二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: シロクロ神話TRPGであります!【第一回:桜並木の氷龍】 ( No.2 )
- 日時: 2017/06/08 17:06
- 名前: 春眠暁 ◆VyTjIX2e5Q (ID: QUK6VU.N)
【このゲームの元になったクトゥルフ神話TRPGとは?】
ゲームである以上、シナリオは存在します。が、シナリオの進め方はプレイヤーに一任されるのです。基本的にはKP(キーパー。ゲームの責任者)が指示を出しますが、その指示も「じゃあなんかしてください」といった程度の指示で、何をどうするのかはプレイヤーが勝手に決めて動きます。物語を作るのは、参加者たちなのです。
例えばシナリオに「AとBのドアがある。Aを開けると怪物が、Bを開けると死体がある。どちらも探索しないと、Cという部屋の鍵が手に入らない」という旨が記されていたとします。KPはここで「君たちの前には二つドアがあります」とだけ言うでしょう。
そして探索者はそのドアを開けてもいいし、開けなくてもいい。なんだったら「じゃあCのドアを蹴破ります」と言ってもいい。そこにKPが「じゃあ〈キック〉を使ってください」と指示するかもしれない。そしたら探索者は「助走をつけて勢いよく蹴るので補正をください」と提案してもいい。
こんな感じで、すごく自由度の高い行動がとれるわけです。その結果、笑えるような展開が起きたり、あるいは無残に失敗してひどい目にあったりするわけです。
TRPGは基本的に前述したような「会話のやり取り」と「ダイスロール」で進んでいきます。使うダイスも特別で、100面ダイスなんて物もあります。ほとんど運ゲーというわけですね。
クトゥルフ神話なので、基本的にホラーゲームです。しかも探索者は一般人。ゾンビや骸骨のような、ファンタジー世界での雑魚キャラも、このゲームでは一体一体がボス級です。その上を行く邪神なんかと出会った日には・・・想像は難くないでしょう。
つまり、勝ち目のない化け物との戦闘をどう回避して生き延びるか。万が一戦うことになったら、何を使って切り抜ければいいのか。それを考えていくわけです。発想力が生き延びるための鍵で、慎重すぎるくらいの方が生き残るでしょう。
ただしここで重要なのが「貴方は無力な一般人だが、それ以前にゲームに参加している探索者である」ということです。自らが参加したゲームで、自らが選んだキャラクターをシナリオに投げ入れるわけですから、生き残るために他人に任せて何もしないなどという選択肢は存在しません。あくまで自分の身で事件に立ち向かい、生き残るために探索をするゲームです。どんなホラーゲームの主人公も、危険な場所に立ち向かうことでゲームをクリアできますからね。
ぶっちゃけると、これらは「雑学」であって、ゲームやるだけならいらない情報です。やってればわかることですし。たとえ頭のいい人が説明書を書いたとしても、それを読むより実際にやった方が遥かにわかりやすいです。
とあるサイトより引用