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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ボカロ曲自己解釈小説!! ( No.4 )
- 日時: 2018/01/08 11:23
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
真っ暗真っ暗。
僕の心も、この景色も。
真っ暗だ。真っ暗だ。
この景色が澄みきって、明るく照らしても…僕の心は真っ暗。
「なにしてんの…?」
「……っ!?」
屋上で、手摺に体をもたれ掛かっていたら聞こえた。
あの声。
その声。
それは、昨日聞こえなかった、君の音。
聞きなれた君の音。
バッと振り替える。
「そろそろしたら、ホームルーム始まっちゃうよ?」
「ああ…、うん。行くよ。」
不思議だった。
あの闇の中に溶け込んだみたいだったが、本当に溶け込んでしまったのだろうか?
そして、朝には戻るのだろうか?
とにかく、不思議だった。
あの夜空に消えたところしっかりと見ていたのに。
夢……だったのか?
今、この頃テスト勉強で寝不足で朝の時間帯は眠い。
朝にここに来て、そして微睡んでいたらそんな夢を……?
きっとそうなんだ。
だって、ここにいるもの。
君は。
ふふ…っと笑いがもれる。
「あれ?笑うなんて、珍しいね。」
「ううん、ちょっとね…。」
そうやって、会話していることが楽しい。
意味は違うかもだけど、いなくなってはじめて感じる良さ。
って感じなのかもしれない。
教室の扉を開けて、席についたとき丁度ホームルームのチャイムが響いた。
【続き >>5】
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