二次創作小説(映像)※倉庫ログ

外伝2 ( No.17 )
日時: 2017/07/12 15:40
名前: kuzan (ID: P/XU6MHR)

「サーヴァント、アーチャー。召喚に応じ参上した。
真名をシモ・ヘイへ。
よろしく頼む。」

白いコートを纏ったその男は召喚サークルに立っている。
そして目の前の黒髪の白い服を見に纏った青年がたっている。
彼が人理を託されたマスターか。
と思っているとマスターが自分から近づいてきて

「よろしくね、ヘイへ。よし、君にはカルデアを案内しなきゃな。
ついてきて。」

笑顔を浮かべながら彼は先導して歩く。
道行く数多のサーヴァントに挨拶や声を掛けられながら。
きっと彼は人望が厚いのだろう。様々なサーヴァントに信頼されているようだった。
そして、また新たなサーヴァントが向かい側から歩いてきた。
鎧に身を包み、赤の髪を持つサーヴァント。
そのサーヴァントは立ち止まり、シモ)ヘイへのこと見る。

「…アーチャー。」

そしてそう呟く。
…ああ、記憶があるのか、あの聖杯戦争の。
と彼は思う。

「…セイバーか。
まさか貴様まで召喚されているとはな。」

そんな話をしているとマスターは交互にふたりを見る

「え、二人共知り合いなの…?」

と呟く。

「少し、な。」

「…また今度話すよマスター。
君に話すには、まだ早い。」

そう呟けばセイバー、ベイリンは手を挙げて去っていった。

「ねぇ、ベイリンと何が___」

と聞こうとすればまた向かいから新たなサーヴァントが現れた。
金髪の髪を持ち、西部風の服装の青年、ビリーザキッドだ。

「キミ、スナイパーらしいね。
どう、僕と勝負してみないかい?」

「…彼は?」

彼を見ればマスターの方を見る。
彼は困ったように

「ビリーザキッドだよ。
ガンナーがスナイパーに勝負を挑むなんて…そんなのビリーが勝つに決まってるじゃん…」

苦笑し、彼はビリーに語りかける。

「ん、まあそうか。
でも君と並んで戦ってみたいなぁ。」

「俺もだ。ビリーザキッド。
…あのベイリン卿とも敵としてではなく味方として戦ってみたかったと思っていたところだ。よろしく頼む。」

そう言って右手を差し出す。
ビリーは少し笑いながら左手をその手に重ねた。