二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: テイルズオブメロディーア ( No.14 )
日時: 2018/02/11 14:11
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

不敵な笑みを浮かべながらリデットはダルクの前に立った。

「やっぱりお前がいねえと物足りねえよ。だが、やっとやりたかったことができるな」
「予想はできるがとりあえず聞く。一体、何のことだ?」
ダルクは剣の柄に手をかけた。

「そりゃあ…お前と戦うことに決まってんだろ!!」
リデットは跳躍し電気を纏った鉤爪でダルクを切り裂こうとする。
それを軽々とダルクは後ろへ避け剣を抜いた。

「全く厄介な奴に目を付けられたな俺は…」
ダルクとリデットは同時に踏み込みぶつかる。
「——妖刀の極意・線」
「ッ!?」
ダルクの剣の刃が黒く輝きその光が一本の鎖になりリデットの身体に巻き付く。
そのままダルクは柄を握りリデットを投げ飛ばす。

「随分と隙だらけになったなぁ、ダルク!!」
「しまっ———ガハッ!!」
鉤爪のない左腕に電気を纏いダルクに拳をぶつける。
何バウンドかし、体を引きずりながらダルクはそこに仰向けで倒れた。

「(…すまないなステラ——)」

 ■

足場の悪い道を三人は走り目的地を目指していた。
「ッ!ねぇあそこ…」
近くの木に一人のエルフの少女が倒れていた。
酷い傷を負っていた。

「…ッ貴方、たちは…」
「あ、動かないでください。治しますから」
少女を横にさせアリアは傷を癒していく。

「あのありがとうございます…」
「気にしないでください。貴方はなぜここに?何かされたのですか?」
アリアの問いかけに少女は俯きながら話し始める。

「私はスイコと言います。脱走して来たんですエレメンツから…私はあまり人を殺すことは
 できないから捨てられてしまって…」
「ひっどい話だな。許せないぜ」
「あ、なら仲間になってよスイコ!」

全員が「え?」とステラの顔を見た。
「いいじゃん別に…ここから真っすぐ行くと情報屋さんがあるの、あそこの店主の
 ダールさんのところにいてくれれば私たち絶対行くからね!」
ステラは先を急いだ。