二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 逃走中チーム戦〜人妖決戦!村の伝説を解き明かせ〜 ( No.7 )
日時: 2017/08/25 00:15
名前: ユレト ◆3bWDf7mx4s (ID: eetvNq3l)

両チーム自己紹介を終え、今回はかなりハイレベルな逃走者が招待されていることを全員が確認したところで、進行役のスタッフがマイクをとった。

スタッフ「皆様、自己紹介お疲れさまでした。それではこれより、本ゲームのルール説明、もといチーム戦とは何なのかについて説明させていただきたいと思います」

霊夢「正直一人のほうが気が楽なんだけどね〜」

ジャイアン「俺は心の友とのチームなら大歓迎だぜ!」

逃走者の中にも、チーム戦が得意なタイプとそうでないタイプとに分かれているようだ。

スタッフ「まず今回の逃走中は、制限時間90分で行われます。これを逃げ切った者は162万円の賞金を獲得できます。この点に関しては普通の逃走中。チーム戦は関係ありません」

逃走中の大原則である逃走という点がぶれているということはない。あくまで一番は逃走することが目的である。

スタッフ「ですが、確保されてしまった方にも賞金獲得のチャンスが残されています。同じチームの方が逃走成功した場合、逃走成功した人数×10万円の賞金を差し上げます!」

マリオ「おおっ!」

ギロロ「自分が捕まっても、仲間が逃げ切れば賞金を持って帰れるという事か!」

単純に賞金獲得のチャンスが増えたという事実に会場が沸く。

スタッフ「そして、ここからが最も大切なところです。通常、確保された逃走者は復活ミッションなどがない限り、他の逃走者を応援する事しかできません。しかし、今回は違う。確保された逃走者にも役割を持ったミッションが登場します」

ミツルギ「なるほど、確保された後もやることがあるという事か」

文「自分の活躍で賞金額を増やせるかもしれないんですね!」

逃走中というゲームには、参加者全員が楽しむという点でみると欠陥がある。確保されればやることがなくなってしまうからだ。しかし、今回は違う。すべての逃走者に、重要な役割が与えられている。

スタッフ「次に、チーム戦という言葉の意味について説明します。しかし、これは単純な話。今回の逃走中、登場するすべてのミッションが『対戦型』ミッションとなっております!勝利したチームは逃走を有利に進めることができます。逆に、敗北したチームは不利になることでしょう」

のび太「対戦型……!」

この言葉を聞いた瞬間、青(人間チーム)と赤(妖怪チーム)の間に火花が走った。人間と妖怪、長きにわたり対立してきた関係がこのゲームでも衝突する……!

スタッフ「それではまず、オープニングゲームで対戦していただきましょう。皆さま、校庭にお集まりください」




・・・・・・




逃走者たちが校庭に集まると、台に乗った青と赤のボタンがあった。

スタッフ「オープニングゲームは全員参加クイズ大会です!各チーム代表者1名が早押しクイズで勝負していただき、負けた人は次の人と交代。先に相手チームを全滅させたチームが勝利です。勝利チームはハンター放出の際に1分間の猶予が与えられますが、負けたチームは50mの猶予しか与えられません」

のび太「クイズは苦手だよぉ〜」

ネコ娘「わ、私も考えるのはあんまり……」

知力にもそれぞれ差があり、クイズが苦手だという逃走者もいるが何せチーム戦。チームの結束力を活かして頑張ってほしい。

ユレト「そして今回、作者である私が問題の解説係を務めます。よろしくお願いします」

スタッフ「代表者は五十音順です!ではいきましょう!」

逃走中チーム戦、最初の勝負が今幕を開けた……!




・・・・・・

※カッコ内は番手

青チーム:十六夜咲夜(1)    
赤チーム:鬼太郎(1)

咲夜「しょっぱなが大事だし、負けられないわ」

鬼太郎「お手柔らかにね」

スタッフ「では問題!」



【問題:糸を用いた網を張り、昆虫などを捕食する】ピンポーン!

スタッフ「早い!咲夜さんどうぞ!」

咲夜「『蜘蛛』!」

ユレト「えーと……正解です!【糸を用いた網を張り、昆虫などを捕食する節足動物は何でしょう?】正解は蜘蛛です。さすがの反射神経ですね」

文「(あれ……?あのユレトさんという人、咲夜さんの回答を聞いてから答えが書かれているであろう紙を見たわね。そういうスタイルなのかしら?)」




青チーム:十六夜咲夜(1)    
赤チーム:ギロロ(2)

咲夜「このままいくわよ!」

ギロロ「俺が止める……!」

スタッフ「問題です!」



【問題:他人への羨み、僻み、等の気持ちを表した言葉で、英語ではジェラシーと言われる感情は】ピンポーン!

咲夜「しまった!押し負けた!」

スタッフ「タッチの差ですが押したのはギロロさん!どうぞ!」

ギロロ「『嫉妬』だ!」

ユレト「正解!【他人への羨み、僻み等の気持ちを表した言葉で、英語ではジェラシーと言われる感情はなんでしょう?】正解は嫉妬です。一般的にネガティブとされる感情なので、できる事なら持ちたくないですね」




青チーム:上条当麻(2)    
赤チーム:ギロロ(2)

上条「クイズとか俺には厳しいだろ……」

スタッフ「では問題!」



【問題:豆をまき、年の数だけ豆を食べる】ピンポーン!

スタッフ「おお、押しましたね!上条さん!」

上条「『節分』だろ!?」

ユレト「正解です!【豆をまき、年の数だけ豆を食べる日本の伝統文化が行われる日を何というでしょう?】正解は節分です。元々は、季節の変わり目の日という意味があるみたいですよ」



青チーム:上条当麻(2)    
赤チーム:クー子(3)

クー子「知ってる問題がでたら……嬉しい」

上条「これは連勝あるか!?」

スタッフ「あーこれ解けるかな……問題です!」



【問題:英語で表すとpsychologyこの学問は?】

上条「ん?ん〜〜〜?」

クー子「英語……わからない」

スタッフ「おっとこれはどうだ!?時間が来てしまうぞ!」



ブブーッ!

スタッフ「時間切れです!この場合両者不正解となり両者とも交代となります」

上条「英語はきちぃぜ〜〜」

高校生上条、英語の知識はなかったか……

ユレト「解説します。phychologyは心理学という、人の心を研究する学問です。英語問題にしては簡単なほうだったのですが、不向きだったということで。次いってみましょう」




青チーム:希月心音(3)    
赤チーム:クッパ(4)

ココネ「クッパさんが相手ですか。ここは勝たせてもらいますよ!」

クッパ「ガハハハ!王であるワガハイが負けるわけないわい!」

スタッフ「この対戦はなんか熱いですね。では問題です!」



【問題:三つに分けた紐状のものを一本の太い束にする、髪形などで】ピンポーン!

スタッフ「ココネさんどうぞ!」

ココネ「『三つ編み』……ですかね?」

ユレト「正解です!【三つに分けた紐状のものを一本の太い束にする、髪形などでよく使われている編み方は何でしょう?】正解は三つ編みです」

クッパ「そんなんワガハイにわかるわけないわい!」



青チーム:希月心音(3)    
赤チーム:ケロロ(5)

ケロロ「ゲロゲロゲロ!ワガハイは頭もいいってところを見せつけてやるであります!」

ココネ「アクの強い人が続くなぁ……」

スタッフ「では問題です!」



【問題:原子番号94】ピンポーン!

スタッフ「おっと心音さん押した!早いぞ!」

ココネ「あ、あれ?94番……94番なんだっけ……?『ウラン』?」

ユレト「ウランは……おっと不正解!心音さん回答権なくなります。問題の続きをどうぞ!」



【問題:原子番号94番、元素記号Puで表される元素は何でしょう?】

ケロロ「う〜ん、Puでありますか」ピンポーン!

スタッフ「ケロロさんどうぞ!」

ケロロ「『プルトニウム』でありますかな?」

ユレト「正解です!【原子番号94番、元素記号Puで表される元素は何でしょう?】正解はプルトニウムです。ウランは92番ですね。惜しいですが」

ココネ「あ〜〜やっちゃった〜〜!」

ケロロ「しかし心音殿、間違えたとはいえ番号だけで押せたのは大したものでありますよ」




青チーム:霧雨魔理沙(4)    
赤チーム:ケロロ(5)

魔理沙「やってやるぜ!」

スタッフ「魔理沙さん気合入ってますねー。問題です」



【問題:視力が完全に失われることを医学用語で】ピンポーン!

スタッフ「タッチの差で魔理沙さん!答えをどうぞ!」

魔理沙「こいつは簡単だな。『失明』だ!」

ユレト「正解です。【視力が完全に失われることを医学用語で何というでしょう?】正解は失明です。病気や事故などで失明するケースは現代日本でもまだあるみたいです。皆さまもお気を付けください」