二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 第11話 侵略王 前半 ( No.14 )
- 日時: 2017/07/10 09:48
- 名前: kuzan (ID: B4StDirx)
場所は港のコンテナ倉庫。
その場には二人の英霊が佇んでいた。
1人は、ランサー、もう1人はライダーである。
「…ほう、この儂に勝負を挑むとは、なかなかの度胸ではないか、ランサー。」
「…ちょうどこの聖槍の糧となる輩が現れたか。
僅かだが神性を感じる。
…お前はどこのものだ、ライダーよ。私の信じる神は1人のみだ。」
ランサーが睨みつける。
その目はとても冷たく、冷酷だ。
「儂はどこの神でもない、この神性は皇帝特権で付与しているだけである。
…まあ、故国では神として讃えられているらしいので、付与しているだけであるがな。」
ライダーは困ったと言わんばかりに頭を掻く。
それに対し、ランサーは青筋を立てる。
「…貴様が神だと…?
ふざけるな、ライダー!!貴様のような輩が神などになってたまるか…!!
私が信じる神はイエス様のみだ…!!貴様はここで仕留める…
神もどきなど、要らぬ!!」
そう言うとランサーは必殺の聖槍を取り出す。
聖槍を下に構えるように持つ。
「…来るか、宝具…。」
ライダーは落ち着いたようにランサーの方を見る。
そして何かをボソリと呟いた。
「…くれてやる、ライダー。
これが我が必殺の一撃だ。」
そういえば槍に白いオーラのようなもとが纏われた。
次に来るのは容赦ない一撃だと感じ取れるだろう。
これぞまさに必殺の一撃だ。
「___聞くが良い。
我が真名は聖ロンギヌス、神殺しの一撃をくれてやる…!!
『神の血吸う聖槍』!!」
【『神の血吸う聖槍』
ランク:B~EX 種別:対人(神)宝具
レンジ:3〜10 最大補足:1人
キリストを殺害したことに由来する神殺しの宝具。
本来ならば聖槍であるが、キリストの死を確認するために脇腹にこの槍を刺したため、聖槍であると同時に魔槍という扱いを今回は得ている。魔槍故に敵の神性が高ければ高いほど研ぎ澄まされた一撃が放たれる。
そして、ランサーが倒れるまでその傷は治らない。
なお、神性を持たないサーヴァントに対しては、魔槍の場合は一度受けたらランサーが倒れるまで治らない一撃のみの効果を得る。】
放たれた宝具はライダーの胸を穿たんとその白き一線を繰り出す。
ライダーはこの絶望の状態で笑みを浮かべ
「さあ来い我が重臣!!
『王守る重臣 四駿 』、『先駆ける重臣 四狗』!!」
【王守る重臣 四駿
ランク:B 種別:対人〜対軍宝具
レンジ:1〜5 最大補足100
ライダーに仕えた重臣の8人のうちの4人のムカリ、ボオルチュ、チラウン、ボロクルを召喚する宝具。「四狗」が先陣を切るのに対し、「四駿」は戦でライダーの傍から片時も離れず護衛する役目を持つ。
彼らは召喚された後すぐにライダーの側につき、護衛をする。】
【先駆ける重臣 四狗
ランク:B 種別:対人〜対軍宝具
レンジ:1〜20 最大補足:100
ライダーに仕えた重臣の8人のうちの4人のジェベ、ジェルメ、スブタイ、クビライを召喚する宝具。
「四狗」は戦で必ず先頭に立ち、敵を震え上がらせる役目を持つ。
彼らは召喚され、標的を確認した後、その敵に向かって行く。】
四駿と四狗は召喚と同時に剣でランサーの槍を受ける。
この重臣たちはライダーの宝具であるため、同じ宝具である『神の血吸う聖槍』とやりあうことが出来る。
しかし、到底叶うはずもなく弾かれてしまい、その聖槍はライダーに向かっていく。
よってその一撃は心臓より少しずれ、右肩に穿たれた。
「…ぐ…!!
いい一撃をもらったわい…
それに、その聖槍…貴様、聖ロンギヌスか…」
そう呟けばランサーの腹に拳で重い打撃を与える。
「…がぁっ…!?
…ち、暴かれたか…しかし貴様の真名も暴いた。モンゴル帝国の創造者、チンギス=ハンよ…。」
「ふ、儂も暴かれてしまったか。
ランサー、儂を穿ち、真名を暴いたからとちって満足してはならんなぁ。」
「…っ…!?」
ランサーは咄嗟に槍を抜き、転がるように右にそれる。
そう、四駿、四狗が襲いかかってきたのだ。
「ああ惜しい。
今のは完璧な不意打ちだったのだが…」
ライダーが残念そうに呟く。
それに対しランサーは
「…私の宝具はもう一つあるのだよ。
『浄化されし眼』。
この影響でな、少し先の未来は読めるのだ。」
【『浄化されし眼』
ランク:C 種別:対人宝具
レンジ:1 最大補足:1人(自身)
元は盲目であったがキリストの血が入り視力を取り戻したことにより得た宝具。
多少であるが未来視が可能。】
「…なるほどのう。
少しはやるようだ。さてランサーよ、儂もそろそろ本気を出すとしようか…
___これぞ我が究極宝具、ここに具現せよ…
我が大地、その名も___」
_後半へ続く_
作者のコメント
力入れすぎて長くなってしまいました、絶対これ以上書いたら伸びるので前半後半に分けました。
ごめんなさい、テヘペロ☆←