのはユフィって名前の女の子」

ディクト「えええ……(´・ω・`)」

その後、ユフィやさっき戦った男……レオンが現れ、別の部屋ではドナルドとグーフィーが女性から色々と、それぞれ解説してくれた。この世界の仕組み。キーブレードの事。戦っていた敵、ハートレスの事。そして、賢者アンセムと言う人物に、彼が纏めたレポート……。

ディクト「ハートレス、か。そいつらが今回の敵なんだね」

巡人「そう。闇に生き、心を糧とし、心を求めて彷徨う魔物。ハートレスはここだけじゃなくて、色んな世界にいるからね。これからも戦っていくことになる」

ディクト「そうだね。それと、アンセムって言う人も重要みたいだけれど……」

巡人「それは……ね(・ω<)」

イベントが終わり、宝箱を回収しようとしたが、回収できなかったので、セーブした。1時間1分だった。

巡人「これで1時間か……レオンと戦って負けたのが痛かったな……」

ディクト「レオンに勝つと良い物が貰えたりするの?」

巡人「する。エリクサー」

ディクト「わあ……ドンマイ」

その後、近くのドアから出ようとしたが、レオンに止められてしまった。仕方が無いので、レオンに話しかけると、キーブレードで宝箱を開けられると教えてくれた。もう一度宝箱を調べると、ちゃんと開き、エリクサーを手にいれた。

ディクト「良かったじゃん」

巡人「うん……」

さらにもう一度、レオンに話しかけると、戦う準備は出来たかと聞かれた。巡人は躊躇いもなく「ああ!」と答えた。





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トラヴァースタウン Part.3 ( No.10 )
日時: 2017/04/17 21:36
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: rBo/LDwv)

ドナルドとグーフィーのいた女性はエアリスと言う名前らしい。会話イベントで、レオンが彼女と合流すると言った。その時、ユフィが何かに気付いて向こうを指さす。ハートレスが現れた。先に行けとユフィに促すレオン。ユフィは扉を勢いよく開ける。が、扉の先にドナルドがいて、ドアに勢いよくぶつかり、壁に叩きつけられたのか、ペシャンコになってしまった。

ディクト「ドナルドwww」

巡人「ツッコまないであげて。多分、ドナルドはいつもそう言う役目だから……」

巡人が笑いながら言った瞬間、後ろから強い力で揺さぶられた。驚いて声をあげる。ディクトが後ろを向く。ドナルドのしわざだった。

ディクト「ドナルドが後ろから揺さぶってる」

巡人「ごめん!ごめんドナルド!ごめんってば!!」

さっきの会話がまずかったらしい。揺すられるが、それでもコントローラーを操作する巡人に、ドナルドが目隠しをしだした。

巡人「ダメ!それだけは絶対にダメだって!(゜Д゜)」

慌ててポーズ画面を開き、目隠ししてる手をどかして、改めてドナルドの方に向いた。ドナルドは怒っていた。

巡人「……ごめんなさい。だから、もう目隠ししないで。本当に。お願いだから」

ドナルドはどうしようかと考え込み、さらに後ろにいる人達……ギャラリーにどうすればいいか聞く。この間にも、時間が過ぎていくが、ここでソファーに座ったりなんかしたら、また目隠しするだろう。

結論から言うと……一応、許してくれた。まだ怒っているような雰囲気があるが、仲良く握手して、この場は収まった。時間を見ると、1時間8分だった。

巡人「………」

ディクト「……」

ため息をついて、ソラを動かす。イベントに突入。ドナルドとグーフィーがソラとは近い場所でハートレスに遭遇していた。が、吹き飛ばされて、ソラにぶつかる。2匹が探していた「鍵」が見つかり、喜んだ。その直後、通路に壁が生えて、閉じ込められてしまう。ハートレスが現れ、戦闘開始。ハートレスをドナルドとグーフィーと共に倒していく。ある程度倒して、すぐにイベントになった。今まで出会ったハートレスとは段違いの、大きなハートレスが現れた。

ディクト「ボスキャラかな?('ω')」

巡人「正解。ガードアーマーだよ。バラバラになれる手足と胴体で攻撃するんだ」

短い解説をしながら、巡人はガードアーマーの足を攻撃した。途中、腕の回転攻撃を喰らうが、ゴリ押しで決めるつもりみたいだ。途中、ガードアーマーがジャンプして、着地で衝撃波を出して来たが、タイミング良くジャンプして回避した。

ディクト「さすが巡人。レオンの時もそんな感じで戦えてれば……」

巡人「集中させて」

ディクト「はい(´・ω・`)」

その後、敵の攻撃でソラのHPが危なくなってきたが、足や腕を破壊した時に出て来る緑の丸い物……HPプライズを回収して回復した。両足、両腕を破壊し、後は胴体のみ。ひたすら攻撃して、ガードアーマーを倒したと同時に、レベルが上がった。

ディクト「わお。レベルが2つ上がったよ('ω') これは『早熟型』のお陰なのかな?」

巡人「そう。でも、こんなにレベルが上がるのは最初のうちだからね」

倒したガードアーマーから、心が現れた。スピルブレイヴを手に入れた。

イベントで、2匹が自分を捜していた事に驚くソラ。自分の達の船に乗って色んな世界に行こうと誘うグーフィー。リクやカイリに会えるか不安なソラに、会えると答えたドナルド。

ディクト「確証はあるの?('ω')」

グーフィー『本当かい?』

ドナルド『知らないよ』

ディクト「おい('ω')」

ドナルド『でも、あの子がいないと王様に会えないだろ』

ディクト「おい('ω')」

レオンが後押しする。友達を捜すなら尚更だ、と。しかし、ドナルドから今のソラじゃ船には乗せなれないと言った。笑顔が船のエネルギーらしい。

グーフィー『どうりで僕らの顔が面白いと思った』

ディクト「ブッw」

ソラがとっておきの笑顔を見せる。

ディクト「ブハッwwwww」

ドナルドもグーフィーも笑った。

ソラ『行こう!俺も。会いに行く!』

ドナルド『ドナルドだ』

グーフィー『僕、グーフィー』

ソラ『俺ソラ』

グーフィー『僕達は仲間だ!』

そう言って、3人は手を合わせた。

ディクト「いい話だね。ただ……」

巡人「ん?」

散々笑っていたディクトが、急に真面目な顔になり、巡人に向かって話し始めた。





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トラヴァースタウン Part.4 ( No.11 )
日時: 2017/04/17 21:38
名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: rBo/LDwv)

ディクト「ドナルドがソラを誘ったのは、王様の命令でソラが必要だったから。ソラがドナルドの誘いに乗ったのは、レオンの後押しと、リクとカイリを探す為。お互いの目的が一致しているだけなんだ。今はこれで良いかもしれないけれど、こんなんで『仲間』なんて言ってたらボロが出るかもしれないなぁ……」

巡人「ディクト……それは考え過ぎだよ(^_^;)」

ディクト「いや、ハッキリ言える。今のソラとドナルドとグーフィーじゃ、どこかしらで仲間割れを起こすかもしれないよ。ケンカだけならまだしも、状況が変わったりしたら……それこそ、ソラがキーブレードを使えなくなったりなんてしたら……」

巡人「……」

巡人は、あえて何も言わなかった。代わりに、心の中だけで言ってやった。

場面が変わり、どこかの場所で、謎の人物がソラの事を何者だと言った。キーブレードの強さであって、ソラの力では無いと、別の男が言う。ソラをハートレスにすれば話は早いと、女は言った。ドナルドとグーフィーは王の家来だと、また別の男が言った。間抜け面だとも。お前の顔も負けちゃいないとまた別の男が言った。笑い声を添えて。黙れと言い返す。ちなみに、全員シルエットの状態で、姿はハッキリとは見えない。

ディクト「……('ω')」

おやめと、さっきの女とは別の声の女が言った。意味深な事を言ったその人は……

ディクト「リクを遠くから見ていた人と同じだ……!」

さっきの顔とは一転、目を見開いた。

場面は変わりトラヴァースタウン。旅立つ前に準備はしておけと、レオンが言ってくれた。ユフィが必要な物はお店で買えると教えてくれた。エアリスが500マニーくれた。心を強く持てと、最後にレオンは言ってくれた。

ドナルドが船……グミシップに乗る時はあそこのゲートから行くと教えてくれた。補足として、セーブポイントからでもグミシップに乗れるとも。

ディクト「('ω')」

早速見に行こうと言うグーフィーにドナルドが待ったをかける。炎の力「ファイア」をくれた。

ディクト「やっと魔法が使えるようになるんだね!」

嬉しそうにディクトが言う。

今度はドナルドがグーフィーに「例のアレを渡して」と促した。

ディクト「『例のアレ』?('ω') 何だろう?ナ(巡人「言わせねーよ」(´・ω・`)」

ドッジロールを手に入れた。

その横で、「彼らの冒険には様々な事が起こるだろう。メモにしっかり書いておかなければ」と言ってる人がいた。ジミニーだった。

ディクト「そう言えばジミニーっていたね。忘れてたよ('ω')」

巡人「それ、口が裂けても本人に言うなよ(・_・;) 姿が見えないから大丈夫だろうけれど……」

巡人は小声で注意した。

やっと動けるようになったので、世界の扉……に行かずに、アクセサリーショップへと向かった。中に入った瞬間、グーフィーが「この模様、気にならない?」と聞いてきた。トリニティマークだと、チュートリアルが教えてくれた。

その後、買い物をしようとしたが、

巡人「アビリティピアス……1マニー足りない……!!(´;ω;`)」

ディクト「くっそwwwwくっそwwwwww」

諦めて、すぐ近くのセーブポイントでセーブした。1時間17分だった。

巡人「これでトラヴァースタウンはおしまい……」

ディクト「まだアビリティピアスの事を引きずってるの?お金を貯めれば買えるんだから我慢しなよ……」

巡人「そうだけと……そうだけれど……!」

泣きそうな声で悔しさを惜しみなくだすが、こればかりはどうにもならないので、泣く泣くセーブポイントからグミシップに乗ったのであった……。





10:00

閉園まで、あと12時間。

タイムリミットは巡人とディクトの知らない所で、少しずつ迫っていた……。





その頃……

ネリア「巡人さんの様子を見に行きましょう」

匠「ああ。俺も同じ事を考えていた。ずっとエントランスにいるんだろ?あいつらの事だ。同じ場所に居続ける理由が絶対にある」

蒼樹「匠君。何の話をしてるの?」

匠「蒼樹か。これから俺とネリアでいつまで経っても来ない二人の様子を見に行く。その間、崎本達の事を頼んだ。坂下達にも話しておいてくれ」

蒼樹「え?二人って……巡人君とディクト君?」

ネリア「その通りです。私達がいない間の事、頼みます」

蒼樹「……分かった。気をつけてね」

紅菜「お兄ちゃん!早く早く!」

蒼樹「紅菜!今行くよ!」





蒼樹(巡人君とディクト君、エントランスで何してるんだろう?匠君とネリアさんの事は後で紅菜と和斗君達にも話しておかないと……)





to be continued...