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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: テイルズオブメロディーア ( No.3 )
- 日時: 2018/02/10 14:13
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
三人は先へ進もうと歩き始めた矢先。
「ッ!?フレイムホール!」
アリアがそう唱えると赤い火炎放射が空に放たれ、空から弓矢が力を無くして
落下する。
「弓使い、だね。…でもなんで私たちを…」
「…敵意むき出しみたいだな、相手は」
三人は目の前の少年に目を向けた。
真っ白い髪を揺らし少年はゆっくり弓を構えた。
「貴方、礼儀がなってませんよ?名乗るのが先ではないの?」
アリアは相手を刺激しないようそっと少年に言った。
少年は構えを解き、口を開いた。
「カテラ、主にそっちの二人を射抜くよう言われた」
辺りに冷たい空気が漂う。
「ブリザード」
そう呟くと全方向から氷柱が三人を襲った。
アリアは素早く詠唱する。
「凍える大地に恵みの火炎を!——烈火の吹雪!」
三人を中心に炎の竜巻が起き冷たい空気ごと溶かしてしまった。
ダルクは素早くカテラの背後に回り剣を振り上げ振り下ろそうとする。
だがすぐに中断し大きく跳び退いた。
ついさっきまでダルクがいた場所に大きな氷の柱が立ち上がった。
「…残念、あのままだったら苦しまずに済んだのに」
「そうか、それは残念だったな。だがお前の相手は二人じゃないはずだぞ?」
ダルクは不敵な笑みを浮かべ剣で斬りかかった。
カテラも少し口を歪まし弓矢を放った。
その弓矢は氷の竜になりダルクを飲み込む。
「…頼みますよ」
アリアは静かに呟いた。
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