二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: テイルズオブメロディーア ( No.13 )
日時: 2018/02/11 13:44
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

一人で外にいたダルクは剣の柄に手をかけ辺りを睨んだ。

「…ハクアか?いるのは分かってるぞ」
屋根の上に白いマフラーで口元を隠した少年がダルクを見つめていた。
ハクアは屋根から飛び降りる。

「久しぶりだな、だがまだしっかり隠れられていない……何の用だ?」
「呼んでる、あの人が…来ないならみんな射貫く」
ハクアは弓矢に手をかけようとした。
「分かった…アイツらに手を出すな。ハク———がッ!!?」
油断しきっていたダルクの鳩尾にハクアの肘打ちが入りダルクは気を失った。

「リデットから守るため…」

 ■

「ダルクがいない、だと!?」
全員が驚愕する。
昨晩まで一緒にいたダルクがいない。

「…一旦全員落ち着け」
ダールは一冊の本を取り出し真っ白なページを開いた。
するとそこに一つの情景が浮かんでいた。

「見たことない魔法だな…」
「あまり有名な魔法ではないからな。…おそらく彼は近くのサーカスのテントに
 いる。恐らくだがエレメンツとの戦いになるかもしれない、俺はここを離れられない。
 助けに行くなら…行ってこい」
ステラとアリア、ルイドは目を合わせ頷き店を出ていった。

 ■

「ッ!(やっぱり、か…)」
過去よりもハクアの腕は上がり、ダルクはまんまと罠にかかり足元を凍らされ身動きが
とれなかった。

「抵抗しない方が良い。すればするほど全身が凍る…」
「…ずいぶんと腕が良くなったなハクア。だが俺も抵抗せずにはいられないんだよな」
ダルクの足元に黒い炎が燃え上がり氷を溶かしていく。
ハクアは微かに目を見開く。

「ハクア、変われ」
ハクアはすぐ後ろに下がった。

「やっぱり、か…リデット」