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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 篠宮ユキトの日常 ( No.1 )
- 日時: 2017/06/16 23:12
- 名前: こしあん (ID: 9yNBfouf)
【プロローグ】
サンタ。
魔法少女。
幽霊でも良い。
兎に角そんな不可思議的な、或いはオカルティックな。
どちらにしろ普通ならば絶対にあり得ない摩訶不思議な出来事に遭遇した時。
貴方ならば、どうしただろうか?
否、抑。
貴方は、その、サンタやら魔法少女やら幽霊やらの不可思議的オカルティックで普通ならば絶対にあり得ない摩訶不思議な出来事を、信じているのだろうか?
もし、貴方が幼稚園児か夢見る中二病かあるいは脳が幼児退行を遂げたヤツだったとしたのなら信じていると言われても納得できるが。
もし貴方が、幼稚園児でも夢見る中二病でもあるいは脳が幼児退行を遂げたヤツでも無い普通の、極普通の一般人だったとしたのならば。
信じると言った時点で私は貴方を知り合いの精神科医院の医院長かそれ関連の人物に紹介するところだったであろう。
兎も角まあ、結論から言うと。
私の考えではサンタも魔法少女も、ましてや幽霊も存在せず。
何時の日にか信じていたそれらを私は「こんなのありえないわ」と全て信じず疑うことが当たり前であり、それこそが普通になっていた。
しかしそれは誰しも同じようなことであり同年代の子達も皆このような様なのであろうも私は中学卒業後も変わらずずっとそう思っていた。
だがしかし。
そんな考えも。
彼の前では全て無駄だと言うことを。
私は知ることになってしまう。
西山高校入学式で出会った。
おそらく出会うようなことも無かったであろう、異常な野郎と。
異常な、同級生でありクラスメイトであり問題児である彼と出会い。
それから。
私以外変人集団──────じゃなかった、SOS団?に、じゃなくて、の。
メンバーたちとの、お世辞にも決して素敵だとは言えない、けれども悪くもない、そんな出会いで。
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