二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: テイルズオブメロディーア ( No.10 )
日時: 2018/02/11 10:43
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


「計画の前にハクア、お前はダルクをここへ連れてこい」
ハクアと呼ばれた少年は一瞬戸惑う。
「ダルク…兄さんを?」
「お前も彼と一緒にいたいだろう?」
ハクアは黙って頷いた。

「リデット、ダルクが反攻するようなら奴と戦っても構わない。だが殺すな」
リデットと呼ばれた青年は楽しそうな笑い声を零した。
「ははっ、ならそうさせてもらうぜ!」

 ■

「…ダルクが!?」
ダルクは自らがエレメンツから逃げ出してきたということを初めてここで話した。
三人が驚く中、ダールだけは驚くことはなかった。
「なら気を付けろよダルク。奴らはきっとお前を取り返しに来る、絶対だ。
 悩むな、悩むなら俺たちに相談しろ」
ダールは念を押す。

彼の予感は100%当たると言っても過言ではなかった。
暗くなってきて四人をここに泊めることに決め、全員が眠った後ダールだけは
起きていた。
そして一冊の本を手に取る。

そこにはステラの身に着けている羽のネックレスが映っていた。
「…ダルクが身に着けているモノはニセモノ、そしてステラの身に着けているモノが本物…か。
 …慈悲深い英雄ステラーダの羽飾り、か…」
そのページを読みダールはある一つのことに辿り着く。

「(…まさか、な。そんなはずが…俺の考えすぎか)」
本を閉じ棚に戻した。